93.上級魔術師協会、再び…

【登場人物】  
サーロイン ローラーレンジャーズのリーダー。サーは敬称。
三洲次 元盗賊だった日本男児の侍。発音は「みすじ」。
元接近戦最強の少女。現在は盗賊。すぐキレる。
ロース こんな名前だが細身で美人なエルフの女魔法使い。
ランプ お金一筋のエルフの司教。パーティーの知恵袋。
ブリスケット 日本オタクのエルフの僧侶。あだ名は「ブリ助」。

読了時間 (目安):約10分



前回、元僧侶にして現魔法使いのロースマスターレベル(レベル13)にレベルアップし、
とうとう我がパーティー・ローラーレンジャーズにも、全呪文習得者が誕生しました!


──── ギルガメッシュの酒場 早朝......

サーロイン 「ロース、見事なレベルアップだったぞ!」
ロース 「あなたに言われると微妙だけど、とりあえず”ありがとう”と言っておくわ」
サーロイン 「……本当に、いちいちかわいくないな……」
三洲次 「でも、全部の呪文を習得しようと思ったら、
 司教になるより、魔法使いと僧侶とを転職した方が効率的なんですね」
ブリスケット 「全ての呪文を習得できる司教の旨みが薄ぃっすな」
ランプ 「何か言いましたか?」
ロース 「ランプ、あなたも早くレベルアップして、もっと呪文を覚えてよ」
ランプ 「私は呪文よりも、お金や宝物を生きがいにしているんです。
 のんびりとやってきますよ」
サーロイン 「いや……できれば、もうちょっと早く成長してほしいんだけど……」
ロース 「転職もしないでやり続けるほど、司教ってイイ職業なのかしら?」
ランプ 「迷宮で手に入れたアイテムは、全て私が鑑定して、
 そのままボルタックに売ってますよね?
 手に入る金の"桁"が違いますよ。
 ほら………」



ロース 「うわっ……私のゴールド、低すぎ……?」
ランプ 「これが司教の醍醐味ですよ!」
ロース 「………司教に転職しようかしら………」
三洲次 「ロースも意外とゲンキンだな……」


さて、スーパー魔法使い・ロースが誕生したところで、
今日もアイテム全種類ゲットを目指し、地下10階を回ります!

なお、残る未入手のアイテムは......

・氷の鎖帷子
・守りの盾
・手裏剣
・回復の指輪
・破邪の指輪

....この5種類です。




──── 地下10階 第一玄室(1周目)


さっそく、大変美味しいフロストジャイアント!

いっただきま~~~すっ!!




経験値は美味しかったけど、アイテムは不味かった


………………………………


……………………


…………


──── 地下10階 某所......

??? 「おい、知ってるか?
 最近この地下10階に、また地上からパーティーが来ているらしい」
??? 「あぁ、俺も聞いたぜ。
 いろんな魔物を倒して、お宝を漁りまくってるらしいな」
??? 「そいつらを倒せば、ワードナ様から報酬をもらえるかも知れねぇぞ?」
??? 「よし!
 我らの蝦蟇(ガマ)の妖術の威力を、見せてやろうじゃないか!!」

…………


……………………


………………………………


──── 第二玄室(1周目)


バンッ!        ← 扉を蹴破った音


??? 「ふっ……ふっ……ふっ………」
??? 「待っておったぞ!
 地上から来ている冒険パーティーよ!」
サーロイン 「ん?」


ニンジャA 「我らは蝦蟇(ガマ)の妖術使い!」
ニンジャB 「ジライヤーズだ!!」
サーロイン 「なんか忍者たちがブリーブに乗って現れたんだけど……」
三洲次 「ブリーブって……カエルなの……?」


ニンジャC 「ふふふ……」
ニンジャD 「我らの妖術は…」
サーロイン パス1
ニンジャ達 「「は?」」

バタンッ!       ← 扉を閉めた音


とりあえず、次の魔物へ。

バンッ!


ニンジャA 「おい!!」
ニンジャB 「なんで、いきなり扉を閉め……」
サーロイン パス2!

バタンッ!


マスターニンジャから手に入るアイテムは、全部入手済みだから、ね。

では、改めて......

バンッ!


ニンジャA 人が喋ってる最中に扉を閉めるなっ!
ニンジャB 貴様らっ!! あまりナメた真似…
サーロイン パス3!
ニンジャ達 「「また?!」」

バタンッ!


......なんかマスターニンジャばかりなんだけど......。
(あ、いや、他にも出現してたけど、省いてます)


とりあえず、次は......?

バンッ!


ニンジャA こうなったら実力行使だっ!!
ニンジャB 者ども、殺ってしまえっ!!!
サーロイン 「え?!」


どぅわああああぁぁぁっっ!!!



ブリスケット 「ぐぅほおっ!!」



三洲次 「うぎゃあっ!!」



サーロイン 「ぐわああぁぁっ!!」


サーロイン 撤退っ!撤退ぃっっ!!

バタンッ!



……………………

…………


──── 第二玄室内......

ニンジャA 「くそっ!! また逃げたぞっ!!」
ニンジャB 「なんなんだ! あのパーティーはっ!?」
Lv7メイジA 「まぁ、これだけハッキリと確認できれば良いじゃろう」
ニンジャC 「え? 何がだ?」
Lv7メイジB 「ワシらが所属する上級魔術師協会も、
 地上から来ているパーティーを撃退しようとしておるのじゃ」
Lv7メイジC 「そのため、ここに来るタイミングを調査中だったはず」
ニンジャC 「もしかして、今来ていると情報提供すれば、謝礼がもらえるのか?」
Lv7メイジD 「かも知れん。
 来訪を伝えれば、すぐにでも協会から刺客が送り込まれるじゃろう」
ニンジャD 「こんな非効率な待ち伏せより、今回は情報提供で手っ取り早く稼がないか?」
ニンジャE 「そうするか……」
Lv7メイジE 「じゃ、協会の本部を紹介してやろう……」


…………

……………………


──── 第二玄室前......


ブリスケット 「あだだだ……っ!!」
サーロイン 「ごは…っ!」
ランプ 「大分ひどい目に遭いましたが、まずは全員無事で何よりです」
三洲次 「いてて……とりあえず治療を頼むよ……」
ロース 「ロイン、あなたはそこら辺ほっつき歩いて治してね」
サーロイン 「………せめて毒は治してくれないかな?」


で、サーロインだけ歩いてH.P.を回復させる。

そして全員が回復したら、また第二玄室へ入ることに。


サーロイン 「では、入りなおそう」
ブリスケット 「また、あの忍者どもだったりしねぇっすか……?」
サーロイン 「ま、その時はその時で、もう倒してしまおう」


突入!



バンッ!!






ブリーブA 「グエッ……グエッ………」
サーロイン 「…………………………」
ランプ 「さっきの忍者たちが乗ってたブリーブですね……」
三洲次 「なんでこいつだけ残ってんだ?」
ロース 「乗ってた当人たちは?」
サーロイン 「ん~………見当たらないな………」
ランプ 「これに乗ってた理由が、いまだによく分からないのですが……」
ブリスケット 「その理由なら、あっしが解説を致しやす。
 まぁ、話すと長くなりやすが、ガマの妖術を使う自来也(じらいや)なる義賊が……」
ロース 「長くなるなら、別にいいわ」
サーロイン 「じゃ、出るか」
ブリスケット 「……そ奴の正体は浪士・尾形寛行と言わグエッ!
三洲次 「ほら、ブリ助行くぞ(ずるずる…」
ブリスケット ……グェ(ずるずる…」
ブリーブA 「グエッ…グエッ…グエッ…(笑」

バタンッ!


仕方ないので、また入りなおす。

バンッ!


??? 来たぞっ!!
??? 先手必勝!!
??? 根絶やしにせよっ!!!
サーロイン 「は?」


サーロイン え?!



メイジA てぃやっ!!
メイジB がぶっ!!
三洲次 うぎあゃっ!!


メイジC がぶううぅぅっっ!!
ブリスケット いででででっ!!


メイジD とおっ!!
サーロイン ぐほっ!!


奇襲ターンが終了し........


メイジA 「ちっ!
 奇襲で一気に片付けてやろうとしたのに……」
メイジB 「意外としぶとい奴らじゃ!」
三洲次 「いてて………き、奇襲で、って………、
 数ダメージっぽっちで、よく言うよ………」
メイジC 「ま、ここからは呪文を使えるからの!」
メイジD 「ワシらの本領発揮じゃ!!」
ブリスケット 「もしかして、こやつら……例の上級魔術師協会なんでは……」
ロース 「うわぁ……なんかメンドクサイのが来ちゃったわね………」
メイジA 「次のターンで、勝負を決めてやろう!!」
メイジB 「では最後に、お前らの名前を聞いておこうか?」
サーロイン ローラーレンジャーズ
メイジ達 「「………………………………え?」」
サーロイン 「え?…ってなんだよ?
 我々のパーティー名は、ローラーレンジャーズだ」
メイジC 「ウソつけ」
三洲次 「いきなり全否定かよ…」
ランプ 「なんでウソだと思うんです?」
メイジD 「いやいやいや………、
 ローラーレンジャーズなら、我が上級魔術師協会もよ~く知っておるぞ」
メイジA 「ローラーレンジャーズと言えば、侍がやたらめったら強いことで有名じゃ」
メイジB 「じゃがお前らの侍ときたら、奇襲であっさりダメージを喰らっとるじゃないか。
 しかも情報では、ウィルオーウィスプ1匹倒すのさえ苦労してるとか」
三洲次 悪かったなっ!!
メイジC 「他にも情報によると、お前らは宝箱の罠を次々外してるらしいのぉ」
ブリスケット 「よく知ってやすね」
メイジD 「しかし以前来ていたローラーレンジャーズの盗賊は、ロクに罠を外せん無能で有名じゃったぞ」
三洲次 なんで俺ばっかり低評価なんだっ?!!
ロース 相変わらず情報収集は正確ね
三洲次 そこ、黙れっっ!!!
サーロイン 「我々が、間違いなくそのローラーレンジャーズだ。
 メンバーが転職したから、以前とはチーム構成が違うんだ」
メイジA 「え? 転職?!」
メイジB 「あ………そういうこと………?」
サーロイン 「やっと理解してくれたか」
ブリスケット 「まぁ、別にしなくてもかまいやせんが……」
メイジC 「ローラーレンジャーズより弱いパーティーと聞いておったが、
 転職してレベルが下がったから、前より弱くなっていたのじゃな……」
メイジD 「しかも、お前らはバンパイアに奇襲され、レベルドレインもしているそうじゃないか?」
ロース 「本当に情報収集能力だけはすごいわね……こいつら……」
   
サーロイン 「ところで、ランプ?」
ランプ 「はい?」
サーロイン 「こいつらから手に入るアイテムって、どうだ?」
ランプ 「こいつらから手に入るアイテムは、全て入手済みです」
   
メイジA 「ふ……ふふ………ふははははっ!!
 そうか!!
 お前らは転職とドレインで、メチャクチャ弱くなっているのじゃな!!」
メイジB 「そうと分かれば、もはやお前らごとき、恐れるに足らず!!!」
メイジC 「弱くなったお前らなど、我らの敵ではないっ!!!」
メイジD 「よ~~し!!
 今この場で殺してやっても良いが………、
 そうだなぁ………まぁ、詫びた上で降伏するなら、命だけは助けてやってもいいぞ!」
   
サーロイン 「う~ん……期待するアイテムが出ないなら、戦うだけ時間の無駄か」
ランプ 「同じメイジでも、ハイウィザード以上なら戦う価値はあるのですが……」
サーロイン 「ハイウィザード以上なら……か。
 まぁ、今回は仕方ない、撤退するか」
ランプ 「奇襲を受けてやり返せないのは、ちょっと悔しいですね」
   
メイジA 「せっかくのチャンスだ!!
 無駄な抵抗は止めて、ただちに降伏するのじゃ!!」
メイジB 「どうする?! 降伏するか?!」
   
三洲次 「ロイン、敵がなんか言っていますよ」
サーロイン 「なんていってる」
三洲次 「無駄な抵抗は止めて、直ちに降伏せよ」
サーロイン 「………………」
三洲次 「なんと返事しますか?」
サーロイン 「バカメ!!」
三洲次 「は?」
サーロイン 「バカメ!! といえ」
三洲次 「は!!
 『バカメ バカメ』」
   
メイジ達 「「○×▽□※△◇ーーッッ!!!」」
   
三洲次 「うわーーっ
 おこった おこった」
ロース 「何やってるのよ………」
   
メイジC ええぇぇいっっ!!
 この迷宮の土ボコリにしてやるっっ!!!!
メイジD さぁ!! かかってこいっ!!
   
サーロイン 「イヤだ」
   
メイジ達 「「へ?」」



サーロイン 全員、撤退っ!!!
メイジA 「え?」
メイジB 「え?」
メイジC 「え?」
メイジD 「え?」

バタンッ!!


サーロイン 「やれやれ、相変わらずウザいだけだったな……」

………………………


………………


………


──── 第二玄室内......

メイジA 「あいつら、逃げ出したぞ?!」
メイジB 「あれは………我らに敵わないと見て、尻尾を巻いて逃げ出したのじゃなっ!!」
メイジC 「そうか!!」
メイジD 「やはりあいつらは、転職とレベルドレインで メチャクチャ弱くなっているのじゃ!!」
メイジA 「ククク………復讐を成し遂げる絶好の機会が、とうとうやってきたぞっ!!」
メイジB 「よし! さっそく本部に戻り、このことを報告しよう!!!!」
メイジC 「うむ!」
メイジD 「ローラーレンジャーズよっ!!!
 お前らの最後も近いぞっっ!!!」
メイジ達 「「ファーハッハッハッハーーッ!!!」」


………


……………


…………………


………………………


──── 再び第二玄室.....

さて、その後は、さらに玄室への出入りを繰り返し......、



....ここら辺の魔物をやり過ごしていると......、


....やっと未入手のアイテムを持つ魔物が登場。


おおっと!
珍しく桃が一番最初に動いたぜ?!
最近あまり戦闘に参加していなかったから、ウズウズしてたか?!


経験値、ごっちゃんです!!

さて、宝箱は?

ブリスケット 「カルフォ!!」


ブリスケット 「ふむ…………毒針っすね」
サーロイン 「じゃ、桃だ」
「うぃ」


「えぇと…………ガス爆弾」
サーロイン 「ロース、頼む……」


ロース 「カルフォ!…………毒針ね」
「ぅ~…………」



やっぱり罠は毒針でした。

最近、また桃の技術が怪しくなってきたな......。


そして中からは、「あかり」の巻物しか出てこなかった。
残念。


さて......、


....これで城に戻ったら......、


…………


……………………


………………………………


──── 地上 冒険者の宿

.... 上級職2名レベルアープっ!!!!


■サーロイン(君主)


なかなかの能力の上がり具合である。

ってか、レベルが戻ってるのに、呪文を覚えたの?


えぇと......あぁ、カンディ(遭難者調査の呪文)を覚えたのか。

お?
エナジードレインでレベルが下がっても、
一度到達したレベルの呪文は、ちゃんと覚えていくのか。


■三洲次(侍)


ショボ........。


(盗賊)


4レベルぶり素早さがアップ。

うん......まぁ......それだけでも御の字にしておこう........。





──── 地下10階 第一玄室(2周目)


バンッ!


??? 「ウケケケケケケッ!!」
サーロイン 「む?! この声は?!」


ブリスケット 「うわあっ!またフラックっす!!」
フラック 「ケケケケ! わらわは…」
マーフィー達 「「魔法が弱点っ! ! !」」
フラック は?!
ランプ 「えい! カティノ!!」
フラック え?! ……ふわぁ~ぁ……」


フラック 「スピ~~………、スピ~~………」
ランプ 「本当に魔法に弱いですね」
ロース 「お供も問題だけど、本人に魔法抵抗力が無い方が問題が大きいわよね」
三洲次 「とりあえず、倒しますか…(スラッ!)」


フラック 「グハァッ!!」


フラック 「ゴッ……ハッ……な、なにをしやがるっ?!」
三洲次 「うおっと! 起きたよ!」
サーロイン 「そりゃ起きるだろ」
フラック てめぇらああぁぁっ!!
 地獄に落として……」
ロース 「えいっ! カティノ!!」
フラック 「え?!」


フラック 「ふわぁ~ぁ……ZZzzz………」
ランプ 「またもやあっさりと……」
サーロイン 「今度こそ、トドメを刺してやるか!
 てやあっ!!」


サーロイン 「ふん、たわいもないな」
三洲次 「フラックって、かなり出オチな魔物ですよね……」
   
マーフィーA 「カッ…カッ…カッ…、出オチだってよぉ……」
マーフィーB 「ケッ…ケッ…ケッ…、ダセェェ……」
マーフィーC 「ヒッ…ヒッ…ヒッ…、弱エェェ……」
   
ブリスケット 「出オチの元凶がなんか言ってやすぜ…」
サーロイン 「三洲次、黙らせろ」
三洲次 「了解! (スラッ!)」

あとは雑魚なので、淡々と斬って倒していく。




え~~と......、
なんか途中でダメージ量がおかしくない?

ってか、第88話でも同じようなことがあったけど....。


ちょっと調べてみる。


力の強さ17で、村正を持った三洲次(侍)が、1回の攻撃で出せる最大ダメージは......、

  (ダイス個数) x (ダイス面数) + (ボーナス)
=10 × 5 + 2
52

今回3回ヒットしているので、最大でも52 x 3 =156

明らかに理論値より大きなダメージを与えている。
倍打バグっぽいな。

確認してみよう。



まず、ファミコン版の倍打判定にはバグがあり.......、

武器の倍打判定に、関係無いパラメータが使われてる
魔物のタイプ判定は、バイト位置が入れ替わってる

....という現象が存在する。
これを踏まえると.......、


■三洲次の倍打判定
 3グループ目先頭の魔物の場合....
判定1バイト目 = PT1人目のレベル上位バイト
        = 00
        =0000 0000
判定2バイト目 = PT1人目のAC
        = -9
        =1111 0111

■魔物のタイプ判定
マーフィーのタイプ = 10Bit目
          = 0000 0010 0000 0000

ただし、1バイト目と2バイト目が入れ替わるので、
実際のタイプの値は......

マーフィーのタイプ =0000 0000 0000 0010


以上から、倍打の判定は......、

三洲次の倍打判定  = 0000 0000 1111 0111
マーフィーのタイプ = 0000 0000 0000 0010

うん!
「1」のビット位置が合致している!
これだな!



......って、それは良いとして、これ書いてて気付いたんだが、
パーティー1人目のACー9ってさぁ、
ちょいちょいマポーフィック唱え忘れてたんじゃねぇか、俺.......。

クセって怖いなぁ.......。



まぁ、そんなこともありつつ......


....マーフィーを全部倒す。


宝箱の罠は「メイジブラスター」。

今回も問題無く罠を解除したら......




ロース 「鎧が3つも入っていたわ!!」
サーロイン 「なに!?」


ランプ 「えぇと………」
ブリスケット 「こいつはぁ期待して良いんじゃねぇっすか!」
サーロイン 「うむ!」

そして、鑑定の結果......


ランプ 「みなさん!!
 『氷の鎖帷子』がありまたっ!!」

新アイテム、きたぁぁーーーーーっ!!!

よおおぉぉーーーしっ!!!

これで未入手のアイテムは、残り4個となったぜ!!


なんかアイテム運が、マジで上向いてるぜっ!!!

この調子で、第二玄室へレッツゴー!!!


──── 第二玄室(2周目)



第二玄室では、ウィルオーウィスプやらレベル8ファイターやらをやり過ごしていくと......


....こいつらが。

ま、楽勝でしょう。


いきなりサーロイン一撃ハイプリーストを倒す。

ランプ 「余裕で倒しましたね」
サーロイン 「ま、俺の実力をもってすれば、こんなものだ」
ロース 「ぇえ~~……、
 たった15ダメージで死ぬハイプリーストが弱すぎだっただけでしょお?」
サーロイン 「………なぁ、一度ぐらい褒めてくれても良くない………?」


ファイアージャイアントも、三洲次一撃で倒す。

なお、三洲次の攻撃が今回も倍打だけど、今回はカティノが効いていただけです。



そして、こいつらの宝箱は、今回も桃が問題無く毒針を解除すると......、



ロース 「今度は兜が2個入っていたわ!!」
サーロイン 「本当か!?」
ブリスケット 「いやいや、今日は特段にアイテム運が良いっすね!!」

ランプ(司教)の持ち物欄の空きが足りないので、アイテムを1個だけロースに預けて......、


....レッツ鑑定!!


今回は新しいアイテムは出なかったけど、「古びた兜」は最近まで未入手だったアイテムの1つだし、
高値で売ることができるから、やっぱりアイテム運は上向き中だな!!


さて、第二玄室まで来たので......、


....これで城に戻り......、


....ボルタックに戦果を売り飛ばす。

ロースにも戦利品を1つ預けていたので......、


....ロースもアイテムを売って、お金を稼ぐ

ロース 「うふふ、お小遣いが入ったわ!」
ランプ 「アイテムを扱う仕事も悪くないですよね?」
ロース 「ランプ、サンキューね!」
ブリスケット 「ロースはんも、ほんにゲンキンっすね……」


では、本日の地下探索は、ここまで!



………………………………………


…………………………


……………


………



──── 地下10階
     4代目上級魔術師協会 本部

アーチメイジ 「なに?!
 例のパーティーは、ローラーレンジャーズだったのか?!」
ハイウィザード 「しかも、尻尾を巻いて逃げ出した、だと?!」
Lv10メイジA 「奴らは最近転職して、レベルが下がっているそうです」
Lv10メイジB 「しかも例の報告通り、バンパイア達にドレインされ、
 ロクにレベルアップもできていないようです」
アーチメイジ 「それは吉報!」
ハイウィザード 「まさか憎っくきローラーレンジャーズが、そんなことになっているとは!!」
Lv10メイジC 「いや~、見せたかったですなぁ、あいつらが逃げ出すところを。
 我々を見て、そりゃぁ脱兎のごとく、慌てて逃げ出しまして」
アーチメイジ 「ほぉ」
Lv10メイジD 「もう、慌てふためいて、逃げ回るわ、すっ転ぶわ」
Lv10メイジA 「壁に激突するわ、ひっくり返るわ、泣き叫ぶわ、発狂するわ」
アーチメイジ 「ククク、それは是非見たかったな」
Lv10メイジB (後半、だいぶ盛ったな……)
ハイウィザード 「レベル10メイジでその有様なら、私などが出た日には……」
Lv10メイジC 「そりゃぁ、もう、号泣して助けを乞いますぞっ!!」
Lv10メイジD 「さもなくば、ワシらの時以上に、混乱して逃げ惑うこと間違いありません!!」
ハイウィザード 「くーっ!それは是非見てみたいものじゃ!
 アーチメイジ様! このチャンスを逃す手はありません!!
 是非、私めに出動のご指示をっ!!」
アーチメイジ 「いいだろう! 行って来い!!」
ハイウィザード 「ははっ!!
 待っていろ、ローラーレンジャーズ!!!
 貴様らが逃げ回る姿を、この目でしっかりと見届けてやるぞ!!」

 

「94.不運を呼び込みし者」へ



名前 LV H.P. コメント
サーロイン 11 94 17 16 14 15 14 10 1 0 君主なのに信仰心がチームで下から2番目……
三洲次 11 123 17 13 13 16 15 18 3 3 侍なのに知恵がチームで1番低い……
14 154 17 18 17 16 15 16 0 0 盗賊なのに、能力の中で素早さが一番低い……
ロース 13 154 14 18 17 16 18 10 0 2 総じて優秀だけど、運の強さだけがなぁ……
ランプ 18 84 18 18 18 16 18 13 0 9 お前の次のレベルアップはいつになるやら……
ブリスケット 11 110 12 18 17 14 15 12 3 4 前衛のくせして、力がチームで1番低い……

 


【更新履歴】
2021年 8月21日:一部の表現を見直しました。
2021年 6月 5日:読むのにかかる所要時間(目安)を掲載しました。
2020年11月14日:上級魔術師協会本部名を見直し。
2020年10月25日:間違っていた画面写真を差し替え。
2020年10月18日:次ページへのリンクを設定。
2020年10月11日:新規公開。