71.戦士たちの訓練所

【登場人物】  
サーロイン ローラーレンジャーズのリーダー。サーは敬称。
三洲次 元盗賊だった日本男児の侍。発音は「みすじ」。
元接近戦最強の少女。現在は盗賊。すぐキレる。
ロース こんな名前だが細身で美人なエルフの女魔法使い。
ランプ お金一筋のエルフの司教。パーティーの知恵袋。
ブリスケット 日本オタクのエルフの僧侶。あだ名は「ブリ助」。

読了時間 (目安):約12分



ゲームを始める前......つまり今回 Wizardry #1 を始めるにあたって、私は3つの目標を立てました。
(参考:はじめに「マイ ゴール」)


(A) マップを全て埋める
(B) アイテムを全て入手する
(C) クリアする(エンディングを見る)


日記を書きはじめて約1年半経ちますが、
いまだに1つも達成していません!

あ、いや、達成していないのは、計画通りなんです。



そう....第25話「アタックチャンス作戦立てた計画は、次の通りでした。


(1) まず地下3階で基本職をマスターレベルまで育てる
(2) 地下9階~地下10階で装備を揃える
(3) 地下5~8階を攻略する
(4) 地下10階でアイテムのコンプリートを狙う


そして現在、上記 (2) まで来ました。
そこで、いよいよ (3) へ進もうと思います。

やっとマイ ゴールの (A) の後半戦です!


...と言うか、パーティー名「ローラーレンジャーズ」の「ローラー」は、
Wizardry IV のように、リーダー「ロイン」の「ロ」とかけた時に、
私の英語能力があまりに貧弱で....、.

マップを全て埋める=ローラー作戦のイメージ

....と苦し紛れなりにも意思を込めた名前なので、いい加減マップを全て埋めにかからないと、
この名前にした意味が無いし......。


なお、余談ですが、地下1階から順番に攻略しなかったのには、理由があります。


1つは、地下5階~地下8階は......もしかしたら昔プレイしたかも知れませんが......、
マップなどは全然記憶に無く、個人的には未知の領域であること。

1つは、ファミコン版の地下6階から地下8階は、
「悪意に満ちた」(誉め言葉)マップに差し替わっており、
難易度が高いこと。

つまり、プレイヤーにとっては完全なる「新マップ」にして「追加マップ」なのです!


それらを踏まえ、今回ノーリセットを掲げてプレイしていることから、
地下5階~地下8階を安全に攻略するためにも、
充分に装備と呪文を揃えてから行くことにしていたのです。


そして、武器も魔法も十分に揃った今、
そろそろ向かっても良い頃だと判断します!!


それに、地下5階~地下8階の探索中に経験値を稼げば、
探索を終える頃には、
再び地下10階で戦えるぐらいにはレベルアップしてるだろうし....多分


と、言う訳で、第71話目にして、
やっと1つ目の目標を片付けにいきます!




──── ギルガメッシュの酒場 バックヤード

三洲次 「ふん! ………やぁ!」
「……む~……斬る動きに、もう少しスピードがほしいな」
三洲次 「え?もっと早く?」
「早さは力!」
   
ロース 「ちょっとぉー!桃ぉ!三洲次ぃ!
 ミーティング 始めるわよぉー!」

……………………

…………


──── ギルガメッシュの酒場 店内

サーロイン 「うむ、全員揃ったな」
三洲次 「……よいしょ」
「………………」
サーロイン 「さて、諸君!」
ランプ 「……………………」
ブリスケット 「……………………」
サーロイン 「ロースがマカニト(Lv7以下の魔物を消す呪文)やマダルト(ブリザードでの攻撃呪文)などの
 強力な呪文を使えるようになったことだし、
 今日からは我々の目的の1つである、地下迷宮の全容解明を再開しようと思う」
ロース 「私以外も含めると、マカニトが使えるメンバーが6人中5人になったわね」
三洲次 「俺だけか……唱えられないのって」
ランプ 「三洲次も侍ですから、レベルアップしていけば、いずれ使えるようになりますよ」
三洲次 「日本にいた頃、そんな侍見たことなかったけどなぁ……」
サーロイン 「地下1階から地下4階は探索し終わっているので、
 今日からは地下5階~地下8階を探索するぞ」
ブリスケット 「しかし、地下5階~地下8階の話しをする冒険者は少ねぇから、
 情報は無いに等しいですぜ?」
サーロイン 「そうだな。
 つまり、未知の領域の探検となる。
 今まで以上に、慎重な行動が求められるぞ」
ロース 「それで、どう探索していくの?」
サーロイン 「まず、階段側から探索を開始しよう。
 エレベーターの位置は分かっているから、
 最初に階段とエレベーターの間の経路を確認する。
 これでいざという時は、どちらからでも戻れるだろう」
ランプ 「マロール(瞬間移動の呪文)がありますから、そこまで慎重にならなくてもいいのでは?」
ロース 「あら…、マロールを使える人が簡単に首を刎ねられそうだから、
 退路を確保しておく案は、私は賛成だわ。
 ねぇ? 元魔法使いのロインさん?」
サーロイン 「誰のことを言ってるのかサッパリ分からんなぁ(棒)」
ブリスケット 「では、方針も決まったところで、さっそく参りやしょう!」

上でも触れたとおり、地下5階から地下8階は、プレイヤーにとっては完全に未知の領域です。

....ということで、このプレイ記録の世界では、
地下5階~地下8階は酒場でも話題が少なく、あまり知られていないフロア....
....という設定でいきます。


しかもここからは、キッチリとマップを仕上げるため、

その階を全て探索してからでないと、次の階へ降りてはいけない

.....というマイ ルールを設けます。





では、地下5階へ向けて出発です!


久しぶりの新しいフロアかぁ......。

いや~、ちょっとドキドキしてきた。

怖いような、楽しみなような......。


とりあえず、出発します。
まずは階段側から探索を開始するので....、


....歩いて向かいます。





途中、地下2階~地下3階などで魔物と遭遇するが、
友好的な敵が多く、ほとんど消耗無しで地下5階へ辿り着く。

なかなか幸先の良い滑り出しである。

そして、地下4階の階段から....


....地下5階へと降りていく......。


……………………


…………








──── 地下5階


ランプ 「着きましたね」
サーロイン 「では、まずは座標を確認しよう」


お?
マップの左下端(南西)からスタートなのか。
マッピングがしやすくて、いいな。

さて、上記でも書いたように、まずはエレベーターまでの通路を完成させ、
いざという時の退路を確保したいと思います。

サーロイン 「プライベート・エレベーターの座標も、ちょうど『きたに 0』だったな。
 つまり、ここから真東(真右)の方向だな」
ブリスケット 「ってぇことは、まずは東へ真っすぐ進みやすか?
 ちょうど右手に扉もありやすし」
サーロイン 「うむ。
 諸君!!
 どんな魔物が出てくるか、どんな罠が待ち構えているか分からん!
 全員、常に周辺を警戒するように!!」
ランプ 「無事にエレベーターまで辿り着けるかどうか……」
三洲次 「まぁ、危なくなったら、すぐにマロールで戻りましょう」
ロース 「そうね……でも、ちょっと緊張してきたわ」
サーロイン 「では、プライベート・エレベーターを目指して、出発!!


そして......、


....ひたすら真東へ進むこと......、



......数分後......。




ブリスケット 「プライベート・エレベーターっす……」
サーロイン あっけないなあっ!!
ランプ 「魔物1匹遭遇せずに、見つかるとは……」
ブリスケット 「拍子抜けっすね……」
ロース 「あら?」
サーロイン 「ん?どうした?」
ロース 「さっき通ってきた扉が……消えてるわ」
サーロイン 「なに?!」


ロース 「そこの一番奥の壁って……、さっきは扉だったでしょ?」
サーロイン 「いきなり一方通行で、戻れなくなったか……」
ランプ 「まぁ、目の前に上へ戻れるエレベーターがありますから、
 あまり心配しなくていいのでは?」
ブリスケット 「それで、どうしやすか?」
サーロイン 「しょうがないから……」


サーロイン 「…とりあえず、ここの扉を1つ1つ調べてみるか」
三洲次 「えぇ~~…これ全部入るんですか?
 メッチャありますよ?」
サーロイン 「もちろんだ!
 全ての場所をくまなく調べる!
 ローラー作戦だ!」
ロース 「気が遠くなるわね……」
ランプ 「どこから入ります?」
サーロイン 「ま……


サーロイン 「…ローラー作戦なら、端から順番に調べるべきだろうな」
ランプ 「では、まずは階段に一番近い扉からですね」
三洲次 「じゃ、入ってみますかぁ……」


で、入ってみたら、いきなり長い通路が続いていた。
1つ目の扉から、調べるのに時間がかかりそうだ......。

仕方ないので、とりあえず進むことにする。

途中でU字に曲がったところを道なりに進みつつ、
前進していくと....、


....地下5階で初の戦闘!!


しかも、こちらの先制!
いや、これはマジで幸先の良い探索になってるぞ!!


地下5階最初の敵は、本戦記初登場のビショップ

ブリスケット 「ビショップの集団が居やすぜ?」
ランプ 「こちらに気付いてないですね」
サーロイン 「よし!先制できる内に、少しでも数を減らそう」
三洲次 「じゃ……」


先制でまず1体倒し....、


....通常ターンは、ブリスケットのモンティノが決まり....、




....多少ダメージを喰らうものの、楽勝であった。

サーロイン 「余裕だったな」
ブリスケット 「地下10階の魔物とも渡り合えるあっしらなら、
 この階の魔物なんて、敵じゃねぇっすよ」
サーロイン 「うむ」
ランプ 「お!宝箱がありましたよ!」


「う~~ん……………」
三洲次 「どうだ?」


「紐があるから、爆弾だな」
三洲次 「では、紐を切って解除しよう」
「む~~…………」


「………うりゃ! お、切れたぜ」
三洲次 「よし」
「じゃ、開けるな」

ガチャッ......


....ピンッ!

!! やべ!(サッ!)」
三洲次 え?!


桃おおおおぉぉぉっっ!!!


ロース 「あつつっ………ちょっとぉ!」
ランプ 「ぃででで……!
 ……い、いきなり解除失敗って……」
「あ~~……悪ぃ……。
 ダミーの紐があったぽいわ……」
ブリスケット 「ぐはっ! ……み、三洲次っち!
 ちゃんとサポート願いやす!」
三洲次 「はぁはぁ……。
 こ…この階層から、もう罠が巧妙になっていたなんて……」
サーロイン 「ごほっ!…ち、地下3階と同じ感覚でいたな?」
三洲次 「ちょっと油断してたなぁ……。
 桃?今度からもっと慎重にいこう」
「うぃ」

なんと!
いきなり正しい罠の解除に失敗しやがった!

桃は、これまで正しい罠の解除の失敗は0回だったのに、
新しい探索をはじめた途端、
いきなりその記録が切れやがった!!!

宝箱に関してだけは、不安になる滑り出しだ......。


それにしても...、罠を発動させた張本人の桃だけ無傷って、
ふざけてるなぁ....。


…………

……………………


さて、その戦闘・宝箱があった玄室を抜けると....、


....あっさりと階段のところに戻ってきてしまった。
一方通行はコケおどしだったようだ。

と、言う訳で......、


....再び階段から探索を始め、今度は北(上)へと......、


....探索を進めていく。


すると........、


サーロイン 「あからさまに怪しい床が………」
ロース 「もしかして、もう下に降りる階段を発見したの?」
ブリスケット 「……と、思わせておいて、落とし穴ってぇ可能性もありやすぜ?」
三洲次 「あり得ますね……」
ランプ 「どうします?」
サーロイン 「もちろん調べるにきまっている。
 よし! 全員……」


サーロイン 「…H.P.を確認!
 確認できたら、前進するぞ!」
三洲次 「さっきの爆弾の傷が癒えてないですが、
 まぁ、とりあえず大丈夫だと思います」
ランプ 「覚悟を決めますか……」
サーロイン 「では、全員……前進!!

グルンッ!!!


サーロイン 「……………………」
ランプ 「ただの回転床でしたね……」
ロース 「しかも4方向とも違う風景だから、回転したって丸分かりよ」
ブリスケット 「回転する意味無ぇっすよ……ここ……」
三洲次 「なんでこんな無意味な床があるんだ……」
サーロイン 「とりあえず、今向いた方向へ進もうか」

で、進んだら、すぐに......、


ランプ 「ダークゾーンですよ、どう見ても」
サーロイン 「う~~ん……。
 こういう面倒くさいところは、後回しにするか……」

先ほどの回転床に戻り、今度は別方向へ進むと......、


ロース 「行き止まりね」
サーロイン 「まいったな……。
 一旦、エレベーターまで戻り、
 改めてエレベーター付近の方を調べるか」

と、言う訳で、プライベート・エレベーター付近へ戻り....、


....先ほどの大量にあった扉の中から、別の扉を調べることにした。


とりあえず、さっき入った扉の隣の扉へ。



またもや初登場の敵だったが、弱かったので、手抜き割愛。


ブリスケット 「さっきのがトラウマで蘇りそうっす……」
三洲次 「大丈夫だよな、桃?
 もう学習しただろ?」
「うぃ、任せなって」


「ほいよ」
三洲次 「偉いぞ!ちゃんと学習しているな!」
Vサイン!
   
サーロイン 「三洲次にしては、珍しくベタ褒めだな」
ランプ 「最近、指導がちょっと甘いですよね」

で....、



....個室だったので......、


....とりあえず別の扉に入っていくが....、


....他の扉も個室ばかりで....、


....結局、端っこの扉まで進むも......、


....大した進展無し。


仕方ないので......、


....今度はエレベーターのある位置からへ向かってみる。

すると、途中で......、



....四方を壁で囲まれて、どう頑張っても入れない2x2の空間を見つけた。

まぁ、マロールを使えば入れるだろうけど、
マップを完成させるためのマロールは使わない。
なぜなら「壁の中」かも知れないので。

「壁の中」へワープするのを防ぐため、
マップを完成させる条件を「歩いて行ける範囲のみ」としている以上、
ここはもう「入れない場所」としてマップに記録して終える。

そして、さらに北(上)へ進んでいくと......、




サーロイン 「なんか………大した盛り上がりも無いまま……」
三洲次 「なんの前触れも無いまま………」
ランプ 「地下6階へ降りる階段を見つけてしまいましたね……」

な......なんか、あっさりと階段が見つかったな....。


でも、自分で課したルールに従い、降りずに地下5階の探索を続ける

途中.....、


.....道端に巣を作ってるクモを横目にしながら......、



....さらに探索を続ける。
ただ、下に降りる階段付近は、先ほどの回転床付近とつながていただけなので、
今度は......、


....プライベート・エレベーターから東(右)の方へと探索を続けていく。




──── 地下5階 南東方面....



サーロイン 「これまでと違い、こっちのエリアは広い空間になっているな」
ランプ 「なんですかね?この広いエリアは?」
   
??? 「む! なんだ、お前らは?!」

サーロイン 「ん?」

ソードマンA 「訓練中と知っての狼藉か?!」
ソードマンB 「ちょうどいい。
 おい!!
 こいつらをサンドバッグ代わりにしようぜ!!」
ソードマンC 「ここに入ってくるなんて、バカな野郎どもだ!」
三洲次 「訓練中?」
ランプ 「ここ……ソードマンの訓練所ですかね?」
サーロイン 「そうっぽいな。
 ま…、あいつらも希望してるようだし、
 せっかくだから訓練の相手をしてやるか」


ソードマンA 「ふぉごおっっ!!」


ソードマンB 「ぐわああぁっ!!」

サーロイン 「実戦を経験できたなんて、今日の訓練は有益だったな!」
三洲次 「ま、死んじゃいましたが……」
   
??? 「おい! そこの不審者どもっ!!」
??? 「よくも仲間をっ!!!」
   
サーロイン 「え?」



サーロイン 「お?」




ソードマンD 「あれ?」
ソードマンE 「あ、当たらないっ?!」
三洲次 「こっちは戦闘のベテランだぜ?
 訓練生ごとにきにやられるかってんだ!」
サーロイン 「ふ……実力の違いを分かっていないようだな」
ブリスケット 「って言うか、噛んだり、引っ掻いたりしねぇでほしいっす」
ロース 「手に持ってるの、何だと思ってるのかしら?」
ランプ 「どういう訓練を受けてるんですかね?」


ソードマン達 「「うぎゃあああぁぁっ!!」」
   
サーロイン 「まったく相手にならんな」
三洲次 「まぁ、訓練生相手に魔法は卑怯な気もしますが」
ロース 「何言ってるのよ、実戦の厳しさを知るべきだわ」
ブリスケット 「ま、こやつらも死んじまいやしたが……」
   
??? 「貴様らあぁっ!!」
   
サーロイン 「え? また?!」



ダイミョウ 「貴様らっ!!
 よくも私の大切な生徒たちを殺ってくれたな!!!」
三洲次 「生徒?」
サーロイン 「ってことは、こいつが教官か!」
ロース 「教官まで出てきたの?」
ブリスケット 「訓練所なら、むしろ出て来て当然ですぜ」
ダイミョウ 「死ねえええぇぇっっ!!」


三洲次 「おわっ! あぶねぇ!!」
ランプ 「………かじってきましたよ?」
ブリスケット 「こげな教官なら、そりゃ生徒も噛んできやすよ……」
ロース 「手に持ってるの、本当に何だと思ってるのかしら?」
サーロイン 「物干し竿なのかも」
三洲次 「くそっ!
 教官なら、ちょっとは手ごたえ……


ダイミョウ 「ぐわああぁっっ!!」
三洲次 「ぇえ~~………、
 一発当っただけで、死んだんだけど……?」
ロース 「弱っ!」
サーロイン 「程度の低い訓練所だな……」

ってか、ランダムエンカウントの連続だった....。

で、そのソードマンの訓練所と思われるエリアを抜けると....、


??? 「む! 不審者め!」
三洲次 「え?」



三洲次 「ふぉごっ!」
ビショップ 「訓練生以外、ここを通す訳にはいかん!」
三洲次 「いでで……、なんで俺ばかり……」


ビショップ 「ぐはあぁっ!!」
三洲次 「借りはすぐに返すに限る!」
サーロイン 「なんだったんだ、こいつ…?」
ランプ 「お! 何者か分かりませんが、宝箱なんて置いてありますよ!」


三洲次 「スタナーか……いい思い出が無いな……」
「う~……難しいなぁ……」


「は………が………」
ブリスケット 「相変わらず、罠の解除が下手っすね……」
ロース 「全然成長してないわよね……」
三洲次 「いや……、罠の判定が正確になってきているから、
 腕は上がってきていると思う」
ランプ 「なに珍しく桃の肩もってるんです?」
「ほ………ご………」
サーロイン 「ロース、頼むよ」

ここに来て桃は、正しい罠でも解除に失敗することが出てきた。
罠が巧妙になってきている、と解釈するべきかな......。


で、ビショップのいた玄室を抜けると......、



....L字通路に、なんか大量の扉が......。

ロース 「え?なに、ここ?」
ランプ 「奥の方まで、ひたすら扉が並んでますね……」
サーロイン 「しょうがない。
 1つずつ調べていくか」
ブリスケット 「え?! これも全部調べるんすか?!」
サーロイン 「もちろんだ」
三洲次 「面倒くせぇなぁ……」

しょうがないから片っ端から開けていくが.......、







....どれもこれも個室なんだけど!

敵なんて一匹も出て来ない!!!

なんだ?
ここ?!

三洲次 「個室ばかりですね。
 (ガチャ)……それも空き部屋ばかり」
ロース 「(ガチャ)……こっちも空き部屋よぉ」
ブリスケット 「(ガチャ)……こっちもっす」
ランプ 「なんでしょう?ここ?」
サーロイン 「多分、アパートとかじゃないかな?
 それも……訓練所のすぐ側ってことを考えると、
 さっきの訓練生のソードマンたちの『寮』と考えるのが妥当だろう」
ロース 「訓練中だったから、全員出払ってて、空っぽなのね」
ランプ 「途中に居たビショップは?」
サーロイン 「場所的に、寮の受付とか警備員だったのかも」

....なんて妄想してみるテスト。


結局.....、



....大量にある扉の1つが....、


....先ほどの訓練エリアにつながっていたので、
グルッと1周して回っただけだった。


しゃーないので、別のコースを進むと....、



....今度は長い通路を通った先に......


....多少間隔を開けて、また扉が複数......。

で、扉の中は....、


....2x2マスの玄室ばかり。





三洲次 「久々のドラゴンパピーですよ」
ブリスケット 「ま………」


ブリスケット 「もう、あっしらの敵じゃねぇっすよ」
サーロイン 「うむ」




「……………………」
三洲次 「……………………」
ランプ 「どこら辺が、判定が正確になってるんですか?」

やっぱり桃は、罠を調べるのがヘタくそだ。
マジ、ヘタくそ

略してマヘ


......勢いで言ってみたが、意味が分からない。


....な~んてことを考えながら、自前の紙にマッピングをしつつプレイしていたら、
ここまで来るだけで、1時間ほどかかってしまった。
まだマップは1/3しか埋まっていないのに。

いつも寝る前にプレイして楽しんでるのですが、
次の日に響くので、この時はここまでにすることしました。


サーロイン 「だいぶいい時間だし、今日はここまでにするか」
ランプ 「H.P.も呪文の回数も大分残ってますが、仕方ないですね」
サーロイン 「では、マロールで戻ることにしよう」


………


………………


………………………




さて、戻ってきたら宿屋に泊まるのですが、
戦闘回数がたかが知れていたので、誰もレベルアップしないだろうと思っていたら、
なんとサーロイン(君主)三洲次(侍)の2人がレベルアップを果たす。

ってか、レベルアップしないと思っていたので、宿屋でボタンを連打してしまい、
サーロインの方はレベルアップの瞬間の画面写真を撮リ損なってしまった。

おぅ......


で、三洲次の方は、反省を活かして....、


....撮影をしたが、大してネタにならない優秀なレベルアップだったので、
こちらもコメント割愛



ランプ 「今回で、地下5階の南側の探索が終わりましたね」
サーロイン 「うむ…、地下5階の南側は、
 ファイターたちを育成する訓練施設だったな」
ブリスケット 「この迷宮のファイターが大して強くねぇ理由が、
 なんとなく分かりやしたよ」
三洲次 「レベルの低い訓練所だったもんな……」
ロース 「噛んだり引っ掻いたりするファイターがこの迷宮に多いのも、
 絶対にあの教官が元凶よね……」
ランプ 「で、次はやはり?」
サーロイン 「もちろん、地下5階の北側を目指すぞ!」
ロース 「今度はどんな施設が待ってるのかしら?」

 

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名前 LV H.P. コメント
サーロイン 9 110 13 12 13 13 12 10 0 0 あ……素早さが下がってる。さすがノロマだ…。
三洲次 9 161 14 11 10 13 13 14 1 3 やっと安定して当たりだし、前衛らしい活躍を。
9 149 13 15 12 12 14 14 0 0 今回宝箱が少なく、あまり活躍せず。
ロース 9 150 13 18 16 12 16 9 0 2 転職しても相変わらず僧侶呪文での活躍が多い。
ランプ 17 81 18 18 17 16 18 12 0 8 いまだに戦闘では大活躍だぜ!
ブリスケット 9 141 10 14 13 9 10 9 1 4 お前、最近何やってんだ?

 


【更新履歴】
2021年 7月 3日:読むのにかかる所要時間(目安)を掲載しました。
2021年 6月26日:文章を推敲しました。
2020年 8月 2日:セリフを一部追加。
2020年 5月 3日:誤字を修正。次ページへのリンクを設定。
2020年 4月27日:新規公開。