29.救助隊vsモンスター配備センター

【登場人物】  
ロイン 「ローラーレンジャーズ」リーダーの魔法使い。
三洲次 密航してきた日本男児の盗賊。発音は「みすじ」。
訓練所を首席で卒業した侍の少女。すぐ暴れる。
ロース こんな名前だが細身の美人僧侶。エルフだしね。
ランプ お金一筋のエルフの司教。自分の店を持つのが夢。
ブリスケット 日本オタクのエルフ。侍で、あだ名は「ブリ助」。
美濃 いろいろミステリアスな日本人の巫女(僧侶)。
センマイ ドワーフの戦士(兄)。敵を千枚に切り刻む名手。
ハチノス ドワーフの戦士(弟)。敵を蜂の巣に突く名手。
ギアラ 救助隊リーダーを務める病弱なエルフの魔法使い。

読了時間 (目安):約10分


いきなりですが、前回の冒険を終えて、ランプ(司教)レベルアップ!!


H.P.の上昇、かよ........。

前回のロースの29アップ直後だけに、すげぇヘボく見える。

しかも、彼の「売り」だった素早さが落ちているし。

お前、前のレベルでも「素早さ」が落ちてただろ...?
どうしたんだよ....?


ところで、呪文を覚えたらしいが....何を覚えたんだ?


ラハリト習得っ!!!!


..........いや、嬉しいか? 俺?

そろそろ地下9階へ行く日も近いので、もうマダルト(グループ攻撃の強力な凍結魔法)がメインになりそうなんだよ。
そのタイミングで、ラハリト?

やっぱり司教の成長のスピードって、あきらかにワンテンポ遅い気がする……。


とりあえず、地下3階で経験値稼ぎを続けますか。



ロイン 「お!これはチャンス!!」


ブリスケット 「うりゃああぁぁっっ!!」

見事に先制中に敵を倒し、出てきた宝箱を開ける。


ロース 「あら、『ゆびわ』が入っていたわ」
ロイン 「また、出てきたのか?
 ってことは、もしかして、それは……」


ランプ 「予想通り、『宝石の指輪』です」
ロイン 「もう1個手に入ったか」
ランプ 「まぁ、壊れないアイテムなので、2つも要らないですが」
ロイン 「じゃぁ、これは救助隊にプレゼントするか」
三洲次 「いいですね。
 救助活動が、より安全になりますよ」


そして、この回の探検を終えて、地上に戻って来たら......、




とうとうロイン(魔法使い)がマスターレベルに!!!!

よっしゃああぁぁぁっっ!!


さぁ....、7レベルの魔法使い呪文は、何を覚えた....?



マロール(瞬間移動の魔法)を習得っ!!!

う~ん、できればティルトウェイト(核爆発による全体攻撃魔法)の方が良かったけど…、
ま、これはこれでOK!


以上で、地下3階でのレベルアップ作業、
終~了~っっ!!!



おっと!

最後に、先ほど手に入れた「宝石の指輪」を、救助隊に渡しておくか。


──── ギルガメッシュの酒場

三洲次 「どうも!」
ハチノス 「おぉっ!三洲次さんではないですか?!」
センマイ 「いやぁ、久しぶりですな!」
ギアラ 「どうされたのですか?」
三洲次 「今日は、渡したいものがあって…。
 ちょっと待って…今、取り出すから……」


三洲次 「これ! この指環を……」


美濃 「三洲次殿!!
 もしかして、それは…!?」
三洲次 「え?」
センマイ 「うおおおぉぉぉ!!
 三洲次さん、プロポーズですか?!」
三洲次 「………え?!
ハチノス 「女性に指輪を渡すなんて、もう 意味は1つっすよね!?」
三洲次 え? え?!
美濃 「そんな突然…、私は……まだ心の準備が……」
三洲次 「ちょ…ちょっと待って!!」
美濃 「私たち、まだ正式にお付き合いもしていないのに……」
センマイ 「ヒューヒュー♪」
三洲次 「ちょ!話しを聞いてって!」
美濃 「でも、三洲次殿がどうしてもとおっしゃるのでしたら……美濃は、覚悟を決めてその指輪を…」
三洲次 話しを聞けーーーぇぇっっ!!!

……………………

三洲次 「……なので、これは地下に潜るのに、便利なアイテムなんです!」
ギアラ 「なるほど、それは大変便利ですね。
 では、是非…」
美濃 「ひどいですわ!! 三洲次殿!!」
三洲次 「へ?」
美濃 「乙女の心を弄んだのですね!!」
三洲次 「いや…、そっちが勝手に勘違いし…」
センマイ 「三洲次さん!美濃の心を傷つけるとは、ひどいですぞ!」
ハチノス 「今からでも遅くはねえっ!!
 美濃のためにも、本物の指輪をっ!!」
三洲次 「えぇえぇぇ…?! なんでそうなるのぉ?!」
美濃 「そうやって、今まで何人もの女を食いものにしてきたのですねっ!?
 最低っっ!!」
三洲次 (こいつ、マジ面倒くせぇ……)



とりあえず、これでロインの育成も一段落となった。




さて、以前の計画通り、次は地下9階に降りたいと思います。


しかし....、その前に、やらなければならないことがあります。


と、言うのも、地下9階まで続くエレベーターの使用許可証「ブルーリボン」を救助隊は持っていません
なので、万が一 地下9階でパーティーが壊滅・全滅すると、今のままでは救助に行けません。
もし行くとしても、階段を降りるしか手段がありません。

そこで、ローラーレンジャーズのメンバーが支援できる今の内に、救助隊も モンスター配備センターに挑戦し、「ブルーリボン」をゲットしてこようと思います。


支援者は...、まぁ、やっぱり、三洲次(盗賊)とランプ(司教)の2人ですかね。
「死の指輪」の入った宝箱を開け、そして鑑定もしないといけないのですから。


──── ギルガメッシュの酒場

ランプ 「こんにちは、みなさん」
三洲次 「また来ましたよ」
ギアラ 「こんにちは。今日はどうしましたか?」
ランプ 「実は………」

………………

ギアラ 「……でも、ブルーリボンを手に入れるには、その精鋭を相手にしないといけないのですよね?」
センマイ 「オレらは救助隊だから、あえて自ら危険に飛び込む必要ねぇでしょ?」
ハチノス 「そうそう。
 むしろ危険を避けるのが、オレらのミッションですぜ?」
美濃 「えぇ、まことにその通りですわ。
 戦う相手を選び、危険な敵との戦闘は回避する。
 これが最善な救助なのだと、昔から証明されておりますわ」
ランプ 「そうか……、残念ですね。
 彼らの宝を売れば、25万G.P.も手に入る…
美濃 行きましょう!!
センマイ 行くぞ!!
ハチノス 行くぜっ!!
三洲次 「はぁあ?」
センマイ オレら救助隊は、どんな危険が待ち受けていても、媚びず!怯まず!顧みず!
ハチノス むしろ自ら危険に飛び込むからこそ、困難な救助も成功するのだっ!!
美濃 たとえどのような相手であっても、私たちが怯まず立ち向かっていくことを、
 いよいよ証明する時がきたのですね!!
三洲次 (こいつら……)
センマイ 「さぁ!そうと決まれば、善は急げだ!」
ハチノス 「さっそく出発するぞ!!」
美濃 「(すっ...) 三洲次殿……」
三洲次 「はい?」
美濃 「今回の旅路も、美濃は三洲次殿を一番頼りにしておりますわ…」
三洲次 「25万もする宝の箱の開錠を…だろ?」



さて、久しぶりに救助隊を編成し、いざ目指すは地下4階!!!


まずはエレベーターを使い、地下4階まで降りる。


エレベーター直後の小部屋は、何も出ず。
よし!

通路を奥まで行き...、


.... 来たぞ、コントロールセンター!

躊躇無く蹴破る!


鳴り響く 警報音!!!

センマイ 「え?! これ…ヤバくねぇかい?!」
三洲次 「気を付けろよ。
 ここには番熊がいるからな」
ギアラ 「バ…、バンクマ?
 ……なんですか、それ?」
三洲次 「番犬みたいなもんだ」
ランプ 「ま、気を付けて、進みましょう」

一歩進むと......、



三洲次 「うわっ!天井から何か落ちてきたっ!!」
ランプ 「え?!」


ハチノス 「ぐおおぉぉっっ!!」
三洲次 「ハチノスが噛まれやがったっ!!」

クソッ! 幸先悪いな...。
いきなりハチノスが毒にやられてしまった....。


だが2匹なら、なんてことはないだろう。



三洲次とセンマイが、それぞれ一撃で倒す。

三洲次 「いや~、すまない。
 『バンク』じゃなく『バンク』だった。
 1文字だけ違ってたわ」
ギアラ 「文字の問題じゃないと思いますが…」
ランプ 「毎回思うのですが、あの『ガチャガチャ』という金属音は、何なのですかね…」

さて、唯一ダメージを受けたハチノスのH.P.を回復し、さらに歩を進めると.....


....「モンスター配備センター」に到着。

ギアラ 「ここ……ですか?」
ランプ 「あぁ」
センマイ 「ゴクリ……!」

さぁ!
改めて、モンスター配備センター戦だっ!!





ランプ 「では、センマイ。
 お願いします」
センマイ 「おりゃぁ!!!」

ドアを蹴破り、
突入っっ!!!!





侵入者に気付き、中に居た配備センターの主たちが、戦闘配置につく!!



再び、レベル7ファイター、レベル7メイジ、ハイプリースト、ハイニンジャの計7名が登場!!!
ローラーレンジャーズに倒された奴らの代わりに、後釜で配備されたやつらなのだろう!

今回も、奇襲も先制もなく、普通に睨み合いから戦闘は始まった!!!

ギアラ 「どうしましょう…?」
ランプ 「ロインがとった作戦を、参考にしますか…」
センマイ 「どんなんです?」
ランプ 「では……」


ランプ 「まず、前衛3人は、ハイニンジャを狙ってください」
センマイ 「あの、一番奥にいる奴かい?」
三洲次 「ここのボスです。
 心してかかりましょう」
ハチノス 「なぁ~に、突き刺しまくって、蜂の巣にしてやりますぜ」
ランプ 「そして……」


ランプ 「美濃と私で、ハイプリーストの呪文を封じましょう」
美濃 「分かりました」

まぁ、美濃は信用できないので、前回 呪文を見事封じたランプに期待がかかる!

ギアラ 「2人がかりですか?」
ランプ 「それだけの相手、ってことです」
ギアラ 「メイジがノーマークになりますよ?」
ランプ 「ギアラが、マカニト(弱い敵を全て消す魔法)でファイターと共に塵にして下さい」


ランプ 「ギアラは素早いですからね。
 期待してますよ」
ギアラ 「ベストは尽くします…」


戦闘準備、完了。

ランプ 「準備はいいですか?」
美濃 「えぇ……」
センマイ 「緊張するぜ………」
ハチノス 「まぁ、やるっきゃねぇでしょう」
ランプ 「よしっ……、いくぞっ!!

ランプの最後の大きな一言で、救助隊はもとより、敵も一気に身構える!!!


戦闘開始っっ!!!




が ! !!!


戦闘を開始した瞬間!!!


黒い影が一瞬にして、両者の間を走り抜けたっっ!!!


あまりの素早さに、誰もその動きに追随できず!!!


ランプ !?


瞬く間にその影が、相手の側まで走り寄った......、
その刹那!!!

刀の閃光が3回空を斬ったっっ!!!



ん?



「空」を...... 斬った?



戦闘開始直後......、最初のできごとは........?


………………………………


………………


………





三洲次 「あれ?」
………………


あれ?じゃねぇよ、バカ。

もしかして桃の真似をして、大失敗か?


ニンジャ 「なんだぁあ?てめぇえはぁあっ?!!」
三洲次 「うわああぁぁ!!」
ハチノス 「あぶないっ!!三洲次さんっ!!」

ハチノスが隙をついて敵に飛び込むと、得意技の突き刺しでハイニンジャを襲い、三洲次を援護するっ!!


三洲次に気を取られていたハイニンジャが、その攻撃でダメージを喰らい、一旦身を引くっ!!


レベル7メイジA 「盗賊ごときが、間抜けなことを……」
レベル7ファイターA 「ハイニンジャに勝てるとでも思ったかっ?!」

美濃 「油断大敵ですわっ!!」

ハイプリーストA 「えっ?!」

美濃 モンティノっっ!!!

ハイプリーストA 「し、しまったっっ!!!」



ハイプリーストA (ほぉ……ほぉご……っ!)
ハイプリーストB (ふぉ……ふぉご……っ!)

さすが、美濃。
期待していないとこれだ......。


レベル7メイジA 「おのれええぇぇ!!」」
レベル7ファイターA 「貴様らああぁぁ……!!」
レベル7メイジB 「わしらの呪文を喰らいっ…」
レベル7ファイターB 「死ぬがよいっっ!!」

三洲次 おい!!

レベル7メイジA 「え?!」

三洲次 「なんか試練とか……」

ギアラ 「マカニトっっ!!」

三洲次 早っ!!!


レベル7ファイターA 「うわああああぁぁぁっっ!!!」
レベル7ファイターB 「ぐわああああぁぁぁっっ!!」


レベル7メイジA 「ほおおおぉぉぉっっ!!」
レベル7メイジB 「ぬおおおぉぉぉっっ!!」


ハイプリーストA 「ふぉぐっ!(ふんっ!)」
ハイプリーストB 「ひぃごんがっ!(効かんなっ!)」

ギアラ 「三洲次さん、何か言いかけましたか?」
三洲次 「…………なんでもない」
ランプ 「詠唱完了!!
 モンティノっっ!!」


ハイプリーストA (………………)
ハイプリーストB (………………)

三洲次 「遅いし………」
ハチノス 「もうどっちでもいいし……」
美濃 「そもそも効いてないですし……」
三洲次 「なにしに来たの?」
ランプ 「………………」


そして、ここでセンマイが動く!!

センマイ 「いやあああぁぁぁ!!!!」


ダメージ 小さっ....。

センマイ 「え?!」
ニンジャ 「なんじゃあ!!われえぇっ!!!」
センマイ 「ええぇ?!」


センマイ 「ぐわあああぁぁぁ!!!」

ぶっ!!!!

やり返されやがった!!!!

なにやってんだよっっ!!!!


あ~~~....、も~~~........


前回は、わずか14歳の女の子1人が一発で決めたというのに、
こっちでは男が3人がかかりで襲いかかって、この有様かよ....。

しかも、倒せてないし......。


装備も能力もほぼ同じはずなのに、なんだよ、この差.....。

ヘボすぎだろ......。




後は、ハイプリーストたちが無意味な呪文を唱えて、1ターン目は終了




2ターン目

ハチノス 「あ…兄者がああぁっっ!?」
三洲次 「くそっ!
 とにかく、まずは危険極まりないハイニンジャを片付けるぞ!!」


...って、いつもの感じで、先頭3人はAボタンを連打してしまった
なので、美濃まで「たたかう」に.....。
ここはせめてロルトとかリトカンだったな.....と、終わってから、気付いた。

三洲次 「いくぞっ!!」
ハチノス ちくしょおおぉぉーーっっ!!
 兄者の仇いいぃぃーーっっ!!!
三洲次 「ほ?!」

2ターン目開始直後、いきなりハチノスが動く!!

ハチノス てめぇを蜂の巣にしてやるううぅぅっっ!!


ニンジャ 「しゅばあああぁぁぁっっっ!!!」
三洲次 「や……やった!!」

お!
ハチノス、見事だ!!
兄貴の仇を取ったぞ!!!


ギアラ 「ラハリトっ!!!」



つづいて、ギアラのラハリトが飛ぶ!!!

が....、1人も倒せず......か。

まぁ、でも......、


....ハイプリーストは、無駄な呪文攻撃をしてくるだけなので、痛くも痒くもない

もう、ハイプリーストは木偶の坊だろう。


3~4ターン目


ハイプリーストA (フォ…フォヒィアウっ!!)


ハチノス 「うりゃああぁぁっっ!!
 蜂の巣にしてやるぜええぇぇっっ!!」
ハイプリーストA 「うぉおどぉおぉおおぉっっ!!」


ハイプリーストB (ファ…ハァヒィ!!)


三洲次 「おりゃああぁぁっっ!!!
 トドメはもらったあああぁぁ!!」
ハイプリーストB 「ぅらめぇええぇぇぇっっん!!」



戦闘終了


終わってみれば......死者1名か......。


勝ちは勝ちだが、ここら辺がメインパーティーと救助隊との格の違いだなぁ.....。

やれやれ....。




ハチノス 「おおっ!!
 こいつが25万G.P.する宝箱っ!!」
ギアラ 「では、三洲次さん。お願いします」
三洲次 「どれどれ……」


三洲次(盗賊)が調べた結果、罠は「ガス爆弾」

念のため、美濃にもカルフォ(罠識別の魔法)で調べてもらう。



ちっ....正しく判定とか美濃らしくもねぇ....
こちらの結果も「ガス爆弾」

よし! 罠は「ガス爆弾」と断定!


三洲次が、罠の解除に挑戦する。


三洲次 「よし!!」
ランプ 「お!開いたな」


ギアラ 「これが、持っているだけで体力が奪われる『死の指輪』ですか?」
ランプ 「まだ、ちゃんと鑑定していないですが、まずそうでしょう」
ギアラ 「うーん...では、これは誰が持って帰りますか?」
美濃 「では、わたくしめが....」
三洲次 「え?! お前、僧侶としてはH.P.が高いと言っても...」
美濃 「さぁ、ギアラ。
 私めにお渡しください」
ギアラ 「では…」
美濃 「これが……『死の指輪』ですか……」
三洲次 「………………」
美濃 「あ! そうですわ!
 忘れておりました!」
三洲次 「ん?」
美濃 「三洲次殿!
 先ほどはウヤムヤになりましたが、
 今度こそハッキリさせましょう!」
三洲次 「え? なんの話し?」
美濃 「今度は…、わたくしの方からプロポーズを致しますわ!!
 三洲次殿!!
 私の気持ちのこの指環を、是非受け取って下さい!!」
三洲次 『死の指輪』でプロポーズって、
 そりゃどういう意味だああぁぁっっ??!
ランプ 「今からでも入れる生命保険がありますよ?」
三洲次 そこ!黙れ!!
美濃 「指輪の意味は、もちろんお分かりですね?」
三洲次 さっぱり分からねえええぇぇっ!!!
美濃 美濃の気持ちを、是非!!!
三洲次 受け取る訳ないだろおおおぉぉっ!!!
ギアラ 「あの……、冗談はともかく、ほんとうに誰が持って帰るんです?」
ランプ 「アイツでどうですか?」

ランプが指差した先には....、先ほど戦死したセンマイが......

全員 「「「なるほど」」」


ってな訳で、死んでH.P.を気にしなくていいセンマイに「?ゆびわ」を持たせ、部屋を出ることに。


例の扉へ....。


長ったらしい文書をさっさと飛ばすと....、



三洲次 「お?オーガだ」
ランプ 「もしかして前回来た時に、逃げ出した奴らですかね?」


ハチノス 「うりゃああぁぁっっ!!
 突き刺しまくって、蜂の巣にしてやるぜええぇぇ!!」
三洲次 「けっきょく、やられる運命だったな」

楽勝。

そして宝箱が出てきたので、三洲次に調べさせたら......、


「ブルーリボン」を目の前にして飛ばされたら面白いイヤなので....、


....無視して、奥の部屋へ。



トレボーからの指令が、再び聞こえてくる....。

三洲次 「なんか、聞いたことがあるセリフだな」
ランプ 「あの時と、まったく同じですね」
三洲次 「本当にトレボーが喋ってるのではなく、こういう声が毎回響く仕掛けになっているのかな?」
ランプ 「そんな感じですね」


ギアラ 「ここに『リボン』がありますよ。
 これが『ブルーリボン』でしょうか?」
ランプ 「まぁ、間違いないでしょう」
三洲次 「誰がわざわざ置き直したんだろ…?」
ランプ 「さっきの精鋭たちじゃないですか?
 配属される時に、置いておくのでしょう」

とりえあずリボンをゲット.....した、途端!!


  シュルルル………シュタッ!!


三洲次 「うぉい! 屋根から敵がっ!!」
ニンジャA 「そのリボン……」
ニンジャB 「こっちに渡してもらおう……」
三洲次 「へ?」
ニンジャC 「お前らがここに来ると聞きつけ……」
ニンジャD 「後を付けてきたのだ……」
三洲次 「漁夫の利を狙ってくるとは……」
ギアラ 「セコい奴らですね」
ランプ 「ま、世の中、そううまくはいかないってことを……」


ランプ 「…知ってもらいましょう」
三洲次 「ギアラ、やってしまえ」
ギアラ 「では…」



ま、救助隊の敵ではなかった。



かくして、無事に地下1階まで戻る。




今回も、問題なく「?ゆびわ」鑑定成功!!
お見事!!

そして、無事に....じゃないけど、ともかく凱旋!!

まずは....、



.... センマイを寺院で蘇生!


そして....、


──── ボルタック商店


ランプ 「こんにちは~」
店員 「はい、いらっしゃいっ!
 ボルタックにようこそ!」
ランプ 「あれ? いつもの店員は?」
店員 「誰のことです?
 ウチは複数人で回してるんで」
ランプ 「下ネタばかり喋る奴ですけど…」
店員 「あぁ、奴ですか?」
三洲次 「"下ネタばかり"で通じるってのも、どうなんだ…?」
店員 「店番中に、どっかの暴漢に襲われましてね。
 重症だったんで、この機会に療養してます」
ランプ 「あー、そうですか(棒」
三洲次 「あー、そりゃ自業自……不運でしたねえ(棒」
店員 「で、何の御用です?」
ランプ 「『死の指輪』を売りたいんだけど…」
店員 「あぁ、それは0G.P.です」
ランプ え?!
店員 「0G.P. です」
ランプ 「いや…、そんなはずは………」
三洲次 「もっと高くならないですか?」
店員 「ならないです。
 0G.P. です」
ランプ 「なぜですか?!」
店員 「指輪の形は0G.P.を表してる。
 指輪は形がゼロだから、買取価格は0G.P.」
ランプ 「………………」
店員 「………………」
ランプ 今度から別の店を贔屓にするっ!!
店員 「あぁ!お客さん!!
 待ってください!!
 ウソです!!冗談ですってば!!!」


ランプ 「その値段を期待していました」
三洲次 「値段の落差がデカ過ぎるだろ……」
店員 「交渉成立ですね!
 まいど!!」
   
  ……………
   
ランプ 「あの下ネタの店員じゃなくて、助かった」
三洲次 「さっきの店員もどうかと思いますが……」


さて、今回の25万G.P.は救助隊に与えることにしたので....、


....4人だけにして、お金を山分けしました!


──── ギルガメッシュの酒場


ハチノス はぁ~はっはっはっ!!
 金だぁ!金だあっ!!!
センマイ 今夜は豪勢に、祝杯といこぉぜええぇぇ!!!
ギアラ 「た、高い酒は……うまいですね…!」
美濃 憧れのロイヤルスイートが、私を呼んでいますわぁ!!


無駄遣いするなよ。


「30.メイジマッシャーを奪え!」 へ



名前 LV H.P. コメント
ロイン 13 77 17 18 12 18 17 15 0 マスターレベル!いよいよ地下9階だ!
三洲次 13 49 17 16 9 13 18 16 3 モンスター配備センター戦で見事トドメを刺す。
12 94 18 18 18 18 17 17 0 次のレベルアップが楽しみである。
ロース 13 104 17 18 18 18 18 14 2 現在チーム最大のダメージ量を出せるのかも。
ランプ 13 46 14 18 18 14 16 10 3 成長スピードが遅すぎる…。
ブリスケット 12 100 17 17 15 18 18 12 2 そろそろ「切り裂きの剣」に切り替えかな。
美濃 11 78 10 13 18 18 16 14 2 ハイプリーストを一発で黙らせたのは見事!
センマイ 11 93 18 12 18 18 15 11 4 殺されたのは痛いが、安全に指輪を運べた。
ハチノス 11 92 18 12 17 18 16 12 3 ハイニンジャにトドメを刺し、兄貴の仇を討つ。
ギアラ 11 40 13 18 16 16 18 14 2 素早いマカニトは大助かり。さすがだ。

 


【更新履歴】
2021年 8月 7日:読むのにかかる所要時間(目安)を掲載しました。
2020年12月27日:画面写真の関係から、構成を一部見直し。文章を一部推敲。
2020年12月19日:台詞の一部を見直し。
2019年 7月 1日:台詞の一部を見直し。
2019年 6月24日:台詞の一部を見直し。次ページへのリンクを設定。
2019年 6月17日:人物名と台詞のミスを修正。
2019年 6月16日:新規公開。