126.シーフ戦隊 盗賊ファイブ

【登場人物】  
サーロイン ローラーレンジャーズのリーダー。サーは敬称。
三洲次 元盗賊だった日本男児の侍。発音は「みすじ」。
元接近戦最強の少女。現在は盗賊。すぐキレる。
ロース こんな名前だが細身で美人なエルフの女魔法使い。
ランプ お金一筋のエルフの司教。パーティーの知恵袋。
ブリスケット 日本オタクのエルフの僧侶。あだ名は「ブリ助」。

読了時間 (目安):約12分(動画無)約20分(動画込)
※画面撮影アプリの影響で動画にノイズ音があります。申し訳ありません。
※ページが崩れる場合、本サイトのキャッシュをクリア願います。



相変わらずアイテム全収集を目標にプレイしています。
で、未入手のアイテムは下記2種類なのですが......、

・守りの盾
・破邪の指輪

....そろそろもう1種類ぐらい出てきても良くね?!

ちょっと出無さ過ぎでは......?


まぁ、嘆いていても状況は変わらないので、
今回も引き続き地下10階 第三玄室までを2周します。



【目次】

1周目:シーフ戦隊 盗賊ファイブ

2周目:発進!ジャイアントシーフ!




■1周目:シーフ戦隊 盗賊ファイブ




さて、いつも通り地下10階を周回しますが......その前に......


…………………………………………


………………………………


……………………


…………


──── 地下10階 某所......

そこには、かの「ジャッカル盗賊隊」(参考:前話)4人と、もう1人のシーフの姿が見えた......。

シーフ♠ 「紹介しよう!
 俺たちの新しい仲間だ!」
シーフ1 「『ビッグワン・シーフ』だ!
 よろしくな!」
シーフ♣ 「おぉ、こちらこそ!」
シーフ♥ 「ビーフワインシチュー~?」
シーフ♦ 「おめぇはたまには食い物から離れろって!」
シーフ♠ 「俺たちは、今『ローラーレンジャーズ』ってパーティーのお宝を狙っているんだ。
 奴らを倒す戦力として、期待しているぞ!」
シーフ1 「あぁ、任せな!」
シーフ♠ 「で、提案なんだが、メンバーも新しくなったし、チーム名も新しくしねぇか?」
シーフ♣ 「構わねぇけど、……何かいい名前あるか?」
シーフ♦ 「どうせ変えるなら、5人組らしい名前がいいな」
シーフ♠ 「では、『シーフ戦隊 盗賊ファイブ』なんて、どうだ?」
シーフ♣ 「おぉ!
 新しい俺たちにふさわしい名前だな!」
シーフ♦ 「異議なし!」
シーフ♠ 「よし!
 チーム名も新しくなったところで、今回もローラーレンジャーズを狙っていくぞ!!」
シーフ達 「「おおっ!!!」」

…………


……………………


………………………………


…………………………………………


では、ここからは、いつも通り地下10階周回していきます。


──── 地下10階 第一玄室(1周目)


バンッ!        ← 扉を蹴破った音



サーロイン 「おっと、久しぶりに三洲次のお友達が来たぞ」
三洲次 「友達じゃないっ!!」


戦闘開始とともに、いきなり三洲次が敵を1匹倒す!

ブリスケット 「容赦ねぇっすな」
サーロイン 「友達は大切にしないと」
三洲次 だから友達じゃないっっ!!!


ランプカティノ(催眠呪文)で敵を眠らせたので、後は安心して倒せた。
Goodだぜぇ!!


宝箱の罠はメイジブラスターで、桃が無事に解除したが、中はお金だけだった。
Badだぜぇ........





──── 第二玄室(1周目)


??? 待てぇーーいっ!!
サーロイン 「ん? 何だ?」


ハイマスター 灰マスター!!(シャキーン!)
ハタモト 黄マスター!!(シャキーン!)
メイジA 緑マスター!!(シャキーン!)
メイジB 緑マスター!!(シャキーン!)
メイジC 緑マスター!!(シャキーン!)
メイジD 緑マスター!!(シャキーン!)
ハイマスター 6人揃って!!
敵全員 「「ロクマスター!!」」

(参考) ハタモトの参考画像

(参考) レベル10メイジの参考画像


サーロイン 「………………違う」
灰マスター 「え?」
サーロイン 「お前ら、おかしい。
 何だって? 何?
 お前ら、何?」
灰マスター 「ロクマスター」
サーロイン 「ロクマスターじゃないだろ。
 お前は何色だよ?」
灰マスター 灰マスター!!
黄色マスター 6人揃って!!
敵全員 「「ロクマスター!!」」
サーロイン 待てって!!
 ちょ、待て、待て!!
 な、何?
 君、何?」
灰マスター 灰マスター!!
サーロイン 「あぁ……『ハイマスター』と『灰マスター』が掛かってるのね
緑マスターA 「緑マスター!」
サーロイン 「う? うん、まぁ…君はね。
 君は?」
緑マスターB 緑マスター!!
サーロイン 「君は?」
緑マスターC 緑マスター!!
サーロイン 「じゃ、君は?」
緑マスターD 緑マスター!!
灰マスター 6人揃って!!
敵全員 「「ロクマスター!!」」
サーロイン 違う!違うっ!!
 違あああぁぁぁうっ!!
灰マスター 「…………………………」
サーロイン おかしいじゃないか!
 なんで緑が4人もいるんだよ!
灰マスター 「あの~、だから僕らは、その~………、
 色とかそういうんじゃないから」
サーロイン 「じゃぁ、色じゃ…」
灰マスター 「一人一人の個性を見てもらいたいから」
サーロイン 「いやいや、そんなの分からないから。
 そんなの、お前……この世界は見た目だぞ」
灰マスター 「でもぉ、それは……努力で何とかなっていくと思うし」
黄色マスター 「うん」
灰マスター 「だから……まぁ、見た感じ……同じ緑に見えるかも知れんけど、
 彼は地元のダウンタウンではすごいお母さん想いなところもあって……」
サーロイン 「いやいや」
灰マスター 「一つすごい良い話しがあんねんけど……」
サーロイン 「いや、もうそんなのいいよ。
 そんなのどうでもいいって、見た目のことを言ってるんだ。
 おかしいだろ。
 お前ら、見ておかしくないか?
 君以外で、なんで緑が3人も居るんだよ」
緑マスターA 「……………アーチメイジと一緒のこと言うてるわ」
サーロイン 「……………………いや、そりゃ、君んとこの会長さん、正しいよ、それは。
 おかしいだろ。
 自分たちと同じ色の人がいるって、その段階で成立してないって」
緑マスターB 「だから、中身で……」
サーロイン 「いや、中身のことなんて、分からないって」
灰マスター 6人揃って!!
敵全員 「「ロクマスター!!」」
サーロイン 「いや、待て待て待て!」
三洲次 もう片付けましょう!!!


黄色マスター いえええぇぇぇっ!!


灰マスター ぐれええええぇぇっっ!!


メイジ達 「「ぐりいいいいぃぃぃっっ!!!」」


ブリスケット 「何だったんすか……今の?」
サーロイン 「さぁ……」
三洲次 「なぁ、ロイン?
 緑マスター4人も、レベル10メイジ4人も、あんまり表現的には変わらないと思うけど……?」
サーロイン 「まぁ、そう言われれば、そうなんだけど………」
ロース 「とりあえず、宝箱を開けてみない?」
ランプ 「そうですね!」


サーロイン 「『石弓の矢』って……、地下10階では珍しいな」
ブリスケット 「忍者らしい罠っすね」
ロース 「忍者らしいかしら…?」
ランプ 「『石弓の矢』って、罠の中では簡単な方ですよね?」
三洲次 「地下1階からあるからな」
ブリスケット 「じゃ、アイテムも期待できねぇっすかね…?」
ロース 「…かもね」
三洲次 「狙いは盾と指輪なんだけどなぁ……」
サーロイン 「ま、開けてのお楽しみだ。
 桃、頼むぞ」
「うぃ」



「開いたぜ」
ブリスケット 「お、鎧が入ってやすぜ」
サーロイン 「鎧か………」
三洲次 「まぁ、この感じだと『腐った皮鎧』とか、そんなんでしょ」


ランプ 「杖も入ってますよ」
サーロイン 「2個も入ってたか……」
三洲次 「まぁ、『力のメイス』とか、その辺りでしょう」


ロース 「武器も入ってるわ」
サーロイン 「武器ねぇ………」
三洲次 「それもどうせ……え~と……えぇ……と……」

ロイン&三洲次 「「ええええぇぇ?!!」」

ランプ 「ちょ! 想定外の収穫ですよ、これ!?」
サーロイン 「よし! さっそくキャンプを開くぞ!!」
   
??? 「おい!! あっちの方で声がしたぞ!!」
   
サーロイン 「え?」
   
??? 「あの声はローラーレンジャーズだったぞ!!」
??? 「やっと見つけたか!!」
??? 「急げ!!」
   
ブリスケット 「げ?! 誰か来やすぜ!?」
ロース 「ちょっと!!
 2人が大声を出すからよっ!!」
サーロイン 「いや、だって………」
三洲次 「…『武器』なんて出てくるから……」


ランプ 「何かやって来ました!!」
サーロイン 「隠れろ!! そっち!そっちだ!!」



シーフ♠ 「確かにこっちの方で声がしたぞ!!」
シーフ♣ 「ローラーレンジャーズの姿は見えるか?!」
シーフ♦ 「いや、見当たらねぇ!」
シーフ1 「くそっ!! どこに行った?!」

ブリスケット 「あやつら、例のシーフ達じゃねぇっすか?」
ロース 「そうっぽいけど………でも、1人多いわよ?」
三洲次 「似てるだけで、別の盗賊団なのかな…?」

シーフ♥ 「ロールキャベツちゃ~ん!!
 食べてあげるから、出ておいでぇ~!!」

......
サーロイン 「もう関わりたくないから、無視して逃げよう……」
ブリスケット 「じゃ……」


ブリスケット 「……扉から出やすぜ」
サーロイン 「そ~~っとな」

そろそろそろ........キィ........パタン!



サーロイン 「よし、無事に逃げれたな」
ランプ 「安全になったところで、さっそく鑑定しましょう!」


三洲次 「3つある上に、1つはレアアイテム確定ですから、結果が楽しみですね」
ランプ 「えぇと……」


・捻じれた杖
・豪華な皮鎧
・村正

ランプ 「武器は『村正』でした」
ロース 「これ、4本目だったかしら?」
サーロイン 「確かそうだった……かな?
 まぁ、それぐらい出てきてる、ってことだな」
ブリスケット 「忍者だったんで『手裏剣』を期待したんすけどねぇ……」
三洲次 「(……いつから『村正』の価値って、こうも低くなったんだ……?)」

とりあえず......、


....第三玄室へ向かうが、その途中で......


....ランダム・エンカウント!!



サーロイン 「お、また三洲次の親友だ」
三洲次 親友じゃないっ!!敵ですっ!!
ロース 「じゃぁ、サッサと片付けてよ」

現在、通路で出会った敵からは基本的に逃げているが、こいつらの場合、
逃げ損なうと被害が尋常じゃないので......、


....今回は戦うことにした。


ランプ 「早っ!!」
三洲次 「もうトラウマは完全に克服!!
 こいつらを殲滅するのは、むしろ俺の特技だぜ!!」
ロース 「この変わりよう……」
三洲次 今度から、俺のことは『バンパイア・ハンター』と呼んでくれ!
サーロイン 「今度から村正じゃなく、ムチでも持ってもらおうかな……」


無事にバンパイア撃退
被害無し。
よしよし。



では、第三玄室です。


──── 第三玄室(1周目)

バンッ!



サーロイン 「もしかして三洲次の恋人か?」
三洲次 こんな奴が恋人でたまるかぁっ!!!


三洲次 「こいつはバンパイアハンターに任せろ!!」


またまた戦闘開始と同時に、いきなり三洲次が敵を倒す!

ランプ 「本当に早っ!!」
三洲次 「バンパイアハンターにかかれば、こんな奴は余裕だぜっ!!」
サーロイン 「なぁ、そこら辺の壁を壊したら、2連射ぐらい出てこないか?」
ロース 「なんの話しよ?」


ランプ 「宝箱がありましたよ!」
サーロイン 「2,000点」
三洲次 「何が?」
「とりあえず、開けるぜ」


ブリスケット 「『つえ』が入ってやした」
サーロイン 「バンパイアハンターのために、ここはムチの方が良かったなぁ…」
ロース 「さっきから、何一人で訳分からないこと言ってるのよ?」


中には「力のメイス」しか入っていなかった。

ま、1周目「村正」が収穫だったな。


本当は新しいアイテムの方が良かったけどさぁ........

 

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■2周目:発進!ジャイアントシーフ!



では、2周目にいきましょう。


──── 地下10階 第一玄室(2周目)


ギィィィ........ッ     ← 扉を開けた音


サーロイン 「ん~~と……うわっ、また例のシーフ達だ……」
ロース 「えぇ~~……またなのぉ……」
三洲次 「でも、何か話し込んでて、こっちに気付いてないですよ」


サーロイン 「何を話し込んでる…?」
ブリスケット 「えぇと………」


シーフ♠ 「お前ら、喜べ!!
 逃げ回るローラーレンジャーズを倒すために、
 巨大人型生物を用意したぞ!」
シーフ♣ 「ほぉ……」
シーフ♦ 「これはデカいな……」
シーフ♥ 「これなら、あいつらが巨大化しても大丈夫だなぁ~」
シーフ♣ 「巨大化するの?! あいつら??」
シーフ♠ 「する訳ねぇだろ! ………多分だけど」
シーフ♦ 「で、この巨大人型生物には、名前があるのか?」
シーフ♠ 「あぁ!!
 名付けて『ジャイアントシーフ1号』、『ジャイアントシーフ2号』!!」
シーフ達 「「ださっ!!!」」
シーフ1 「なぁ、もうちょっとカッコイイ名前にしないか?」
シーフ♠ 「例えば……?」
シーフ1 「『ダイシーフ1号』とか」
シーフ♣ 「『スーパーシーフ2号』とか」
シーフ♦ 「『グレートシーフ3号』とか」
シーフ♥ 「『シーフードカレー4合』とかぁ」
シーフ♠ 「大して変わんねぇじゃん……」

ブリスケット 「どうやら助っ人として、ジャイアント系の敵を用意したっぽいっす」
三洲次 「どうせジャイアントを用意するなら、ポイゾンジャイアントにすれば良いのに」
ランプ 「ポイゾンジャイアントって、シーフごときが扱えるとは思えないですよ」
サーロイン 「ま、どっちのジャイアントを用意しようと、結果は同じだ。
 な? ロース?」
ロース 「えぇ……


ロース  …もちろんよ!」


シーフ♠ 「この『ジャイアントシーフ』が居れば、俺たちの勝利は約束されたも同然だっ!!」
シーフ♦ 「そうだな!!」
シーフ♥ 「このジャイアントを見たら、あいつらビビるぞ~!ビビるぞぉ~!!」
シーフ♣ 「奴らが来るのが、楽しみだな!!」
シーフ1 「よ~~し!!
 ローラーレンジャーズよっ!!
 いつでも来るがいいっ!!!
三洲次 「それでは、お言葉に甘えまして、さっそく…」
シーフ1 へ?!


シーフ1 ぎゃあああぁぁっっ!!!
シーフ♠ うわあっ?!
シーフ♦ いつの間にぃいっ?!
シーフ♥ ビビッた~!!ビビッたぁ~!!
シーフ♣ 来るの早過ぎだっ!?


シーフ♠ ぐほおっ!!
シーフ♣ 「お、落ち着け!! 落ち着くんだっ!!」
シーフ♦ 「そ、そうだ!!
 こっちにはジャイアントシーフがいるんだ!!」
シーフ♣ ジャイアントシーフよっ!!!
 こいつらを殺ってしまえぇぇっ!!
シーフ♦ いけええええぇぇぇっっ!!!
 ジャイアントシーフ1号・2号っ!!!


シーフ達 (; ゚д゚) え?

ロース 「楽勝ぉ!!」
   
   
シーフ達 (;゜o゜)「マジ………?」
   
   
サーロイン 「あぁ……


シーフ♠ ぐわあああぁぁっ!!
サーロイン  ……マジだ!


通常ターンへ........


シーフ♣ 「おい、おい、おい!
 ジャイアントシーフが一瞬で殺られちまったぞ!?」
シーフ♦ 「どうする?!」
シーフ♥ 「どうする、どぉ~する?! 君ならどうするぅ~?」
シーフ♣ 「落ち着くんだ!!
 まずは落ち着いて、状況を分析するんだ!!」
シーフ♦ 「そ、そうだな!」
シーフ♣ 「まず自分たちの現状を把握しよう!」
シーフ♦ 「うむ………えぇと………まず、5人だった戦力が3人に減っている」
シーフ♥ 「じゃぁさぁ~、『盗賊ファイブ』って名前さぁ~、おかしくねぇ~?」
シーフ♣ 「………………………………」
シーフ♦ 「………………………………」

サーロイン 「そこかよ………」

シーフ♣ 「確かにそうだな……」
シーフ♦ 「よし、名前を変えよう!」

サーロイン 「そこなんだ………」

シーフ♣ 「じゃ、この危機的状況を現す『危機戦隊タイヘンジャー』は?」
シーフ♦ 「それは後向きだろ!!
 ここは、もっと前向きに『逆転戦隊チャンレジャー』だ!」
シーフ♥ 「腹減ったから『お料理戦隊スイハンジャー』がいいな~」

三洲次 「ありゃぁ何じゃー?」
ランプ 「三洲次……付き合わなくていいから……」
ブリスケット 「あやつら、危機感無さ過ぎっす……」
ロース 「じゃぁ、もう今の内に!!」


シーフ達 「「なにすんじゃあああぁぁっ!!」」

サーロイン 死ねえええぇぇ!!


シーフ♣ いやじゃあああぁぁっ!!

サーロイン 「楽勝だな!」
三洲次 「お前ら弱いんじゃー!!」
サーロイン いいから攻撃しろって!!
三洲次 「ラジャー!!!」


シーフ♦ さらばじゃあああぁぁっ!!


シーフ♥ じゃああぁぁねええぇぇ!!


ランプ 「なんかレイバーロード並みに意味不明な奴らでしたね……」
ロース 「逃げ出す前に全員片付けられて、良かったわ」
サーロイン 「では、宝箱を開けよう」
ブリスケット 「カルフォ!!」


三洲次 「最近、『ガス爆弾』って分かるとさぁ、ドキッとするよな」
「ぁあ?!」
サーロイン 「まぁまぁ、とりあえず開けてくれ」


ちょっと不安だったが、今回は無事に解除成功


・病めるメイス

まぁ、アイテムは呪われたものだったが。



さて........、



....通路の途中で出会ったポイゾンジャイアントを経験値目当てに倒しつつ......、


....第二玄室へ。


──── 第二玄室(2周目)


サーロイン 「さて、第二玄室だが………何が出てくると思う?」
三洲次 「隠密戦隊マスターニンジャー!」
サーロイン 「それ、もういいって………」


バンッ!



三洲次 「違ったか」
ランプ 「でも、こいつの方が歓迎ですよ」
ブリスケット 「しかも、2連続で先制ですぜ」
サーロイン 「よし!
 今の内に倒してしまおう!」



アッサリと先制中敵を倒せたので、詳細割愛。

出てきた宝箱の罠は毒針だったが......、


....今回も桃があっさりと解除する。
しかも......



ブリスケット 「おぉ!
 アイテムが3個も出てきやしたぜ!!」
ロース 「これは期待できるわね!」
ランプ 「ではでは、さっそく鑑定を……」


ランプ 「『苦しみ』の巻物と………お!
 『炎の杖』がまた出てきましたよ!!」
サーロイン 「ようやくロースにも、耐性のある装備を持たせることができるな。
 それで、鎧は何だ?」
ランプ 「鎧は………えぇと………」


ランプ 「おぉっ!! これは……


ランプ  …『氷の鎖帷子』です!!」
ブリスケット 「こいつぁ収穫でっせ!!」
三洲次 「『氷の鎖帷子』は、これでやっと2個目ですね。
 レアもレアだな」


「炎の杖」は、いまだ耐性のあるアイテムを持たないロースに持たせる(実際は城に戻った後で、だが)。
これでローラーレンジャーズは、全員が何らかの耐性を持つことになるので、ますます生存率が上がるな。

なお、この際、ロースが持っていたもう1本の杖「沈黙の杖」は......、



....ブリスケットに持ってもらうことにした。

そして、もう1つの戦果である「氷の鎖帷子」は既に1個持っているので、
こちらはコレクション用ボルタックに並べることにしました。

すごいアッサリと手に入れた宝箱だったけど、充実した内容だったぜ!



サーロイン 「アイテム運が上向いてきたところで、第三玄室へ行くぞ!!」


──── 第三玄室(2周目)


デーモンA 侵入者ダアァァッ!!
デーモンB 叩キ 潰セエエェェッ!!
   
ランプ 「また、グレーターデーモンですか……」
サーロイン 「とは言え、2匹なら勝てるだろう」
ロース 「そうね。
 三洲次が1ターンごとに1匹ずつ倒して、2ターンってところね」
サーロイン 「俺が一撃で倒すことは想定されてないの……?」
ロース 「当たり前じゃないっ!!
 グレーターデーモン戦で、あなたが前衛として役に立ったこと、あった?!」
サーロイン 当たり前って、なんだっ!?
 お前の方こそ、グレーターデーモン相手に役に立ったこと、一度でもあったか?!
ロース はぁあ?!!
 あなたごときに、言われたくないわっ!!!
サーロイン いいや、いくらでも言ってやるさ!!
 魔法しか使えないお前なんて、倒すのに純粋な強さが求められるグレーターデーモン戦じゃ、
 居ても居なくても同じなんだよぉ~~!!
ロース ムカァアッ!!!

サーロイン 「三洲次………」
三洲次 「はい?」
サーロイン 俺たち前衛の強さを、とくと見せてやろうじゃないか!!
ブリスケット 「………あの………あっしは………?」


いざ!!!


相変わらずブリスケットは素早いけど........まぁ......ねぇ........

ブリスケット 「……あ、あっしは………やはり………」
サーロイン 「ブリ助、お前が悪いんじゃない。
 僧侶では、そして『力のメイス』では仕方ないんだ」
三洲次 「じゃ、俺が前衛としての手本を見せてやるぜ!!」


デーモンA グギャアアアァァッ!!!(ズシャーン!)
   
三洲次 「ま、こんなものかな」
サーロイン 「さすが、三洲次だ!!
 では、俺の実力を…」

ロース ティルトウェイトオオオォォォッ!!!!

サーロイン え?


サーロイン 「ふ………まぁ、しょせん魔法じゃ………」


デーモンB ウギャアアアアァァァッッ!!!
   
サーロイン Σ(;ж):∴!!!





サーロイン (; ゚ 0 ゚)……………………


ロース 「(ポン!)」
サーロイン 「…………………はい……………?」
ロース 「居ても居なくても同じだったのは、どちらさんかしら?」
サーロイン 「……………………………………(汗」
ロース 「ねぇ、ロイン…………」
サーロイン 「…………………はい……………」
ロース 「私を本気で怒らせるとどうなるか、よぉ~~く分かってもらえたかしら?」
サーロイン 「…………………はい……………」


なんと、ティルトウェイトグレーターデーモンに効いたよ!!

いやいや、驚いた。




ブリスケット 「罠は毒針っすね」
「じゃ、開けるぜ」


「いででで!!!」
ランプ 「第三玄室での失敗って、他と比べて多い気がしますね」
三洲次 「最近、第三玄室だけちょっとドキドキなんだよな」




ロース 「アイテムが3個も入ってたわ!!」
三洲次 「マジで!?
 2連続で3個入りかよっ!!」
ブリスケット 「こりゃ、またまた期待できまっせ!!」
ランプ 「ではでは、さっそく鑑定を!!」


ランプ 「おぉ!『希望の胸当て』がありましたよ!」
三洲次 「これまた、なかなか手に入らない一品!!」
ブリスケット 「今日は、アイテム運がほんに絶好調っすな!」

いや~、今回の冒険は....

村正
炎の杖
氷の鎖帷子
希望の胸当て

....と、レイアアイテムが豊作であった!!


………


………………


………………………


………………………………


──── 冒険者の宿

さて、ここで城に戻ると....、

ブリスケット(僧侶)
ロース(魔法使い)
ランプ(司教)
(盗賊)

....の4人レベルアップ!!


■ブリスケット(僧侶)


ブリスケットレベル17に。

悪くない能力の上昇である。
むしろ、ここ最近のレベルアップの状況を考えると、能力の低下が無いだけ御の字である。


■ロース(魔法使い)


ブリスケットと同じ基本職のロースは、一足早くレベル18へ。
ま、ブリスケットは一度レベルドレイン喰らってるからな......

彼女は能力が低下することが少ないので、相変わらずのさすがなレベルアップである。
まぁ、魔法使いだから、力は別にどうでもいいけど。


■ランプ(司教)


ランプレベル22へ。

そして、今回のレベルアップで、H.P.やっと3桁にのったよ!
ここまで、長かったなぁ。

呪文も....



....今のレベルで覚えられる呪文を、今回で全部習得
順調でなによりだ。


(盗賊)


レベル20へ。

無事に素早さが戻り、見事能力パーフェクト復活!
盗賊だから、これは助かった。


彼女は........まぁ、あともう1レベル上げるか........

 

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………………………………………



………………………………



………………………



………………



………




──── 地下10階 ワードナ事務所

その事務所は、部屋は広大だが、壁際以外にはあまり物は多くなかった。

その壁際には、部屋を囲むように燭台が無数に立ち並び、今はいずれの燭台の炎も静かに揺れていた。
そのため、事務所の中の明るさは、例えるなら凪の湖面のように静かであった。

一方で、壁際以外の部屋の大部分は、部屋の中央に大きな玉座がある他は、
ところどころに机が乱雑に置かれ、その上に水晶や巻き物といった魔法の品が転がっているだけで、
基本的には広大な空間が広がっているだけであった。

しばらくして事務所の扉が開くと、その時の空気の流れが、わずかだが蝋燭のの揺れを乱した......

その灯りの揺れを気にもせず、扉を開けた人物....バンパイアロードが音も無く事務所に入ってくると、
彼は部屋の中央にある玉座まで歩み寄り、そこに座っているワードナに、背もたれの側から声をかけた。

バンパイアロード 「ワードナ殿、追加のグレーターデーモンの召喚が終わりました」
  (参考) 第124話「しょ~もな…」
ワードナ 「…………………………」
バンパイアロード 「かなりの数を呼び込めましたので、順番に迷宮内に放ちます」
ワードナ 「…………………………」
バンパイアロード 「シュート付近は、まだ質のよくないグレーターデーモンが守衛に入ってますが、
 順次新しい奴らが前線の守りに入ります。
 いくら奴らが腕を上げてきたとは言え、数が揃ったグレーターデーモンが相手では、勝ち目はありますまい」
ワードナ 「…………………………」
バンパイアロード 「…………………………」
ワードナ 「協会は遊ばせておくのか?」
バンパイアロード 「え? いや…………」
ワードナ 「…………………………」
バンパイアロード 「(協会が何をしてようと、私のあずかり知らぬことなのだが………)」
ワードナ 「…………………………」
バンパイアロード 「そうですね……前線をグレーターデーモンで固め、そこを突破された時の後方の防衛を任せましょう。
 グレーターデーモン戦で疲弊した奴らなら、例の協会でもなんとかなるかと………」
ワードナ 「…………………………」
バンパイアロード 「…………………………」
ワードナ 「いいだろう……………」
バンパイアロード 「では、さっそく送り込みます」

バンパイアロードは踵を返すと、来た時と同じように音も無く部屋から出ていった。


すると......しばらくして、巨大な地響きが迷宮中を揺らしだした。


その揺れは当然事務所内にも響き、それゆえ凪の湖面のように穏やかだった燭台の灯りは大きく乱れ出し、
事務所の中は激しい明暗に襲われだした!
その様は、まるで事務所の中が嵐で荒れる海上かと錯覚するほどであった!


そう......静けさは去り、嵐がやって来のだ!!


ローラーレンジャーズを叩き潰すべく、
大群のグレーターデーモンによる進撃という!!!

 

「127.沈黙のグレーターデーモン」へ



名前 LV H.P. コメント
サーロイン 15 128 18 17 16 17 15 13 1 0 ノロイよなぁ、攻撃順も、レベルアップも。
三洲次 15 148 18 18 18 18 17 18 5 4 村正はやっぱり強いわぁ。
20 160 18 18 18 18 18 18 0 0 目標レベルまであと少し!…何の目標かな?
ロース 18 159 17 18 18 18 18 13 0 2 まさかグレーターデーモンを一発で倒すとは。
ランプ 22 100 18 18 18 16 18 16 0 9 H.P.がやっと3桁のオーダーにのった。
ブリスケット 17 116 18 18 18 17 16 15 3 5 かつてのチーム最速の男、いまだ健在。

 


【更新履歴】
2021年 8月21日:一部の表現を見直しました。
2021年 6月 5日:次ページへのリンクを設定。
2021年 5月29日:新規公開。