75.高官の玄室と十字のダークゾーン

【登場人物】  
サーロイン ローラーレンジャーズのリーダー。サーは敬称。
三洲次 元盗賊だった日本男児の侍。発音は「みすじ」。
元接近戦最強の少女。現在は盗賊。すぐキレる。
ロース こんな名前だが細身で美人なエルフの女魔法使い。
ランプ お金一筋のエルフの司教。パーティーの知恵袋。
ブリスケット 日本オタクのエルフの僧侶。あだ名は「ブリ助」。

読了時間 (目安):約12分



前回に引き続き、今回も地下6階の探索を続けます。

前回の探索では、階段から行ける範囲は、ダークゾーンを除くと全て回りました。
ダークゾーンの探索は最後に回したいので、今回はエレベーターを起点に探索をしたいと思います。




....と、言うことで、プライベート・エレベーターから地下6階へと向かうのですが......、


──── 地下4階
     プライベート・エレベーター前




ダイミョウA 「待っておったぞっ!ローラーレンジャーズ!」
ダイミョウB 「よくも神聖な教職に就く我らの仲間を殺してくれたなっ!」
ダイミョウC 「地下5階でお主らに殺された仲間の仇!!
 覚悟せいっ!!」
   
サーロイン 「命を張って仲間の仇討ちをするとは、
 日本人は本当に……無鉄砲だな!」
三洲次 「褒めるかと思ったら、今けなしましたよね…?」





三洲次 「こいつら、マジでこんな攻撃ばかりなんだ……」
ロース 「手に持ってるの、本当に何だと思ってるのかしら…?」
ランプ 「しかも、とても人に戦闘を教えているとは思えない弱さですし……」




ま、所詮は雑魚

そして、プライベートエレベーターで....、


.... 地下6階を選択して、降りていきます。


………………………………


……………………


…………





──── 地下6階


地下6階に到着

とりあえず周囲を確認します。


北に向かって長い道が伸びており、
左手(西側)には扉がある。

そして右手(東側)には.....、


....L字の曲がり角が見える。

ランプ 「どうしますか?」
サーロイン 「右手側(東側)は、前回探索したエリアに近いな。
 まずはそっちの方から探索しよう」

東側の道を進み、L字を曲がっていくと......



ロース 「え?! 何、ここ?!」
ブリスケット 「えらい数の分岐っすね……」
サーロイン 「それぞれの分岐は、どうなってる?」



三洲次 「分岐というより、凹(へこ)みって感じですね」
ロース 「全部の凹みに、扉が付いてるわ」
ランプ 「試しに入ってみますか?」
サーロイン 「いや、先に歩ける範囲を調べてしまおう」


まずはエレベーター付近のエリアを、くまなく歩いてみる。




途中、ランダム・エンカウントしたレベル5メイジ
モリト(グループ攻撃の火花呪文)を先制されてダメージを喰らったりするが、
とりあえずザッと回ってみると......、



....エレベーターからやや西側の場所に....、


....ダークゾーンの入り口と、北側に......、


....ダークゾーンの入り口があり、
この2か所のダークゾーンで閉ざされたエリアだと分かった。

サーロイン 「つまり、このエリアから出ようと思ったら、
 ダークゾーンを通るしかないのか」
三洲次 「先に扉の中を調べますか?」
サーロイン 「そうだな。
 もしかしたら、扉を通って別のエリアに行けるかも知れない」

ってな訳で、まずは先ほど見つけた凹みの扉に、
1つ1つ入っていくことにする。

で、入ってみると......、





ブリスケット 「うぎゃあっ!!」

....ハイプリーストに先制されてダメージを喰らったり......、






サーロイン 「ぬほぉっ!!」

....スピリットにモンティノ(魔法封じの呪文)が効かず
呪文攻撃でダメージを喰らったり......

って、なんか毎回ダメージ喰らってねっ?!


ブリスケット 「いぢぢ………」
サーロイン 「な…なんか今日は、みんな調子が悪いな……」
ランプ 「しかも、調子が悪いなりに頑張って戦っても……」


ランプ 「……宝箱1個出ないんで、アイテム運まで調子が悪いですよ……」
三洲次 「ここ、玄室っぽいんだけどなぁ……」
サーロイン 「とりあえず、隣の部屋に行ってみよう……」


結局、5部屋中2部屋で敵からダメージを喰らい
残り3部屋は空の個室で終わってしまった。

なお、後日ネットで地下6階のマップを確認したら、
ここの5部屋は全て玄室となっていたけど、どうして宝箱出なかったんだろ....?

ま、桃の罠開錠があまり信用できないから、
出ないなら出ないで全然良いけどね!


三洲次 「ここ以外の扉も、全部個室で行き止まりでした」
サーロイン 「すると、残るはエレベーターの横にあった扉だけか……」


ブリスケット 「じゃ、蹴破りやすぜ?」
サーロイン 「うむ」

バンッ!        ← 扉を蹴破った音




サーロイン 「これはラッキーだ!」


ロース 「やっとノーダメージで勝てたわね…」
ランプ 「おぉ! 宝箱も、やっと出てきましたよ!」


「む~~………」


三洲次 (……あ~~っ!! これ……!)
サーロイン (……戦闘はノーダメージで終わっても……!)
ランプ (……宝箱の罠でダメージ喰らうパターンだ……っ!)
三&サ&ラ ((……神よ……))




「うっし、大丈夫だぜ」
ブリスケット 「お! 良さげな剣が入ってやすぞ!」
ロース 「あら! 高価そうな鎧もあったわ!」
   
三洲次 「はぁ……はぁ……はぁ………」
サーロイン 「……し……心臓に悪いなぁ……」
ランプ 「だ……大丈夫でしたかぁ~……」
   
ブリスケット 「どうしたんすか?」



ここは玄室だったようで、「良い短剣」「極上の鎧」をゲット!
高く売れるので、良い実入りである。

ただ....、


....ここも他のエリアには行くことができなかった。
(扉は元のエリアとつながっているだけ)

う~む......。


サーロイン 「これで、このエリアの探索が終わったが……」
三洲次 「ダークゾーン以外、もう行ける場所がないですよ?」
ブリスケット 「こりゃ覚悟を決めるしかねぇっすね……」
サーロイン 「そうだな………。
 よし!
 腹をくくって、ダークゾーンの探索を始めるとするか!」

かくして......、



....このフロアのダークゾーンへと、
いよいよ入って行くことにした......。






──── 地下6階
     一番南にあるダークゾーン入り口


サーロイン 「では、ダークゾーンに入るか」
三洲次 「了解」
ロース 「やっぱりダークゾーンは緊張するわね」
サーロイン 「慎重に、一歩一歩進んでいくぞ!」
ブリスケット 「承知!」


では、ダークゾーンに入ります。


まず、1歩目



2歩目


ダークゾーン 短かっ!!!


サーロイン 「……なんだよ………この短いダークゾーン………」
ランプ 「あっけないですね………」
ロース 「入る前の緊張は何だったのかしら……」
三洲次 「とりあえず、目の前の扉に入ってみますか?」



メデューサ達 「「シャァァァアア……ッ!」」
   
三洲次 「こいつら、ちょくちょく出てくるようになりましたね」
ブリスケット 「ま、もう慣れやしたし、
 あっしらの敵じゃねぇっすよ」
サーロイン 「その通り!」





ロース えぇ~~っ?!
 あなた達らしくなーーいっ!!
サ&三&ブ 「「どういう意味だっ!!!」」


結局、ここは個室で......、


....他の場所も......、





....行き止まりの玄室につながっているだけであった。

つまり、どこにも行けない

サーロイン 「まいったな……」
ブリスケット 「どうしやす?」
三洲次 「さっきダークゾーンを前進しましたが、
 右手(北側)に進めそうなので、試してみましょう」
ロース 「結局、またダークゾーンなのね……」


仕方ないので、先ほどのダークゾーンを、
今度は北上できるか試してみることに。


サーロイン 「お! 壁にぶつかって『いてっ!』ってならないぞ」
三洲次 「じゃ、このまま北上しましょう」
サーロイン 「北へ……、北へ……、北へ………」

すると......、


....突如明るくなり、謎の十字路が現れた。

サーロイン 「なんか……絶対に避けられない位置に………
 ………見るからに怪しい床が………」
ロース 「えぇ~……これって絶対に罠でしょ」
三洲次 「なんか……この階になって……、
 罠の配置が一気に悪どくなってません……?」

また落とし穴かも知れないと、覚悟を決めて乗っかると......、

グルンッ!!!


....回転床だった。

あぁ、十字路ってことは、回転床の可能性が高いと気付くべきだった。

サーロイン 「なるほど、十字路だから……」
三洲次 「どっちを向いても同じ風景だから……」
ランプ 「どっちに向いたか分からなくして
 迷わせよう、って仕掛けですね……」
ブリスケット 「キャンプを開いて、指輪で方角を確認すりゃ良いんじゃねぇっすか?」
ロース 「キャンプを畳んだ途端に、また回転するわよ?」
ブリスケット 「お! そうでやした…」
三洲次 「一度 回転床から降りて、それで確認しましょう」


サーロイン 「北向き…ってことは、直進したのか」
ロース 「360度回転したのね」
ランプ 「それ、実質回転してないですよ……」
三洲次 「お! 作ってる地図を見ると、この十字路って、
 前回見つけた3つのイベント床の真南ですよ」
サーロイン 「つまり…?」
三洲次 「あそこの入り口と目の前のダークゾーンは、ちょうど直線コースでつながります」
ブリスケット 「じゃ、このまま北上すりゃぁ、例の場所に出るかもっすか?」
ロース 「やっと、エレベーターと階段を結ぶコースを見つけたのね!」
サーロイン 「そうか!
 よし!!
 このまま一気に北上するぞ!!」

かくして、そのままダークゾーンへ突入し....、


......一気に北に向かって突っ切る!!!


移動キーを、連打! 連打! 連打!!


連打! 連打!! 連打!!!


..?!


サーロイン ぐわぁあっ!!
ブリスケット ぐふぉおおっ!!
ロース きゃあぁっっ!!

....連打を止めるのが、ワンテンポ遅かった........。


っていうか、ファミコン版#1って、操作レスポンス少し遅くない?


サーロイン 「いやぁ、すまん、すまん。
 走ってたら、ブレーキがきかなくて……」
ブリスケット 「ぜぇぜぇ……、
 こ…この穴には、絶対ぇに落ちたくなかったっすのに……」
三洲次 「……こんなとこで、律儀にフラグを回収しなくても………」


さて、この階のダークゾーンですが........、
これまで作ってきたマップも考慮すると、構造がだいたい分かってきた気がします。

ダークゾーンが、東西南北と十字の形の通路になっている。
十字になったダークゾーンの通路によって、
フロアが北東・南東・北西・南西の4つのエリアに分割されている。
通路の先端(つまりダークゾーンの入り口)はT字路になっていて、
そこを通って4つのエリアを行き来することができる。

どうやら、こういう構造のようです。

サーロイン 「構造が分かれば、探索も容易になるな」
ロース 「ねぇ、一旦地上に戻らない?
 治癒呪文の消費が激しいから、ちょっと回復しておきたいわ」
ランプ 「賛成です。
 今日はなんか日が悪いですし」
サーロイン 「そうか。
 じゃ、一度地上へ戻るか」


今回はここで、一度回復に戻ることにしました。



良い値段で売れるぜ!




──── 地下6階

プライベート・エレベーター経由で降りて来たら....、


....十字形のダークゾーンから見て、
まずは『北東』エリア(右上方面)を探索します。

そこで、エレベーターのあるエリアから北東方面へ向かうと....、


.... 北東エリアに通じるダークゾーンの入り口がありますが......

三洲次 「前回、入らざるをえないダークゾーンがあったの、
 覚えてますか?」
サーロイン 「ん?」

(※ 再掲)

ロース 「一方通行の扉で閉じ込められて、
 ダークゾーンしか出口のなかった、あの部屋ね」
三洲次 「えぇ、それです。
 で……作ってるマップを見ると、
 今、目の前に見えてるダークゾーンが、
 実はそのダークゾーンと同じなんです」
サーロイン 「ほぉ…」
三洲次 「目の前のダークゾーンを北上すると北東のエリアに出て、
 ダークゾーンを右に進むと前回の部屋に、
 そして左に進むと回転床のある十字路に出ます」
サーロイン 「なるほど。
 前回の部屋と十字路は行ったから、
 今回は北上して、北東のエリアへと行こう」

なので、ダークゾーンを北上して......、



....北東のエリアへと入りました。



──── 地下6階 北東エリア(右上方面)


で、とりあえず....、


....このエリアを......、


....探索していくと......、


三洲次 「あ……あれ?」
サーロイン 「どうした?」
三洲次 「いえ……、作ってるマップを見ると.....」


三洲次 「今のところって、本当は壁があるはずなんですが……」
ロース 「マップを書き間違えてたりしない?」
サーロイン 「念のため、座標を確認するか…」


サーロイン いつの間にか 北東エリアから南西エリアへワープしてる!?
ブリスケット 「マジっすか?!」
三洲次 「いつの間に……」
ランプ 「多分……壁があるべき場所が、ワープ地点だったのでは……?」
ロース 「どうするの?」
サーロイン 「仕方ないから、このまま南西エリアを探索してみよう」

ワープしてしまった以上、仕方ない。
予定を変更し、『南西』エリア(左下方面)を探索する。




そこそこ入りくねった通路だが、扉を4つ発見。

とりあえず1つ1つ入ってみるか......。



ふぉっ?!



ふぉっ?!


ふおおおぉぉっっ??!



....と、まぁ、最近絶不調の我がパーティーですが、
なんとか死者は出さずに済む。

(*) 後で知ったのですが、レベル6ニンジャってクリティカル能力は無いのですね。


で、結局4つある扉の内の1つから......、


....エレベーター方面に戻るだけのエリアであった。


サーロイン 「もう一度、北東エリアに行くか……」

 



──── 地下6階 北東エリア(2回目)


とりあえず、宝石の指輪を使いながら....、



....先ほどのワープ箇所を特定したら、
そのまま北東エリアの......、


....残りの場所を......、


....調べていく。

扉がそこそこあるが、大きな玄室だけど行き止まりか....、







....小さな玄室が連なるも、やはり行き止まりばかりで、
要は何もないエリアだった。


仕方ないので、今度は『北西』エリア(左上方面)へと進んでいく......。





──── 地下6階 北西エリア(左上方面)


北西エリアに入り、道なりに進んでいくと......、


....長い通路の左右に、1マスおきごとに扉が延々と並んでいた。

ブリスケット 「何すかね? ここ?」
サーロイン 「確かに気になるが……、
 とりあえず、先に通路を確認するか」


ブリスケット 「お! 前方に曲がり角がありやすぜ?」
サーロイン 「そこを曲がると、どうなる?」


ブリスケット 「ダークゾーンの入口っす」
サーロイン 「じゃぁ、このエリアの通路って、
 この長い1本道だけなのか」


サーロイン 「では、通路の確認もあっさり終わったところで、
 次は扉に1つ1つ入ってみよう!」
三洲次 「またか……」

バンッ!



ランプ 「だだっ広いだけで……」
三洲次 「何も無い玄室ですね……」
サーロイン 「じゃ、次の扉に入ろう」


バンッ!


ロース 「こっちも広いだけで……」
ブリスケット 「なんも無ぇですぜ」
サーロイン 「じゃ、次だ」





ブリスケット 「どの玄室も、なんか閑散としてやすね。
 魔物1匹出てこねぇし……」
ロース 「いつもの玄室より広いから、何か特別な意味のある部屋なのかしら?」
サーロイン 「もしかしたら、位の高い者のための玄室なのかも知れないな」
ランプ 「それなら宝物とか期待していいですかね?!」
三洲次 「何にも無いから、もう散々荒らされまくった後では?」
ランプ 「まぁ……やっぱり、そうですか………。
 はぁ………」
ロース 「残念そうね、ランプ」

なんて思っていたら....、


バンッ!



サーロイン 「お! 人が居る部屋もあるじゃないか」
シーフA 「む! なんだ?!」
シーフB 「もしかして、警備の奴らか?!」
シーフC 「ちっ! 荒らしてるのがバレっちまったか?」
シーフD 「けっ!死人に口無しだっ!!」
シーフE 「やっちめぇ!!」


三洲次 「おわぁっと!
 なんだ?こいつら?!」
ブリスケット 「どうやら、ただの墓荒らしっぽいですぜ」
サーロイン 「コソ泥風情が我々に手を出したのは、運の尽きだな」
ロース 「要は、殺るのね……」
サーロイン 「正当防衛さ」



シーフA 「ぐわぁぁあっ!!」
シーフB 「ぎゃああぁっ!!」
シーフC 「うわっ! こいつら、なんかやたら強ぇぞ!!」
シーフD 「やべぇ!!」
シーフE 「野郎ども!!逃げろっっ!!」


サーロイン 「口ほどにもない」
三洲次 「所詮は野盗ですね」
ランプ 「よ~しよし…。
 あいつら、何を盗ってたのかなぁ~?」


ランプ 「………小銭だけ…………」
サーロイン 「やっぱりここは、もう散々荒らされた後なんだろう。
 だからあいつらも、何も手に入れられなかったんじゃないか?」
ランプ 「はぁ~……、ショック………」
ロース 「次、行きましょ」
三洲次 「次の扉で最後ですね」


バンッ!



ロース きゃあっ!!
ブリスケット 「む!
 不確定とはいえ、間違ぇなくクモ系のモンスターですぜ!」
ランプ 「不確定…?」
サーロイン 「ラツマピック唱えてるだろ」
ブリスケット 「え……? いや、あの見た感じ……え?」

こいつ......最初見たとき、不確定な状態かと思ったよ....。
だって、不確定状態と同じ色なんだもん。
もうちょっとは考えても良かった気がするなぁ....。

まぁ、ジャイアントスパイダー(蜘蛛)の色が、
水色とかピンク色だと、それはそれでイヤだけど......。


ロース 死んでっ!死んでっ!死んでぇっ!!
三洲次 「これほど殺意のこもったマハリトって、なかなか無いよな……」
ブリスケット 「焼き殺しやしたね……」
サーロイン 「しかし、あんなデカいクモが住みつくほど、
 ここらは荒らされ尽くし、打ち捨てられた場所なんだな……」



結局ここも、特に何もないエリアだった。

なんか地下6階って、部屋はたくさんあるけど、全般的に敵も宝も全然出てこない印象。


結局、北西エリアもこれだけで終わり、
地下6階の探索は以上で完了となりました。


........と、言いたいのですが........、


......フロアのちょうどド真ん中に、どうしても入れない空間が......。

その周囲は、パッと見、扉がどこにも無い
(※ 上記画面写真は左側の壁が該当)

ダークゾーンとも接しているので、ダークゾーンの中に扉があるのかな?
......と思ったが......、


....いくらダークゾーンの中でドアを蹴破ろうとしても、全然効果が無く
やはり入ることができない。

周囲が全て壁のため、どうやっても中央の空間に入れない......。


仕方ないので....、

「まぁ、そういう領域もあるんだろう」

....と結論付けて、探索を終えることにしました。




かくして地下6階も、歩いて行ける範囲は全て踏破!!!

特にトラブルも無く、探索終了である!!


ブリスケット 「地下6階は、結局何だったんすかね?」
サーロイン 「あれだけ大きく、かつ整然とした形の玄室が多くあったことから、
 相当高い地位の者たちの棺を納める場所だったのだろう」
三洲次 「玄室が並んだエリアは、階段からもエレベーターからも一番遠くにあり、
 かつダークゾーンを通らないと入れないから、
 簡単には近づけないようにしていた感じですね」
ランプ 「でも、何もありませんでした……収穫ゼロです……」
サーロイン 「まぁ、冒険者や盗賊たちもそういうことを知ってか、
 荒らすのも早かったのかもな」
ロース 「それで、たまに来る冒険者らを狙った魔物や、
 まだ何かあると期待して残っている墓荒らしがいる程度だったのね」
ブリスケット 「そういやぁ、一番東側のエリアって、
 一方通行の扉でダークゾーンのエリアとは隔離されてやすぜ?
 あっちは、ちょっと違いやせんか?」
サーロイン 「一番南東の、大きな玄室と個室が連続してるエリアか?」
三洲次 「オーガとトロールが盗みを働いていたエリアですね」
ロース 「あと、偉そうなメイジと、口だけのプリーストも居たわ」
ランプ 「どういう場所なんですかね、あそこって…?」
サーロイン 「あの最南東のエリアは、個室がたくさんあったな……。
 もう一度行けば、今度は大勢の魔物が期待できるかな……?
 ………よし!
 まだ余力もあるし、経験値を稼ぎがてら、もう一度そっち方面を見てみるか!」

....と、いう訳でこの後は、南東にある個室(玄室)が並ぶエリアで、
経験値稼ぎをすることにしました。


そして この再訪で、最南東エリアの真の姿
明らかになっていくのであった......。



そう....地下6階のお話しは、
もうちっとだけ続くんじゃ



「76.瞑想室と魔法の修行場」へ



名前 LV H.P. コメント
サーロイン 9 110 13 12 13 13 12 10 0 0 先頭2人がさぁ…最近無難過ぎるんだよなぁ…。
三洲次 9 160 14 11 10 13 13 14 1 3 もうちょっとネタを提供してもいいんだよ?
10 150 13 16 13 13 13 15 0 0 普段無口なので、宝箱が無いと台詞がほぼ無い。
ロース 10 151 13 18 17 13 17 10 0 2 カティノとモンティノばかり唱えてる感じ。
ランプ 17 81 18 18 17 16 18 12 0 8 地下6階はロミルワ使いが多い方がよい。
ブリスケット 10 142 10 15 14 10 11 9 1 4 やっとかつての前衛らしさを取り戻してきた。

 


【更新履歴】
2021年 6月19日:読むのにかかる所要時間(目安)を掲載しました。
2020年 5月31日:文を少し加筆。誤字の修正。次ページへのリンクを設定。
2020年 5月24日:新規公開。