145.真夏の夜明けに首刎ねを見た

【登場人物】  
サーロイン ローラーレンジャーズのリーダー。サーは敬称。
三洲次 元盗賊だった日本男児の侍。発音は「みすじ」。
接近戦最強のくノ一(忍者)。すぐキレる。
ロース こんな名前だが細身で美人なエルフの女魔法使い。
ランプ お金一筋のエルフの司教。パーティーの知恵袋。
ブリスケット 日本オタクのエルフの僧侶。あだ名は「ブリ助」。

読了時間 (目安):約14分(動画無)約27分(動画込)
※画面撮影アプリの影響で動画にノイズ音があります。申し訳ありません。
※ページが崩れる場合、本サイトのキャッシュをクリア願います。



今回もアイテム全種類入手を目標に、地下10階第三玄室までを周回します。

でも、いつも2周してますが、今回は3周します。

いや......どこかで奇数周回にしないと、区切りが悪いと分かって........


ま、とりあえず、残る未入手のアイテムは、下記1種類になります!

・守りの盾


………………………………

【お断り】
今回のタイトルは、本文のストーリーとは関係ありません。
今回の上級魔術師協会のドタバタの"元ネタ"に掛けているだけ......です。



【目次】

1周目:上級魔術師協会の野望

2周目:典型オチから新オチへ

3周目:懲りずに復活




(参考画像)レベル8ビショップ

今回、本編で大活躍のレベル8ビショップです。
左手に持ってる武器のモーニングスターにご注目下さい。




■1周目:上級魔術師協会の野望





──── 地下10階 第一玄室(1周目)



ランプ 「おぉ! 宝の護り神・ファイアードラゴンです!!」
三洲次 「しかも1匹で、先制ってことは!?」
サーロイン 一瞬で勝利、って訳だな!!
 とおっ!!


サーロイン なんで倒せないんだよっ!?
!!!


三洲次 「やれやれ………」
サーロイン 「なぁ、俺が攻撃がする相手に限って、異様にH.P.が高くないか??」
ロース 「何言ってるのよ、あなたのダメージがヘボいだけでしょ。
 桃や三洲次を見習いなさいよ」
サーロイン 「いや、俺の出すダメージって、転職前の桃が出してたダメージとあまり変わらないよね?
 なんか最近のモンスター、おかしくない??!」
ロース 「おかしいのは、あなたの剣の腕よ」
サーロイン 「いや、でも……」
「なぁ? 宝箱、開けていいか?」




ブリスケット 「お?! アイテムが2個も入ってやすぜ!」
ランプ 「やりましたね!
 久しぶりにファイアードラゴンから、レアアイテムをゲットかなぁ~」


・エルフの鎖帷子
・古びた兜

三洲次 「『古びた兜』って、一応出現率はレアですよね?」
ランプ 「なんか違う…………」
サーロイン 「まぁまぁ、まだ探索は始まったばかりだ。
 まだまだチャンスはあるさ!」
ブリスケット 「えぇ、あっしらの冒険は始まったばかりっす!」
ロース 「なんか、いきなり終わりそう……」
三洲次 「まだ最初の玄室なのに………」

とりあえず......


....次の玄室へ行きましょう!



──── 第二玄室(1周目)

バンッ!        ← 扉を蹴破った音


サーロイン 「な?!」


ゴーゴンA ごおおおおぉぉぉっっ♪♪
   
サーロイン あちゃちゃちゃちゃっ!!!


ゴーゴンA 「ぶもっ♪ ぶもっ♪♪」
   
サーロイン 「あぢぢぢ……ま、まさか、こいつ……?」
三洲次 「このノリは………例の逃げ出してるゴーゴンですね………」
ブリスケット 「あちちっ………そろそろ捕まえてほしいっすぜ………」
サーロイン 「仕方ない、とりあえず入り直そう」


ゴーゴンA 「ぶもっ♪ ぶも~~~♪♪」

バタン!        ← 扉を閉めた音


入り直す。

バンッ!


サーロイン 「えぇ?! またぁっ!?」
   
??? 曲者が来たぞっ!!!
 殺れ!! 殺れぇぇっ!!!
   
サーロイン 「あれ? ……それって………」

ジャイアントA 狼藉者めぇぇっっ!!!


三洲次 「ぐぎぃっ!!」

ジャイアントB 不届き者めぇぇっっ!!!


三洲次 「うぐわぁっ!!」

ジャイアントC 不埒者めぇぇっっ!!!


三洲次 「ふごぉっ!!」


サーロイン 「なんか………この光景…………」
ブリスケット 「見覚えがありやすね…………」
ロース 「つい最近も見た気がするわ…………」
ランプ 「デジャヴですかね…………」
サーロイン 「……………………………………」
ブリスケット 「……………………………………」
ロース 「……………………………………」
ランプ 「……………………………………」



ハイプリースト 不心得者めえぇっっ!!
 死ぬがいいいぃぃっ!!!
「ぐぎっ!!」


奇襲ターン終了......


三洲次 桃!!!
 やり返すぞっ!!!
ぶっ殺すっ!!!



三洲次 よおぉ~しっ!(ハイタッチ!)
ぅおっしゃあ!(ハイタッチ!)」

ランプ 「相変わらずですね」
ロース 「残りは消し飛ばすけど、いい?」
サーロイン 「闇にうごめく悪を斬る………」
ブリスケット 「そういうのは、もういいっすよ……」


アッと言う間に勝利!


ブリスケット 「罠は毒針っすね」
ランプ 「ドラゴンが期待外れだったから、こっちで良い物が出るといいなぁ~」
サーロイン 「桃、頼むぞ」
「うぃ~す」


「開いたぜ」
ブリスケット 「お、指輪ですぜ」
ロース 「え?
 『回復の指輪』が手に入った途端に、まさか………」


ランプ 「これは『窒息の指輪』ですね」
ロース 「手に入った途端、出るようになったのかと思ったわ………」
三洲次 「これまでの経験から、あり得そうなのが、また………」
サーロイン 「ま、次へ行こう」


 

ところで、時間を遡ること2時間前........


………………………………………


………………………………


………………………


………………


………



──── 地下10階 第六玄室
     上級魔術師協会(6代目) 本部

アーチメイジ 「ん~~……そろそろローラーレンジャーズ、倒さないとなぁ………。
 とは言っても、どいつもこいつも、やることロクでもねぇしなぁ………、
 テキトーな奴 居ねぇかなぁあ~~
   
ハイウィザード 「…そいでさぁ、なんだコリャと思って見てたらさぁ、
 今度はゴーゴンの上にブリーブが飛び降りてきて、肩車して走っていきやがんの!
 おっかしくってさぁ!」
LVL8ビショップA 「ははっ! ほんとっすか?」
ハイウィザード 「あぁ!
 おまけに隣の玄室では、マーフィーズゴーストがフラックを放っておいて、勝手に散歩してるしよぉ!」 
LVL8ビショップA 「ギャハハハ!!
 なんだ、それー!!」
   
アーチメイジ 「はぁぁぁ………、ウチの協会は平和だなぁ…………。
 魔除けのイザコザって、なんだろう?」
   
ハイウィザード 「はぁ? 何か言いました?」
   
アーチメイジ ちょっと、いらっしゃい!
   
ハイウィザード 「あ、はい…」
   
   
LVL7メイジA 「わしに聞いても知らん」
   
   
アーチメイジ 忙しいところ 悪いんだけどね………ローラーレンジャーズを倒して来てくれない?
 ちょっと急ぐんで」
ハイウィザード 「はぁ? ローラーレンジャーズを……ですかぁ?
 あんまり魔法の練習してないからなぁ、最近……」
アーチメイジ 「…………………………」
ハイウィザード あぁ!ハイハイ!
 やります! やらせていただきます!」
アーチメイジ よ ろ し く



2時間後..........



──── 第三玄室(1周目)


??? やって来ましたあっ!!!
   
サーロイン 「え?!」
三洲次 「は? 何が?!」


??? ビショップ、入室ぅ!!
   
ロース はあ?
   
??? 「さぁ、今回もやってまいりました!!」
??? 「はい、地下迷宮恒例、玄室での奇襲攻撃!!」
??? 「そして今回の奇襲のサブタイトルは、
 『ローラーレンジャーズをぶっ飛ばせ!!
  クリティカルヒットなんて見たくない!!』
??? 「なんのことか分かりませんねぇ」
??? 「分かりませねぇ」
   
ランプ 「え~~と……………」
ブリスケット 「何が始まるんすか………?」
   
??? 「あ! ビショップ達が見えてまいりました!」


ふぉごっ!
   
ハイウィザード 「先頭はレベル8ビショップB!」
LVL8ビショップA 「さすがに素早い、司祭だけに子細に突きました!
 ………なんちゃって」
   
   
ハイウィザード 「…………失礼しましたぁ~」


サーロイン ぐほおっ!!
   
ハイウィザード 「つづきまして、おぉっと、人気者のレベル8ビショップCです」
LVL8ビショップA 「なんか、さっきから全員同じ名前じゃありませんか?」
ハイウィザード 「そう言えば、ははっ、そうですな。
 彼も元気に突きまくってます」
LVL8ビショップA 「はい! でも、モーニングスターなら、殴った方が強いですね!」
ハイウィザード  バンッ!
LVL8ビショップA 「あや………」
ハイウィザード 「さぁ~て、お次は……」


サーロイン ぐはあっ!!
   
ハイウィザード 「あぁっ! レベル8ビショップD君です!
 今回も忘れずに奇襲をしてくれました」
LVL8ビショップA 「いててて………あぁ、はいはい、武器で引っ掻く動作も軽いですね」
ハイウィザード 「………モーニングスターは引っ掻く武器じゃないぞ!」
LVL8ビショップA 「え?
 あれ、実はモーニングスターじゃなくて、孫の手なんですよ!」
ハイウィザード 「本当ぉ?!」
LVL8ビショップA 「そんな訳、おまへんがな!」
ハイウィザード  バンッ!
LVL8ビショップA 「あら………」


三洲次 「うわあっ!(ひょい!)」
   
ハイウィザード 「あーっと、レベル8ビショップEが笑顔を見せて…
!!!


奇襲ターン終了......




ハイウィザード 「ま、2時間で準備をすれば、こんなもんか……」
LVL8ビショップA 「よくある奇襲のパターンですね……」
   

反撃開始っ!!!


ハイウィザード ゲエエエェェェッ!!!


LVL8ビショップA トオオオォォォッッ!!!


LVL8ビショップB ボオオオォォォッッ!!!


LVL8ビショップ達 「「ルウウウゥゥゥッッ!!!」」


三洲次 「本当になんだったんだ、今の……?」
サーロイン 「ま、気にせず宝箱を開けよう」
ランプ 「だんだん変なことに慣れてきてません……?」
ブリスケット 「では………………カルフォ!!」


サーロイン 「じゃ、いつも通り、桃も調べてくれ」
「うぃーす」


「………………………………」
サーロイン 「………………なぁ、どう思う?」
三&ラ&ロ&ブ
うー!!
サーロイン 「じゃ、ランプも頼むよ……」
ランプ 「では………」



三&ラ&ロ&ブ
う゛ーーっ!!!
サーロイン 「う~ん……………」

マイルールで、一度でも「テレポータ」が出たら宝箱は諦めるのですが、
この頃になると、こういう時の桃の判定の信頼度は0%だったので、
むしろ『「テレポータ」じゃない』と思うようになっていて........


......開けちゃいましたよ!!


で、結果は........、


....もちろんプリーストブラスター!!!


もう、むしろ当然って感じぃ!!!!



ランプ 「果敢に挑んだ割に、結果は『宝石の指輪』1個………」
ロース 「また『回復の指輪』かとドキドキしちゃったわ………」
サーロイン 「第三玄室まで来たし、一旦地上へ戻るか」


 

......1周目は、ここまで。

 

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■2周目:典型オチから新オチへ




──── 地下10階 第六玄室
     上級魔術師協会本部(6代目) 本部

ハイウィザード 「わしらが奇襲をすれば、あんなもんか……」
LVL10メイジA 「よくある失敗のパターンですね……」
アーチメイジ おまえらまで、なんだっ!?
ハイウィザード&
LVL10メイジA
「「ひっ!!」」
アーチメイジ 責任取って、おまえらが行けっ!!!
ハイウィザード&
LVL10メイジA
「「はーーい!」」


………


………………


………………………


──── 地下10階 第一玄室(2周目)


今回もレアアイテムを持ってる敵を狙っていくが........




....今回は、なかなか狙った敵が出て来ない。

で、何度か出入りを繰り返すと........


....特に奇襲とか無く、ハタモトが出て来た。




あっさり倒して、勝利!!

サーロイン 「ちゃんと一撃で倒……」
ロース さあ、宝箱よっ!!
三洲次 「おまえさぁ、カティノが効いてな……」
ロース ブリ助、カルフォよ!!


ブリスケット 「お、またプリーストブラスターっすね」
「じゃ、あたいも見てみっか」


三洲次 お前ぇっ、またかあっ!!?
天才盗賊だったあたいの判定に文句あんのかっ!!?
サーロイン 「……………ランプ?」



三&ラ&ロ&ブ
う゛ーーーっっ!!!
サーロイン 「またか……………」

マイルールで、一度でも「テレポータ」が出たら宝箱は諦めるのですが、
もう桃の判定の信頼度マイナスなので、
むしろ『「テレポータ」だけは絶対に無い』判断!!!!



ほらね!!!



ランプ 「今さら『ドラゴンスレイヤー』………」
サーロイン 「ドキドキしながら開けたけど、その程度か………」
三洲次 「不安は一応感じてたんだ……」



第二玄室へ........



──── 第二玄室(2周目)


??? 待っていたぞ!!
 ローラーレンジャーズの諸君っ!!


LVL10メイジA 上級魔……

バタンッ! ! !


サーロイン 「見なかったことにしよう」
ランプ 「本当にしつこいですね………」

入り直す。

バンッ!



LVL10メイジA 「なんで無視すんだよ、あいつら?」
LVL10メイジB 「あいつらって強い奴しか相手にしないらしいから、
 実はわしらが強いと思わせればいいのでは?」
LVL10メイジC 「すると………手っ取り早く、登場時のセリフを見直すか…?」
ゴーゴン 「ブモ~~ォ……」

..........パタン!


サーロイン 「とっとどっかに行ってくれないかなぁ………」
ランプ 「しつこいにもホドがありますよ………」

入り直す。



三洲次 こいつはバンパイアハンターの出番だ


三洲次 なんで倒すんですか?!
 俺の出番が!?
サーロイン お前ら、俺が一撃で倒しても、なんで文句しか出ないんだっ?!
ランプ 「とりあえず、宝箱を開けましょう」





三洲次 「さすがに学習したか………」
ブリスケット 「良かったっす………」
「~~♪」




ランプ 「『エルフの鎖帷子』…………」
ロース 「アイテム運が低調ね………」
サーロイン 「ま、根気強くいくしかないだろ」



第三玄室へ........



──── 第三玄室(2周目)


ギィィィ………ッ



LVL10メイジA 「………そろそろハイウィザード様が来るはず……、
 ……わしらのアイデアを早く伝えなければ………」

キィィィ…………パタン!



サーロイン 「今日は奴らによく遭遇するなぁ………」
ランプ 「次………ハイウィザードなんですかね………?」
三洲次 「もう勘弁してほしいんだけど………」

………………………

………………

………

第三玄室内........

LVL10メイジA 「あ! ハイウィザード様!
 ねぇねぇ、知ってますか?」
ハイウィザード 「わしゃあ、何も知らんぞ!」
LVL10メイジA  バンッ!
ハイウィザード 「な、なんじゃよぉ……」
LVL10メイジA 「あのですねぇ、ローラーレンジャーズが来た時に、
 あるセリフを言うと、相手をしてもらえるんですって!」
ハイウィザード 「セリフぅ……?」
LVL10メイジA 「えぇ。
 それでですね、出来れば英語の方がいいんですって!」
ハイウィザード 「う~ん………ワシらは元々英語だからいいが、ラテン語とかあると、それはちょっとなぁ………」
LVL10メイジA 「とりあえず挑戦してみては?」
ハイウィザード 「まぁ………そうじゃな」
LVL10メイジA 「ところで、入り口の金縁の板にあるラテン語って、かつてわしが彫ったって知ってましたか?」
ハイウィザード 「本当ぉ~~……………歳いくつ?
LVL10メイジA  バンッ!

………

………………

………………………


──── 改めて、第三玄室前(2周目)


サーロイン 「では、入り直すぞ!」

バンッ!!



ハイウィザード デストロイ・ゼェ・モー!!
(Destroy Them All!)
   
サーロイン はあ?!


三洲次 ひぃぎっ!!


サーロイン ぐほぉっ!!


ちぃっ!!

奇襲ターン終了........


三洲次 「いちちち………」
サーロイン 「いちちち………」
「いちちち………」
ブリスケット 「お三方揃って、何してんすか……?」
ランプ 「ってか、あいつ『デストロイ』とか言ってませんでした……?」
   
ハイウィザード ユー・シャル・ネバー・リターナ・ラァ~ヴ!!
(You Shall Never Return Alive!)
   
ロース 「え? な、なに?」
三洲次 「なんか、発音なまってね……?」
サーロイン 気にするな!!
 一気に勝負を決めるぞっ!!!

戦闘開始!!


ハイウィザード スピーーダッ!!!


ビショップA ミッソオオォォッ!!!


ビショップB ダボオオオォォッ!!!

ランプ 「相変わらず桃は………」
ブリスケット 「キッチリ首刎ねで仕返ししやすね………」


ビショップC マルチポオオオォォッッ!!!


サーロイン 「やれやれ………相変わらずヘンテコな奴らだ………」

えぇと........とりあえず、宝箱です。


ブリスケット 「プリーストブラスターっす」
三洲次 「またあ?!」
ロース 「今日はプリーストブラスターが多いわね」
サーロイン 「桃、とりあえず開けてくれ」
「うぃーす」



ブリスケット 「薬と……」
ランプ 「……兜ですね。
 では、鑑定しましょう」


・転移の兜
・「隠れ身」の薬

ランプ おぉ!!
 兜は『転移の兜』ですよ!!」
ロース 「久しぶりに、いいアイテムが手に入ったわね」
三洲次 「ま、もう売るだけですけどね」
サーロイン 「じゃ、地上へ戻るか」



2周目は、ここまで!

 

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■3周目:懲りずに復活




冒頭に記載通り、今回は3周目までいきます!


──── 地下10階


では、出発!!

........と、勇んで出発したが、いきなり!!!


....最初の通路でランダム・エンカウント!!!

しかも......!!!


サーロイン 「なにぃ?!」


サーロイン ふぉおおおぉぉっ!!!

奇襲ブレスッ!!!


サーロイン ぐぉおおおぉぉっ!!!


サーロイン ふごぉおおおぉぉっ!!!


......奇襲ターン終了



ブリスケット 「あぢぢぢ……っ!!」
三洲次 「くそ、いきなり…っ!」
ロース 「ランプやブリ助は、もう一度ブレスを連発されるとヤバイわ!!」
サーロイン 「じゃ、一気に勝負を付けてやる!!


ドラゴン達 「「グギュアアアァァッッ!!!」」
   
サーロイン 「よし!!」
三洲次 「やれやれ……」
ロース 「3周目はいきなりアンラッキーだったわね……」



ランプ 3周目はいきなりラッキーですね!!
ロース 「はあ?!」
三洲次 「どこが?」
ランプ 「だって、経験値もゴールドも、オール3ですよ!!!」
ブリスケット 「ランプはんって、そういうの好きっすね………」
サーロイン 「とりあえず治療しよう」


…………………………………………


………………………………


……………………


…………


──── 地下10階 第六玄室
     上級魔術師協会(6代目) 本部

LVL10メイジA 爺さーん!!
 ちょっと、てぇへんだてぇへんだ、てぇへんだあぁぁい!!
 おぉっ、爺さん!!」
ハイウィザード 「わしに聞いても知ら~ん」
LVL10メイジA 「まだ何も言ってませんよ!
 あぁ、ほら、またぁ、歌の練習しながら魔法の修業なんかしちゃダメでしょ!」
ハイウィザード 「ほれ、歌集」
LVL10メイジA 「へ?
 わたしですか?
 えぇと、
 それじゃぁ………コホン!
 『リルガミンの寂しい熱帯地下迷宮』!
 あ、やっぱり………
 『さよならはテレポータの後で』!
バンッ!
  違ぁーーうっ!!!
ハイウィザード 「ん~~………で、わしに何か用か?
 またモンスターが倒れてたのか?」
LVL10メイジA それですよ、それ!!
ハイウィザード 「ふん、どうせまた、ゴーゴンが昼寝してるのを見間違えたんじゃろ」
LVL10メイジA そんなこと!……まだ2回しかしてませんよ………」
ハイウィザード 「それじゃ、なんじゃ?」
LVL10メイジA 「だからぁ、ポイゾンジャイアントが………」
ハイウィザード 「ん?」
LVL10メイジA ポイゾンジャイアントが、口からファイアードラゴンを吐いて倒れました!!!
ハイウィザード なにぃ?!
 それじゃ わしでも倒れるわいっ!!!
LVL10メイジA 「そんな問題かなぁ………?」
   
   
LVL8ビショップA 「まだまだ遠い道のりであった……………」
   
   
  ドガガッ!!
   
メイジ&ビショップ 「「ふごおぉっ!!」」
アーチメイジ さっきから黙って聞いてりゃ、なんじゃあ?! その会話は?!!
LVL10メイジA 「いきなり背後から蹴らないでもらえませんか………?
 ……イテテテ………」
アーチメイジ 遊んでないで、とっとローラーレンジャーズを倒しに行けええぇぇっ!!!
ハイウィザード&
LVL10メイジA&
LVL8ビショップA

「「はーーい!!」」





──── 第一玄室(3周目)


バンッ!!


LVL10メイジ アーイ・アム・ストローーング!!
(I am the strongest!)

バタンッ!!!


サーロイン 「ああいうこと言う奴が、一番弱いんだ」
三洲次 「なんか聞き取り難いですよね、今日のあいつらの発音……」
ランプ 「ま、入り直しましょう」

バンッ!


ハイウィザード ユー・シャルビィ・クラァッシュ!!
(You shall be crushed!)
   
サーロイン 「え~~と………」
ブリスケット 「さっきから『デストロイ』とか『クラッシュ』とか、なんなんすか………」
   
ハイウィザード ディス・イズ・ハイウィザード!
 コメンィング・アタック・オンェマ!
(This isVic Viper T-301Hi-Wizard. Commencing attack on the enemy!)
   
三洲次 そうはいくかっ!!
 桃!!
「うっし!!」



ビショップ達 「「ヴァーーーーッ!!!」」
   
三洲次 「おっし!!(ハイタッチ!)
「うっす!!(ハイタッチ!)
   
ハイウィザード Danger! Danger!
   
サーロイン Shoot it the head!


ハイウィザード ア゛ーーーーーーッ!!!


サーロイン You need some practice!



ランプ 「ではでは、宝箱を開けましょう!」
ブリスケット 「カルフォ…………ふむ、メイジブラスターっすな」
「じゃ、あたいも調べるぜ」


三洲次 「ありえない。
 何かの間違いではないのか?」
うーーっ!!
サーロイン 「仕方ない、ランプも頼む」
ランプ 「では………」



「………………………………」
三洲次 「………………………………」
サーロイン Destory the braster!
ランプ 「ロイン、なんか感化されてません?」


ともかく、罠は無事に解除


ランプ 「『ドラゴンスレイヤー』………」
ブリスケット 「なして魔法使いがそげな物を………」
ロース 「次に行きましょ」





──── 第二玄室(3周目)


バンッ!



ゴーゴン ごおおおぉぉぉ♪♪
   
サーロイン ぐわあああぁぁっ!!!
三洲次 またお前かああぁぁっ!!?
ブリスケット あぢゃぢゃぢゃぢゃっっ!!!


キメラA ゴオオオォォォ!!
   
サーロイン あぢぢぢぢぢぃぃっ!!!
ランプ 後続もブレスってええぇぇっ!!!


サーロイン お友達は選んでくれええぇぇ!!!

怒涛の奇襲ブレスっ!!!


ほぉごっ!!!

奇襲ターン終了........


さぁ、バーベキューの時間だああぁぁっ!!!
三洲次 ほら、桃、撤退するぞ(ずるずるずる……)」
三洲次ぃぃぃっっ!!!
 こいつら調理させろおおぉぉぉっ!!!(ずるずるずる……)」
サーロイン 次会うまでに、友達は見直しておけよっ!!!
   
ゴーゴン ぶもっ♪ ぶもっ♪♪

バタンッ!!


ブリスケット 「やれやれ、ヒデェ目に遭いやした………」
サーロイン 「治療したら、入り直そう」
ロース 「堂々と入ったら、またやられそうだから、静かに入りましょ」

ギィィィ......ッ



サーロイン 「お! こいつら相手に、先制できたぞ!」
ランプ 「やりましたね!」
サーロイン 「よし!
 前衛3人で1匹ずつ倒し、先制中に勝負を決めよう!!」
ロース はいはーい!
 1匹残るから、ディスペルもお願いねー!」
ランプ 「了解!」
ブリスケット 「承知!」
サーロイン なんで1匹残る計算なんだよっ!!!
三洲次 桃、いくぞ!
うぃっす!



いきなり2匹倒す!
この2人、さすがである!!

三洲次 「オッケイ!(ハイタッチ!)
「うーす!!(ハイタッチ!)
   
サーロイン 「じゃ、後は俺だな!」


サーロイン 「………………………………」
   
ロース はいはーい!
 予想通り1匹残ったから、ディスペル頼むわよー!」
ランプ 「はーい!」
ブリスケット 「へーい!」
   
サーロイン (;T_T)…………………………



ロース はぁあ??!
ランプ 「え~~と………」
ブリスケット 「いやぁ~………」



1匹残っちゃった........

サーロイン 名誉挽回っ!!
 初手で倒せば、結果は一緒っ!!!
ロース はいはーい!
 初手で終わらないから、三洲次と桃も準備頼むわねー!」
サーロイン 絶対に俺が初手で倒すっ!!!


サーロイン 「………………………………」
   
ロース はいはーい!
 予想通り初手で倒せなかったから、残りの人頼むわよー!」
三洲次 「へいへい」
   
サーロイン (;TT)……………………


よかった........

お前までダメだったら、男性陣総崩れになるところだった........


一応......ノーダメージで勝利



ランプ 「では、宝箱を開けましょう」
ブリスケット 「カルフォの結果はスタナーっす」
三洲次 はいはーい!
 どうせ桃の結果は違うから、ランプもカルフォの準備頼むよー!」
ランプ 「了解」
うーっ!!!
サーロイン 「いいから、桃も頼むよ」


「………………………………」
三洲次 はいはーい!
 予想通り違ったから、ランプもカルフォ頼むねー!」
ランプ 「はいはい」
う゛ーーっっ!!!



三洲次 なんでだよ?!!
ランプ なんで私が文句言われるんです?!
Vサイン!
三洲次 「こういう時は普通さぁ……」
Vサイン!
三洲次 「その………」
Vサイン!
三洲次 「ぃゃ………」
Vサイン!
三洲次 分かったって!! 俺が悪かったって!!!
サーロイン 「とりあえず、多数決でプリーストブラスターだな」




ロース 「う~んと……巻物と………」
ブリスケット 「お! 指輪も入ってやすぜ!」


・「苦しみ」の巻物
回復の指輪

ランプ 「あ、『回復の指輪』です…」
ロース 「えぇ~!?
 やっぱり出て来たのぉ?!」
サーロイン 「特に欲しくなくなると、簡単に出てくる」
三洲次 「やっぱり人生そんなもんですね……」


ま、そんな体験をしつつ......


....本日最後の玄室へ行きましょう!!



──── 第三玄室(3周目)

バンッ!



ランプ 「宝の護り神ドラゴンです!!」
三洲次 「最後も良いアイテムをゲットして、気持ちよく終えましょう!!」
サーロイン 「よーし!!
 一気に勝負を決めるぞ!!
ロース はいはーい!
 前衛は2匹しか倒せないから、カティノとか準備頼むわよー!」
サーロイン いい加減にしろっ!!!


サーロイン 「いや、やっぱり俺が相手する敵に限って、なぜかH.P.高くね?!
 絶対におかしいよね??!」



やっぱり前衛では2匹までしか倒せなかった.......。

なので......、


....残りはロースのティルトウェイトで殲滅して........、


....一応ノーダメージで勝利!




宝箱は問題無く開いたので、被害ゼロ
オチが無くなるので、止めてほしいものだ。



ランプ 「『破滅の皮鎧』…………」
ブリスケット 「最近、ドラゴンのアイテムがマジでヘボくなってねぇっすか?」
三洲次 「なんかファイアードラゴンだからって、もう期待できないのかも」
サーロイン 「しょうがない、今日はもう帰るか」





…………………………………………


………………………………


……………………


…………


……


──── 上級魔術師協会(6代目) 本部

ハイウィザード 「こうして、みんなの夢と希望を託した襲撃は失敗した」
LVL10メイジA 「でも、これで終わった訳ではない」
LVL8ビショップA 「そう、勝利を愛するみんなの熱い心のある限り!」
LVL7メイジA 「我々に燃える勇気の続く限り!」
ハイウィザード 「いつか再び……」
LVL10メイジA 「きっと……」
敵たち全員 「「あいつらを倒すぞぉ! ! !」」
   
   
アーチメイジ (;-_-)……………………………

 

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「146.逃がすな、逃げるな、逃げる時」へ



名前 LV H.P. コメント
サーロイン 17 154 18 18 17 18 17 14 1 0 グラIVで言うタイプ6かな?(テキトー)
三洲次 17 150 18 18 18 18 18 18 5 4 グラIVで言うタイプ1かな?(テキトー)
21 161 18 18 18 18 18 18 0 0 グラIVで言うタイプ5かな?(テキトー)
ロース 20 161 17 18 18 18 18 14 0 2 グラIVで言うタイプ2かな?(テキトー)
ランプ 23 124 17 18 18 17 18 17 0 9 グラIVで言うタイプ4かな?(テキトー)
ブリスケット 19 142 18 18 18 18 18 15 3 5 グラIVで言うタイプ3かな?(…ってか意味分からん)

 


【更新履歴】
2021年10月23日:台詞を一部見直しました。次ページへのリンクを設定。
2021年10月16日:新規公開。