99.マイルフィックの逆襲

【登場人物】  
サーロイン ローラーレンジャーズのリーダー。サーは敬称。
三洲次 元盗賊だった日本男児の侍。発音は「みすじ」。
元接近戦最強の少女。現在は盗賊。すぐキレる。
ロース こんな名前だが細身で美人なエルフの女魔法使い。
ランプ お金一筋のエルフの司教。パーティーの知恵袋。
ブリスケット 日本オタクのエルフの僧侶。あだ名は「ブリ助」。

読了時間 (目安):約8分



──── 地下10階
     4代目上級魔術師協会 本部

レベル10メイジA 「アーチメイジ様……」
レベル10メイジB 「我ら対ローラーレンジャーズ専門の暗殺3チームの1つ、"レベル10メイジ6人衆"……」
レベル10メイジC 「……お呼びにより参上致しました」
アーチメイジ 「おぉ、待っておったぞ。
 お主らを呼んだのは他でもない…」
レベル10メイジD 「ローラーレンジャーズを倒すのですな」
アーチメイジ 「分かっておったか」
レベル10メイジE 「そのための我らですから」
アーチメイジ 「まだ訓練中とのことだが、いけるか?」
レベル10メイジF 「確かに訓練は終わっておりません」
レベル10メイジA 「しかし、お呼びがかかった時点で戦うことになると思い、
 奴らについて研究を進め、訓練不足をカバーする作戦を立てました」
アーチメイジ 「さすが専門の暗殺チームじゃ。
 そういう発想を期待しておったぞ。
 して……その作戦とは?」
レベル10メイジB 「はい。 奴らはメイジの前では逃げてばかりです」
レベル10メイジC 「つまり我らが現れても、同じように逃走するでしょう」
レベル10メイジD 「しかし、逃げようとしている時、奴らは無防備!」
レベル10メイジE 「そこで、奴らを大勢で取り囲み、
 逃げようとしたところを魔法で叩き潰します!」
レベル10メイジF 「一方的に攻撃できるので、勝機は我らにあります!!」
アーチメイジ 「なるほど。
 奴らの行動パターンが昔と変わったから、それを逆手に取るのか」
レベル10メイジA 「はい」
アーチメイジ 「しかし、かつて8代目ハイウィザードが、逃げようとした奴らを襲ったが、敗れておるぞ。
 同じ結果にならぬか?」
レベル10メイジB 「ハイウィザード様が連れていたのはビショップ達ですが、
 彼らと我らでは、扱う呪文のレベルが違います」
レベル10メイジC 「つまり、火力が断然に違うのです!」
レベル10メイジD 「その火力をもって、逃走したところで一気にケリをつけます!」
アーチメイジ 「なるほど……さすが専門の暗殺チームじゃ、よく検討されておる。
 よろしい!!
 では、お前らに任せたぞ!!」
レベル10メイジE 「は!」
レベル10メイジF 「必ずや、奴らを倒してまいります!!」
   
  タタタタタ…………ッ
   
アーチメイジ 「我がアイデアが成果を出す時が、やっと来たか……。
 確かにレベル10メイジどもは、マダルト(最強のグループ攻撃呪文)を使うことができるからのぉ。
 くくく……マダルトを6発も喰らえば、
 いかにローラーレンジャーズといえども、生きてはいまい!!
 ふはははははは!!!
 今度こそ、我らの勝利じゃっ!!!


…………


……………………


………………………………


…………………………………………




さて、前回の最後の周回でポイゾンジャイアントをたくさん倒したこともあり、
ここで上級職2名レベルアップをしました!!


■サーロイン(君主)


おおおぉぉっ!!!!
久々のH.P.2桁アップ!!!!

これで、エナジードレインで失ったH.P.を取り戻せたことでしょう!!


■三洲次(侍)


お?

久々に、彼もいろいろと能力値がアップ!
特に待望の力のアップデカいぞ!!

なお、彼は村正を振ってるだけなので、呪文は省略。
ってか、そもそも呪文を唱えたこと一度も無いし


…………………………………………


さて、上記の2名のレベルアップにより、やっと転職後の新生ローラーレンジャーズも、
全員がマスターレベル(レベル13)に到達!!

いやぁ、エナジードレインを幾度か喰らって遠回りをしましたが、
なんとかここまで来ました!


一方、全員がマスターレベルになったことで、
ここからのレベルアップは時間がかかることになります。


なので、今はアイテム収集が目的ですが、
併せて経験値稼ぎも頑張っていきたいと思います!!





さて、アイテム全種類入手を目標に、今回も地下10階を周回します。
目指す未入手のアイテムは......

・守りの盾
・手裏剣
・回復の指輪
・破邪の指輪

....この4種類です。



──── 地下10階 第一玄室(1周目)


バンッ!        ← 扉を蹴破った音


??? 「ふははははははははっっ!!」
サーロイン 「またか……」
三洲次 「ハイマスターって、なんでいつも笑ってんだ…?」
ロース 「何がおもしろいのかしらね?」
ブリスケット 「カジキも鳴かずば討たれまいに!」
三洲次 「ブリ助、カジキじゃなくてキジな……」
サーロイン 「ロース、天井だ」
ロース 「オッケー!!」
   
ハイマスター !?
 ……ちっ!(シャッ!)」

サーロイン 「え?!」



後続の敵たち 「「ぐわああああぁぁっ!!!」」
   
  しゅるるるる..........しゅたっ!
   
ハイマスター 「ちぃとかすったが……拙者が、その程度で死ぬとでも……?」
   
三洲次 「ティルトウェイトを切り抜けやがった……」
ランプ 「さすがハイマスター……ティルトウェイトを切り抜けるほど、素早いとは……」
ロース 「ちぇ」
サーロイン 「ハイマスターも代々変わっていくと、中には優秀な者もいるようだな」
ブリスケット 「まぁ、自分だけ助かるたぁ、相変わらず部下の扱いがヒデェのは変わらねぇっすが……」
   
ハイマスター 「はあ……あああぁぁぁっ!!
   
サーロイン !? …な、なんだ?!」
   
ハイマスター 獨古印………臨(りん)!!
   
ロース 「え? なに?!」
ランプ 「なにか印を結びましたよ?!」
ブリスケット 「あれは……『九字護身法』!」
サーロイン 「なんだ、それは?」
ブリスケット 「忍者が精神を統一する時に唱える呪文っす!」
三洲次 「お前、そんなことまで詳しんだ……」
   
ハイマスター 大金剛輪印……兵(ぴょう)!!
   
ロース 「精神を統一して……どうする気……?!」
サーロイン 「いや……分からん………」
   
ハイマスター 外獅子印………闘(とう)!!
   
三洲次 「……………………」
ブリスケット 「……………………」
   
ハイマスター 内獅子印………者(しゃ)!!
   
ランプ 「……………………」
「……………………」
   
ハイマスター 外縛印………皆(かい)!!
   
サーロイン 「………………なぁ、ブリ助?
 これ、あと幾つあるんだ?」
ブリスケット 「九つなんで、まだ4つあるっす」
   
ハイマスター 内縛…
サーロイン 長いっ!!!


ハイマスター ぎゃあああぁぁっっ!!
   
ブリスケット 「ロイン殿、相手がポーズをとっている時は、
 襲わないのがマナーってもんですぜ」
サーロイン 「生きるか死ぬかの世界に、そんなマナーあってたまるか」




ランプ 「『呪いの鎖帷子』と『真っ二つの剣』です」
ブリスケット 「呪われてはいやすが、いかにも忍者らしいアイテムっすね」
サーロイン 「『真っ二つの剣』の方は使えるけど……」
三洲次 「……もう要らないですね」


──── 第二玄室(1周目)


バンッ!


??? 「待っておったぞ!!」
??? 「ローラーレンジャーズよっ!!」
サーロイン 「ん?」


レベル10メイジA 「我らは上級魔術師協会レベル10メイジ6人衆!!」
レベル10メイジB 「ここがお前らの墓場になるのじゃっ!!」
三洲次 「またこの協会か……」
ロース 「しつこいわね……」
ランプ 「まぁ、アイテムが期待できないですから……」
サーロイン 「逃げるだけだがな」


サーロイン 全員、撤退っ!!
レベル10メイジC ふはははっ!!
 お前らが逃げることは、お見通しよっ!!!
レベル10メイジD 逃がしはしないっ!!
サーロイン 「え?!」
ブリスケット 「うわっ!動きを読まれてるっす!!」
レベル10メイジE 我らの怒りの魔法を喰らうがいいっ!!
レベル10メイジF 死ねええええぇぇっっ!!!
三洲次 うわああああぁぁっっ!!!


サーロイン ぐわあああぁぁっっ!!


サーロイン ぐおおおおぉぉっっ!!

6人のメイジからの怒涛の呪文攻撃っ!!!

まぁ、中には......


......ショボイ呪文もあれば........


....そもそも攻撃でさえない奴もいたが......。


とりあえず、逃走失敗ターンが終了......。


レベル10メイジA 「おい、誰じゃ?!
 モリトなんてヘボいの唱えてたのは!?」
レベル10メイジB 「モリトなんて良い方じゃ!!
 ディルトなんて唱えてたバカもおったぞっ!!」
レベル10メイジC 「こんな時にあいつらのAC上げて、どうすんじゃい?!!」
レベル10メイジD 「わしらはマダルトを唱えられるのに、なんで誰も唱えないんじゃっ?!」
レベル10メイジE 「おぬしだって人のこと言えんじゃろっっ!!!」
   
サーロイン 「はぁ……はぁ………」
三洲次 「ぜぇ…ぜぇ……ロクな呪文を使わない奴らで、良かった………」
ロース 「どうするの?
 もう一度逃走する?」
サーロイン 「いや、このH.P.では、再度回り込まれた時が恐ろし過ぎる」
ランプ 「はぁ…はぁ……こいつらを倒しても、ロクなアイテム持ってませんよ?」
サーロイン 「背に腹は代えられない!
 全滅するよりはマシだ!!」
ブリスケット 「では……」
サーロイン 「ロース!! ティルトウェイトだっ!!」
ロース 「オッケー!!!
 やり返してやるわっ!!!」
レベル10メイジF 「へ?」
ロース ティルトウェイトォォッッ!!!
レベル10メイジ達 「「うわあああぁぁーーっ!!」」



ロース 「こんなものね!!」
ランプ 「しかし、今回はちょっとヤバかったですよ……」
三洲次 「相手の間抜けさに助けられた感じだもんな……」
サーロイン 「うーむ……上級魔術師協会をこれ以上甘く見ない方がいいのか……?」
ブリスケット 「面倒くせぇっすね……」



ランプ 「『腐った皮鎧』と『鉄の杖』……」
ロース 「やっぱりロクなもの持ってなかったわね」
ブリスケット 「杖は、いかにもメイジらしいアイテムっすな」
三洲次 「ってか、『腐った皮鎧』の出現率が、イヤに高い気がするんだけど……」
サーロイン 「しょうがない……。
 とりあえず第二玄室まで来たから、地上に戻って回復しよう」







…………………………………………


………………………………


……………………


…………


……



──── 地下10階 某所......

??? 「ククク………肉体が………蘇生したな………。
 しかし………あの生意気な小僧め…………、
 今度こそ………借りはしっかりと返してもらうぞ!」





さて、今回2周目


──── 地下10階 第一玄室(2周目)


バンッ!


レベル10メイジA 「待っておったぞ!!
 ローラーレンジャーズめっ!!」
レベル10メイジB 「お前らに殺された、我らの仲間”6人衆”の仇っ!!」
レベル10メイジC 「覚悟し…」
サーロイン パス!!

バタンッ!


サーロイン 「しつこいな、あの協会も……」
三洲次 「甘く見ないんじゃなかったんですか?」
サーロイン 「いや……あいつらの姿を見ると………、
 やっぱり別になぁ……って感じで……」
ランプ 「とりあえず今回は逃げれたから、良いんじゃないでしょうか」
サーロイン 「うむ………………………………、
 さて、もういいだろ」

バンッ!


レベル10メイジA 「逃げ…

バタンッ!!!


サーロイン 「まだ居るとは………」
三洲次 「ロインも、あまり反省しないタイプですよね……」

…………………………

………………


──── 第一玄室内......

レベル10メイジA 「あいつら、また逃げおったわ!!」
レベル10メイジB (扉を開けて、こっちから行けば良いのでは……?)
レベル10メイジC 「おい、そろそろ会合の時間じゃぞ?」
レベル10メイジB 「もうそんな時間か……、今回は諦めるしかないな……」
レベル10メイジA 「くそっ! 仕方ないっ!
 だが、仲間を殺された恨み!!
 いずれ晴らしてみせるっ!!
 その時が来るまで、あいつらの顔は絶対に忘れんからのっ!!」

………

………………

………………………


──── 再び第一玄室前......


サーロイン 「そろそろいいだろ」

バンッ!


サーロイン 「これは願ったりな奴らだ!!
 よし、戦うぞっ!!」

全員がマスターレベルとなった今、経験値が大量に必要となるので、
こういう敵は大歓迎である......奇襲さえなければ


余裕!




最近は入手済みのアイテムばかりで、全然進展が無いな......。


まぁ、仕方ない......とりあえず第二玄室へ......。


──── 第二玄室(2周目)


バンッ!


??? 「クククク………、
 こんなに早く再開できるとは、思ってなかったぞっっ!!」
サーロイン 「む?!」
三洲次 「こ……この声は?!」


サーロイン な?!


サーロイン ぐわあああぁぁっっ!!!
ブリスケット ふ、不覚っ!!
マイルフィック はははははは!!!
 小僧おおぉぉぉっっ!!!
 これまでの借りを返してもらうぞっっ!!!
三洲次 「え?!
 ………ぎゃああああぁぁぁっ!!!!

 


Σ( Д )≡ ゚ ゚

 



え?!

 



(; ゚д゚)

 


( つд⊂ ) ゴシゴシ…

 


(  ゚д゚)

 


(再掲)

 


(; ゚д゚)

 


( つд⊂ ) ゴシゴシ…

 


(  ゚д゚)

 


(再掲)

 


( ; ; ゚д゚)

 


( つд⊂ ) ゴシゴシ…

 


   _, 、_
 (; ゚Д ゚)

 


(再掲)


(;゚; ж ; ゚;)!!?

 

マジでえええぇぇっっ?!!

 



「サーロインは どうしますか?」


どうしますかもこうもねぇよっ!!!!


3つもレベル下がるとか、
ありえねえだろっっっ!!!!


これ、もう完全にリセット案件!!!
くそっ!!!


(注) マイルール(縛り)で、ドレイン後のマロール逃げは禁止中。


ってか、さぁ!!!

前回、2レベルドレインを喰らってレベル10に戻ったけど、
やっとマスターレベルまで育て直したのにさぁ!!!

その途端3レベルドレインで、またレベル10に戻るとか、
不運にもほどってものがあるだろっっ!!!!


あれか?

これは、あれか?!

「三百六十五歩のマーチ」なのか?!



1日1歩、3日で3歩♪
3歩進んで3歩戻る♪



一歩も進んでねええええぇぇぇっっ!!!




おおおおぉぉぉぉぉ........マジかよぉ........


 

(再掲)

マイルフィック 美味いいぃぃっっ!!!
 やはり若い人間の生命力は、実に美味いぃぃっっ!!!
三洲次 「ぐぉ………おぉ………ぉぉ……っ」
「三洲次っ! 大丈夫か?!」
ロース 「なんて……こと………」
マイルフィック クソ生意気な小僧ぉぉっっ!!!
 我にナメた真似をしたらどうなるか、
 とくと分かったかあああぁぁっ!!?
三洲次 「ぐ…………ぅっ!」
   
マイルフィック ははははははっっ!!
 今日は実に気分がイイィィィッッ!!!!

三洲次 「うぅ………こ、こい………つ………!」
ブリスケット 「ロイン殿!
 三洲次っちはエナジードレインのショックが強くて、
 十分な力を出せやせんっ!!」
サーロイン 「くそっ!!
 後は呪文だけでなんとかするしかない!!」
マイルフィック 我こそは究極っ!!!
 我こそは最強っっ!!!
 他の奴らにも、最強というものを、とくと見せてやるっっ!!!
サーロイン 「ここで負けてたまるかっっ!!
 ロース!!
 Wティルトウェイトだっっ!!
ロース 「オッケェーっ!!」
サーロイン 「ブリ助、ランプ!!
 ポイゾンジャイアントを頼むぞ!!
ブリスケット 「承知!!」
ランプ 「任せて下さい!!」


プレイ続行っ! ! !



サーロイン いくぞっ!!!
 絶対に勝つんだっっ! ! !


戦闘再開っ!!!


ランプ 詠唱完了っ!!
 ……マカニトッ!!!


ジャイアント ギュアアアァァァ……ッッ!!!
   
ブリスケット 「おぉ! さっそく!!」
ランプ 「ポイゾンジャイアントは片付けました!!」
ロース 「さすがね、ランプ!!」
   
マイルフィック 「ふん………どうでもいいわ」
   
サーロイン 「これであと問題なのは、マイルフィックだけだっ!!」
マイルフィック はっっ!!!
 お前らみたいな腐った玉子など、
 我だけの力で十分叩き潰せるわっっ!!!
ランプ 「と……とことんナメられてますよ……」
マイルフィック では、お前らに………、
 最強の力というものを見せてやろおおぉぉっっ!!!
ロース 「な……何がくるのっ?!」
マイルフィック 腐った玉子が、目玉焼きになる時が来たのだっっ!!!!
ブリスケット 「ど、どういう……意味っすか………?」
マイルフィック 喰らうがいいぃぃっっっ!!!
 最強の呪文……ティル
サーロイン 真剣勝負で、のんびり喋ってたお前の負けだっ!!!
マイルフィック ……
サーロイン 俺の方が一歩早いっ!!!
マイルフィック ?!


マイルフィック ふぉおおおぉぉ……おぉぉ……っ!!
   
サーロイン きまったあぁぁっっ!!!
ブリスケット 「さすがロイン殿っ!!」
   
マイルフィック ………ふふ……………
ランプ 「マイルフィックが、また煙に包まれていく……」
マイルフィック 思っていたより……魔法の腕を上げてきたなっっ!!!
サーロイン 「…………………………」
マイルフィック ふはははははははっっ!!!!
 いいだろうっっ!!
 今日はこのぐらいにしておいてやろうっっ!!
 うまい食事にもありつけたしなああぁっっ!!!
三洲次 「ぐ………っ!」
マイルフィック 我は不死身!!
 我は不滅っ!!!
 我は死しても蘇るっっ!!!
ブリスケット 「…………………………」
マイルフィック 腐った玉子どもよっっ!!!
 いずれ、また手合わせしようぞぉっっっ!!!!
「…………………………」
マイルフィック はぁーーはっはっはっはっはっ…… ! ! ! 」
ロース 「ま、また煙となって、かき消えていったわ……」
サーロイン 「よし!!
 なんとか撃退したな!!」
ランプ 「では、後は………」


ランプ 「……こいつですね」
三洲次 「く……くそ……、せめて……こいつ…ぐらい………っ!」
サーロイン 「三洲次、無理をするな」
ブリスケット 「残りも、あっしらで片付けやすから」



サーロイン 「よし、片付いたな」




 

三洲次 「はぁ……はぁ………、み……3つは………キツすぎる…………」
「三洲次、大丈夫か?
 肩をかそうか?」
サーロイン 「マイルフィック………さすが最強の魔神だけあるな」
ブリスケット 「しかし、こいつぁ予想外な展開でやしたね」
サーロイン 「仕方ない。
 一旦地上に戻り、今後の方針を話し合おう」
ランプ 「あのぉ~……その前に、せっかくだから宝箱をぉ~……」
ロース 「こんな時に、よくそんなことが言えるわね!!」
ランプ 「でもぉ~………」
サーロイン 「まぁまぁ。
 よし、ブリ助、カルフォを」
ブリスケット 「へい」


サーロイン 「じゃ、桃、頼んだぞ」
「三洲次、つらいか? 少し休むか?」
サーロイン 「おい! 桃?!
 聞いてるのか?!」
「は?」
サーロイン 「爆弾を解除してくれ、って言ってるんだ!」
「あ?
 ………あぁ、悪ぃ………」


「あ!やべ! (サッ!」
サーロイン 「え?!」


サーロイン ぐほおぉっ!!
ランプ ぐはあぁっ!!

(*) 桃 以外全員がダメージ......

ロース 「あっ……あつつつ……っ!
 わ……私、56ポイントもダメージ喰らったわ…っ!」
ランプ 「ううぅぅ………わ、私……、残り48だったので……、
 当たり所が悪かったら、死んでましたよ………ごはっ!」
サーロイン おい、桃!!
 ちゃんと集中してやってくれ!!
「ぁ~………悪ぃ………」
ブリスケット 「やれやれ……今日は踏んだり蹴ったりっすな……」
サーロイン 「で……アイテムは何だったんだ?」


ランプ 「『最強』の短剣……」
サーロイン 「もしかして、『最強というものを見せてやる』って……」
ブリスケット 「これのことっすか………?」
ロース 「え? あいつ、やっぱりダジャレを言いたかったんじゃないの?」
サーロイン 「いや……違うと思う………多分………え~………どうなんだろ?」

 


 


ちょっとプレイヤー自身のダメージもでかいので、

今回はここまで........


 

「100.武者修行へ」へ



名前 LV H.P. コメント
サーロイン 13 107 18 17 16 17 15 12 1 0 能力値以上に素早い気がする。助かるな。
三洲次 10 95 18 15 15 17 16 18 4 3 またレベル10に戻ったああああぁぁっっ!!
15 155 18 18 17 17 15 17 0 0 こいつの罠開錠は、時々ギャグでしかない……。
ロース 14 155 14 18 18 17 18 10 0 2 運が悪すぎだよなぁ……。
ランプ 19 88 18 18 18 16 18 14 0 9 トリプルティルトウェイトできる日は来るのか?
ブリスケット 13 112 14 18 18 15 16 12 3 4 彼がウィルオーウィスプを倒すなんて珍しい。

 


【更新履歴】
2021年 6月 5日:読むのにかかる所要時間(目安)を掲載しました。
2020年11月27日:次ページへのリンクを設定。
2020年11月21日:新規公開。