150.御庭番五人衆

【登場人物】  
サーロイン ローラーレンジャーズのリーダー。サーは敬称。
三洲次 元盗賊だった日本男児の侍。発音は「みすじ」。
接近戦最強のくノ一(忍者)。すぐキレる。
ロース こんな名前だが細身で美人なエルフの女魔法使い。
ランプ お金一筋のエルフの司教。パーティーの知恵袋。
ブリスケット 日本オタクのエルフの僧侶。あだ名は「ブリ助」。

読了時間 (目安):約24分(動画無)約32分(動画込)
※画面撮影アプリの影響で動画にノイズ音があります。申し訳ありません。
※ページが崩れる場合、本サイトのキャッシュをクリア願います。




 

盾ぇぇぇ............

 






──── 地下10階 ワードナ事務所......



ワードナの事務所内は広さ・高さともに他の玄室よりも大きい一方で、
その巨大さに反して物が少ないため、誰もがひと際広大な印象を受ける様相を呈している........。

そして、その部屋の中で特に目立っているのが、入り口側を背に部屋の中央に鎮座している玉座であった。
入り口側を背にしているのは、玉座の背もたれには魔法を反射する力があり、急な襲撃に対応するためである。
そして、その玉座には今、事務所の主であるワードナが座っていた。

一方、いつもはワードナとバンパイアロードの2人で居ることが多い事務所だが、
今日はレベル10メイジやレベル8ビショップなどが大勢詰めかけており、珍しく多くの人で溢れている。
そして彼らは、玉座に座っているワードナに向かい、背もたれの側から陳情をしていた........

メイジA 「ワードナ様!!
 次の会長を早く選出願います!!!」
ビショップA 「なぜ次の会長を選出されないのですか?!」
   
ワードナ 「……………………………………」
   
メイジB 「統率する者がおらず、大変困り果てております!!」
ビショップB 「このままでは、我らはまともに働けませぬ!!!」

ワードナは玉座から立ちも振り向きもせず、背もたれの向こう側にいるメイジ達に言い放った........

ワードナ 「6代目アーチメイジも殺されたそうだな…………、
 あの下らぬハエどもに……………」
   
メイジC (ぼそぼそ…)ハエ………?
ビショップC (ぼそぼそ…)ローラーレンジャーズのことでは………
   
ワードナ 「俺が問いたいのは一つのみ、
 『何故に協会のメイジどもはそれ程まで弱いのか』」
   
メイジ達 「「………………………………」」
   
ワードナ 「協会に所属したからといって終わりではない、そこから始まりだ。
 より冒険者を殺し、より強くなり、俺の役に立つための始まり」
   
ビショップ達 「「………………………………」」
   
ワードナ 「ハエを殺してきたのは常にポイゾンジャイアント、ドラゴンゾンビ、ハイプリースト………
 ……協会以外の魔物たちばかりだ。
 しかし協会はどうだ? 何度ハエを潰した?」
   
メイジD (ぼそぼそ…)そんなことを………
メイジE (ぼそぼそ…)わしらに言われても………
   
ワードナ ”そんなことをわしらに言われても”
 何だ? 言ってみろ
   
メイジD 「(ギクッ!?こ……こんな小声も聞こえるのか?
メイジE 「(ギクッ!?まずい………
   
ワードナ 何がまずい?
 言ってみろ

玉座の背もたれの横に......ワードナの右手が音も無く出てくると........その手の平が赤く光り出した........、

それは明らかに......攻撃呪文の兆候..........!

メイジD お許しくださいませ!!
メイジE ワードナ様、どうか、どうかお慈悲を!!

が........ワードナの手の平の一際眩く輝いた刹那........



ワードナ は ラハリトをとなえた.
レベル10メイジD はしんだ.
レベル10メイジE はしんだ.



......2人のメイジ灼熱の炎に焼かれて......死んだ............。


ビショップD 「(なんでこんなことに?
  殺されるのか?
  せっかく上級魔術師協会に入れたのに……)」
ビショップE 「(なぜだ………なぜだ………、
  俺はこれからもっと………もっと………)」
   
ワードナ 「俺よりもハエの方が怖いか?」
   
ビショップD 「(ギク!!)」
ビショップE 「………いいえ!!」
   
ワードナ 「お前らはいつもハエ達と遭遇した場合、逃亡しようと思っているな」
   
ビショップD いいえ、思っていません!!
ビショップE 私たちはワードナ様のために命をかけて戦います!!
   
ワードナ 「お前らは俺が言うことを否定するのか?」
   
ビショップD 「………………………………」
ビショップE 「………………………………」

玉座から唯一見えるワードナの右手が、今度は青白く光ったかと思うと........


ワードナ は マダルトをとなえた.
レベル8ビショップD はしんだ.
レベル8ビショップE はしんだ.


ビショップD ぐわあああぁぁぁっ!!
ビショップE うおおおぉぉぉっ!!
   
   
メイジF 「(だめだ、お終いだ………)」
ビショップF 「(肯定しても否定しても殺される………)」
メイジF 「(戦って勝てるはずもない………)」
ビショップF 「(逃げるしかない!!)」

その瞬間........、
レベル7メイジFレベル8ビショップFは、脱兎の勢いで出口に向かって走り出した!!!



ワードナ は、レベル10メイジFに きりかかった.
そして、いっかいあたり、13のダメージ.
レベル10メイジF はしびれて、うごけなくなった.
レベル10メイジF は 4 もレベルをさげられた!

レベル10メイジF は、くびをはねられた!



ワードナ は、レベル8ビショップFを つきさした.
そして、いっかいあたり、14のダメージ.
レベル8ビショップF はいしになった.
レベル8ビショップF は 4 もレベルをさげられた!

レベル8ビショップF は、くびをはねられた!



メイジ達 「「!!?」」
ビショップ達 「「!!?」」
   
メイジG 「(い………一瞬の内に玉座から………出口のところに………?!)」
ビショップG 「(早過ぎて………動きが見えなかった………!?)」
メイジH 「(あ………あれが………人が出せるスピードなのか………??)」
ビショップH 「(に………人間の勝てる相手では………ない!!)」
   
   
ワードナ 上級魔術師協会は解体する
   
   
メイジ達 「「!!」」
ビショップ達 「「!!」」
   
ワードナ 「最後に何か言い残すことは?」
   
メイジG わしらはまだお役に立てます!!
ビショップG もう少しだけご猶予を頂けるならば、必ずお役に!!!
   
ワードナ 「具体的にどれ程の猶予を?
 おまえらはどのような役に立てる?
 今のおまえらの力で、どれ程のことができる?」
   
メイジG ソコルディを……!!
ビショップG 以前派遣いただいたハイウィザード様と同じく、ソコルディを教えていただければ……」
メイジH 「……わしらは必ず習得してみせます!!
ビショップH より強力な呪文使いとなり、戦います!!!


ブン!


ワードナは先ほど刎ねたレベル10メイジFを、メイジとビショップ達の前に放り投げた!!



ゴトン............ゴロゴロ..............


メイジ達 「「………………………………」」
ビショップ達 「「………………………………」」
   
   
ワードナ 「なぜ俺がお前らの指図でソコルディを教えねえばならんのだ、
 甚だ図々しい、身の程を弁(わきま)えろ
   
メイジG 「……………
ビショップG 違います!! 違います!!
メイジH わしらは……」
   
ワードナ 黙れ、何も違わない、俺は何も間違えない
   
ビショップH 「………………………………」
   
ワードナ 「全ての決定権はこの俺に有り、俺の言うことは絶対なのだ。
 おまえらに拒否する権利はない、
 俺が"正しい"と言った事が"正しい"のだ」
   
メイジ達 「「………………………………」」
ビショップ達 「「………………………………」」
   
ワードナ 「おまえらは俺に指図した…………死に値する
   
メイジA 「こ……………このような仕打ち……………」
ビショップA 「…絶対に許せぬっ!!!」
メイジB 「これまで大勢の仲間が、命を賭して………あなたの為に働いてきたのですぞ!!!」
ビショップB 「それに対する感謝も無く………むしろ、我らを殺すと言うのか?!!」

メイジビショップ達の目には..........主の裏切りと一方的な態度に対する怒りが見て取れた!!!

メイジC 今、ワードナは玉座から離れ、無防備じゃっ!!!
ビショップC ありったけの攻撃呪文を叩き込めえええぇぇっ!!!

その声とともにメイジビショップ達は、
一斉にマダルトラハリトバディアルワードナへ向かって撃ち込んだっ!!!



大量の凍気火炎呪いの力が出口の前に立つワードナを襲うっ!!!



ワードナの居た場所は....、

....巨大な爆炎爆発........
........極端な温度差で生まれた雷の轟(とどろき)........
............真っ黒に染まった........

....................それらで完全に染められた..................!!!



メイジG 「これほどの数の呪文を喰らえば…………」
ビショップG 「例え悪の大魔術師と言えども…………」


ゆっくりと雷鳴と煙幕が薄れていく中........
........メイジビショップ達が目を凝らして攻撃箇所を確認すると........


....................そこに人の影は無くなっていた....................



メイジA 「殺ったか……………?」
ビショップA 「ふはははははっ!!!!」
メイジB 「あれだけの攻撃を喰らえば、例えワードナと言えど……」
ビショップB 「……跡形も無く吹っ飛んだか!!!」
   
メイジC !?…………違う!!!
ビショップC 上だあああぁぁっっ!!!


メイジビショップ達が一斉に天井の方を見ると、
ジャイアントやグレーターデーモン数匹分にも及ぶ高さの天井付近まで、
ワードナは飛び上がって攻撃を避けていた!!!!


メイジG 「な…っ?!」
ビショップG 「ま…また、避ける動きさえ見えなかった!!?」
メイジH 「あ………あの跳躍の高さ…………し、信じられん!!?」
ビショップH 「ま……待て!!
 ワードナが唱えてるあの呪文と構えは……?!」

遥か上空に跳躍したワードナは........


敵たち 「「ティルトウェイト?!!」」

......この迷宮にいるどのメイジ達も追随できぬ素早いスピードで、ティルトウェイトを詠唱していた!!!


メイジG 「誰か次の攻撃呪文をっ!?」
ビショップG 「ダ……ダメだ、ワードナの詠唱スピードが早すぎて間に合わないっ!!
メイジH 「せめて直接攻撃は…?!」
ビショップH 「無理だっ!!!
 あ、あんな高空まで跳躍をされたら………直接攻撃が届く訳がないっ!!!



そして詠唱を終えたワードナは............




ワードナ 「ゴミは………燃やすだけだ…………、
 ティルトウェイトォォォッッ!!!




ワードナがそう叫ぶと同時に、メイジビショップ達核の爆炎に包まれた!!!!!


敵たち 「「ぐわぉおおおぉぉぉっ!!!」」



ワードナ は ティルトウェイトをとなえた.

レベル10メイジ はぜんめつした.

レベル8ビショップ はぜんめつした.



敵たち 「「ぉ……ぉ…………………………」」


全てのメイジビショップ消し炭に変えた爆炎が消えていく中........、
ワードナは上空から降りてくると........、

........ダンッ!

......事も無げに、床へと着地した!!


と、同時に........事務所の一番奥から........、

パチ パチ パチ パチ パチ.....!!

....バンパイアロードが拍手をしながら近寄って来た。


バンパイアロード 「さすがワードナ殿です。
 スピード、跳躍、攻撃、詠唱………どれもが芸術の域に達する素晴らしさ……!!」
   
ワードナ 「…………………………………」
   
バンパイアロード 「どんなに成長した冒険パーティーと言えども、ワードナ殿のそのスピードと動きには付いてこれないでしょう。
 ローラーレンジャーズごとき、恐れることは無いのでは……?」
   
ワードナ 「俺が………いつ、恐れたと……………?」
   
バンパイアロード 「あ………これは思慮の足りない発言を………………」
   
ワードナ 「…………………………………」



ゆっくりと姿勢を正したワードナは、汚いものを見る目で........



............メイジやビショップの消しカスを見下ろしていた................







上級魔術師協会..........活動完全停止!!






【目次】

1周目:人外の助っ人

2周目:御庭番五人衆




■1周目:人外の助っ人





──── ギルガメッシュの酒場 早朝......

いつも通りローラーレンジャーズの6人が腹ごしらえのために店に入ると、
これまたいつも通り、親衛隊長あがりの酒場のコックがテーブルまで来た。

酒場のコック 「おはよう、ロインさん」
サーロイン 「おはよう」
酒場のコック 「今日はこっちで朝食を決めていいかい?」
サーロイン 「何かおススメでも?」
酒場のコック 「世界の料理をいろいろ勉強しててね。
 せっかくだから味を見てほしいんだ」
ランプ 「いいですね!」
ブリスケット 「任せやすよ」
酒場のコック 「じゃ、待っててくれ」

酒場のコックは厨房に戻ると、例のグラマラスなウエイトレスと一緒に料理を持ってテーブルまで戻って来た。

ウェイトレス 「おまちどうさま!」
酒場のコック 「さ、試してみてくれ」
サーロイン 「これは…?」
酒場のコック 「中国の料理で、『ホイコーロー』って言うんだ」
ロース 「へぇ~……」
三洲次 「どれどれ………むぐむぐ……」
「ガツッ!ガツッ!ガツッ!ガツッ!ガツッ!
 うめぇっ!!
ランプ 「モグモグ………うん、おいしいですよ」
ブリスケット 「むしゃむしゃ………これが中国料理っすか」
酒場のコック 「俺の中華料理、少しウソある。
 でも、それいいウソ。
 美味しいウソ」
サーロイン 「は?」
酒場のコック 「いや、本場のホイコーローは葉ニンニクを使うんだが、
 ここじゃ手に入らないから、キャベツで代用したんだ」
ロース 「もぐもぐ………ふ~ん、
 でも美味しいから、これはこれでイイと思うわ!」
「ガツッ!ガツッ!ガツッ!ガツッ!ガツッ!
 これ、うめぇっ!!
三洲次 「桃がたいそうお気に召したようで……」
酒場のコック 「じゃ、冒険中に小腹が空いたときに食べれるよう、持って行くか?」
「うぃっ!!」
ランプ 「でも、どうします?
 ちょっとベトベトしてますし?」
ウェイトレス 「そうねぇ………瓶なら入れても大丈夫じゃないかしら?
 広口のなら、食べやすし」
酒場のコック 「そうだな」
サーロイン 「じゃ、桃のために入れてくれるか?」
ウェイトレス 「じゃ………………フタをして、……はい! これで、どう?」
「サンキュ!!」
ロース 「良かったわね、桃」
酒場のコック 「じゃ、後はごゆっくり」
ウェイトレス 「ハンサムさん、今日も頑張ってね!」
ブリスケット 「へい!! 任せてくだせぇ!!」
   
サーロイン 「よし!!
 腹ごなしを終えたら、今日も張り切って地下に潜ろう!!」






──── 地下10階 入り口......



それでは本日も、いつも通り地下10階第三玄室までを周回していきます!


──── 第一玄室(1周目)


バンッ!        ← 扉を蹴破った音


サーロイン な?!


三洲次 うわっ!(ひょい!)」


「よっと!(ひょい!)」


サーロイン うおおぉっ?!(ひょい!)」


敵の奇襲ターン終了........


三洲次 「あぶねぇぇ……」
ランプ 「こいつらでラッキーでしたね」
サーロイン 「よし!! 一気に勝負を決めるぞ!!
 ロース!?」
ロース 「オッケー!!」


楽勝ぉっ!!



ランプ 「では、宝箱を開けましょう!!」
ロース 「前回、アイテム運が上向いたから、期待していいかしら?」
三洲次 「こればかりは、開けてみないと何とも………」
ブリスケット 「とりあえず、カルフォの結果は『ガス爆弾』っすね」
サーロイン 「桃の見立ては?」
「ん~~~……………まぁ、そうっぽいぜ」
ランプ では、レッツオーーープン!!!


「むっ…………と、開いたぜ」
ランプ 「どれどれぇ~……」


ランプ 「お金だけ…………」
ロース 「えぇ~~……」
三洲次 「こりゃ、アイテム運は上向ききってないな………」


ガサッ!


サーロイン 「………ん?!」
ブリスケット 「何か音がしやしたね………」
ロース 「え? 誰かいるの…?」
サーロイン 全員、周囲に注意っ!!!
三洲次 「くそ………っ!!」
ブリスケット 「………ごくっ!」
ランプ 「………………………………」
ロース 「どう………?」
サーロイン 「何か………居るか………?」
ブリスケット 「ん~~と………………」
   
   
??? 「ブルルル……ッ」
   
   
ブリスケット 「お? ゴーゴンの声っす」
ロース 「どこかそこら辺に居るんじゃない?」
ランプ 「奇襲だけは勘弁願えないですかね………」
サーロイン 「近くに姿は見えるか?」
ブリスケット 「え~~~と…………見渡す範囲にゃぁ、姿は見えねぇっすぜ………」
三洲次 「なんですかね、声だけ聞こえて姿が見えないって………」
サーロイン 「う~~~む…………まぁ、いつ襲われてもいいよう、気を付けながら進もう。
 次へ行くぞ」




??? 「……………………………………」



とりあえず..........、


......第二玄室へ向かいます。


ただ、その頃........


…………………………………………


………………………………


……………………


…………


──── 地下10階 某玄室......


シュルルルルルル........シュタッ!


ニンジャA 「報告致します!!」
   
??? 「うむ……………」
   
ニンジャA 「ローラーレンジャーズがシュートを通り、この地下10階へやって来ました!!」
   
??? 「……………して、首尾は?」
   
ニンジャA 「は!
 助っ人を確保し、奴らが巡回する玄室へ向かっている最中であります!!」
   
??? 「兄上も殺され、我が徳川ファミリーも残り3人……………、
 なんとしても余の代で奴らを止めなければならぬなり!!」
   
ニンジャA 「仰る通りでございます!!
 今度の助っ人は、我らさえも超越する人外なる存在!!
 今回こそ、奴らを倒す好機!!!」
   
??? 「うむ…………、
 丁度ペットを散歩に連れて行く時間であるし………散歩がてら、
 奴らが死ぬ前にもう一度だけ面を拝みに行くなりか………」
   
ニンジャA 「では……?」
   
??? 「すぐにゴーゴンを引くなりっ!!」
   
ニンジャA 「はっ!!」


…………


……………………


………………………………


…………………………………………


──── 第二玄室(1周目)


バンッ!


??? 「む? 誰が入って来た?」


マスターシーフ 「あーーーーっ!!!
 『ホイコーロー・レンジャーズ』!!!」
サーロイン 誰がホイコーローだっ!!?
   
三洲次 「頭文字が『ロ』でさえなくなった………」
ブリスケット 「伝言ゲームって恐ろしいっすな………」
ランプ 「ホイコーローに縁のある一日ですね………」
   
マスターシーフ 「ってか、前から疑問に思ってたんだが、ホイコーローって何だ?」
サーロイン 「…………じゃぁ、その名前はどっから来たんだ………!?」
マスターシーフ 「なぁ?」
   
「ほい」 ← 回鍋肉が入った瓶
   
サーロイン (;-_-)……………………………
   
マスターシーフ 「おぉ!!
 これがホイコーローかっ?!」
ファイターA 「食い物なのか!!」
ファイターB 「美味いのか?!」
   
「ガツッ!ガツッ!ガツッ!ガツッ!ガツッ!ガツッ!
 うめぇっ!!!
   
ファイターC 「おぉ! 美味そうだな!!」
マスターシーフ 「ちょっとくれよっ!!」
   
「ほい」 ← 空になった瓶
   
敵たち 「「………………………………」」
   
サーロイン (;=_=)……………………………
   
ファイターA てめええぇぇっ!!
ファイターB なんで全部食べんだよっ!!!
ファイターC ふつうは少し残すだろっ!!!
   
   
ブリスケット 「なんすかね………この緊張感の無ぇやりとり………?」
ロース 「知らないわよ…………」
三洲次 「今の内に倒すか………」



ファイターA ぐわあああぁぁっ!!!
   
三洲次 「隙を見せすぎだ」


マスターシーフ ぐおおおぉぉっっ!!!
   
サーロイン 一度ぐらいちゃんと名前覚えろっ!!!


ファイター達 「「ぎゃあああぁぁっっ!!!」」


ロース 「片付けたわ」
三洲次 「マスターシーフも、アッサリ倒せるようになったな」
ブリスケット 「以前逃しまくってたのが、ウソの様っすね………」


ランプ 「ま、気にせず、宝箱を開けましょう!!!」
三洲次 「このパーティーの切り替えの早さは、なんなんだ………」
ブリスケット 「では………………カルフォ!!」


ブリスケット 「ふむ………メイジブラスターっすね」
サーロイン 「桃の見立ては?」
「む~~………」


三洲次 おまえ、またかあああぁぁっ!!?
いちいちうっせぇよっっ!!!
サーロイン 「………ロース、また頼める?」
ロース 「はいはい………」


三洲次 おまえも、またかあああぁぁっ!!?
ロース あなたはいちいちうるさいのよっ!!!
サーロイン 「………………ランプ?」
ランプ 「はいはい………」



ロース 三洲次ぃぃいいっ!!!
三洲次 「ははは…………すぃやせん…………」
三洲次ぃぃいいっ!!!
三洲次 おまえは全然違っただろおぉっ!!!
サーロイン 「とりあえず開けてくれる…………?」




・宝石の指輪

ランプ 「『宝石の指輪』が1個だけ…………」
三洲次 「ショボ…………」
サーロイン 「仕方ない、次へ行くか……」


ガサッ!


サーロイン 「……え?!」
ブリスケット 「また音がしやしたね………」
ロース 「またゴーゴンなの……?」
三洲次 「やっぱり何か近くに居るんじゃ……」
   
   
??? 「ニャ~ン……」
   
   
サーロイン 「なんだ、猫か」
ブリスケット 「猫なら問題無ぇっすね」
ランプ 「いや、ここで猫って見たこと無いですよ…?」
三洲次 「むしろ問題あるだろ………」
ロース 「やっぱり変よ、今日って…………」
サーロイン 「う~~~む…………まぁ、周囲に気を配るのだけは怠らないようにしよう。
 じゃ、進むぞ」
ランプ 「大丈夫ですかね……?」
三洲次 「う~ん………」




??? 「……………………………………」



とりあえず、第三玄室へ向かおう..........、


......とした途端!!!

サーロイン 「ん?」


......パッカ...パッカ...パッカ...パッカ...パッカ...パッカ......


ロース 「この音って…………」
ランプ 「多分、殿様のご登場ですね…………」



シーフA 「現れたなりな……ローラーレンジャーズ!!」
   シュタッ!    ← ゴーゴンから降りて
 スタスタスタ…  ← 最前列へ....
ゴーゴン 「ブルルンッ!」

サーロイン 「これはこれは殿様、ご機嫌麗しく」
   
シーフA 「だだだだ誰が殿様なりか?!」
   
三洲次 「おまえだよ………ゴーゴンに乗ってたし…………」
   
シーフA 「先日も言ったでござろう!!
 拙者は貧乏盗賊の徳山棒斗令須(とくやまぼーとれーす)なりと!」
   
ロース 「はいはい……」
   
シーフB 「おまえら、またここで財宝を漁ってるな!?」
シーフC 「盗賊どもめ!!」
   
ブリスケット 「シーフごときに盗賊どもとか言われたくねぇっすよ………」
三洲次 「って言うか、一緒に居るシーフって、もしかして御庭番が化けてるのか?」
ランプ 「護衛ですね」
サーロイン 「おまえらの方こそ、何してんだ?」
   
シーフA 「ペットを散歩させているだけなり」
   
ロース 「ペットぉ…?」
   
キメラA 「キィー♪ キィー♪」
キメラB 「キュー♪ キュー♪」
キメラC 「キョー♪ キョー♪」
   
ブリスケット 「ペットって…………後ろのキメラのことっすか………?」
三洲次 「物騒なペットだな、おい………」
ランプ 「御庭番より全然強そうですし………」
   
シーフA 「親心で聞くが、地上に戻って引き籠る気はないなりか?」
   
サーロイン 「ないね」
ロース 「なに言ってるのよ」
   
シーフA 「そうか………では、これが今生の別れかも知れぬのぉ………」
   
ブリスケット 「何言ってんすか、こいつ?」
三洲次 「無視して、行こうぜ」




スタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタ........


シーフB 「奴ら、行きやがった………」
シーフC 「なめくさりやがって………」
シーフA 「ま………予想通りの反応なりな。
 して、準備のほどは?」
シーフB 「は! 奴らが向かった玄室には……」
シーフC 「…既に助っ人が待機しており申す!!」
シーフA 「よし、おぬしらも行けっ!!!」
シーフB&C 「「はっ!!」」
シーフB  シャッ!  ← 天井に消えた...
シーフC  シャッ!  ← 天井に消えた...
   
   
シーフA 「徳川ファミリーを脅かす存在も………これで終わりなり!!!」







──── 第三玄室(1周目)


バンッ!


??? 現レタナッ!?
 ザコ共ガッッ!!!
   
サーロイン 「この声は…っ!?」


デーモンA ブッ潰シテヤルッッ!!!
   
サーロイン 「やはり…!!」
ランプ 「久しぶりですね、こいつは……」
   
ニンジャB 殿の仇っ!!!
ニンジャC 覚悟しろっ!!!
   
ロース 「ねぇ、後ろにいる2人の忍者って、もしかして………」
ブリスケット 「…さっきのシーフに化けてた御庭番2人っすね」
三洲次 「じゃ、殿様が言ってたのって、これのことか………」
サーロイン 「今さら1匹ていどで、なめられたものだな」


サーロイン 「じゃ、グレーターデーモンは三洲次に任せるとして、
 後ろのウザイのは桃とロースで片付けてくれ」
「うぃっす!」
ロース 「オッケー!!」

戦闘開始っ!!!


ニンジャB ぐほおおおぉぉっっ!!!
   
「け! 弱ぇっ!!」
   
ロース ティルトウェイトオォォッッ!!!


ニンジャC ひぃぎゃあああぁぁっっ!!!


デーモンA 無駄ッ!! 無駄アァッ!!!
   
サーロイン 「想定内だよ。
 三洲次?」
三洲次 「ほい!(スラッ!)」


デーモンA グァワアアアァァッッ!!!(ズシャーン!)
   
三洲次 「口ほどにもないな!!」
ランプ 「では、せっかくなので、お宝は頂いちゃいましょう!!」


ブリスケット 「カルフォの結果は『ガス爆弾』っすな」
サーロイン 「桃の見立ては?」
「む~……………」


三洲次 おまえぇぇぇ、二回連続かぁぁぁ??!
なんでいつもあたいが間違ってる前提なんだあっ??!!
三洲次 むしろおまえが正しかった時、あったかあああぁぁ??!!
サーロイン 「…………………ロース?」



ブリスケット 「…っすね!」
ロース 「…よねぇ~」
三洲次 やっぱり間違ってたああぁっっ!!!
いちいちうっせぇなあっ!!!
 どっちも毒入りじゃねぇかっ!!!
 大して違わねぇよ!!!
三洲次 被害が全然違うだろおおぉっっ!!!
サーロイン 「…………………とりあえず開けてよ」




・極上の鎧

ランプ 「今さら『極上の鎧』…………」
ロース 「やっぱりアイテム運は、いまだ低調ね………」
サーロイン 「じゃ、2周目は復調することを期待して、一旦地上で休もう」


ガサッ!


サーロイン 「……む?!」
ブリスケット 「ここもっすか……?」
ロース 「えぇ~、またなのぉ……」
サーロイン 「さすがに何が居るか、確認するか?」
三洲次 「そうですね………う~んと…………」
   
   
??? 「ワン、ワン、ワン!!」
   
   
サーロイン 「なんだ、犬か」
ブリスケット 「犬なら問題無ぇっすね」
ランプ 「いえ! あるでしょ!?」
三洲次 「ここで犬なんて見たことないでしょ!!」
サーロイン 「アタックドッグとか居ただろ?」
三洲次 「え? ………いや、まぁ…………でも、あいつらもっと上の階ですよ?」
ロース 「やっぱり何か居るんじゃないのぉ、近くに…………」
サーロイン 「ま、とりあえず襲ってくる様子も無いし、
 どうせここで地上に戻るから、無視していいだろ。
 帰るぞ」
ブリスケット 「あいや、待たれい」
サーロイン 「ん? どうした?」
ブリスケット 「前々から思ってたんすが、このガス爆弾の毒って、何か戦闘とかで使えねぇっすかね?」
ランプ 「まぁ、我々が敵を毒状態にできたら、面白いですけど………」
ブリスケット 「せっかくなんで、ホイコーローが入ってた瓶に入れて持ち帰りやすか。
 桃っち、空き瓶をくれやすか?」
「ほい」
ブリスケット 「えぇ~と…………うむ、入ったっす」
三洲次 「おまえ、器用だな……」
ロース 「落とさないでよ」
サーロイン 「じゃ、地上に戻ろう」





??? 「……………………………………」

 


> 1周目の動画に戻るにはここをクリック




■2周目:御庭番五人衆





──── ギルガメッシュの酒場 昼休み......

午前の冒険を終え、昼休みにローラーレンジャーズが店に入ると、
朝と同じようにコックがテーブルまでやって来た。

酒場のコック 「お疲れ、ロインさん」
サーロイン 「あぁ、午前中だけでもだいぶ疲れたよ……」
酒場のコック 「昼もこっちでメニューを決めていいかい?」
サーロイン 「今度はどこの料理だい?」
酒場のコック 「インドの料理だ」
ランプ 「いいですね!」
酒場のコック 「じゃ、用意するよ」

酒場のコックは厨房に戻ると、今回もグラマラスなウエイトレスと一緒に料理を持ってテーブルまで戻って来た。
テーブルには、いろいろな種類のトロミのあるルーの皿々と、パン日本のライスが乗った皿が並んだ。

ウェイトレス 「おまちどうさま!」
サーロイン 「これは…?」
酒場のコック 「インドの料理で、いろいろな香辛料を組合せて作る『カレー』って食事だ」
ランプ 「どうやって食べるんです?」
酒場のコック 「こっちのパンを、ルーに付けて食べるんだ」
ロース 「へぇ~~、
 ルーに付けてっと………モグモグモグ…………あ! おいしい!」
ブリスケット 「ムグムグムグ………ふむ、いいっすねぇ!」
ウェイトレス 「これね、ライスをお皿にとって、ルーをかけて食べても美味しいのよ(ドボドボ…)、
 はい、どうぞ!」 
「む~~…………」
三洲次 「どうした、桃?
 見た目が気になるのか?」
「パクッ…………!!!
 ガツッ!ガツッ!ガツッ!ガツッ!ガツッ!ガツッ!ガツッ!
 これスゲェうめぇっ!!!
ウェイトレス 「いいでしょぉ!!
 これね、『カレーライス』って言うの!!」
「ガツッ!ガツッ!ガツッ!ガツッ!ガツッ!ガツッ!ガツッ!
 おかわりっ!!
ウェイトレス 「どうぞ~!
 たくさん作ったから、たくさん食べてね!」
「ガツッ!ガツッ!ガツッ!ガツッ!ガツッ!ガツッ!ガツッ!
 うめっ!うめっ!うめっ!」
三洲次 「桃がたいそうお気に召したようで……」
酒場のコック 「俺のインド料理、少しウソある。
 でも、それいいウソ。
 美味しいウソ」
サーロイン 「え? また?」
酒場のコック 「いや、本場だとローティーとかナンっていうパンを使うんだが、
 そこまで時間が無かったから、普通のパンとライスで代用したんだ」
ランプ 「むしゃむしゃ…………でも、これでも十分美味しいですよ」
ロース 「もぐもぐ…………ね!」
「ガツッ!ガツッ!ガツッ!ガツッ!ガツッ!ガツッ!ガツッ!
 うめぇっ!うめぇっ!うめぇっ!
酒場のコック 「いい食いっぷりだな」
ウェイトレス 「ねぇ、これも冒険に持って行ってみる?」
うぃっ!!
ウェイトレス 「じゃ、新しい瓶に入れてあげるわね………………はい! これで、どう?」
「サンキュ!!」
ロース 「良かったわね、桃」
酒場のコック 「それじゃ、ごゆっくり」
ウェイトレス 「ハンサムさん、午後も頑張ってね!」
ブリスケット 「へい!! もちろんっす!!」
「ガツッ!ガツッ!ガツッ!ガツッ!ガツッ!ガツッ!ガツッ!
 うめっ!うめっ!うめぇっ!!
   
サーロイン 「よし!!
 腹ごなしを終えたら、午後も頑張っていこう!!」




 

………………………………………


………………………………


………………………


………………


………


──── 地下10階 某玄室......

??? (パンッ!パンッ!)  ← 手を叩いた音

シュルルルルルル......シュタッ!シュタッ!シュタッ!


ニンジャA 「お呼びにより……」
ニンジャB 「…参上致しました!」
   
??? 「奴らの首は取れたなりか?」
   
ニンジャC 「それが………貴重なグレーターデーモンを引き連れて襲いましたが……」
ニンジャD 「誠に残念ながら………」
ニンジャE 「………襲撃は失敗に終わりました」
   
??? 「むぅ………聞きしに勝る以上の手練れなりな…………」
   
ニンジャA 「このままでは、仲間を殺された拙者らも引き下がれませぬ!!」
ニンジャB 「ここは是非、我らに出陣のご指示をっ!!」
ニンジャC 「必ずや、やつらの首を取ってまいります!!!」
   
??? 「そなたらは、徳川ファミリーの御庭番のトップ5………、
 その忍術、頭脳、忠誠心………余はいずれも最高と評価しているなり!!」
   
ニンジャ達 「「ありがたき幸せ!!」」
   
??? 「それゆえ…………余は、そなたらを失いとおはない…………」
   
ニンジャA 「なんともったいないお言葉………」
ニンジャB 「しかし、ご遠慮は要りませぬ!!」
ニンジャC 「我らは徳川ファミリーに命を捧げた身!!!」
ニンジャD 「身命を賭して戦うことに、躊躇はございませんわ!!」
ニンジャE 「そもそも、奴らを偵察・分析してきましたが、私のデータでは勝率99.8%と出ています。
 奴らの敗北は確定しているも同然!!」
ニンジャA 「しかも、それだけではありませぬ!!」
ニンジャB 「例え奴らの方に軍配が上がったとしても、
 奴らが生きて迷宮から戻ることはありません!!」
ニンジャC 「奴らと刺し違えた時に備え、強力な攻撃を用意しております!!」
ニンジャD 「その攻撃は………どのような冒険パーティーも生きて戻れぬほど強力ですわっ!!!」
ニンジャE 「ですので、安心して私たちにお任せ下さい!!」
   
??? 「そなたらの言葉……………大変心強いなり!!
 では、任せたなりぞ!!!
 最強の御庭番五人衆『シノビ・ファイブ』よ!!!
   
ニンジャA 「はっ!!」
ニンジャB 「お任せ下さいっ!!」
ニンジャC 「カレーの準備は?」
ニンジャD 「バッチリよ!」
ニンジャE 「ではっ!!」

シャシャシャッッ!!  ← 天井に消えた...



??? 「………………………カレー?」



………


………………


………………………


………………………………


………………………………………


──── 地下10階 入り口......


それでは、2周目です。


──── 第一玄室(2周目)


バンッ!


??? 死ねえええぇぇ!!!
 ローラーレンジャーズっ!!!
   
サーロイン 「なにっ!?」


サーロイン 「うわっ!!(ひょいっ!)」


サーロイン 「うおっ?!(ひょいっ!)」


サーロイン 「ひえっ?!(ひょいっ!)」

ランプ 「けっこう器用に避けますね」
ブリスケット 「なんか………」
ロース 「違うのよねぇ…………」
ランプ 「違うって…?」
ロース 「ねぇ!! ロイン!!
 あなたらしくないわよっ!!!」

サーロイン 「はあ?!
 なにがあっ??!」

ビショップD 「隙ありっ!!!」


サーロイン ぐほおっ!!

ブリスケット 「そうそう」
ロース 「やっぱりこうじゃないと」

奇襲ターン終了......


サーロイン おまえら本当に仲間かああっ??!!
ブリスケット 「だって……」
ロース 「ねぇ………」
サーロイン 『ねぇ』じゃねぇぇっ!!!
   
ビショップA 「きさまらのせいで、俺たちが所属していた協会はワードナ様に用済みにされたのだっ!!!」
ビショップB 「きさまらさえ来なければっ!!!」
   
サーロイン 「はぁ?!」
ランプ 「そういうのを責任転嫁って言うんですよ?」
ブリスケット 「ワードナにも見限られたんすか………」
三洲次 「全然7代目が来ないと思ってたら、そんなことに………」
ロース 「そういうのを自業自得って言うのよ!」
   
ビショップC じゃかあぁしいぃっ!!!
ビショップD 「きさまらを倒し、ワードナ様の鼻を明かしてやるんだ!!!」
   
サーロイン 「そういうのは、俺たちが相手をしてもいいと思えるほど力を付けてからにするんだな」
   
ビショップE 「なにぃ?!!」
   
サーロイン 「じゃあな」
   
ビショップ達 「「あ、こら!! 逃げるなっ!!」」

バタンッ!       ← 扉を閉めた音


逃走成功。

サーロイン 「時間を置いて入り直そう」

で、入り直す........

バンッ!


サーロイン またあ??!


サーロイン ふおおおおぉぉっ!!!

ファイアードラゴン奇襲ブレスっっ!!?


サーロイン ぐおおおおぉぉっ!!!

が........ブレスを吐いてきたのは2匹だけであった。

サーロイン 「はぁ…はぁ………た、耐えたか?」
ロース 「ロイン、ロイン…」
サーロイン 「え?」
ロース 「リーダーは一番前に立って」
サーロイン 「一番前に………ここ?」
ロース 「そう」
サーロイン 「……………………いや、一番前って…」


サーロイン ふぉごおぉっ!!!

ブリスケット 「そうそう」
ロース 「やっぱりこうじゃないと」
   
三洲次 「なんだよ、それ…………」
ランプ 「あと1匹いますね」
三洲次 「え?」


三洲次 ぐぅほおぉっ!!!

ブリスケット 「そうそう」
ロース 「やっぱりこうじゃないと」

奇襲ターン終了........


ロイン&三洲次 「「おまえら本当に仲間かああっ??!!」」
ブリスケット 「だって……」
ロース 「ねぇ………」
ロイン&三洲次 「「『ねぇ』じゃねええぇぇっ!!!」」


ま、今さらこいつらの奇襲ブレスで壊滅はしないので、
耐えるだけ耐えたら、やり返しましょう!!

サーロイン 「この怒りはどこにぶつけてくれようかっ??!!
 もちろん、モンスターを倒す力へと変えるのだっ!!!
 怒りパワーを我がカシナートに纏いて
 喰らえ、必殺の一撃いいいぃぃっっ!!!


サーロイン 「……………………………………」
   
ブリスケット 「毎回ココぞってぇ時にキッチリ外すって、逆にすげぇっすな………」
三洲次 「俺、むしろちょっと尊敬してきたかも………」
ロース 「これも才能だって認めた方がいいのかしら………」
   
サーロイン (;TT)…………………………


マジで........どうなってんだ、こいつ............




ドラゴン達 「「グィギャアアアァァッッ!!!」」
   
ロース 「片付けたわ」
三洲次 「お疲れ」
サーロイン 「………………………グスン………」



三洲次 「じゃ、宝箱を開けるか」
ランプ 「宝の護り神ドラゴンでしたからね、期待しちゃいましょう!!」
ブリスケット 「では………………カルフォ!!」


ブリスケット 「メイジブラスターっすな」
サーロイン 「桃の見立ては?」
「ん~~~………まぁ、メイジブラスターだな」
サーロイン 「よし、開けてくれ」


「開いたぜ」
ブリスケット 「えぇと…………鎧と………」



ブリスケット 「薬と…………お、盾も入ってやすな」
ロース 「久しぶりの3個入りね!!」
三洲次 「おー! これは期待できるかぁ?!」
サーロイン 「よし、ランプ!
 鑑定だ!!」
ランプ 「はいはい!!
 見せて、見せて!!」


ガサッ!


サーロイン 「……え?」
ブリスケット 「またまた音がしやしたぜ?」
ロース 「ねぇ、絶対に何か居るわよ、ここ!!」
   
   
??? 「コッケコッッコォォォーーーッ!!」
   
   
サーロイン 「な~んだ、ニワトリか」
ブリスケット 「じゃ 問題無ぇっすな!」
三洲次&ロース
サーロイン 「え? だって、ニワトリだよ?」
ロース 「ここでニワトリなんて見たことないわよ!!」
ブリスケット 「まぁ、仮に襲って来たって、ニワトリじゃ大したことねぇっすよ」
三洲次 「いやいや、はるか異国の地じゃ、『コッコ』っていうニワトリが大群で冒険者を襲うらしいですよ!!
 それが、けっこう怖いんだって!!!」
サーロイン 「大丈夫だよ。
 それより、鑑定結果は?」
ランプ 「どれどれ……………あぁ、鎧は『極上の鎧』ですね。
 えぇと、薬は………」
   
ロース 「ねぇ、今の内に、音の正体を確認しない?」
三洲次 「そうだな」
   
   
??? ちっ!
   
   
ブリスケット 「む?!」
ロース 「今のは間違いなく人の声よっ!!」
三洲次 「ロイン!!
 敵がいます!!」
サーロイン 「キャンプ開いてるから、大丈夫だって。
 で、薬と盾は?」
ランプ 「う~んと…………薬は『回復の薬』ですね。
 盾は……と…………」


ガサガサガサ……ッ!!


ロース 「さっきのが動いたわっ!!
 天井よっ!!!」
ブリスケット 「曲者っ!!!」
三洲次 「ほら、やっぱり問題あるって!!!」
サーロイン 「えぇ~~……そうなの?
 じゃ、桃、確認して来てくれるか?」
   
 シャッ!   ← 天井まで飛んだ音
   
ロース 「桃って………天井まで飛べたの……?」
ブリスケット 「さすが忍者っすね………」
サーロイン 桃、どうだーーーぁ?!
   
「ん~~~………………」
   
三洲次 「………………………………」
ロース 「………………………………」
ブリスケット 「………………………………」
サーロイン 「まぁ、そっちは桃に任せるとして、
 鑑定はどうなった?」
ランプ 「ちょっと待って下さい…………えぇと…………」
サーロイン 「珍しく鑑定に手こずってるな…………、
 あ、桃!!
 そっちはどうだぁーーーー?!
   
「いや…………もう誰も居ねぇぜ!」
   
サーロイン 「そうか………じゃ、戻って来ていいぞぉー!
   
 シュルルルルル………シュタッ!
   
ブリスケット 「あの高さを飛んだり降りたりできるんすか………」
ロース 「桃の身体能力あっての芸当ね………」
サーロイン 「ま、大丈夫なことが確認できたところで、
 鑑定なんだけど…………」


ランプ 「……………………………………」
   
三洲次 「なんか時間がかかってますね…………」
   
ランプ 「……………………………………」
   
ブリスケット 「どうしたんすか…………?」
   
ランプ 「……………………………………」
   
「ガツッ!ガツッ!ガツッ!ガツッ!ガツッ!
 うめっ!うめっ!」←パンにカレー付けて食ってる
   
ランプ 「……………………………………」
   
サーロイン 「なぁ、その盾がどうしたんだ……………『盾』?!
   
ランプ 「……………………………………」
   
ロース 「え…? まさか……?!」
   
ランプ 「ちょっと待って下さい………、
 ちゃんと確認をしますから………………」
   
三洲次 「おい…………マジで…………?」
   
ランプ 「う~~~~む………………、
 ……………………………、
 ふむ…………………」


ランプ 「えぇ!!
 断定して良いでしょう!!!」
   
サーロイン 「……………………………………」
   
ランプ 「みなさん!!!
 とうとう見つけましたよ!!!


ランプ 『守りの盾』です!!!


とうとう出たーーーっ!!!


アイテム全種類ゲット、
達成えええぇぇぇっ! ! ! !
(*) バグで入手不能なのは除く。


   
ロース 「出てくるまで、本当に長かったわねぇ!」
ランプ 「でも、最後はやっぱり、アイテムの護り神・ドラゴンが護ってましたね!」
ブリスケット 「で、どうしやすか、これ?」
ランプ 「戦士なら誰でも装備できますが、ま、最後を記念して、
 リーダーが装備するのが良いんじゃないですかね?」
サーロイン 「よし!!
 さっそく装備しよう!!!」
ランプ 「では…………」




感動の最終装備!!!

ついにここまできたぁ~~~!!!



長かったぁぁぁ............



サーロイン 「ふむ、さすが良い感じの盾だな」
三洲次 「では、アイテム全種類ゲットの目標も達成しましたし、
 地上に戻りますか?」
サーロイン 「いや、せっかくだから、いつも通り第三玄室まで回ろう!!」
ブリスケット 「もういいんじゃねぇっすか?」
サーロイン 「盾の使い勝手も見てみたいしな」
ロース 「どうせどの盾を装備したって、あなたには関係無いわよ」
サーロイン 「………………もうちょっと気の利いたこと言ってくれても、よくね?」
ランプ 「ま、稼げるだけ稼いでから帰りましょう!!」
サーロイン 「うむ、では次へ行こう!!」



ってな訳で、アイテムは全種類ゲットしましたが........、


....いつも通り第三玄室まで回ってから帰ります。



──── 第二玄室(2周目)


バンッ!


シュルルルルルル........シュタッ!

サーロイン 「お?」
三洲次 「マスターニンジャですね」
   
ニンジャA 「現れたな、
 ローラーレンジャーズだかなんだか知らねーが……」

シュルルルルルル........シュタッ!

ロース 「もう一体現れたわ!!」
   
ニンジャB 「にわか忍者とか居たところで………」
   
「………………………………」

シュルルルルルル........シュタッ!

ブリスケット 「さらに一体………」
   
ニンジャC 「本物の忍者には勝てねーよ」

シュルルルルルル........シュタッ!

ランプ 「4人目…………」
   
ニンジャD 「いえ…………、
 たとえ『村正』を持った侍でもね」
   
三洲次 「むっ…!」

シュルルルルルル........シュタッ!

サーロイン 「さらにもう一体………」
   
ニンジャE 「俺達が………」


ニンジャA 「…最強の五忍だ!!!
   

ニンジャB 韋駄天のゴーゴー!!
   
ニンジャC 毘沙門天のシュワシュワ!!
   
ニンジャD 弁財天・カオルヨーコ!!
   
ニンジャE 広目天・マッツー!!
   
ニンジャA 摩利支天・服部半蔵門ライン!!
   
ニンジャ達 「「5人あわせて、徳川ファミリー御庭番五人衆
 『シノビ・ファイブ』!!!
    ドオオオォォン!!!

三洲次 「バックが爆発した………」
ロース 「わざわざセット作ったのかしら………」
ブリスケット 「ちゅ~か………また御庭番っすか…………」
ランプ 「やっぱり帰れば良かったですね……………」


サーロイン 「わざわざド派手な登場で申し訳ないが、
 ザコと戦うつもりはないんでね………」
ロース 「じゃぁね」

ガシャンッ!!!

三洲次 「うわあっ!!?」
ブリスケット 「扉が鉄格子で塞がれやしたぜっ??!」
サーロイン 「なにぃい??!」
ランプ 「奴らが襲って来ます!!!」
サーロイン しまったぁっ!!!
   
ニンジャA てめーは、俺が相手だ!!!
 村正侍ィィィ!!!


三洲次 「ぎいいぃっ!!!」
   
ニンジャB 俺たちのこと忘れたのカァ!!!


サーロイン ぐはあっ!!!
 いや、初対面だろ!!!
 ってか、俺が何をした?!
   
ニンジャC うるせェェェ、
 初対面だけど、なんか腹立つんだよォ!!!


サーロイン ふごぉっ!!!
   
「気を付けな、こいつらはホントに危…」
   
ニンジャD 気をつけるのは、アナタよ~ん
   
!?


ズガガガガ!!

ぐほっ!!


逃走失敗ターン終了........


ニンジャ達  ザッ!
   
   
ニンジャA 「フン、徳川ファミリーを苦しめる敵が、
 こんな優男と優女ばかりとはな」
ニンジャB 「おまけに10~20代の若僧ばかり」
ニンジゃE 「私のデータでは勝率99.8%と出てます。
 間違いなくザコです」
   
三洲次 「き、来ますよ、
 どうしましょ、これほどの忍者なんて、俺は勝てる気が…」


カレーライス用意!!!
ブリスケット 承知!!
   
三洲次 両手にカレーライス?!
 ないない!!
 当たり前のようにいわないで!!
 戦えるワケないでしょ、そんなモノで!!!
   
ニンジャA カレーライス用意!!!
ニンジャ達  ジャカン!!
   
三洲次 って、敵も全員両手にカレーライス用意しているしよォォ!!
 何ィィ?!
 俺がおかしいの??
 俺の21年の人生が間違ってましたか??!!
   
ニンジャE 「残念ながら君達の技のデータは、これまでの偵察で算出済みです」
   
ロース 「もしかして、今日していた音の正体って………」
ランプ 「あいつが偵察していた音ですね………」
   
ニンジャE 「このままカレーライスのぶつけ合いをしても、99.8%の確率で封じられるとデータに出ていますよ」
   
うるせェェ!!!
 やってみなきゃわかんねーだろっ!!!(スタタタ…ッ!)
ブリスケット トリプルカレーなめんなっす!!!(スタタタ…ッ!)
三洲次 トリプル??
 俺も入ってんの?!
 それ俺も入ってんの??!!
   
ニンジャA フン、偽物と本物の差を思いしるがいい!!!(スタタタ…ッ!)
ニンジャ達 「「うおおお!!!(スタタタタタ…ッッ!!)」」


バッ! バッ! バッ! バッ! バッ! ......



     ........ザン!!!



ニンジャ達 「「……………………」」←無傷
   
三洲次 「……………………」←カレーをぶっかけられた....
ブリスケット 「……………………」←カレーをぶっかけられた....
「……………………」←カレーをぶっかけられた....
   
   
ブリスケット あ゛づァァづづづづづ!!!
三洲次 あづい!!
 芋が背中に!!
 芋が背中で踊っているぅぅ!!!
   
ニンジャA 「ククク、同じ技でもここまで差が出る………、
 これがお前達と俺たちの実力差だ!」
   
三洲次 「え゙?」
   
ニンジャ達 「「もぐもぐもぐもぐ…」」
   
て、
  
   
三洲次 「なんてこった、俺らの技は完全に見切られていたってのか……」
   
ニンジャA 「フフフ、だから甘いというんだ」
   
ブリスケット 「フッ、甘いのは、あんさんらの方ですぜ」
   
ニンジャB 「なにを…………!!!
ニンジャC うごおおぉぉぉ、身体が!!!
ニンジャD 「かっ身体が…」
ニンジャE 「貴様ら、まさかカレーにガス爆弾の毒を!!?
   
ブリスケット 「しらない人からもらった物を食べんなと、母親に習わなかったんすか?!
 己の技を誇示したいあまりに、墓穴を掘りやしたね!!
 忍術を学ぶ前に、常識を学んだ方が良いですぜ!!
三洲次 オメ~もだ
   
うごおおぉぉぉ………」
   
三洲次 桃ォォ!!!
 どうした?!!
「てめっ、何てことしてくれんだ……、
 小腹がすいて、ちょっとつまんじまったじゃねーか……」
ブリスケット 「そういや、さっき鑑定中に食ってやしたね………」
三洲次 ってか、食糧に毒を入れるな
   
ニンジャA うごおおぉぉぉ………、
 おのれ、これしきの毒で負けるものか!!」
   
三洲次 「ブリ助、早くラツモフィスかけてやれ」
うごおおぉぉぉ………」
ブリスケット 「しょうがねぇっすな……」
   
ニンジャA うごおおぉぉぉ………、
 『忍』の文字は耐え忍ぶという意味もあることを……、
 うごおおぉぉぉ………、
 忘れてもらっては困る!」
   
三洲次 「…え?」
   
ニンジャA 我が忍術、見せれくれよう!!!
   
三洲次 「…?!
   
ニンジャA 忍法、分身の術!!!

 ザ ザ ザ ザ ザ ザ …ッ!!

三洲次 「なにィィっ!?」
   
ニンジャA1 フハハハハハハ
   
ニンジャA2 どうだ!!
   
ニンジャA3 どれが本物か…
   
ニンジャA4 おまえらに…
   
ニンジャA5 うごおおぉぉぉ………」
   
ニンジャA6 分かるかな!?


三洲次 丸分かりだ
ニンジャA ぐえぶ!!!
   
復活っ! ! !


ドガッ!!

ニンジャD ぐはあっ!!
   
やられたら、やられた以上にやり返すだけだぜ!!
   
ニンジャE 「まずい!!
 私のデータによると、このままでは次の攻撃で倒される確率が99.8…」
ロース この攻撃よっ!!!


ドシャアアアァァッ!!!!


サーロイン 勝ったな!!
三洲次 「…………なんだったんだ?
 ………………今の戦い?」


ニンジャA 「ふ……ふふふ………っ!」
   
   
ニンジャA 「はぁはぁ………これで勝ったつもり………だろうが…………」
   
ブリスケット 「久しぶりに、死ぬ前に口上を述べる奴が出てきやしたね」
   
ニンジャA はぁはぁ………これがむしろ…………」
   
ロース 「………………………………」
   
ニンジャA 「永遠なる終わりの………はぁはぁ…………始まりなのさ…………」
   
ランプ 「………………………………」
   
ニンジャA ぐはっ!!
   
   
サーロイン 「……………………死んだか?」
三洲次 「…………死にましたね」
   
   
   
ニンジャA 「(ガバッ!)御庭番死すとも忍びは死せ…」
!!!ドガッ!!
ニンジャA ぐはあっ!!!


御庭番五人衆 シノビ・ファイブ......撃破!!




ランプ 「ま、気にせずに宝箱を開けましょう!!
三洲次 「おまえのマイペースぶりは、マジで尊敬に値するな………」
ブリスケット 「では……………カルフォ!!」


ランプ 「………………………………」
三洲次 「………………………………」
ブリスケット 「………………………………」
サーロイン 「もしかして…………テレポータで俺たちをフッ飛ばそうという魂胆だったのか…………」
ロース 「セコいわね………」
サーロイン 「ま、手を出さなければ良いだけだな」
ランプ ええぇぇ~~……??!
三洲次 「じゃ、次へ行きましょう」
ランプ 「宝箱ぉ…………(ずるずる…)
ブリスケット 「ほら、ランプはん、行きやすぜ(ずるずる…)



宝箱は諦めて..........、



......いよいよ............、



............アイテム集めの旅..............、




..........最後の玄室へ!!!





──── 第三玄室(2周目)


ロース 楽勝ぉっ!!!


三洲次 「え………?
 最後の戦闘が………一番盛り上がらないって…………いいの?」


うるさい、文句はカセットに言ってくれ..........



ランプ 「いいんです!!
 宝さえ手に入れば、それでいいんです!!」
ブリスケット 「カルフォの結果は プリーストブラスター っすね」
サーロイン 「桃の見立ては?」
「う~~ん…………」


「あぁ、そうだな」
三洲次 「判定も盛り上がらないし………」


三洲次 「解除成功しちゃうし………」


・窒息の指輪

三洲次 「コメントに困るラストアイテムだし…………、
 いいのか? 最後がこれで?」
ロース 「さっきから、なにブツブツ言ってるのよ」
ブリスケット 「クールダウンと思いやしょうや」


文句はカセットに言ってくれって............



サーロイン 「ま、これでアイテム収集の冒険も………終わりだな…………」
   
   
サーロイン 「さて………と…………」


サーロイン 「…諸君っ!!!
   
三洲次 「……………………………………」
   
サーロイン 我々は今回の冒険で、3つの目標を掲げた!!!
   
「……………………………………」
   
サーロイン 1つ目は地下迷宮の全容解明!!!
   
ブリスケット 「……………………………………」
   
サーロイン これは達成済だ!!!
   
ロース 「……………………………………」
   
サーロイン 2つ目はアイテムの全収集!!!
   
ランプ 「……………………………………」
   
サーロイン これも、今回でとうとう達成した!!!
   
三洲次 「……………………………………」
   
サーロイン 残るは…………ただ1つ!!!
   
「……………………………………」
   
サーロイン 最終目的である『魔除け』の奪還だ!!!
   
ブリスケット 「……………………………………」
   
サーロイン 次にこの迷宮に来るときは……………
   
ロース 「……………………………………」
   
サーロイン いよいよ最深部まで行き…………
   
ランプ 「……………………………………」
   
サーロイン ……悪の大魔術師・ワードナと戦うことになる!!
   
三洲次 「……………………………………」
   
サーロイン 噂では…………ワードナは、この地で最強の魔術師と云われている!!!
   
「……………………………………」
   
サーロイン だが、諸君!! 案ずることはない!!!
   
ブリスケット 「……………………………………」
   
サーロイン 我々はこれまでの冒険で、十分強くなった!!!
   
ロース 「……………………………………」
   
サーロイン ワードナに打ち勝ち、魔除けを奪還することは可能なはずだ!!!
   
ランプ 「……………………………………」
   
サーロイン 必ずや最終目標も達成し、凱旋しようじゃないかっ!!!
   
!!!




 

 

次回、いよいよクライマックス!!!

 

 


> 2周目の動画に戻るにはここをクリック

 

「151.魔除けを奪還せよ!!」へ



名前 LV H.P. コメント
サーロイン 17 154 18 18 17 18 17 14 1 1 先頭なので次回は重要な役割が待っている。
三洲次 17 150 18 18 18 18 18 18 5 4 次回、「村正」の威力を如何なく見せてくれ!!
21 161 18 18 18 18 18 18 0 0 次回、最強の冒険者の凄さを敵に見せつけてやれ!!
ロース 21 162 18 18 18 18 18 15 0 2 後衛唯一のティルトウェイト使い!頼むぞ!!
ランプ 24 130 16 18 18 17 18 18 0 9 やはりジルワンは、彼の担当となるだろう!
ブリスケット 20 153 18 18 18 18 18 15 3 5 マリクトか?ディスペルか?マモーリスか?

 



【おまけ】

入手した全アイテムボルタック商店に並べてみました。


以上!



【更新履歴】
2021年11月27日:台詞を一部修正。次ページへのリンクを設定。
2021年11月20日:新規公開。