141.ハイプリースト三銃士

【登場人物】  
サーロイン ローラーレンジャーズのリーダー。サーは敬称。
三洲次 元盗賊だった日本男児の侍。発音は「みすじ」。
接近戦最強のくノ一(忍者)。すぐキレる。
ロース こんな名前だが細身で美人なエルフの女魔法使い。
ランプ お金一筋のエルフの司教。パーティーの知恵袋。
ブリスケット 日本オタクのエルフの僧侶。あだ名は「ブリ助」。

読了時間 (目安):約18分(動画無)約29分(動画込)
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──── ギルガメッシュの酒場 早朝.....

ローラーレンジャーズ6人がテーブルに付くと、
元トレボー親衛隊部隊長だった戦士あがりのコックが、
いつもの人懐っこい笑顔を見せながらやって来た。

酒場のコック 「らっしゃい、ロインさん。
 今朝はどうします?」
サーロイン 「おはよう。
 今朝はサンドイッチでいいや。
 なにかテキトーに挟んでくれ」
酒場のコック 「他の方々は?」
ブリスケット 「あっしも、たまにはサンドイッチがいいっすな」
ランプ 「では、私もそれで」
三洲次 「ぅ~~……同じぃ~………」
「ぅ~~……じぃ~………」
ロース 「みんな同じのでいいみたいね」
酒場のオヤジ 「了解。
 じゃ、何かスタミナがつくものを挟んでおきますよ」
ブリスケット 「誰っすか、あれ?」
酒場のコック 「え?」

ブリスケットが指差した方向には、輝くブロンドの髪をしたグラマラスな体型の若く美しい女性が、
やや胸元が大きく開いたウエイトレスの服を着て、客から注文を聞いていた。

酒場のコック 「あぁ、先日雇ったばかりなんだ。
 ああいうウエイトレスがいれば、店の売り上げもアップするだろ?」
サーロイン 「ちょっと露骨だが、まぁ、そうかもな」
ブリスケット あっしも、あの子に注文を聞いてもらいてぇっす!!
ランプ 「さっそく売り上げアップですよ」
ロース 「サンドイッチはどうするのよ?」
ブリスケット 「あっしはキャンセルで!」
酒場のコック 「じゃ、呼ぶかい。
 おーい!
 こっちのお客さんの注文も聞いてあげな!
   
ウエイトレス 「はーい!」

グラマラスなウエイトレスはそれまで対応していたお客に手を振ると、
ブリスケット達のテーブルまでやって来た。

ウエイトレス 「いらっしゃ~い!
 皆さんとは初めてかしら?
 何になさる?」
サーロイン 「我々はもう注文したから、ブリ助のだけ聞いてあげてくれ」
ウエイトレス 「こちらのプリーストさんのね。
 ご注文は?」
ブリスケット 「お美しいお嬢様!
 あなたのようなベリービューティーな女性には、これまで逢ったことがございやせん!」 
三洲次 「会話になってねぇよ」
ウエイトレス 「うふ、どうもありがとう。
 私もあなたのようなハンサムさんには、会ったことが無いかも」
ブリスケット 「皆の衆!! 聞きやしたか?!」
ロース 「社交辞令よ」
ウエイトレス 「それで、何になさるの?」
ブリスケット 「では、素敵なお嬢様の素敵なスペシャル料理を、素敵なお嬢様の一言を添えて!!」
三洲次 「なんだ、そりゃ………」
ウエイトレス 「あら、素敵なお料理がお好きなのかしら?」
ブリスケット 「美しいお嬢様の手料理が大好きなんす!!」

それを聞くと、ウエイトレスは艶めかしい手つきでブリ助の顎を撫でながら......

ウエイトレス 「いいわよぉ~、じゃぁ、私がアツアツですて~きなスペシャル料理を、私自身が作ってきてあげるわぁ~」
ブリスケット 「是非、素敵な一言も添えて!」
ウエイトレス 「そうねぇ………じゃ、ハンサムなプリーストさんには………」

そう言うと、ウエイトレスは顔をブリスケットのすぐ耳元まで近づけると、甘い声で......

ウエイトレス 「…特別に私の秘密を、あなたにだけこっそりと教えて、あ・げ・る……」
ブリスケット (ふん! ふん! ふん!)

ウエイトレスは最後にブリスケットの頭を軽く撫でると、軽い足取りで厨房に入って行った......。

ブリスケット 「やりやしたぜっ!!
 今日は朝から絶好調ぉっ!!
三洲次 「お前、ほんとうに僧侶か?」
ロース 「何を作って来るのかしら?」
サーロイン 「ま、来てのお楽しみだな」
ランプ 「秘密ってのも、気になりますね」
ブリスケット 「へ? 聞こえてたんすか?
 あっしにだけかと思ってやしたのに」 
ロース 「普通に周りに聞こえてたわよ」
ブリスケット 「そうなんすか………ま、なんにせよ、秘密とはなんでやしょうかねぇ~?
 やはり、お住いの場所とか……」
三洲次 「んな訳あるか」

しばらくして、先ほどのウエイトレスがテーブルに戻ってくると、
ジュ~ジュ~…と熱せられた3人前とも思える巨大なステーキの皿をブリ助の前に置いた。

ブリスケット 「…………………………………………」
ウエイトレス はい!
 すて~きな料理がお好きだって言うから、ステーキよ!」
三洲次 「そりゃ素敵だ………」
ブリスケット 「これ…………どこがスペシャルなんすか?」
ウエイトレス 「これね、一頭の牛から三人前しか取れない、貴重なお肉なのよぉ~」
ランプ 「ヒレに包まれた特別な部位ですね。
 なかなかお目にかかれない珍しいお肉ですよ、それ」
ロース 「さ~~て、お幾らなのかしらねぇ……」
ブリスケット 「…………………………………………」
ウエイトレス 「私が厳選した料理なんだから、気に入ってくれるわよねぇ~?」
ブリスケット 「…………………………………………」
ウエイトレス 「さ! 愛情を込めて作ったスペシャル料理なんだから、熱々の内に味わって食べてね!」
ブリスケット 「…………………………………………」
ウエイトレス 「じゃ!」
ブリスケット あ! お嬢様!
 お嬢様の秘密も!
ウエイトレス 「あら、忘れてたわ」
ブリスケット (ふん! ふん!)

ウエイトレスは再び顔をブリスケットのすぐ耳元まで近づけると、今度も普通に周りに聞こえる声で.....

ウエイトレス 「あのね………実はね…………これ作ったの、私じゃなくて元親衛隊長のコックさんよ。
 二人だけの秘密ね」
ブリスケット はあ?!

ウエイトレスはゲラゲラと大声で笑いだした。
と、同時に、戦士あがりのコックがテーブルまでやって来て......、

酒場のコック 「その希少部位のステーキは、トレボー王の宴会とかでしか出ない"超"が付く高級料理だ」
ブリスケット 「はぁ……………」
酒場のコック 「注文してくれて、ありがとうな!
 おかげで今日一日の売り上げが大幅アップだよ」
ブリスケット 「ってか、なんで3人分の量………?」
ウエイトレス 「……~~♪」
ランプ 「してやられましたね」
サーロイン 「美しい薔薇には棘があるな」
ウエイトレス 何か言ったかしら?!
サーロイン いえ…………なんでもないです………」
ブリスケット 「…………………………………」
ランプ 「ブリ助?」
ブリスケット 「へい?」
ランプ 「自腹ですよ」
ブリスケット 「ええぇぇぇ………」

 



今回もアイテム全種類ゲットの目標達成に向けて、地下10階第三玄室までを周回します。

残るアイテムは、下記1種類!

・守りの盾



【目次】

1周目:ハイプリースト三銃士(1)

2周目:ハイプリースト三銃士(2)




………………………………………


………………………………


………………………


………………


………


──── 地下10階 第六玄室
     上級魔術師協会(6代目) 本部

LVL8ビショップA 「ハイプリースト三銃士を連れて来たよ」
アーチメイジ&
ハイウィザード
「「ハイプリースト三銃士?!」」
   
LVL8ビショップA 「奇襲戦法の専門家、
 ユゾー・ノシ」
ハイプリーストA 「うっす、よろしく」
   
LVL8ビショップA 「瞑想と呼吸法の専門家、
 ミーノ・デグワ」
ハイプリーストB 「がんばります、よろしく」
   
LVL8ビショップA 「戦術理論の専門家、
 ヤッシー・タギィ」
ハイプリーストC 「よっす、どうも」
   
LVL8ビショップA 「この三人は、今までにいろいろな冒険パーティーの打倒に成功してきた、
 冒険パーティー討伐の専門家です。
 打倒ローラーレンジャーズは任せて下さい」
アーチメイジ&
ハイウィザード
「「はぁ……………」」
LVL8ビショップA 「ローラーレンジャーズに対抗する唯一の手段は、奴らが侵入する玄室に
 我々もこの三銃士を出して、奴らと一騎討ちして、叩き潰すことです」
アーチメイジ 「いつもと同じじゃん…………」
LVL8ビショップA よおし、やるぞ!
ハイプリースト達 「「おぉっ!!」」
   
アーチメイジ 「なぁ、ハイウィザードよ……………どう思う?」
ハイウィザード 「まぁ…………一度試してみては……………」


………


………………


………………………


………………………………



■1周目:ハイプリースト三銃士(1)




──── 地下10階 第一玄室(1周目)



「いてぇっ!!」
   
三洲次 「お前、もう噛まれないって、前に宣言してなかったっけ?」
ブリスケット 「桃っちって、弱い敵からは、逆によくダメージを喰らいやすな」
ランプ 「油断し過ぎですよ」


サーロイン 「撤退だっ!!」
てめえええぇぇっっ!!!
 地獄に送ってやるっっ!!!
三洲次 「ほら、桃、撤退だ(ずるずるずる…)」
三洲次ぃぃっっ!!!
 放せえぇぇっ!!!(ずるずるずる…)」

逃走して......


...入り直す。

バンッ!        ← 扉を蹴破った音



デーモンA コワッパ ドモメエエエェェッッ!!
デーモンB 蹴散ラシテ クレルワアアアァァッッ!!
   
サーロイン 「む! 出たな!!
 だが、4匹なら倒せるだろう!」
ランプ 「しばらく前は2~3匹でもビビりながら戦っていたことを思うと、私たちも成長しましたね」
ロース 「やっぱり桃が前衛に復帰したのが、大きいと思うわ。
 以前は前衛が頼りなかったから」
サーロイン 「最後の一言を、”余計な一言”って言うんだ」
三洲次 「よし!!
 桃、いくぜ!!
おうっ!!



デーモンA グシャアアアァァァッ!!(ズシャーン!)
デーモンB グギャアアアァァァッ!!(ズシャーン!)
   
三洲次 おっしゃ!!(ハイタッチ!)
余裕ぅっ!!(ハイタッチ!)
   
ランプ 「相変わらず息が合ってますね」
ブリスケット 「負けてられねぇっすぜ!!」


デーモンC フギャアアアァァッ!!!
   
ブリスケット 「ふ、見やしたかっ!!」
サーロイン 「おぉ!!
 マリクトで一匹沈めたぞっ!!」
ロース 「すごいわ!!ブリ助!!」
三洲次 「残り1匹!!」
ランプ 「これは、私も負けてられないですね」


デーモンD (ヌ………ム………ッ?!)
   
ランプ 「どうですか?!」
ブリスケット 「おぉ!!
 残った1匹の呪文を封じやしたぜ!!」
三洲次 「あれ………?
 ってことは………」
サーロイン 「よーし!!
 俺も負けてられないな!!
 最後の一匹を倒し、華麗に決めるぞっ!!!


サーロイン 「………………………………」
ロース 「はいはい、そんなことだと思ったわ」
ランプ 「いつものことですね」
ブリスケット 「毎度のことっす」

1ターン目終了......


デーモンD (……ン……ク……ッ?!)
   
三洲次 「で、呪文を封じたグレーターデーモンが1匹残ったけど?」
ランプ 「これ、応援がかけつけても、そいつらも呪文が使えないパターンですよね?」
ブリスケット 「そこにかこつけて、経験値を稼げるパターンっすよね?」
ロース 「でも、増やし続けるなんて非道いことはしない、って私たち決めたわよね、確か」
サーロイン 「う~~む………」

マイルールで、グレーターデーモン養殖禁じているけど........

サーロイン 「もう1回ぐらい、その現象を体験してみようか?」
ロース 「えー? やるのぉ?」
サーロイン 「1回だけ!!
 1回だけヤラせて!!
 ね? いいだろ?!」
ロース 「調子にのってぇ………非道いことするんでしょぉ?」
サーロイン 大丈夫!!
 そういうイヤらしいことしないから!!
ロース 「本当にぃ?」
サーロイン 大丈夫だって!!
 だから1回だけヤらせて!!
 ね、1回だけ!!
ロース 「え~~……」
   
ランプ 「2人して、なんて会話ですか……」
三洲次 「ナンパかよ………」

まぁ、でもせっかくの機会なので、もう一度だけ
「呼ばれた敵も呪文を封じられた状態」
って現象を体験してみようかな......と思います。


全員「身を守る」にして、戦闘を再開。


サーロイン 「ラハリト………」


三洲次 「ダルト………」


ブリスケット 「ラハリト………」


ロース 「また、ダルト………」


ランプ 「また、ラハリト………」


サーロイン ラハリトとダルト、繰り返してるだけじゃん!!!!
だああああぁぁぁっっ!!!!


うっっっぜえええぇぇぇっっ!!!
デーモンD グィギャアアアァァッッ!!!(ズシャーン!)
   
サーロイン 「………………………………」
ランプ 「何も首を刎ねなくても………」
ブリスケット 「無駄な時間を過ごしたっすな………」
三洲次 「なんだったんだ………」



ランプ 「アイテムは『ドラゴンスレイヤー』でした」
ロース 「今さらグレーターデーモンほどの敵から、それって………」
ブリスケット 「時間をかけた割に、大したものが手に入らなかったっすな」
サーロイン 「しょうがない。
 次へ行こう」


と、第二玄室へ向かうが、その途中で......



サーロイン 「なに?!」


「ちぃっ!」


三洲次 ぐはっ!!


サーロイン ぐぅほおっ!!

奇襲ターン終了......


サーロイン 「いてて………なんだ、こいつら……?」
ハイプリースト 「ははははっ!!
 我こそはハイプリースト三銃士の一人『奇襲戦法の専門家 ユゾー・ノシ』!!
 我にかかれば、どんな相手でもあっさり奇襲できるのだ!!」
ランプ 「………だからなんです………?」
三洲次 「いちち………なぁ、桃?
 このまま黙って引き返すか?」
もちブッ殺すっっ!!!!



ジャイアントA プッツリプッチイィィン!!!
ハイプリースト シコシコシコシコォォッッ!!!
   
三洲次 「おっけー!!(ハイタッチ!)
「うーしっ!!(ハイタッチ!)
   
ランプ 「相変わらず……」
ブリスケット 「素早いお二人っすな……」


サーロイン 「…………………………」
ロース えーーーっ!!
 レッサーデーモンも一撃で倒せないのぉ?!
 あなた、本当に誰だったら確実に一撃で倒せるのよ!?」
サーロイン 「いや、4回ヒットって、フルヒットだよ?!
 55ダメージって、けっこうデカいよ!?
 俺が相手する敵に限って、なぜかH.P.が高い奴ばかりだったりしてない?!」

2ターン目


三洲次 いくぜ、桃!!
ぅいっし!!



三洲次 おっけぇ!!(ハイタッチ!)
ぃえーっ!!(ハイタッチ!)


サーロイン 「よし!! 倒したぞ!!」
ロース 「今さらこんな敵を2ターンもかけて倒さないでよ」


いでぇっ!!
三洲次 「おいおい………」


あたいに手ェェ出してえええぇぇ、
 タダで済むと思うなあああぁぁぁっ!!!!
ジャイアントD モチモチプッチイィィンッッ!!!
   
ランプ 「怒りに任せて激しくいきましたね………」
ブリスケット 「相変わらず確実にやり返すっすな………」


とりあえず敵を蹴散らし......


....第二玄室へと向かう。


………………………


………………


………


──── 第二玄室内......

??? 「全員揃ったかあっ!!?」
??? 「「おおーーーっ!!!」」
??? 「この迷宮には、俺たちをなめまくってるクソ生意気なジジィどもがいる!!」
??? 「「…………………………」」
??? 「ジジィなんかになめられてるたまるかっ!!!」
??? 「「おおーーーっ!!!」」
??? 「相手はしょせん少数!!!
 これだけの数で襲えば、絶対に勝てる!!!」
??? 「「おおーーーっ!!!」」
??? 「5代目を殺された恨み、晴らしてみせるぞっ!!!」
??? 「「おおーーーっ!!!」」
??? 「いいか、おまえらっ?!
 狙うターゲットは『老人レンジャーズ』だ!!!」

………


………………


………………………


──── 第二玄室(1周目)


サーロイン 「では、入ろう」

バンッ!


??? ジジィどもが来たぞっ!!!
   
サーロイン 「え? ジジィ?」
三洲次 「どこですかね?」


??? 「「死ねええええぇぇっ!!!」」
??? 「「老人レンジャーズゥゥッッ!!!」」
   
サーロイン 誰が老人レンジャ…


サーロイン ふぐおっっ!!!
   
ランプ 「な?!」
ロース 「なに、この大群!?」


三洲次 ぐおおぉぉっ!!!


「くっ!!」

サーロイン 「く……くそっ!!
 やれれた分は、やり返…」
マスターシーフ ははははは!!!
 老人レンジャーズよ!!
サーロイン 誰が老人レンジャーズだっ!!!
マスターシーフ たっぷり苦しんで死ぬんだな!!


マスターシーフ さらばだ!!!
   
サーロイン 「あ………逃げた………」
ブリスケット 「あやつ、部下に襲わせるだけ襲わせて、自分だけ逃げやしたぜ………」
三洲次 「サイテーだ………」

とりあえず奇襲ターンをしのぐ......。


ファイターA 「おい、こいつら若いぞ?」
ファイターB 「10代、20代ばかりじゃん」
ファイターC 「相手を間違えてないか?」
ファイターD 「確か老人レンジャーズだったよな?」
   
サーロイン 誰が老人レンジャーズだっ!!!
三洲次 「1文字目が『ろ』なら、もう何でもありだろ、この伝言ゲーム………」
ブリスケット 「どっちにせよ、この迷宮で襲ってきておいて、タダで帰れる訳はねぇっすぜ!」
サーロイン もちろんだ!!
ランプ 「とは言え、数が多いですね」
サーロイン ならば、ロース、ティルトウェイトの準備だ!!!
ロース 「オッケー!!」
サーロイン だが!!
 魔法で根こそぎ倒す前に、やられた分はやり返す!!!
 死ねえええぇぇ!!!


サーロイン 「………………………………」
ロース 「ある意味、予想通りね………」
ブリスケット 「ある意味、さすがっす………」
ランプ 「ある意味、期待を裏切らない男………」


三洲次 思い知ったか!!!
 バカやろうども!!!!
ロース ティルトウェイトォォォッッ!!!


ファイター達 「「ぎゃああああぁぁぁっ!!!」」
   
サーロイン 「よし、一網打尽だな!」


ファイターG 「はぁ……はぁ………」
   
ロース 「あら、1人だけ耐えたわ」
ブリスケット 「では、あっしのマリクトで……」
おめぇは手ぇ出すなああぁぁっっ!!!
ブリスケット 「へ?」


あたいに攻撃しかけてきてええぇぇっ、
 生きていられると思うなあああぁぁぁっ!!!!
ファイターG ぐぃぎゃあああぁぁっっ!!!
   
ランプ 「140ダメージってスゴイですね………」
ブリスケット 「相変わらず、やられたら必ずやり返すっすね………」


ランプ 「『ひび割れた胸当て』………」
ブリスケット 「奇襲はしてくるわ、アイテムは呪われてるわ……」
ロース 「ロクでもない奴らだったわね」
サーロイン 「いつか、あの逃げたマスターシーフに仕返ししてやらないとな」
三洲次 「とりあえず、次へ行きましょう」



第三玄室へ........



──── 第三玄室(1周目)


サーロイン 「で………………」


サーロイン 「……また、こいつらか」
三洲次 「ま、戦いましょう」


ブリスケット 「今回も一撃っすか………」
ランプ 「相変わらず一発で倒しますね………」
ロース 「強過ぎよね………」




ブリスケット 「今回もダメっすか………」
ランプ 「相変わらず呪文が効きませんね………」
ロース 「効かな過ぎよね………」


ブリスケット 「今回は一撃で倒したっすか………」
ランプ 「相変わらず空気を読みませんね………」
ロース 「らしくなさ過ぎよね………」
   
サーロイン さっきからなにをブツブツ言ってるんだあああぁぁっ!!!


三洲次 「ほい、勝負あり!」


なんと!!
ノーダメージで撃破!!
全員が素早く動けたのと、サーロインが一撃で敵を倒したのが大きかったな!!


ランプ 「お! アイテムが出てきましたよ!!」


ランプ 「また『ドラゴンスレイヤー』……」
三洲次 「え? また?!」
ブリスケット 「グレーターデーモン達の間で、今度は『ドラゴンスレイヤー』が流行ってるんすかね?」
ロース 「さぁ………」
サーロイン 「ま、第三玄室まで来たし、一旦城に戻ろう」



1周したので、ここで城に戻って、回復をします。

1周目はロクなアイテムが出なかったな........。

 

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…………………………………………


………………………………


……………………


…………


──── 上級魔術師協会(6代目) 本部

LVL8ビショップA 「いかがでしたか?
 見事な奇襲でしたよね!」
アーチメイジ だからなんじゃあっ!!!
LVL8ビショップA 「後が続かないのが、たまにキズですが…」
アーチメイジ それは致命的欠点って言うんじゃあっ!!!
LVL8ビショップA 「まぁまぁ、次は二人目の『瞑想と呼吸法の専門家』が行きます」
アーチメイジ 「瞑想って…………それは、どう強いんだ?」
LVL8ビショップA 「詳しくは知りませんが、なんでも誰一人手を出せないらしいですよ」
アーチメイジ 「なんで?」
LVL8ビショップA 「さぁ………?」
アーチメイジ 「なんか………名前からして、ダメそうな雰囲気がビンビンなんじゃが………」

 




■2周目:ハイプリースト三銃士(2)



 

──── 地下10階 第一玄室(2周目)


ゴーゴン 「ぶもっ♪ ぶもっ♪」
   
サーロイン 「………………………………」
三洲次 「第一玄室にいる一匹のゴーゴンって……」
ランプ 「……例の協会から逃げ出したゴーゴンですね」
ブリスケット 「久しぶりっすな」
ロース 「逞しく生きてるわね、こいつ」


サーロイン 「ま、生きてたら、またどこかで……な」
   
ゴーゴン 「ぶるるるんっ♪」


ゴーゴンはスルーして、もう一度入り直す。

バンッ!


サーロイン 「ん? ハイプリーストとジャイアントの集団が瞑想をしているぞ」
三洲次 「え?」


ハイプリースト 「瞑想で重要なのは、自らの精神・心をコントロールすることです」
ジャイアント達 「「…………………………」」
ハイプリースト 「邪念に心を濁されず、今この瞬間の静かな時間・空間だけを意識しましょう」
ジャイアント達 「「…………………………」」
ハイプリースト 「そこで重要なのが『呼吸』です」
ジャイアント達 「「…………………………」」
ハイプリースト 「眼は閉じて何も見ず、耳は自分の呼吸の音に集中し、
 鼻と身体は腹式で呼吸をすることに専念するのです………」
   
サーロイン 「なに、あれ………?」
三洲次 「ヨガ……ですかね?」
ブリスケット 「そういや、地下6階にプリーストが瞑想する個室がたくさんありやしたね」
 (参考)第76話「瞑想室と魔法の修行場
ランプ 「この迷宮のプリースト達は、瞑想を通じて精神力を研ぎ澄ませているのでしょう」
ロース 「だからって、こんな危険な玄室でヨガをやっている理由が分からないわ……」
サーロイン 「で、どうする? 倒す?」
ランプ 「瞑想しているだけですし、お邪魔するのは申し訳ないかと………」
ブリスケット 「旦那、あやつら、レアアイテム持ってまっせ」
ランプ 先手必勝ですっ!!
三洲次 「………俺たちって本当に"善"の戒律なのか、時々疑問に感じるんだけど………」
サーロイン 気にするなっ!!
 一気にケリをつけるぞっ!!


ハイプリースト ダシィッ!?
   
サーロイン 「……………あれ?」
ロース 「あなた、本っ当ぉ~~に、誰だったら確実に一撃で倒せるの?」
サーロイン 「いや、43ダメージって頑張ってない?
 やっぱりさぁ、俺が相手する敵に限ってH.P.が高い奴だったりしてない?」
   
ハイプリースト 「な、なにをするっ?!」
   
三洲次 「瞑想するなら、場所を選ぶんだなっ!!
 いくぞ、桃っ!!
おう!!



ジャイアントA セアブラアアアァァッ!!!
ジャイアントB トリアガラアアアァッッ!!!
   
三洲次 「いぇいっ!(ハイタッチ!)
「ぇえーい!(ハイタッチ!)
   
ブリスケット 「このお二人は、相変わらずっすね」
ランプ 「本当に息が合ってますね」

通常ターン........


ハイプリースト 「なんという狼藉!!
 わしをハイプリースト三銃士の一人『瞑想と呼吸法の専門家 ミーノ・デグワ』と知っての狼藉かっ?!」
サーロイン 「いえ、違います」
ハイプリースト 「え?」


ハイプリースト トンコツウウゥゥッッ!!!
   
サーロイン 「知らないでの狼藉です」
ランプ 「トンコツと言うより、ポンコツですね」
三洲次 「じゃ、残ったジャイアントも倒しますよ」


ジャイアントC ギュゥゥウスジイイィィッ!!!


問題なく勝利!

三洲次 「先制できただけあり、余裕でしたね!」
サーロイン 「うむ、我々に攻略できない相手は、もはや皆無と言えよう!!」
ランプ では、お宝タァーーーイムッ!!


ランプ 「………………………………」
三洲次 「恐くて手が出せねぇ………」
サーロイン 「攻略できない相手がおりました………訂正して、お詫び致します」


万が一を考えると手が出せないので、諦めて立ち去る

ランプ 「は…………」
サーロイン 「では、次の玄室へ行くか」
三洲次 「でも、『三銃士』とか言ってたから、もう一人出てくるのかな…?」
ロース 「どうせ三人目も楽勝よ」
ブリスケット 「そうっすね。
 ま、気にせず、次へ行きやしょう!」


第二玄室........


………………………………


……………………


…………


──── 上級魔術師協会(6代目) 本部

LVL8ビショップA 「いや~、素晴らしい瞑想でした!」
アーチメイジ だからなんじゃあっ?!!
LVL8ビショップA 「いやいや、前情報通り、ローラーレンジャーズは手も足も出せなかったじゃないですか?」
アーチメイジ それは宝箱の方じゃっ!!!!
LVL8ビショップA 「まぁまぁ、三銃士の最後の一人を…」
アーチメイジ もう、いいわっ!!!
LVL8ビショップA 「えぇ~……」
アーチメイジ 「どうせ三人目もダメに決まっておるわっ!!!」
LVL8ビショップA 「いや、そんな決めつけないで下さいよ」
アーチメイジ うるさいっ!!!
 下らん奴らを雇って、協会の金をドブに捨ておって!!
 責任とって、今度はお前が行けええぇっ!!
LVL8ビショップA 「え? 私1人で……ですか?」
アーチメイジ そうじゃああぁっ!!!
LVL8ビショップA 「そりゃ、絶対に無理ですよぉ~!」
アーチメイジ いいから行って来いいいぃぃっ!!!

…………


……………………


………………………………


──── 第二玄室(2周目)



LVL8ビショップA 待っていたぞ、ローラ…

バタンッ!!!


アイテムが期待できないので、入り直す。

バンッ!



ジャイアントA フゴオオオォォ……ッ!!
ジャイアントB フシャアアアァァ…ッ!!
   
サーロイン 「う~む……マカニトで一発な相手だが、
 直接攻撃でどこまで通用するか、試してみるか」
ロース 「無駄なことするわね」
三洲次 「ロインって、81以上のダメージ、まだ出せないでしょう?」

戦闘開始!!


サーロイン 「まぁ、半分以上はダメージ与えたから、御の字かな」
ロース 「だから何よ?」
三洲次 「何がしたかったんですか?」
サーロイン 「マカニトの詠唱中にブレスを吐かれても、これで被害は抑えられるだろ?」
ロース 「どうせ倒すんだから、どうでもいいわよ」
直接攻撃すんなら、こうすりゃいいんだよっ!!
サーロイン 「え?」
ランプ 「あ、桃が………」
ブリスケット 「まぁ、桃っちなら81ダメージ以上は出せるんで……」
三洲次 「あ、桃も81ダメージ未満だった………」
サーロイン 「まぁ、俺が言いたいことはだな、
 やっぱり81ダメージ以上なんて安定しないから、
 直接攻撃はブレスのダメージを抑えることを念頭にだな…」
け!
 あたいが攻撃をしたのなら、そいつは死んだってことだぜ!」
サーロイン 「へ?」


ジャイアントA ギィシャアアァァ…ァァ…ッ!!(ズシャーン!)
   
サーロイン (; ゜_ ゜)…………………………
ランプ 「ポイゾンジャイアントほどの敵でさえ、あっさり首を刎ねますか……」
ロース 「さすが桃ね!」
三洲次 「なぁ、ロイン?
 ロインもクリティカルを出せなかったっけ?」
サーロイン (;・-_・-)…………………………
ブリスケット 「あの………マカニトの詠唱終わったんで、倒していいっすか?」






ランプ 「『最強の短剣』でした」
ロース 「それ、もう何本目かしら?」
ブリスケット 「『最強』がゴロゴロ出てくるっすな……」
三洲次 「この短剣、最強の意味分かってんのかな……?」


………………………………


……………………


…………


──── 上級魔術師協会(6代目) 本部

LVL8ビショップA 「無視されちゃった、テヘッ!」
アーチメイジ テヘッ、じゃねぇわっ!!!
LVL8ビショップA 「いや~、やっぱり私1人って、もともと無理ですよ」
アーチメイジ 役立たずっっ!!!
LVL8ビショップA 「大丈夫です、三銃士の最後の一人がいます」
アーチメイジ どうせ無駄だと分かってるから、ワシが配下の者を送ったわっ!!!
LVL8ビショップA 「え~~……どうせ、それも無駄だと思いますけど?」
アーチメイジ 「大丈夫だ!
 先代から代々受け継がれている戦術がある!!
 奴らは通路で出遭ったメイジからは逃げ回っておるから、それを見越して回り込み、
 攻撃呪文を叩きこむ戦法じゃ!
 これなら、メイジでも一方的に大ダメージを与えることが可能っ!!」
LVL8ビショップA 「それさぁ~……」
アーチメイジ 「え?」
LVL8ビショップA 「早く言ってよぉぉ~……」


…………


……………………


………………………………


組織内での情報共有の大切さを理解したところで、場面はローラーレンジャーズがいる第二玄室へ戻る。


サーロイン 「では、次へ行こう」

と、歩き出した途端!!!



サーロイン 「なに?!」


サーロイン ぐほ!!


いてえっ!
ランプ 「また噛まれてる………」
三洲次 「お前、まったく学習してないだろ………」


三洲次 いてえっ!
ロース 「人のこと言えないわよね………」
ブリスケット 「よく似たお二人っすよね………」


メイジA 「ははははは、あっさりと奇襲が成功したわ!!」
メイジB 「ローラーレンジャーズも大したことないのぉ!!」
メイジC 「バーカ!! バーカ!!」
   
三洲次 「いてて………くそっ、こいつら……!」
ランプ 「挑発してますよ、どうします?」
サーロイン 「今は通路上の敵は無視しているからな、逃げるぞ!!」
三洲次 「やれやれ……」



ほおおおおぉぉぉ!!??


サーロイン ぐおおおぉぉぉ!!!

攻撃呪文の連発!?

しまったあああぁぁ!!!!



三洲次 ぐほおおおぉぉぉ!!!


ランプ ぐぬぉぉおおお!!!


で、逃走失敗ターンが終了し........



サーロイン 「ぜぇ……ぜぇ………」
メイジD 「どうだ?! 思い知ったっか!!」
メイジE 「お前らが通路で逃げることは承知済み!!」
メイジF 「お前らの動きなど、バレバレなんじゃ!!!」
メイジC 「バーカ!! バーカ!!」
サーロイン 「くそっ!」


サーロイン バカにするなあああぁぁっ!!!
メイジC ぶぅわかあああぁぁっ!!!


三洲次 相手してほしいんなら、とことんしてやるっっ!!!
メイジA ぁほおおおぉぉぉぉっ!!!


てめえぇぇら、ナメんじゃねえええぇぇぇっ!!!
メイジB とぉんまあああぁぁぁっ!!!


メイジ達 「「おまぬけえええぇぇぇっ!!!」」
   
ロース 「残りは消し飛ばしておいたわ」
ランプ 「どんなに数がいても、ロースが一掃してくれますから、助かりますね」
サーロイン 「しかし、余計な時間を喰ってしまったな」
ブリスケット 「ま、先へ進みましょうや」




………………………………


………………………


………………


………


──── 上級魔術師協会(6代目) 本部

LVL8ビショップA 「ほら、無理だった」
アーチメイジ お前にだけは言われたくないわっ!!!
LVL8ビショップA 「まぁまぁ、ハイプリースト三銃士最後の一人、
 『戦術理論の専門家』がいます、ご安心を」
アーチメイジ どう安心していいのか、説明しろっ!!!!
LVL8ビショップA 「いや、だって戦術理論の専門家ですよ?
 今までと違って、まともじゃないですか?」
アーチメイジ 全部まともにしろっ!!!
LVL7ビショップA 「まぁまぁ、戦術のプロですから、信頼しましょう」
アーチメイジ 「それのどこがどうダメなのか、むしろそっちに興味があるわ………」
LVL8ビショップA それでは、いってみましょう!!!

 

………


………………


………………………


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──── 第三玄室(2周目)



ハイプリースト 「我こそはハイプリースト三銃士の一人
 『戦術理論の専門家 ヤッシー・タギィ』だ!」
   
三洲次 「やっぱり出て来やがった…………」
   
ハイプリースト 「私が築き上げた戦術理論の前には、お前らなど無力ということを、とくと分からせてやる!!」
   
サーロイン 「ほぉ………じゃぁ、お前の戦術理論とやらを、聞かせてもらおうか?」
   
ハイプリースト 「いいだろう、せっかくだから幾つか講釈してやる!
 冥途の土産に覚えておけ!!」
   
   
ハイプリースト 「『彼れを知りて己を知れば、百戦して危うからず』!
 味方のことは勿論、敵情を知っていれば、何度戦っても負けることはないのだ!」
   
ランプ 「ハイプリーストのH.P.は11~88、
 レベル6僧侶呪文まで使えて、2回攻撃が可能ですね?」
   
ハイプリースト 「『算多きは勝ち、算少なきは勝たず』!
 勝利の条件の多い方が勝ち、勝利の条件が少ない方は敗北するのだ!!」
   
三洲次 「お前………俺たちの手数の多さ、知ってるの?」
   
ハイプリースト 「『疾戦すれば則ち存し、疾戦せざれば則ち亡ぶ』!
 死地では、敵が隙を見せたのなら迅速に行動に移り、一気に勝敗を決めるのだ!!」
   
サーロイン 「なるほど、ダラダラ喋ってる奴がいたら、迅速に攻撃に移り、
 一気に勝敗を決めればいい、ってことだな!!
   
ハイプリースト 「え?」


ハイプリースト ぐほぉっ!!
   
サーロイン 「……………あれ?」
ロース 「今日何回目かしら? 一撃で倒せなかったの?」
ランプ 「6回目です」
   
ハイプリースト 「くっ………一撃で倒さないとは………なんという高等戦術!!」
   
サーロイン 「へ?」
ロース 「どこがよ?!」
   
ハイプリースト 「今のは『囲師(いし)には必ず闕(か)く』なんだろ!
 追い詰めた敵は完封せず、生き抜く道をわざと作る戦術………、
 窮鼠猫を噛むが如く、熾烈な反撃で自軍に被害を出さない高等戦術だ!!」
   
ブリスケット 「そうだったんすか?」
サーロイン 「えぇと……………」
ロース 「違うに決まってるでしょ」
三洲次 「倒せなかったら、普通に反撃を喰らうって」
ランプ 「ってか、さっきから全部、孫子の兵法ですよね?」
   
ハイプリースト 「ちっ………バレたか。
 まぁ、さっきの俺の発言も『兵は詭道なり』と言ってだな、
 戦争とは騙した方が有利に…
   
だああああぁぁぁっ!!!!
 ゴチャゴチャうっせええぇぇっっ!!!
   
ハイプリースト 「へ?」
   
圧倒的実力差を見せつけて、
 一気にカタをつけりゃあいいんだよっ!!!


ジャイアントA グィギャアアアァァァッ!!!
   
ハイプリースト Σ(;Ж):∴……………………
   
ランプ 「6回ヒットの上に………」
ブリスケット 「首刎ねまで………って、過剰攻撃な気もしやすが………」
   
ハイプリースト (; ゜o゜)……………………
   
てめぇもこうなる覚悟はいいかあぁっ!!?
   
ハイプリースト 「あ、あああああ……あ、あのですね……『百戦百勝は善の善なるに非ず』と言ってですね、
 優れた人はですね、敵を倒さずにですね、相手を傷つけずにですね、勝つんですねぇ~~、
 あのぉ~~………分かります?」
   
ロース 今さら命乞いしても、無駄よっ!!!



敵たち 「「ひぎゃあああぁぁぁっ!!!」」


ロース 「余裕ね!!」
ランプ 「結局、女性2人だけで倒してしまいましたね……」
ブリスケット 「男性陣よりも女性陣の方が、確実に殺戮数が多いっすよ………」
三洲次 「しかも女性陣の方が、確実に殺し方がエグいですよね……」
サーロイン 「美しい薔薇には棘があるな」
女性2人 「「なんか言った!?」」
サーロイン 「………………なんでもないです……」


………………………………


……………………


…………


──── 上級魔術師協会(6代目) 本部

LVL8ビショップA 「いや~、素晴らしい戦術論でした!」
アーチメイジ だからなんじゃあっ!!!
LVL8ビショップA 「やはり圧倒的実力差を見せつけるべきですね!」
アーチメイジ 敵の方かあああぁぁっ!!!!


 

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名前 LV H.P. コメント
サーロイン 16 140 18 18 16 18 16 14 1 0 お前……本当に……一撃で倒せるの………メイジだけ?
三洲次 16 149 18 18 17 18 18 18 5 4 昔と比べると、安定して敵を倒せるようになった。
21 161 18 18 18 18 18 18 0 0 多分、敵の殺し方がもっともエグい。
ロース 20 161 17 18 18 18 18 14 0 2 多分、殺した敵の数が最も多い。
ランプ 23 124 17 18 18 17 18 17 0 9 グレーターデーモン養殖って敵呼ばないとイラつくな。
ブリスケット 19 142 18 18 18 18 18 15 3 5 久しぶりにグレーターデーモン戦で活躍!

 


【更新履歴】
2021年10月 2日:台詞の文字寄せを一部見直し。
2021年 9月25日:台詞を一部見直し。次ページへのリンクを設定。
2021年 9月18日:新規公開。