117.マバディ

【登場人物】  
サーロイン ローラーレンジャーズのリーダー。サーは敬称。
三洲次 元盗賊だった日本男児の侍。発音は「みすじ」。
元接近戦最強の少女。現在は盗賊。すぐキレる。
ロース こんな名前だが細身で美人なエルフの女魔法使い。
ランプ お金一筋のエルフの司教。パーティーの知恵袋。
ブリスケット 日本オタクのエルフの僧侶。あだ名は「ブリ助」。

読了時間 (目安):約10分
※ページが崩れる場合、本サイトのキャッシュをクリア願います。



前回、「カシナートの剣」を救助隊に渡すついでに、
メインパーティー持ち物の配分を見直しました。

その際、「転移の兜」を誰も装備していないことに気付いたので......、


....ロース(魔法使い)に装備させてみました。


魔法使いは、基本的に装備できませんが、
なぜかこの「転移の兜」だけは装備できるんですよね。

まぁ、これは初出のAppleII版DIADEM_OF MALOR(マロールの冠)」と、純粋な兜ではなかったからでしょう。
でも、使うと戦士系しか装備できないHELM(兜)」になるから、「冠」も少し無理がある気も......。
シンデレラの魔法みたいなものか....?


......ん?


..........あれ?


じゃ、魔法使いが「転移の兜」を装備したまま使ったら、魔法使いなのに「兜」を装備できちゃう?!

いや、それが嬉しいかは別の話しだけど......。


長くなってきたので、話しを軌道修正。
とりあえず装備しちゃいましょう。


魔法使いだけど、A.C.まで下がった。
このA.C.改善が役立つ時はまず来ないと思うけど、ま、雰囲気、雰囲気!

ロース 「魔法使いでも装備できるって、これ本当に『かぶと』なの?」
三洲次 「実は空に上げる凧(たこ)では?」
ロース 「……それ、カイト」
ランプ 熱狂的な集団では?」
ロース 「……それ、カルト」
サーロイン 「足の一番後ろでは?」
ロース 「……それ、かかと」
ブリスケット 「日本のお芝居では?」
ロース 「……何よ、それ?」
三洲次 「それは、歌舞伎!
ブリ助&三洲次 「「いよぉお~~~~~ぉっ!!」」
ポンッ! ← 頬っぺを鳴らした





では今回も、未入手のアイテムを求めて、地下10階第3玄室までを2周しましょう!

未入手のアイテムは、残り下記2種類!

・守りの盾
・破邪の指輪


──── 地下10階 第一玄室(1周目)


初戦はハイプリーストに。

サーロイン 「ハイプリーストはモンティノ(沈黙の呪文)で、
 ファイアージャイアントはカティノ(催眠呪文)で無力化すれば、楽勝だろう」
ロース 「じゃ…」
ランプ 「任せて下さい」




サーロイン 「これで、こいつらはもう雑魚だな」




サーロイン 「余裕だな」
ランプ 「では、お宝の方を……」



ランプ 「『ソウルスレイヤー』ですか。
 なかなか珍しいアイテムを持ってましたね、あいつ」
サーロイン 「だが、悪専用装備だから、このパーティーでは不要だな」

余談ですが、盗賊が装備できる最強の武器って、
「盗賊の短刀」じゃなく、他ならぬこの「ソウルスレイヤー」なんですよね。
(*) "盗賊の短刀"と"ソウルスレイヤー"はほぼ同じ能力だが、後者はST値が1つ上。

ま、悪専用の装備なので、戒律が"善"のローラーレンジャーズには関係無い話しですけど。



とりあえず、第二玄室へ........



──── 第二玄室(1周目)


バンッ!        ← 扉を蹴破った音


??? シンニュウシャ ダッッ!!
サーロイン 「なに?!」


デーモンA ハイジョ シロオオオォォッッ!!
   
サーロイン 「うおっ! 4グループもいるぞ!!」
三洲次 「な、なかなか壮観な顔ぶれだな……」
ロース 「4グループなんて久しぶりね」
ランプ 「グレーターデーモン1匹ぐらいならなんとかなりそうですが……」
ブリスケット 「ナイトストーカーが4匹も居るってぇのが、イヤらしいっすぜ」
サーロイン 「う~む………」

さて、久々の4グループだが、戦術など考えるまでもない!
数で来る敵には、ティルトウェイト(最強の全体攻撃呪文)一発である!!


とは言え、グレーターデーモンには呪文がほぼ通用しないので、そこは三洲次の村正に任せよう。
村正なら一発で倒してくれると期待して!!!


いざっ!!

三洲次 ちょやあああぁぁぁっ!!!


デーモンA グオォッ!! ……マダマダァ…ッ!!
   
三洲次 「くそっ! 一撃で倒せなかった!!」
サーロイン 「いきなり見込みが狂ったか……」

次に動いたのは......?!


ロースティルトウェイト(最強の攻撃呪文)!!
さすがロース 素早い!!

で、グレーターデーモンは当然のごとく呪文を邪魔したが......、



....レベル8ニンジャオーガーロードはあっさりと死亡!
そして問題のナイトストーカーは......、


....4匹中3匹を倒せたが......


....1匹だけ呪文を邪魔した。
まぁ、脅威は大分削れただろう!


さらにブリスケットマリクト(僧侶最強の攻撃呪文)が飛ぶが、
これもナイトストーカー呪文を邪魔し、生き残る。
うーむ......。


ランプ 「え?!」
ロース 「ナイトストーカーの中に、呪文がまったく効かない奴がいるわっ!!」
ブリスケット 「や、やべぇっす!!」
   
デーモンA マアァァハアァァリイィィトオオォォッッ!!


サーロイン 「ぬおおぉっ!!」
三洲次 「くそっ! だが、マハリト程度なら…っ!!」
ランプ 「それより問題は生き残ってるナイトストーカーです!!」
ロース 「ロイン、早くティルトウェイトをっ!!」
三洲次 「ダメだ!!
 ナイトストーカーの方が先に攻撃してくるっ!!」
ブリスケット げぇっ!!


ブリスケット ひいぃぃっ!!ひょい!)」
三洲次 「避けたっ!!」
サーロイン 「ブリ助っ! よくぞ避けたっ!!」

ああああ、あぶねえええぇぇぇ!!!


ここで、やっとサーロインティルトウェイトが飛び、残ったナイトストーカーを撃破!

サーロイン 「見ろ!! 残ったナイトストーカーを倒したぞっ!!」
ロース 「あなた、いつも詠唱がノロイのよっ!!!」
ランプ 「早口言葉の練習って、なんだったんですか……」

いや、マジでサーロインって、昔から呪文の詠唱がノロイよなぁ....。
一歩間違ってたら、取り返しのつかない被害が出てたぞ。



第2ターン
ま、ここまで来れば、もう勝てるでしょう。


デーモンA ギギャアアアアァァァッッ!!
   
三洲次 「よし!!」
サーロイン 「無事に勝利したな!」
ブリスケット 「しかし、けっこう危なかったすぜ」
ランプ 「冷や汗ものでしたね」


宝箱にはお金しか入っていなかった......。

グレーターデーモンって、ちょいちょい金だけの時があるな......。


さて......、


....全員がダメージを喰らったので治療をするのですが、
冒頭で「持ち物の配分を見直し」たことが、さっそく活きる時が来ました。

冒頭で何をしたかと言うと、メンバー全員の持ち物の欄に、最低1つ空きを作っておいたのだ。

その上で、まずは歩いて......



....前衛全員H.P.を回復したら......、


....ブリスケットの持つ「聖なる鎧」後衛に持たせて、
後衛歩いてH.P.を回復させる。


おー! これは便利....



うぜぇ........


さっさと逃走して、また歩く


残り2人、ロースH.P.も回復させる。


おー! これは便利....



うぜぇ........


まぁ、でも......


....無事に全員H.P.を回復完了

これは便利だ。


........便利だが..........面倒くせええええぇぇぇ!!!!


いちいちアイテムを渡して回るのが面倒くせぇよっ!!

あと、ちょいちょい敵と遭遇するのが面倒くせぇよっ!!


良いアイデアだと思ったんだけど......やってみるとイマイチだな、これ。


後衛は、次から普通に呪文で治療しよ。



──── 第三玄室(1周目)


さぁ! 第三玄室!!

バンッ!


三洲次 「よく出てくるな……こいつ………」


ま、1匹なら楽勝でしょう。

そして、今回は宝箱からアイテム2個出てきたが......


・ドラゴンスレイヤー
・悪の鎖帷子

....の2つだった。
どっちも、もう要らないんだけどな。




………


………………


………………………


………………………………


──── ボルタック商店


「ソウルスレイヤー」は、なかなか高く売れるな。


さて、ここでサーロイン(君主)レベルアップ!!


くそっ!
重要な生命力を失いやがった!!!

なのにH.P.一気に20アップかよ?!!
どうなってんだよ??!

まぁ、それはそれとして、今回の目玉はむしろ、レベル6僧侶呪文とうとう習得したことだな!!

さて、今回は何を覚えたのかな?


一度に全部は覚えなかったが、一番重要マディ(全快呪文)習得!!
よくやった!!

サーロイン 「重要な呪文は、きっちり覚えたぞ!
 さすがだろ?」
ブリスケット 「何を覚えなかったんすか?」
サーロイン 「『マバディ』だけ覚えなかった」
三洲次 「それ、どんな呪文でしたっけ?」
サーロイン 「相手のH.P.がどれだけあろうと、強制的に1~8に減らしてしまう呪文だ」
ランプ 「『ポーション・オブ・エナジードレイン』みたいですね」
ロース 「何よ、それ? そんな薬あったかしら?」
三洲次 「なんか、すげぇイヤな響きの名前なんだけど、それ………」
ブリスケット 「そのマバディってぇ呪文、H.P.が1の状態で受けたら、逆に増えたりするんすか?」
サーロイン 「恐くて試せないけど、どうなんだろうな…?」
ランプ 「もしそうだったら、ますます『ポーション・オブ・エナジードレイン』と同じですね」
ロース 「だから、何の話しよ?」

(解説)
「ポーション・オブ・エナジードレイン」とは、「ドルアーガ塔」というゲームに出てくる薬のアイテムで、
取ると主人公のライフがどれだけあろうと強制的に16になるもの。
ただし、主人公のライフが16未満でも16になるので、極限まで減ったライフを回復させるテクニックが存在する。

サーロイン 「マバディも覚えた方が良かったか?」
ランプ 「H.P.が減るだけで、むしろ絶対に一発では倒せない呪文ですからね。
 大した呪文じゃないので、別に良いと思いますよ。
 他にもっと優れた攻撃手段があるのですから、どうせ使いません」
サーロイン 「そうだな。
 ま、マディさえ覚えれば、御の字だろ?」
ロース 「そうね。
 これで私たちは、マディを合計で12回も使えるようになったのね」
ブリスケット 「冒険の安全度が、ますます上がりやしたぜ」
サーロイン 「うむ。
 では、今日ももう1周するか!」


その頃、地下では............


…………………………………………


………………………………


……………………


…………


……


──── 地下10階 某所......
     上級魔術師協会(4代目) 本部

アーチメイジ 「え? 誰が来たって?」
ハイウィザード 「ハイプリーストです」
アーチメイジ 「今度雇うと言っていた奴か?」
ハイウィザード 「はい」
アーチメイジ 「ハイプリーストって……もう何人もローラーレンジャーズに殺られてるじゃないか。
 今日だって既に1人殺られてるぞ」
ハイウィザード 「……だ、そうだが?」
ハイプリースト 「ご心配なく、私は他の奴らとは一味違いますので」
アーチメイジ 「そういや、そんなことを言っておったな。
 だが、先にモンティノを唱えられたら、誰だろうとお仕舞いではないか?」
ハイプリースト 「そこはハイウィザード様に秘訣を教わりました。
 ターゲットは、通路で遭遇した敵からは逃げてばかり、とのこと。
 なので、それを見越して回り込めば、一方的に攻撃呪文を叩き込めます」
アーチメイジ 「一応ノウハウは教わっておるのか……。
 しかし、所詮プリーストだろ?
 プリーストの攻撃呪文なんて、大してダメージを与えられんだろ」
ハイプリースト 「そこが、私が他の奴らと一味違うところです。
 私が本気になれば、メイジよりもH.P.を削る攻撃呪文が使えます」
アーチメイジ 「なんじゃと?!
 マリクトを強化したマリクトウェイトって呪文でもあるのか?」
ハイプリースト 「いえ、そんなのは無いですが……まぁ、そこは楽しみにしていて下さい。
 奴らを見事仕留めたら、報酬は弾んでいただきましょう」
アーチメイジ 「仕留められたら、な。
 よし、モノは試しだ、行って来い!」
ハイプリースト 「お任せを!」





さて、地下10階の周回、2周目です。


──── 地下10階 第一玄室(2周目)


ブリスケット 「お? ドラゴンゾンビでっせ。
 そこそこ久しぶりな気もしやすね」
サーロイン 「ま、余裕だろ」



ロース 「楽勝ね!」

ロース、マジで強ぇ
今回もあっさりと一発で決めてくれたよ!



「開いたぜ」
ブリスケット 「お、剣が1本入ってやすな」


ランプ 「『最強の短剣』でした」
三洲次 「アイテム運が、またちょっと低調気味ですね」
サーロイン 「とりあえず第二玄室へ行こう」

ってな訳で、あっさりと第一玄室を抜け......、


....ワープを通り......、


....第二玄室へやって来たローラーレンジャーズ


だが、その様子を陰から見ている者達がいた........

??? 「奴らが来たぞ。
 全員、襲撃準備!」


──── 第二玄室(2周目)


第二玄室の扉に入ろうとした、その瞬間!!


??? ローラーレンジャーズ、覚悟しろっ!!
サーロイン 「え?!」


サーロイン 「なにっ!?」


サーロイン ぐおおぉっ!!!


サーロイン うぐわぁっ!!!


三洲次 いだだだだだっ!!!


奇襲ターンが終わり、通常ターンへ......


ハイプリースト 「はははは!!
 ローラーレンジャーズとやらも大したことないなっ!!
 あっさりと奇襲が成功したわ!!」
三洲次 「いてて……ってか、噛むなよ………」
サーロイン 「あたた……なんだ、こいつ………?」
ハイプリースト 「ほれ! 悔しかったから、かかってこい!!」
ランプ 「挑発してきてますが、どうします?」
ロース 「こんな奴、経験値も大したことない雑魚だから、無視して逃げない?」
サーロイン 「やり返せないのは悔しいが、そうするか。
 では……」


ハイプリースト はははは!!
 ここではお前らが逃げ回ってることなど、承知済みだ!!!
三洲次 「うわっ!? 回り込まれたっ!」
サーロイン 「え?!」
ハイプリースト 「我々ハイプリーストが雑魚だって?
 そこのエルフの小娘、生意気な口をききおってっ!!
 その認識を改めさせてくれるわっ!!
 我が攻撃を喰らえええぇぇっっ!!


サーロイン 「なに?!」
ランプ 「マバディ?!」


ロース きゃああああぁぁぁっっ!!
ランプ 「うわあっ!! ロースがマバディを受けましたっ!!」
サーロイン 「なんだとっ?!」
ブリスケット 「ロースはん!!」
三洲次 「大丈夫で…」



ブリスケット うごおっ!!
三洲次 ぎゃあっ!!

第2ターンへ。


ランプ 「ロースのH.P.が…っ?!」
ロース 「はぁ………はぁ…………」
ブリスケット 「あんだけあったH.P.が一瞬で……」
サーロイン 「これが……マバディの威力!

ハイプリースト 「そこまでH.P.が減れば、我らプリーストの攻撃呪文でも充分。
 さぁ、仕上げのロルト(真空によるグループ攻撃呪文)といこうか……」

三洲次 「こ、これ……いざH.P.が激減するのを目の当たりにすると、印象が全然違うな……」
ブリスケット 「これでは、あやつにロルトを許すと、やべぇっすぜ!」
サーロイン 「マバディって、こんな危険な呪文だったのか!?」
ランプ 「誰ですか?! 大したことない呪文なんて言っていたのは?!」
三洲次 「お前だろ……」
サーロイン 「奴らは、こちらが逃げる手立てを知っている!!
 もし次も逃走に失敗したら、まずい!!
 もう戦うしかない!!」
ブリスケット 「ファイアージャイアントの攻撃は、あっしらが壁になるとして……」
ランプ 「やはり問題はハイプリーストの攻撃呪文です!!」
サーロイン 「よし!
 後衛全員でモンティノを唱えるんだ!!」
三洲次 「でも、それじゃ誰がロースのH.P.を回復するんです?」
サーロイン 「俺がマディを覚えたのが、さっそく役立つ時が来たな!!」


ランプ 「それはナイスアイデアです!」
三洲次 「そうか!
 どうせロインじゃハイプリーストを一発で倒せる保証もないから、この方がイイですね!」
サーロイン 「お前、さりげなくヒドイこと言うな……」


いくぜ!!

ランプ !! ハイプリーストがロルトを詠唱しだしました!!」
三洲次 「まずい!!
 あいつ、思った以上に詠唱が早いぞ!!」
サーロイン 「最近、詠唱の早い敵が増えたな…」
ブリスケット 「あっしにお任せあれ!!」



ハイプリースト 「ふが……もが……(ま、まさか先に封じられるとは!?)」

ブリスケット 「抑え込みやした!!」
サーロイン 「ブリ助!! 素晴らしいぞっ!!」
三洲次 「おぉ!
 素早さはパーティーの中では低い方なのに、見事ですよ!!」
ブリスケット 「おぬし、さりげなくヒデェこと言いやすな……」
ランプ 「それより、ロイン?」
サーロイン 「ん? お、そうだったな。
 まぁ、もう危機は脱したが……」


サーロイン 「……念のため、な」
ロース 「ふぅ……ロイン、サンキューね」
ランプ 「これで憂いは無くなりましたね」


後は三洲次ファイアージャイアント1匹倒して、第2ターン終了

第3ターンへ。


ハイプリースト 「ふご……ほご……(く、くそっ!)」
   
サーロイン 「なめた真似をしてくれたな。
 その代償を受け取ってもらおう!!」


ハイプリースト うぎゃあああぁぁっっ!!
   
サーロイン 「やはり雑魚だったな」
三洲次 「あ、一発で倒せるんですね」


残ったファイアージャイアント三洲次一撃で倒し......、


....無事に勝利!!
いや、ちょっとだけ冷や汗かいたわ.....。


さて、前衛が攻撃を喰らったので......、


....歩いて治療しますか。

とは言え、歩いていると......、



....やっぱりちょくちょく敵が出てくる

ブリスケット 「お? またドラゴンゾンビですぜ」
サーロイン 「気付いてないから、立ち去るか」

ま、敵が出てきても特に問題無くやり過ごせてるので、無事にH.P.を回復しました。


…………………………………………


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……………………


…………


──── 上級魔術師協会(4代目) 本部....

LV10メイジA 「例のハイプリーストですが、やられました」
アーチメイジ 「ダメだったか。
 ちなみに、強力な呪文とは何だった?」
LV10メイジA 「マバディでした」
アーチメイジ 「はぁあ?!
 もったいぶった言い方しといて、ただのマバディって……」
ハイウィザード 「確かに相手のH.P.を幾らでも削れると言えば削れますが……」
アーチメイジ 「なぁ、マバディって、相手を即死させずに瀕死止まりだから、もう一押し攻撃が必要だよな?」
ハイウィザード 「まぁ、そうですが……」
アーチメイジ 「だったら6レベル呪文のマバディを唱えるより、
 一発で殺せる5レベル呪文のバディ(即死呪文)を唱えた方が 早いだろ?」
ハイウィザード 「バディは成功率が術者のレベルに依存しますが、
 マバディはレベルに関係無く成功しますので、それで差別化されているのかと」
アーチメイジ 「ふ~~ん……ヘッポコな奴でも成功する呪文ってことか」
ハイウィザード 「また負けたのが悔しいんですね」

 

…………


……………………


………………………………


…………………………………………


──── 改めて 第二玄室(2周目)


バンッ!


ブリスケット 「またドラゴンゾンビですぜ」
サーロイン 「ま、余裕だろ」



ロース 「楽勝ね!」

ロース、マジで強ぇ
今回もあっさりと一発で決めてくれたよ!

あ、そこ、コピペとか言わない。



宝箱毒針も......



....があっさりと解除し、アイテム2個ゲット!

サーロイン 「これは期待できるかな?」


・豪華な皮鎧
・悪の盾

ランプ 「悪専用の装備が、何気に溜まっていきますね」
ロース 「どうして善の装備って無いのかしらね……」
サーロイン 「とりあえず、次へ行くか」



──── 第三玄室(2周目)


ブリスケット 「3連続でドラゴンゾンビですぜ……」
三洲次 「最近出ないと思ってたら、ここぞとばかりに出てくるな……」
サーロイン 「ま、余裕だろ」
ロース 「もちろん!」



ロース 「あら、1匹倒せなかったわ」
三洲次 「残り1匹なら、俺に任せろ!」


見事な連携で、一瞬にして勝利!!


ロース 「ちぇ……全部一発で決めようと思ったのに……残念」
ランプ 「宝箱がありましたよ!」
ブリスケット 「では、カルフォを……」



サーロイン 「桃の解除技術も安定してきたな」
Vサイン!
三洲次 「ガス爆弾以外はね」
うー!


ランプ 「『破滅の皮鎧』でした」
ロース 「今回は、あまり目ぼしいアイテムが出なかったわね」
サーロイン 「ま、そういう時もあるさ。
 しかし、マバディがあそこまで脅威のある呪文だったとは……。
 今さらだが、覚えとけば良かったかな?」
三洲次 「じゃ、次のレベルアップに向けて、練習をしたらどうです?」
サーロイン 「マバディを覚えるのに良い練習って、何かあるかな?」
ランプ 「スポーツなんてどうですか?
 発祥は紀元前に遡るほど古く歴史あるスポーツですが、
 ひたすら『マバディ、マバディ、マバディ、マバディ…』」
サーロイン 「……それ、カバディ」
ブリスケット 「替え歌を歌うってぇのは?」
サーロイン 「……それ、パロディ」
ロース 「渋くオシャレしてみたら?」
サーロイン 「……それ、ダンディ」
三洲次 「魔法なら、やっぱり魔法で練習ですよ!
 それは魔法の言葉! ビビデ!」
サーロイン 「…バビディ」


「118.ダメージ、悲喜こもごも」へ



名前 LV H.P. コメント
サーロイン 14 127 18 17 16 16 15 12 1 0 今回肝心な能力が全然アップしてないじゃん。
三洲次 13 107 18 18 18 18 18 18 5 4 君主がレベルアップなら、こいつもそろそろ?
17 157 18 18 17 18 17 18 0 0 今回は珍しく罠の解除の失敗が無かった。
ロース 15 156 15 18 18 18 18 11 0 2 後衛だけど素早いから、すごい助かっている。
ランプ 20 93 18 18 18 16 18 14 0 9 目立つ呪文がまだ無く、最近戦闘で目立たない。
ブリスケット 15 114 16 18 18 16 17 14 3 4 よく見ると、素早さってそこまで悪くないのか。

 


【更新履歴】
2021年 5月22日:読むのにかかる所要時間(目安)を掲載しました。
2021年 4月 4日:次ページへのリンクを設定。
2021年 3月28日:新規公開。