128.沈黙の「沈黙の杖」

【登場人物】  
サーロイン ローラーレンジャーズのリーダー。サーは敬称。
三洲次 元盗賊だった日本男児の侍。発音は「みすじ」。
元接近戦最強の少女。現在は盗賊。すぐキレる。
ロース こんな名前だが細身で美人なエルフの女魔法使い。
ランプ お金一筋のエルフの司教。パーティーの知恵袋。
ブリスケット 日本オタクのエルフの僧侶。あだ名は「ブリ助」。

読了時間 (目安):約12分(動画無)約21分(動画込)
※画面撮影アプリの影響で動画にノイズ音があります。申し訳ありません。
※ページが崩れる場合、本サイトのキャッシュをクリア願います。



今回も未入手のアイテムを求めて、地下10階第三玄室までを2周します。

・守りの盾
・破邪の指輪

ただ......そろそろ1個ぐらい出て来てくれませんかねぇ?!



【目次】

1周目:スーパー魔法使いロース

2周目:沈黙の「沈黙の杖」

番外編:沈黙の「鉄の杖」




■1周目:スーパー魔法使いロース





──── 地下10階 第一玄室(1周目)


いきなり出てきたファイアードラゴンを、あっさり倒す
やっぱり村正って強いわぁ~!




宝箱の罠は毒針だが、こちらもあっさりと開錠
しかも中から、「鎧」2個出てきた。

これはレア・アイテムなら期待できるかな?



ランプ 「おぉ!!
 『英雄の鎧』がありましたよ!!」
ロース 「やっぱりファイアードラゴンって、良い物を護ってるわね!」
サーロイン 「これは幸先がいいぞ!」
三洲次 「この調子で、どんどん行きましょう!」


──── 第二玄室(1周目)


いきなり出てきたポイゾンジャイアントを、あっさり倒す
やっぱりロースって強いわぁ~!


宝箱の罠は毒針で、今回もあっさりと解除する。
安定してきたな。


だけど中身は巻物だったので、今回は大した収穫は無かった。


とりあえず、特に盛り上がることも無いまま、第三玄室へ。


──── 第三玄室(1周目)


1人で散歩中なのでこちらに気付きもしないレベル10メイジを無視すると、次が......


??? 現レタナアアアァァッ!!
サーロイン 「む!」


デーモンA ムシケラ ドモメエエエェェッッ!!!
デーモンB 叩キ潰シテヤルウウゥゥッッ!!
   
三洲次 「ま、またグレーターデーモン……!!」
ブリスケット 「マジで奥から続々と来てんすな……」
ランプ 「ロイン、どうしますか?」
サーロイン 「3匹ていどなら、なんとかなるだろう。
 戦うぞ!!


いざ!!!



デーモンA グギィヤアアアァァッッ!!(ズシャーン!)
   
三洲次 「とりあえず、1匹っ!!」
サーロイン 「相変わらず、さすがだな、三洲次!!」


続いてはブリスケットの攻撃がヒットするが、こちらは倒せない。
まぁ、「力のメイス」では仕方ないよな。

ロース 「次は、私ね!!」
サーロイン 「え?」
ロース ティルトウェイトォォォッッ!!!
サーロイン 「(まぁ………後続の忍者を倒してもらえれば、いいかな………)」


サーロイン 「(……何度も呪文が効くんなら、苦労なんてしないんだよ………)」


デーモンC フィギャアアアアァァッッ!!!
   
サーロイン Σ(; ◎ ω◎):∴!!!
   
三洲次 マジでっ?!
ロース 「あらあら、最近のグレーターデーモンはひ弱ね」



サーロイン (;゜△゜) え?……なに?………なんなの、この女……??


おいおい......なんぼなんでも、グレーターデーモン相手に、何度もすごすぎるだろ......。

マジでなんなんだよ、このロースってキャラ..........



とりあえず、この後はランプモンティノ(魔法封じの呪文)が飛ぶが、こちらは通用せず。

ロース 「さ、片付けてきてね」
サーロイン 「…………はい…………頑張ります……………」


サーロイン 「ほら! ほら!!
 一発で倒したぞ!!」
ロース 「さっきブリ助がダメージを与えた後じゃない」
サーロイン 「お前、どうあがいても褒めないんだな……」


グレーターデーモン3匹相手に、無傷で勝利!!!

ロースティルトウェイト(最強の全体攻撃呪文)で1匹倒したのがデカかったな!


ブリスケット 「カルフォ!!
 …………ふむ、プリーストブラスターっすね」
サーロイン 「じゃ、桃、頼むぞ」
「うぃ~す」



「開いたぜ」
ランプ 「桃も、罠の解除が安定してきましたね」
三洲次 「ブラスター系の解除は、本当に腕を上げたな」
ロース 「あら?!
 『よろい』と『つえ』と、2個もアイテムが入ってるわ!」


・極上の鎧
・捻じれた杖

ランプ 「ちょっとハズレですね……」
ロース 「1周目は『英雄の鎧』が収穫だったわね」
ブリスケット 「とは言え、そろそろ新しいアイテムも欲しいっすよね」
サーロイン 「こればかりは仕方ないな。
 では、第三玄室まで来たし、一旦地上に戻ろう」



 

> 1周目の動画に戻るにはここをクリック



■2周目:沈黙の「沈黙の杖」



では、2周目にいきます。


──── 地下10階 第一玄室(2周目)

第一玄室は........、


....ロースのマカニトで、あっさりと勝利


ブリスケット 「カルフォ!!
 …………ふむ、毒針っすね」
サーロイン 「じゃ、桃、頼むぞ」
「うぃっす」



「開いたぜ」
ランプ 「本当に罠の解除が安定してきましたね」
三洲次 「毒針の解除も、まぁ安定してるよな」
ロース 「あら?!
 『よろい』と『つえ』と、2個もアイテムが入ってるわ!」
ブリスケット 「え?!
 また、鎧と杖っすか?!」
サーロイン 「まさか、また同じアイテムだったりしないか……?」
ランプ 「えぇと………」


・腐った皮鎧
・沈黙の杖

ランプ 「おぉ!!
 全然違います!!
 杖は『沈黙の杖』ですよ!!」
ロース 「モンティノの効果がある杖ね!」
三洲次 「先制できた時に便利ですよね」
ブリスケット 「ま、あっしが既に1本持ってやすがね」
(参考) 第126話「シーフ戦隊 盗賊ファイブ」
サーロイン 「『沈黙の杖』は使うと破損する可能性があるが、これでますます気兼ねなく使えるな」
ロース 「じゃ、チャンスがあれば、バンバン使っていかない?」
サーロイン 「そうだな。
 では、アイテム運が上向いたところで、第二玄室へ向かおう!!」





──── 第二玄室(2周目)

こちらでは......、



....目当ての敵が出るまで、しばらく出入りを繰り返す。

三洲次 「なんか今、ゴーゴンがいたけど…?」
ブリスケット 「やっぱ、先日逃げ出した奴っすかね…?」
ランプ 「まだ逃げ続けてるんですか…?」
ロース 「逞しく生きてるわね」

そして......、



サーロイン 「お! ファイアードラゴンが出て来たぞ!」
三洲次 「しかも、こっちに気付いてないですね」
ブリスケット 「しかし4匹では、一度に全部は倒せねぇっすぜ?」
ランプ 「と言うことは、こいつらは魔法も使えるから……」
ロース 「いきなり『沈黙の杖』を使うチャンスが来たわね!」
サーロイン 「よし!ブリ助!!
 『沈黙の杖』だ!!
ブリスケット 合点、承知!!



ブリスケット 「……………………………………」
サーロイン 「……………………………………」
ブリスケット 「……………………………………」
サーロイン 「……………おい?」
ブリスケット 「へい?」
サーロイン 「お前に『沈黙の杖』を渡さなかったっけ?」
ブリスケット 「えぇ……、そ……その筈っすが………」
サーロイン 「どうなってんだ?」
ブリスケット 「いや………あっしにも…………」
サーロイン 「ロースに戻したっけ?」
ロース 「私も持ってないわよ」


サーロイン 「じゃぁ、あの杖、どこにいったんだ?」
ロース 「さぁ…………」
ブリスケット 「さぁ…………」
サーロイン 「………………………………」
ロース 「………………………………」
ブリスケット 「………………………………」
三洲次 「とりあえず、倒しません?」
サーロイン 「う~む………しょうがないな………」

あ!
さっき手に入れた「沈黙の杖」も、ここで確認すれば良かった!
これ書いてて気付いたよ......。

ま、とりあえず先制ターンをこなしましょう。


ドラゴンA グギィギャアアアァァッッ!!
   
三洲次 「まず、1匹っ!!」
ブリスケット 「では……」


ドラゴンB ギシィッ!!
   
ブリスケット 「ロイン殿、後は任せたっす!!」
サーロイン 「任せろっ!!
 カシナートで、しかも追加ダメージなら、一撃必殺間違いなしっ!!


サーロイン 「あ……あれ?」
ロース あなた、どうして一撃で倒すことができないのよっ!!
サーロイン 「え? ……いや………な……、なんでだろうね??」
ロース やる気が無いなら、そこで見ててっっ!!
サーロイン 「いや………3回ヒットで43ダメージって………普通にやる気あるよね……??」



通常ターンへ!!


三洲次 「ほい! もう1匹!!」
サーロイン 「では、名誉挽回と…」
ロース あなたはそこで見てなさいっ!!


ロース 「はい、終了っ!!」
サーロイン 「………………………………」

問題無く(?)、勝利



宝箱の罠は「ガス爆弾」
毎回「ガス爆弾」という文字を見ると冷や冷やするが......、


....今回は桃も無事に解除


箱の中からは、「剣」と「ローブ」が出てきた。

地下10階で出てくる「ローブ」は呪われたものしかないので、この時点で成果は諦めた......。


・ドラゴンスレイヤー
・呪われたローブ

ま、そんなもんだろ。


さて........、


....次は第三玄室ですが、その前に........、



サーロイン 「ほら、『沈黙の杖』はブリ助が持ってるじゃないか」
ブリスケット 「お……おかしいっすな………」
ランプ 「なんで呪文を使えなかったんですかね?」
ロース 「『沈黙の杖』だけに、沈黙してるんじゃないの?」
三洲次 「自分が沈黙してどうする」
サーロイン 「もしかして、装備しないと使えないのでは?」
ロース 「でも、私の持ってる『炎の杖』は、装備しなくても使えるわよ」

(参考画像)

ランプ 「『炎の杖』は武器じゃなくて装飾品の扱いですからね。
 その違いかも」
ブリスケット 「じゃ、装備してみるっすか」



ブリスケット 「装備しやした」
三洲次 「これで、直接攻撃は完全に頼れなくなったな」
ブリスケット 「まぁ………」
ランプ 「とりあえず、この状態で第三玄室へ行ってみましょう」
サーロイン 「そうだな。
 また先制できると、分かりやすいんだけどな」

....ってな訳で、第三玄室へ。


──── 第三玄室(3周目)


サーロイン むしろ先制されたあああぁぁっっ!!!


サーロイン ぐおおおおぉぉぉっっ!!!


サーロイン ぬおおお………お?
 さ………3?」
三洲次 「いや、3って………」
ブリスケット 「はは!
 あやつ、大したことな…


ブリスケット ふぉごっ!!


ブリスケット ふぎゃあっ!!

......まぁ、こいつは いつものことです........。



ゾンビA シャアア……ァァ……ァ……ッ
ゾンビB シュウウ……ゥゥ……ゥ……ッ
   
三洲次 「奇襲されたけど、大した被害が出なくて良かったですね」
サーロイン 「うむ!
 では、反撃開始だっ!!」
ランプ 「その前に、『沈黙の杖』を確認しませんか?」
サーロイン 「お? そうだったな。
 ブリ助?」
ブリスケット 「では……」



ブリスケット 「お! 使えるっすぜ!」
サーロイン 「『沈黙の杖』は、装備しないと使えないのか……」

いや~~........プレイヤーがそれを普通に知らなかったよ........。

いや、これまで使ってきたアイテムは、全て装備の有無に関係無しで使えていたから、
全てのアイテムがそうだと勝手に思い込んでいた

勘違いしてたわ。

ブリスケット 「せっかくなんで、使って良いっすか?」
サーロイン 「そうだな。
 こいつらはマダルトも使ってくるし、試しても良いだろう」
ブリスケット 承知!



とりあえず、戦闘開始!!


いきなりロースのティルトウェイトが吠える!!!
さすが最速の女王様!!!


2匹呪文を邪魔したが、とりあえず2匹を倒す!!!


つづいて、ランプカティノ(催眠呪文)が飛ぶ!!!


1匹眠らせて、これで動ける敵を1匹まで減らせたぞ!!

そして......、


....眠った相手に、三洲次の村正が襲い掛かる!!!
倍打効果のせいで、すさまじいダメージが出てるな......。

まぁ、これで残るは1匹に!!

ブリスケット 「では、沈黙の杖を使いやすぜ!!」
三洲次 「おぉ! 待ってました!!」


サーロイン 「ちゃんとモンティノの効果があるな!!」
ブリスケット 残った奴の呪文を封じ込めたっすぜ!!
三洲次 やったぜ!!!


三洲次 沈黙の杖、意味ねえええぇぇっっ!!!
サーロイン ぐほおおおぉぉっっ!!!
 く、くそっ!!
 お返しだあああぁぁっっ!!


ロース あなた、一撃で倒せない呪いでも受けてるのっ?!!
サーロイン 「い、いや、きっと惜しいとこまでダメージを与えてるよ!! 多分!!
ランプ 「ブレスのダメージが29ということは、こいつのH.P.は58ってことですから……」
三洲次 「別に惜しくはないな」

サーロイン
  _, ._
(; ゜ヘ ゜ ) ………………………


通常2ターン


残り1匹!!


サーロイン 「ほら!!
 倒した!!
 倒したよっ!!!
ロース 2ターン使って、やっとじゃない!!!
 あなた、前衛をやっていく気あるの?!!
サーロイン いや、最近はちゃんとそれなりのダメージ与えてるじゃん!!!
ロース 一撃で倒さないと、さっきみたいにやり返されるのよっ!!!
 メンバーが無駄に疲弊するの分かってるの?!!
サーロイン いや、ちょっとは褒めてくれても良くない??!
ロース あなたが情けないから怒ってるのよっ!!!

三洲次 「………もう、うるせぇなぁ………」
ブリスケット 「………うるせぇっすね…………」
ランプ 「とりあえず、宝箱を開けましょう!!
 ドラゴンゾンビなら、レアアイテムが期待できますからね!!」
三洲次 「お、そうだったな。
 よし! ブリ助、カルフォだ!!」
ブリスケット 「御意!!
 カルフォッ!!


三洲次 「……………………………………」
ランプ 「……………………………………」
ブリスケット 「……………………………………」
三洲次 「帰るか……」
ランプ えええぇぇ!!?
開けるぜ!!
三洲次 「桃、止めろって。
 ほら、帰るぞ(ずるずる....)」
「うー!開けるぅー!!(ずるずる....)」
ランプ 「そ……そんなぁぁぁ………」
ブリスケット 「ランプはんも、諦めて帰るっすよ(ズルズル....)」
ランプ 「ア……アイテムがぁぁ……(ズルズル....)」

サーロイン カシナートは扱うのが難しいんだよっ!!!
ロース 言い訳しないでよっ!!!
 これだけ長く使っていて、まだ使いこなせてないって言うの??!

ブリスケット 「まだやってるっすよ…(ズルズル....)」
三洲次 「ほっとけって…(ずるずる....)」

ランプ 「ア、アイテムゥ……(ズルズル....)」
「開けるぅー!(ずるずる....)」

ブリスケット 「まだ言ってるっすよ…(ズルズル....)」
三洲次 「ほっとけって…(ずるずる....)」




今回も最後はグデグデになったけど、本日はここまで

 

> 2周目の動画に戻るにはここをクリック

 



.......と、普段なら確かにここで終了なのですが、今回はもうちょっとだけ続きます。


■番外編:沈黙の「鉄の杖」




さて、「沈黙の杖」装備しないとダメだと分かったので、
前衛に立っているブリスケット(僧侶)には不向きだから......、



....やっぱり後衛ロース(魔法使い)に持っててもらい、かつ装備してもらうことにした。

これで先制した時に、後衛からも支援が可能になったな。


……………………


ところで実はですね、武器系使う呪文の効果があるアイテムが、
「沈黙の杖」以外にもう1つだけあります。

それが......、


....「鉄の杖」

この「鉄の杖」は、使うと「モグレフ(自分の防御力アップ)」の呪文と同じ効果があります。
これも同じ仕様....つまり、装備しないと使えないかどうか....を試してみます。


まぁ、アイテムの仕様を確認するだけなので、地下1階でいいでしょう。

で、まずは......


....装備をせずに、持っているだけの状態で......、


....階段から一番近い玄室へ突入する。

バンッ!


サーロイン 「では、さっそく確認しよう」
ランプ 「えぇと………」



ランプ 「『鉄の杖』が使えないです……」
サーロイン 「うむ、やはり武器系のアイテムは、装備しないと使えないようだな」
三洲次 「じゃ、確認もできたし、通路に戻りましょう」


バタンッ!!


アンデッド達 「「ギ………???」」



では、次は装備して試しましょう。



ランプ 「装備しました」
三洲次 「確認だけして、すぐ帰りましょう」
サーロイン 「そうだな。
 よし、突撃っ!!」

バンッ!



サーロイン 「………………………………」
ロース 「そう言えば………友好的な敵って、いたわね…………」
ランプ 「最近、ずっと地下10階でしたから、すっかり忘れていましたね………」
ブリスケット 「予想外の展開っすな………」
   
アンデッドA 「ギィィ…? マタ、テメェラ カァ……」
アンデッドB 「戦ウ気ガァ……ナイナラァ………」
アンデッドC 「帰レェ、帰レェ……(シッ!シッ!」

サーロイン
  _, ._
(; ゜_ ゜ ) ……………………
三洲次 「どうします?」
サーロイン 「他の部屋に行くか…………」

………………………………

……………………

…………


──── 階段から2番目に近い玄室......


サーロイン 「じゃ、次はあそこの玄室に入ろう」
三洲次 「ちゃちゃっと終わらせましょう!」

バンッ!



サーロイン ぬおっ?!
三洲次 マジっすかっ??!
??? 「ヒィッ!(ビクッ!
??? 「ヒャアッ!!(ビクッ!
三洲次 「へ……?」


三洲次 「あ………逃げた」


ランプ 「あ、ちょっと………」


ブリスケット 「あいや……お待ちを……」


サーロイン おおおぉぉぉいっっ!!
コボルドD ヒイイィィィ…ッッ!!


サーロイン 「逃げ………ちゃった…………」
ブリスケット 「予想外の展開っすな………」
三洲次 「ちょっと確認するだけなのに………なに手こずってんだ、俺たち……?」
ランプ 「しょうがないですね………次、行きましょう」
宝箱を開けるぜ!!


「なんだよ、罠は無ぇのか」


「ちっ……あたいの腕の見せ所だったのに」
三洲次 「地下1階で宝箱開けて、楽しいか?」
サーロイン 「次、行くぞ」


仕方ないので、3番目に階段から近い玄室へ......


....行く途中で!!!


山賊A 「やい! てめぇら!!」
山賊B 「有り金全部置いてけっ!!」
   
三洲次 「まさかのランダムエンカウント……」
ブリスケット 「予想外の展開っすな………」
   
山賊A 「とっと金出せっ!!」
山賊B 「早くしろっ!!」
   
サーロイン 「ま、せっかくだから、ランプ、確認してもらえるか?」
ランプ 「了解」



ランプ 「使えますね」
サーロイン 「やはり武器系のアイテムは、装備しないと使えないんだな」
   
山賊A 「おい! 人の話し、聞ぃてんのかっ?!」
山賊B 「無視すんなやっ!!」
   
三洲次 「じゃ、確認もできたし、帰りましょう」
ランプ 「せっかく買ったのですから、1回ぐらい使ってみますか」
三洲次 「……は?」


三洲次 え?


山賊A ガブウウゥッ!!
三洲次 いてええぇっ!!!


ランプ 「おー、使えました!使えました!」
三洲次 いてて……いや、アイテムなんてどうでも…


三洲次 ぐわあああぁぁっ!!!

サーロイン 「何やってんだ、あいつ……?」
ランプ 「2回ヒットって、ブッシュワッカーの最大攻撃回数ですよ……」
ブリスケット 「16ダメージって、ブッシュワッカーが出せる最大ダメージでっせ……」
ロース 「なんで今さら地下1階の敵にボコられてるのよ……」



三洲次 戦うなら戦うって言ってもらえませんかっ?!!


すいません........アイテムに意識がいってて、ボケをかましました......。

ランプ 「ボロクソにやられてましたよ?」
ブリスケット 「ここ、地下1階ですぜ?」
ロース 「あなた、本当に地下10階で戦ってたの?」
三洲次 油断してただけだって!!!
   
山賊A 「けっ! これで身のほどが、分かっただろ!!」
山賊B 「さぁ! 有り金全部置いていきなっ!!」
   
サーロイン 「やれやれ………。
 じゃ、そろそろ、身のほどを知るべきは自分たちの方だと……


サーロイン  ……教えてやろう!!
 必っっ殺!!!


サーロイン ロイン・光翼刃(こうよくじん)!!!
山賊A うぎゃああああぁぁっっ!!!

ブリスケット 「また何かパクッてやすかね、あれ……?」
ランプ 「もう、何をパクッてるのか、サッパリ分からないですよ……」
三洲次 もう1匹は、俺に任せろ!!
 やられた分、やり返してやるっ!!


山賊B ぐわあああぁぁっっ!!!
三洲次 てめぇらの方こそ、身のほどが分かったか?!ってんだっ!!


ランプ 「安っ…!」
ブリスケット 「ここ、地下1階でっせ?」
サーロイン 「確認も済んだし、帰るとするか」
三洲次 「ちょっと確認しに来ただけなのに、なんか疲れたよ……」

うん......ちょっと確認するだけのつもりだったのに、なんか疲れたわ........。


地下10階を平然と周回するほどのパーティーが、
地下1階苦戦って..........




あ、今度こそ、本当にここまで!...です。

 

> 番外編の動画に戻るにはここをクリック


「129.進撃のグレーターデーモン」へ



名前 LV H.P. コメント
サーロイン 15 128 18 17 16 17 15 13 1 0 さすがに地下1階ではクリティカルもアッサリ出る。
三洲次 15 148 18 18 18 18 17 18 5 4 地下1階の敵にさえやられ放題やられる男。
20 160 18 18 18 18 18 18 0 0 地下1階でも罠解除失敗のネタを期待してたのに…
ロース 18 159 17 18 18 18 18 13 0 2 後衛だが、今後は先制でも活躍の場が増えるかも。
ランプ 22 100 18 18 18 16 18 16 0 9 マジでそろそろ新しいアイテム出て来ないかなぁ…
ブリスケット 17 116 18 18 18 17 16 15 3 5 今さらアイテムの正しい使い方を覚えるとは……。

 


【更新履歴】
2021年 8月21日:一部の表現を見直しました。
2021年 6月19日:次ページへのリンクを設定。
2021年 6月12日:新規公開。