149.武士道

【登場人物】  
サーロイン ローラーレンジャーズのリーダー。サーは敬称。
三洲次 元盗賊だった日本男児の侍。発音は「みすじ」。
接近戦最強のくノ一(忍者)。すぐキレる。
ロース こんな名前だが細身で美人なエルフの女魔法使い。
ランプ お金一筋のエルフの司教。パーティーの知恵袋。
ブリスケット 日本オタクのエルフの僧侶。あだ名は「ブリ助」。

読了時間 (目安):約18分(動画無)約26分(動画込)
※画面撮影アプリの影響で動画にノイズ音があります。申し訳ありません。
※ページが崩れる場合、本サイトのキャッシュをクリア願います。



 

守りの盾ぇぇぇ..........

 





──── 地下10階 某玄室........

♪(太鼓の音)

ドン................................

ドン................................

ドン................ドン................

ドン........ドン........ドン........ドン........

ドン ドン ドン ドン ドン ドン ドン ドン

ドドドドドドドドドドドドドドドド........ドドドン!


................ドドンッ!!


LVL3サムライ 殿のぉぉ……、
 おなあああああぁぁぁぁぁりいいいいいぃぃぃぃぃ~!!!

その声とともに、一人のハタモトが玄室へ入って来た........

そのハタモトこそ、九代目殿様徳川イェーイ重(いぇーいしげ)4人の息子長男にして、
十代目殿様となった徳川家治ウララ(いえはるうらら)であった!!

家治ウララはゆっくりと室内を進むと、
玄室内に集まって頭(こうべ)を垂れている大勢のサムライ、ニンジャ、上級魔術師協会から移籍したメイジ達........、
....そして最前例に並ぶ3人ハタモトの前までやって来た。

そして........、

旗本(家治ウララ) 「苦しゅうない、おもてを上げよ」

すると、まず最前列に並ぶ3人ハタモトが顔を上げ、
つづけて後ろに並ぶサムライ、ニンジャ達も顔を上げた..........。

ハタモトA 「拝顔を賜り、ご機嫌麗しく存じ…」
   
旗本(家治ウララ) 「兄弟の仲ではないか!
 堅苦しい挨拶は抜きにしよう」
   
ハタモトA 「はっ………」

そう........最前列に並ぶ3人のハタモトとこの殿様こそが、イェーイ重4人の息子なのであった。


旗本(家治ウララ) 「祖父と父上のことは…………誠に残念であった…………」
   
ハタモト達 「「………………………………」」
   
旗本(家治ウララ) 「父上たちを殺したローラーレンジャーズなる冒険パーティーのことは…………、
 いくら恨んでも恨み足らぬ!!!
   
ハタモト達 「「………………………………」」
   
旗本(家治ウララ) 「奴らの首は…………余が自ら取ってくれよう!!!
   
ハタモトA 「兄上、それは大変危険でござ…」
   
旗本(家治ウララ) もとより承知の上!!!
   
ハタモトB 「しかし、心意気だけで…」
   
旗本(家治ウララ) 殿となっても、余は『武士道』に生きる者!!
   
ハタモト達 「「………………………………」」
   
旗本(家治ウララ) 「武士道においては、身の丈に合わない危険を冒して討ち死にすることは、
 『匹夫(ひっぷ)の勇』と呼ぶ愚行!!!
 命を懸けて本懐を遂げるには、精神的な強さだけでなく、
 それに相応しい肉体的な強さも必要なことは………百も承知っ!!!
   
ハタモト達 「「………………………………」」
   
旗本(家治ウララ) 「そもそも我々4人とも、全員が武術の達人であることは、お互い承知しておろう」
   
ハタモトC 「確かに兄上も、我々に代々伝わる剣術の使い手…………、
 その剣術をもってすれば、敵を倒すことなど容易いことは…………我らも承知しており申す」
   
旗本(家治ウララ) 「うむ、必ずや奴らの首を取ってまいる、心配するな」
   
ハタモト達 「「………………………………」」
   
旗本(家治ウララ) 「それに………万が一にも余が殺されても、まだおぬしらがおる。
 おぬしらなら、余の雪辱を果たせることは、他ならぬ余がよく知っておる。
 特に三男の強さはズバ抜けており、例のくノ一にさえ匹敵することは………皆が認めるところ!!」
   
ハタモト達 「「………………………………」」
   
旗本(家治ウララ) 「案ずるな………我ら4人の兄弟の力をもってすれば、どんな困難も突破できる!!!
 心配は不要だ!!
   
ハタモト達 「「はっ!!」」
   
旗本(家治ウララ) 誰もが不可能だった打倒ローラーレンジャーズを、必ずや成し遂げてみせようぞ、
 我ら徳川ファミリーが!!!




【目次】

1周目:武士道とは……

2周目:徳川ファミリーの宿命




■1周目:武士道とは……





………………………………………


………………………………


………………………


………………


………


──── 地下10階 某玄室......


シュルルルルルル........シュタッ!


ニンジャA 「報告致します!!」
   
旗本(家治ウララ) 「…………どうした?」
   
ニンジャA 「ローラーレンジャーズがシュートを通り、この地下10階へやって来ました!!」
   
旗本(家治ウララ) 「ついに来たか…………宿命の敵め………っ!!」
   
ニンジャA 「直ちに我ら御庭番に出撃のご命令をっ!!!」
   
旗本(家治ウララ) 「それには及ばん」
   
ニンジャA 「え?」
   
旗本(家治ウララ) 「祖父と父上を殺された恨み…………、
 余が自らの手で晴らしてみせる!!!
   
ニンジャA 「や、やはり殿ご自身が……………、
 ですが、大変危険にござります!!」
   
旗本(家治ウララ) 承知の上と言っておろう!!!
 『武士道』とは、如何に美しく死ぬかを追及すること…………、
 それは同時に、如何に生きるかということでもある!!!
   
ニンジャA 「殿………………」
   
旗本(家治ウララ) 「祖父と父上の雪辱を晴らす為、全身全霊を賭ける!!!
 それをせずに、どうして天にいる祖父・父上と会うことが出来ようか?!!
   
ニンジャA 「殿のその心掛け、拙者は大いに心が動かされ申したっ!!!」
   
旗本(家治ウララ) 出陣するぞっ!!!
 ゴーゴンを引けえぇっ!!!
   
ニンジャA 「はっ!!」


………


………………


………………………


………………………………


………………………………………

 

──── 地下10階 入り口......


それでは「守りの盾」を求めて、今回も地下10階をひたすら周回していきます........


──── 第一玄室(1周目)


バンッ!        ← 扉を蹴破った音




サーロイン 「今回は初っ端からツイてるぞっ!!
 敵も状況も文句無し、だ!!」
三洲次 「先制中に片付けましょう!(スラッ!)


三洲次 「楽勝だなっ!!」



ランプ 「それでは、宝箱を開けましょう!!」
ブリスケット 「………………カルフォ!!」


ブリスケット 「『ガス爆弾』っすね」
サーロイン 「じゃ、桃も調べてくれ」
「うぃーす!」


三洲次 桃ぉ~??!
天才盗賊だったあたいの判定が信じられねぇってかっ?!!
サーロイン 「しょうがない、もう1回カルフォしよう。
 たまにはロースがやってみるか?」
ロース 「いいわよ、じゃ……」



三洲次 ロースぅ~??!
ロース ヘボ盗賊だったあんたに文句言われたくないわっ!!!
サーロイン 「しょうがない、やっぱりランプが頼むよ」
ランプ 「では………」



ロース 三洲次ぃ~??!
三洲次 「あ~~………いや、悪かった………」
三洲次ぃ~??!
三洲次 おまえは全然違っただろっ!!!
サーロイン 「とりあえず多数決で『毒針』だな。
 よし、桃、開けてくれ」



ブリスケット 「薬の袋が1個だけ………」
ランプ 「えぇぇ…………」


ランプ 「『隠れ身』の薬…………」
ロース 「ショボい立ち上がりね………」
サーロイン 「ま、次へ行こう」



第二玄室へ........


──── 第二玄室(1周目)


バンッ!


??? 「ウケケケケケケッッ!!!」
   
サーロイン 「む?! この笑い声は…!」


フラック 「ケケケケケッ!!
 地獄に落ちたい奴はぁ、どいつだぁ?!
 死にたい奴は、どいつだぁ?!」
   
ランプ 「久々の登場ですね……」
三洲次 「そして言ってることが全く進歩していない………」
   
サーロイン 「ふん!
 久々の登場で悪いが、あっさり退場してもらおうっ!!!


フラック 「ケケケケ!!
 ヘボい!! ヘボいわっっ!!
   
サーロイン 「…………………………………………」
 ヘ
サーロイン おまえら、本当に仲間かあっ??!


フラック ウギャアアアァァッ!!!
   
三洲次 「ほい、あっさりご退場いただきましたぁっ!!」


2ターン目......


マーフィーA 「フラックが やられたようだな………」
マーフィーB 「フフフ……奴は我ら四天王の中でも最弱………」
マーフィーC 「人間ごときに負けるとは、魔物の面汚しよ………」
   
くらええええ!!!


マーフィーA グアアアアアアア!!!
   
三洲次 最弱はお前らの方だあああぁぁっっ!!!


マーフィーB ギャアアアアァァァ!!!!
   
サーロイン ザコはザコらしく死ねえええぇぇ!!!


サーロイン 「…………………………………………」
   
 ヘ
サーロイン (;T_T)…………………………


まさかの3ターン目........


サーロイン 諸君、バカにするのもそこまでだっ!!!
 カシナートなら2回の攻撃で十分倒せるっ!!!
 名誉挽回の一撃、とくと見るがいいっ!!!
 死ねえええぇぇ!!!


サーロイン 「…………………………………………」
   
!!!
サーロイン (;TT)…………………………


........サーロイン..........マジでどうなってんだよ、おまえ............




マーフィーC ヒィギャアアァァッッ!!!
   
三洲次 「片付けました」
ロース 「ご苦労さま」
サーロイン 「………………………グスン………」



ランプ 「それでは、宝箱を開けましょう!!」
ブリスケット 「………………カルフォ!!」


ブリスケット 「また『ガス爆弾』っすね」
サーロイン 「2連続か………、
 ま、一応、桃も調べてくれ」
「うぃーす!」


三洲次 おまえっ、2連続で判定ミスかあっ?!!
まだミスって決まってねぇだろっ!!!
サーロイン 「ロース、もう一度頼むよ」
ロース 「はいはい……」



ブリスケット 「…っすね!」
ロース 「…よねぇ~」
三洲次 ほら見ろ、判定ミスだった!!!
細ぇことでゴチャゴチャうっせぇんだよ!!!
三洲次 全然細かくないっ!!!
サーロイン 「とりあえず多数決で『ガス爆弾』だな。
 よし、開けてくれ!」




ロース 「あら? 小手が入ってたわ!」
ランプ 「お! 珍しいですね、もしかしてぇ……」


・「回復」の薬
・銅の小手

ランプ 「『銅』の方でした………」
サーロイン 「ま、しょうがない。
 次へ行こう」



第三玄室へ........



──── 第三玄室(1周目)



ゴーゴン ブルルルンッ!!
   
サーロイン 「お、ゴーゴンだ………」
三洲次 「例の野放しの奴ですかね?」
ランプ 「ちょっと獰猛な感じで………違うような………」
ブリスケット 「お、逃げやしたぜ?」

パカラッ…パカラッ…パカラッ…パカラッ…パカラッ…パカラッ…パカラッ…パカラッ…パカラッ…パカラッ…パカラッ…パカラッ………

ロース 「なんか聞いたことある音ね………」
ランプ 「メンドくさい奴が近くに居そうですね………」
サーロイン 「とりあえず入り直そう」


パタン......!


そして、入り直す。

バンッ!


??? 見つけたぞっ!!!
 憎き仇敵、ローラーレンジャーズめっ!!!
 今こそ、仇討ちの時!!!
   
サーロイン 「あ~……じゃぁ、こいつが………」
三洲次 「本当に居やがったのかよ…………」


ハタモト 「八代目殿様・徳川ヨッシー宗、
 九代目殿様・徳川イェーイ重………、
 ………祖父と父上の仇!!
 この十代目殿様・徳川家治ウララ(いえはるうらら)討ち滅ぼしてみせる!!!
   
サーロイン 「また仇討ちか…………」
三洲次 「代々続くその名前、どういうセンスなんだ………」
ブリスケット 「名付けた親の顔が見てぇっすな」
ロース 「この前 見たじゃない」
ランプ 「でも、こいつって………なんか絶対に勝ちそうもない印象を受けるんですが………、なぜですかね……?」

旗本(家治ウララ) 祖父と父上の仇っ!!!
 覚悟はよいかっ?!!

サーロイン 「さて、どうしてくれようか………」
三洲次 「同じ武士同士、ここは俺に任せて下さい」


三洲次 おい! おまえっ!!
 同じ侍同士、この俺が相手になってやる!!
   
旗本(家治ウララ) 「おぬしの名は……?」
   
三洲次 「三洲次だ!!」
   
旗本(家治ウララ) 「三洲次……?!
 そうか………そなたが『村正』の使い手にして、
 祖父と父上を殺した張本人だなっ!!?
   
三洲次 「よく知ってるな……」
   
旗本(家治ウララ) 「『村正』は我が家系を脅かす凶剣!!
 その使い手は、なんとしても滅ぼさねばならぬ!!
 ゆえに………」
   
三洲次 「………………………………」
   
旗本(家治ウララ) 貴様との勝負は………まさに本懐っ!!!
   
三洲次 「そうか………ま、心苦しいが………、
 三代つづけて『村正』の露と消えてもらおうっ!!!


家治ウララ三洲次の二人は、それぞれ一歩前に出ると..........


旗本(家治ウララ) 「祖父と父上…………二人も殺したきさまは…………、
 人の皮を被った悪鬼羅刹も同然!!!
   
三洲次 「ヒドイ言われようだな…………」
   
旗本(家治ウララ) ゆえに、手加減は一切せんっ!!!
   
三洲次 望むところだっ!!!
   
旗本(家治ウララ) 我が徳川ファミリーに代々伝わる剣術
 柳ギュ~新陰(やぎゅ~しんかげ)神髄とくと見せてやる!!!
   
三洲次 「えぇと…………特に流派は無いんだけど……、とりあえず見せてやる!!

サーロイン 「何をだよ…………」
ロース 「あいつって、流派まであんな名前なのね………」
ランプ 「気を付けて下さい!!
 ハタモトは一撃で首を刎ねるほどの腕前と言われてます!!」
ブリスケット 「それが柳ギュ~新陰流の神髄………」


........二人は真っ向から対峙した!!



旗本(家治ウララ) 「……………………(チャキッ!)」
   
   
三洲次 「……………………(チャキッ!)」


ヒュルルルル~~............


ブリスケット 「なして地下に風が……?」
ロース 「この迷宮って、時々謎の風が吹くわよね………」



ルルルルルゥ~~...........




旗本(家治ウララ) 「武士道とは、死ぬことと見つけたり…………」
   
   
三洲次 「…………それ、カント寺院が儲かるだけかと」


旗本(家治ウララ) 「修羅道とは、倒すことと見つけたり…………」
   
   
三洲次 「…………むしろ他に何が?」


旗本(家治ウララ) 「我、悪鬼羅刹となりて…………」
   
   
三洲次 「…………おまえ、さっき俺のこと"悪鬼羅刹"って非難してなかった?」


旗本(家治ウララ) 「目の前の敵全てを……………斬るっ!!!



ヒュルルルルルゥ~~..............




旗本(家治ウララ) 「……………………………………」
   
   
三洲次 「……………………………………」


…………………………………………




............そして............機は..............



..............................熟した.............!!




旗本(家治ウララ)  トッ……トッ……トッ……トトトト……ッ
   
   
三洲次  トッ……トッ……トッ……トトトト……ッ


…………………………………………


旗本(家治ウララ)  スタタタタタタ……ッ
   
三洲次  スタタタタタタ……ッ


…………………………………………


旗本(家治ウララ) とおおおおぉぉぉっ!!
三洲次 てやあああぁぁぁっ!!



   バシュッ!!

      ビシュッ!!




旗本(家治ウララ) 「……………………………………」
   
三洲次 「……………………………………」



……………………………………



ヒュルルルル~~~................





旗本(家治ウララ) ぐわああぁぁ……ぁぉぉ…っ!!!
   
三洲次 柳ギュ~新陰流………………破れたりっ!!!

サーロイン 「特に名前も無い流派に敗れて、ハタモトも悔しいだろうに」
ロース 「あなた、どっちの味方よ」
   
メイジA フハハハハハハ!!!
 隙ありっっ!!!
サーロイン 「え?!
メイジB 呪文を唱えるのに必要な時間を稼ぐのに、奴は十分な役割を果たしたわ!!!
ロース 「こいつら?!」
メイジC 我が協会の宿命の敵・ローラーレンジャーズよっ!!
 協会を壊滅された恨み、こちらこそ仇討ちの本命なのだあっ!!!
ランプ 「しまった!?」
ブリスケット 「おっと、時間が十分あり申したのは……」



メイジA 「(……ふぉおっ……??!)」
メイジB 「(……もがっ?!……ふがっ?!……)」
メイジC 「(………そ……そんな……?!)」
   
ブリスケット 「……こちらも同じでっせ!!」
ランプ 「おぉっ!!」
ロース 「ブリ助、さすがだわっ!!」
サーロイン 「よし!!
 では、この間にメイジを倒すぞっ!!!」
うぃっし!!
サーロイン 喰らええぇぇっ!!!
 必っ殺、八相発破っっ!!!


メイジA ぐわあああぁぁぁっ!!


メイジB ぎゃあああぁぁぁっ!!


メイジC ひぃえええぇぇぇっ!!


サーロイン 精進が足りんわ!!
   
ブリスケット 「なしてロイン殿がその技を………?」
三洲次 「俺の勝利の価値がダダ下がりするから、止めてもらえる……?」
ロース 「え? なに?
 今のロインの技、有名なの??」
ブリスケット 「知らねぇなら、知らねぇ方がいいっす」
三洲次 「俺とあのハタモトの名誉の為にも………」
ロース 「…??」



ランプ 「それでは、宝箱を開けましょう!!」
ブリスケット 「………………カルフォ!!」


ブリスケット 「今回は『毒針』っすね」
サーロイン 「じゃ、桃も調べてくれ」
「うぃーす!」


三洲次 3連続で判定ミスかぁあっ?!!
なんで間違ってる前提なんだぁあっ!!?
サーロイン 「ロース、また頼むよ」
ロース 「はいはい……」



ブリスケット 「…っすね!」
ロース 「…よねぇ~」
三洲次 やっぱり判定ミスだった!!!
うっせぇなあっ!!!
 どっちも尖ったモンが出て来んだろっ!!!
三洲次 そういう問題じゃないっっ!!!
サーロイン 「とりあえず多数決で『毒針』だな。
 よし、開けてくれ!」



三洲次 「…………~っ!!


「いぢぢぢぢ…っ!!!」
三洲次 おまえなぁあっ?!


ブリスケット 「杖が1本だけ………」
ランプ 「あ~………これは………」
ロース 「きっと『力のメイス』ね………」


・捻じれた杖

ランプ 「もっとヒドかった…………」
三洲次 「殿様の持ち物とは思えない代物だな………」
ロース 「今日もアイテム運は低調ね…………」




特に収穫も無く、1周目は終わりました.........

 

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■2周目:徳川ファミリーの宿命




…………………………………………


………………………………


……………………


…………


……


──── 地下10階 某所......


??? (パンッ! パンッ!) ← 手を叩いた音

シュルルルルルル......シュタッ!シュタッ!


ニンジャA 「お呼びにより……」
ニンジャB 「…参上致しました!」
   
??? 「兄上の首尾は………?」
   
ニンジャA 「は! 宿敵と一騎打ちとなりましたが………」
ニンジャB 「誠に残念ながら………村正の前に…………」
   
??? 「あ………兄上さえも………………」
   
ニンジャA 「しかし、果敢に挑まれたその勇姿は……」
ニンジャB 「…実に見事でありました!!」
   
??? 「………うむ…………………」
   
ニンジャA 「………………………………」
ニンジャB 「………………………………」
   
??? 「『村正』は………………やはり我が徳川ファミリーに不吉をもたらす妖刀…………、
 しからば、その”使い手”どもは………この世から絶対に葬るべき相手なり!!
   
ニンジャA 「このまま引き下がる訳にはいきませぬっ!!」
ニンジャB 「その大義、是非拙者らにお任せ下されっ!!」
   
??? 「徳川ファミリーの御庭番として尽くす、そなたらの忠誠心………なんと言って良いなりか………」
   
ニンジャA 「いえ、我々を育て、導いて下さったのは、他ならぬ徳川ファミリーです!!!」
ニンジャB 「我らも『武士道』に生きる者!!!」
ニンジャA 「育てられた恩を忘れぬは、『武士道』に生きる者として当然!!!」
ニンジャB 「今こそ、その恩を忠義で報いる時!!!」
   
??? 「そなたらのその言葉…………大変に心強いなり!!!
 では、是非とも頼もう!!!」
   
ニンジャA 「はっ!! お任せ下さいっ!!」
ニンジャB 「ではっ!!」
ニンジャA  シャッ!  ← 天井へ消えた.....
ニンジャB  シャッ!  ← 天井へ消えた.....


??? 「兄上を倒すほどの手練れとは、一体どの様な奴らか…………、
 余も…………一度、その面を拝んでおくなりか…………」


……


…………


……………………


………………………………


…………………………………………



──── 地下10階 入り口......


それでは、2周目にいってみましょう!!


──── 第一玄室(2周目)


バンッ!


??? ババンバ バン・バン・バン!!
   
サーロイン 「あ~~…………」
三洲次 「これは、もう………」
ランプ 「1人しかいないですね………」



バンパイアA ババンバ バンパイア!!
   
   
バンパイアA ババンバ バン・バン・バン!
 フロ入れよ!!
   
サーロイン なんだ、おまえっ??!
三洲次 紛らわしいんだよっ!!!


バンパイアA ババンバ バンパイア!!
 歯磨けよ!!
   
ランプ うるさいので、静かにしてもらえますかっ?!


バンパイアA ババンバ バン・バン・バン!
 早く寝ろよ!!
   

バンパイアA ババンバ バンパイア!!
 顔洗えよ!!
   
てめぇは首洗って出直せやあああぁぁっ!!!


バンパイアA マタライシュウウウゥゥッッ!!


サーロイン 闇に滅せよ!!
ブリスケット 「ロイン殿、ディスペルじゃなく、普通に倒してますぜ?」
ランプ 「おー! 5が揃いましたねぇ!!」
ロース 「ランプって、そういうの好きね………」
ランプ 「それでは、555で運がついたところで、宝箱を開けましょう!!」
ブリスケット 「………………カルフォ!!」


ブリスケット 「『ガス爆弾』っすね」
サーロイン 「じゃ、桃も調べてくれ」
「うぃーす!」


三洲次 4っ・連っ・続っっ!!!
だからなんで間違ってる前提なんだっ!!?
サーロイン 「ロース、また頼むよ」
ロース 「はいはい……」



ブリスケット 「…っすね!」
ロース 「…よねぇ~」
三洲次 4っ・回っ・目ええぇっ!!!
うっせぇなあっ!!!
 どっちも爆発するタイプじゃねぇかっ!!!
 大して違わねぇだろっ!!?
三洲次 だから、そういう問題じゃねぇんだよっ!!!
サーロイン 「とりあえず多数決で『ガス爆弾』なんで、
 開けてくれないか?」



三洲次 「ガス爆弾だったから、解除も失敗するかと思ったぞ………」
ロース 「だから、心配し過ぎよ………」
ブリスケット 「で………中身は短刀が一本だけっすか…………」


・切り裂きの短刀

ランプ 「『切り先の短刀』…………」
三洲次 「全然運がついてねぇじゃねぇか」
サーロイン 「しょうがない、次へ行くか」



いまいちテンションが上がらないまま、第二玄室へ向かう........



....その直前で!!!

サーロイン 「む?!」


ニンジャA 「ローラーレンジャーズとお見受けした!!」
ニンジャB 「そなたらの首……」
ニンジャC 「…拙者らが頂戴致す!!!」


ニンジャA 「覚悟はよいかっ!!?」

スタスタスタスタスタスタスタスタ......

ニンジャB 「神妙に勝負いた………あ、あれ……ちょっと………」

スタスタスタスタスタスタスタスタ......

ニンジャC 「お、おい! ……無視するな!!」

スタスタスタスタスタスタスタスタ........



逃走成功

ま、戦ったところで、大して嬉しくないですから。



──── 第二玄室(2周目)


ちょっと邪魔が入りましたが、第二玄室です。

バンッ!



ニンジャ達 「「だから無視するなって!!!」」
   
ニンジャA やい!! 大人しく勝負しろっ!!
ニンジャB 絶対にお前らの首をかっ斬ってやる!!!
   
サーロイン どっから回り込んだっ??!
三洲次 俺らが何したっていうんだ??!
   
ニンジャC うるさいっ!!!
 殺された殿の恨み、絶対に晴らしてみせる!!!
   
ブリスケット 「あ~……じゃぁ、あんさんら、また御庭番っすか………」
ロース 「本当にウザイのに目を付けられたわ………」
ランプ 「もう勘弁してもらえないですか?」
   
ニンジャD ダメだっ!!
 さぁ、かかってこいっ!!!
   
サーロイン イヤだ
   
ニンジャ達 「「は?」」


バタンッ!!


逃走成功

サーロイン 「あいつらがどっか行くまで、間をおいてから入ろう」
三洲次 「待ち続けてないことを祈って………」

ま、入り直します。


バンッ!



シーフA おい!! 御庭番を見なかったなりか?!
   
シーフA なぁ?!
   
三洲次 だから、もういいって、これっ!!!
ブリスケット 「もしかして、あんさんが次の殿様っすか?」
   
シーフA 「と、殿様?!(ギクッ!
 な、なななななんのことなりか?」
   
ランプ 「あぁ、もういいです………」
ロース 「その反応でよく分かったから………」
   
シーフA 「な、なにか勘違いをしておらぬか?!
 拙者は殿様ではなく、貧乏盗賊の徳山棒斗令須(とくやまぼーとれーす)なり!」
   
三洲次 「あぁ、はいはい」
ブリスケット 「世に忍ぶ仮の姿っすね」


サーロイン 「ま、いつか暇になったら、相手をしてやるよ」
ロース 「じゃあね」
   
シーフA 「あ………ちょっと………」

パタン!


シーフA 「むぅ…………聞きしに勝るパーティーなり…………、
 余の正体を一瞬で見抜くとは……!!
 だが………おぬしらの顔と姿、しかと覚えたなり!!」



──── 第二玄室の前......


サーロイン 「あいつらが全員どっか行った頃を見計らって、入り直そう」
ランプ 「そうですね………」

ま、入り直します。

バンッ!



サーロイン 「なに?!」


サーロイン ふおおおぉぉっ!!!

ドラゴンゾンビ奇襲っ?!!

いや、ドラゴンゾンビのブレスはドレイン属性だから「手裏剣」を持ってるメンバーは良いが......、
....持ってないメンバーがどうなるか??!



ブリスケット ぐおおおぉぉぉっ!!!
ランプ ひぃいいぃぃぃっ!!!

ギリ......耐えられるか......?


ブリスケット ぬおおおおぉぉぉっ!!!


ランプ ほぉおおおぉぉっっ!!!

奇襲ターン終了........


むぅ........、
さすがに壊滅とかは無いが......、ブリ助のH.P.が約半減......、
そして、レジストをしたにも関わらずランプ半分以上のダメージか........。

つまり......

サーロイン 「次で一気に勝負を決めないと、被害者が出かねないっ!!」
ブリスケット 「ぜぇ…ぜぇ………で、では……」
ランプ 「ひぃ…ひぃ………まずは敵の無力化を………!」



ブリスケット 「ふぅ…………」
ランプ 「これで一安心ですね……」
サーロイン 「よくやった!
 では、この俺が…」
ぶっ殺すっっ!!!


ゾンビA グィギャアアアァァッ!!!
   
サーロイン 「早っ!!」
ブリスケット 「桃っちって、今は最大6回ヒットっすよね………」
ランプ 「そして最大90ダメージですよね………」
三洲次 「寝てるから倍打なので、つまり………」
ロース 「フルヒットの上に、6回とも最大ダメージを与えた………ってことね」
ブリスケット 「相変わらず………」
ランプ 「やり返す時は徹底的ですね………」
サーロイン 「えぇと………ちょっと出足を挫かれたけど………、
 あらためて、この俺が残りの2匹を一気に殲滅してやろうっ!!!
 ティルトウェイトォォッ!!!




サーロイン (;゚_ ゚)………………………………


サーロイン (;TT)………………………………



三洲次 「ま、寝てるんだし……」
ロース 「倒すなんて簡単よね!!」
   
サーロイン (;TT)………………………………


リーダー..........がんばれ............




ランプ 「ま、とりあえず宝箱を開けましょう!」
ブリスケット 「………………カルフォ!!」


ブリスケット 「今回も『ガス爆弾』っすね」
三洲次 「じゃ、桃も調べてくれ」
「うぃーす!」


三洲次 5ぉぉぉ・連んん・続ぅぅぅっっ!!!
いちいちうっせぇよっっ!!!
サーロイン 「ロース、また頼むよ」
ロース 「はいはい……」



ブリスケット 「…っすね!」
ロース 「…よねぇ~」
三洲次 5ぉぉぉ・回ぃぃぃ・目ぇぇぇぇっっ!!!!
うっせぇなあっ!!!
 どっちも6文字じゃねぇかっ!!!
三洲次 だからなんだあああぁぁっ!!??
サーロイン 「とりあえず………多数決で『ガス爆弾』ってことで…………頼める………?」



ランプ 「剣が1本だけ…………」


・真っ二つの剣

ランプ 「『真っ二つの剣』…………」
三洲次 「なんか……」
ブリスケット 「今さらっすね…………」
ロース 「アイテム運が本当にチョ~低調ね………」
サーロイン 「次、行こ」



第三玄室へ向かいます。




ゴーゴンA 「ぶるっ♪ ぶるっ♪ ぶるっ♪」
キメラA 「キィー♪ キィー♪ キィー♪」
   
三洲次 「あいつは………協会のペットだった方のゴーゴンだな………」
ランプ 「協会は凡解したけど、変わらず健在ですね………」
ロース 「なんか気楽そうね………」
サーロイン 「無視しよ」


とりあえず........、


....本日最後の玄室へ........



──── 第三玄室(2周目)

バンッ!


サーロイン 「お? 敵が集まって、何か話し合いをしているぞ」
ランプ 「なんでしょう?」


ニンジャA 「いいか、ローラーレンジャーズが来たら、今度は奴らには一切有無を言わさず襲い、
 一気に勝負を決めるぞ!!」
ニンジャB 「うむ、鍛え上げたクリティカルヒットの腕前、とくと見せてやる!!」
メイジA 「わしらも、協会を壊滅させられた雪辱を……」
メイジB 「…絶対に晴らしてやろうぞ!!」


サーロイン 戻れ、戻れ………扉から外へ戻れ………(コソコソ…)
三洲次 えぇ、関わらないようにしましょう……(コソコソ…)
   
ニンジャC 全員、扉の方を向いて戦闘態勢っ!!!

バババババッ!!!!

敵たち 「「」」

 ; ゚_

敵たち     (゚ _゚ ;)…………………………

; ゚_

敵たち     (゚ _゚ ;)…………………………

; ゚_

敵たち     (゚ _゚ ;)…………………………

&敵達


逃走失敗!!

敵たち 「「出たな!!!
  宿命の敵・ローラーレンジャーズめ!!」」
   
サーロイン 気付きやがった!?
   
ニンジャ達 「「徳川ファミリーの敵に死をっ!!!」」
メイジ達 「「上級魔術師協会の敵に死をっ!!!」」
敵全員 「「今こそ仇討ちの時っ!!!」」


再度、「にげる」に挑戦!!

サーロイン 無視、無視!!
 撤退だっ!!!
三洲次 「ほっ!ほっ!ほっ!ほっ!」
   
ニンジャ達 「「あ?! こらあっ!!」」
メイジ達 「「逃げるなああぁぁっ!!!」」

バタンッ!!


今回は逃走成功

三洲次 「ぜぇ……ぜぇ………」
ランプ 「はぁ……はぁ………」
サーロイン 「な……、なんとか……逃走できたな………」
ロース 「あいつら、本当にしつこわいねぇ………」
ブリスケット 「もう勘弁してほしいっす………」
サーロイン 「あいつらがどっか行くまで待ってから、入り直そう…………」

ま、入り直します。

バンッ!



ハイプリースト 「む?! 何者だ!?」
   
サーロイン 久々の『ごく普通』の人間だあっ!!!
三洲次 桃っ!!!
うっしゃあ!!!



ジャイアントA グワアアアァァッ!!!
ハイプリースト うぎゃあああぁぁっ!!!


サーロイン お見事!!!
三洲次 「よっしゃぁ!(ハイタッチ!)
「ぃえすっ!!(ハイタッチ!)
   
ロース 「相変わらず息の合った速攻ね……」
ブリスケット 「モンティノ唱えるまでも無かったですぜ……」



ロース 「今日のラストバトルなのに、全然盛り上がらなかったわね………」
サーロイン 「ま、たまには良いじゃないか」
ランプ 「えぇ、えぇ、宝が手に入れば、それで良いじゃないですか!!
 さっそく開けましょう!!」
ブリスケット 「では………………カルフォ!!」


ブリスケット 「三連続で『ガス爆弾』っすね」
サーロイン 「じゃ、桃も調べてくれ」
「うぃーす!」


三洲次 6っっ・連っっ・続ぅぅぅーーーっっ!!!!
じゃかあしぃぃいっっ!!!!
サーロイン 「ロース…………最後も頼むよ…………」
ロース 「はいはい…………」



ブリスケット 「…っすね!」
ロース 「…よねぇ~」
   
三洲次 100%外すとか、ありえねえええぇぇぇっ!!!!
逆にすげぇじゃねぇかああぁぁっ!!!!
三洲次 開き直るなあああぁぁぁっ!!!!
   
   
サーロイン 「その………とりあえず多数決で『ガス爆弾』ってことで………頼むよ…………」




「開いたぜ」
ロース 「え~~と……………………」
三洲次 「白状すると、第三玄室のガス爆弾だったから、解除も失敗するかと思ってた………」
ランプ 「桃って、ガス爆弾はむしろ成功している方だと思いますよ」
ロース 「メイジブラスターの方よ、失敗が多いのって………ん~と………」
サーロイン 「それより、中身は何だったんだ?」
ブリスケット 「えぇと…………剣が一本っすね………」
サーロイン 「それだけか?」
ロース 「ねぇ、ランプ?」
ランプ 「なんでしょう?」
ロース 「私が見つけた物は、私が売って来ていい?」
ランプ 「えぇ、私は十分稼いでますし、別に良…………………」
ロース 「………………別に………なに?」
ランプ 「…………何を見つけたんですか?」
ロース 別に、なに?!
ランプ 何を見つけたんですか?!
ロース 別に、なに?!!
ランプ 何を見つけたんですか?!!
サーロイン 「ロースでさえ未鑑定で高価って分かるってことは………」
三洲次 「『ぶき』が来たんですね………」


サーロイン 「だな…………」
三洲次 「ですね………」




「村正」ゲット!!!

ロース 「500,000G.P.ゲット!」
ランプ 「先日につづき、連続で三種の神器ゲットですね」
三洲次 「なんかアイテム運の上下が極端だな……」
サーロイン 「でも、これで『村正』って何本目だ?」
ブリスケット 「一時期仰山出てたから、もう覚えてねぇっす………」
サーロイン 「なぁ、君主の装備だけじゃなく、侍専用の『村正』も大量生産品じゃないのか?」
三洲次 「また、そういうこと言い出す…」
ブリスケット 「大量じゃぁねぇっすが、仰山存在はしやすよ」
サーロイン 「え?!
 本当にそうなの?!」
ブリスケット 「えぇ、そもそも『村正』ってぇのは、正確には刀の『名前』じゃなく『名跡』っす」
サーロイン 「みょ…名跡??」
ブリスケット 「いわゆる『ブランド名』っす」
三洲次 「由来は刀工……つまり人の名前ですけど」
ロース 「それって、刀匠カシナートが作った剣を『カシナートの剣』と呼ぶのと一緒?」
ブリスケット 「そんな感じっす」
三洲次 「柳ギュ~宗厳が伝承した『新陰流』を特に『柳ギュ~新陰流』と呼ぶのも一緒ですね」
ランプ 「その名前………そもそも伝承者がそういう人名だったんですか………」
ロース 「日本人って、そういう名前多いの?」
三洲次 「いや、本土じゃ見たこと無いけど………」
ブリスケット 「話しを『村正』に戻しやすと、刀工が代わっても同じ名跡……つまりブランド名で長年作っていたんで、
 それでけっこうな数がある……ってぇことです」
サーロイン 「なるほど………」
三洲次 「しかも、ご存知の通り『村正』は斬れ味が抜群なので、
 業物(わざもの)のトップブランドとして普及したんですよ」
サーロイン 「業物??」
三洲次 「『戦闘用の日本刀』って意味です」
ブリスケット 「大雑把っすけど、日本刀は、
  芸術鑑賞が目的の『名刀』、
  実戦で使う目的の『業物』、
 この2種類に分かれやす」
三洲次 「ちなみに、
 『名刀』(観賞用)の最高峰が『正宗』、
 『業物』(戦闘用)の最高峰が『村正』、
 とも言われています」
ブリスケット 「で、『村正』は実戦用でトップブランドっすから、帯刀していたのもトップクラスの武将達で、
 しかも普段から装備するんで、多くの実績・戦績を挙げたんす」
三洲次 「そうなると、斬る相手も自然とトップクラスの殿様・将軍が多くなるので、
 逸話が残りやすかったんです。
 『村正』が日本刀の中でも特に有名なのは、そういう背景があります」
ランプ 「じゃぁ、1周目のハタモトが『村正』を恐れたのも………」
三洲次 「自分たちが殿様だからなのでしょう」
ブリスケット 「あやつらに関しては、三洲次っちが殺しまくってるからじゃねぇっすか?」
三洲次 「あ~……そうかも知れないけど…………」
ロース 「でも、自分たちの家族を殺し続けてる刀なら、憎くなるのも分かる気はするわ」
ブリスケット 「ただっすねぇ………逸話ってぇのには尾ひれ羽ひれが付くもんで、
 例外に漏れず『村正』もいろんな云われ様をされてやして、
 そんで『村正』は妖刀とも言われてるんす」
三洲次 「なので『村正』を正しく使いこなすコツは、
 そういう風説を信じて過剰な力を手に入れたとか過信せず、
 『動じない心』で刀と向き合う姿勢が大切なんです」
サーロイン 「なるほど、侍だった桃が軽々と使いこなしていたのは……」
三&ブ&ロ&ラ
ぁああ?!!



ま、本日はここまで!!

 

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名前 LV H.P. コメント
サーロイン 17 154 18 18 17 18 17 14 1 1 おまえ、最近マジで敵を倒せないな……
三洲次 17 150 18 18 18 18 18 18 5 4 流派は特に無いけど、そもそも指導したのが桃だし……
21 161 18 18 18 18 18 18 0 0 罠の判定ミス100%達成。そんな記録いらない……
ロース 21 162 18 18 18 18 18 15 0 2 ゲン金だよな、おまえ………
ランプ 24 130 16 18 18 17 18 18 0 9 久々の「村正」ゲット!何回出て来ても嬉しい!
ブリスケット 20 153 18 18 18 18 18 15 3 5 いざという時に活躍するカッコ良さは健在!

 


【更新履歴】
2021年12月 4日:ハタモト(殿様)の代数の記載ミスを修正。
2021年11月20日:ステータス欄の記載ミスを修正。台詞を一部見直し。次ページへのリンクを設定。
2021年11月13日:新規公開。