64.グレーターデーモン撃破!
【登場人物】 | |
---|---|
ロイン | 「ローラーレンジャーズ」リーダーの魔法使い。 |
三洲次 | 密航してきた日本男児の盗賊。発音は「みすじ」。 |
桃 | 訓練所を首席で卒業した侍の少女。すぐ暴れる。 |
ロース | こんな名前だが細身の美人僧侶。エルフだしね。 |
ランプ | お金一筋のエルフの司教。自分の店を持つのが夢。 |
ブリスケット | 日本オタクのエルフ。侍で、あだ名は「ブリ助」。 |
読了時間 (目安):約10分
──── 地下10階 上級魔術師協会本部
ハイウィザード | 「会長…、相も変わらずローラーレンジャーズが、 ここ地下10階を荒らし回っておりますが……、 いかが致しますか?」 |
---|---|
アーチメイジ | 「う~~む………。 ワードナ様に自分で考えろと言われたが……、 どうしたものか……」 |
ハイウィザード | 「敵を知り己を知れば百戦危うからず。 まずは、敵を知ることから始めては?」 |
アーチメイジ | 「なるほど…、もっともじゃな。 しかし、あいつらに関するデータはあるのか?」 |
ハイウィザード | 「もちろん。 我が協会の情報収集・分析能力は、他に類を見ない優秀なものですぞ」 |
アーチメイジ | 「………お前ら、就く職業を間違えてないか……? それはともかく、奴らのデータがあるのなら、 奴らが最も苦手とする魔物も分かっておるのか?」 |
ハイウィザード | 「過去の記録を見ると……(パラパラ)……えぇと……、 ポイゾンジャイアント戦で、全滅直前までいったことがあるようです」 |
アーチメイジ | 「なるほど……ポイゾンジャイアントなら、奴らを倒せる可能性があるのだな。 よし!! それではポイゾンジャイアントを、ひたすら送り込み続けるのだっ!!」 |
ハイウィザード | 「はっ!」 |
…………
……………………
………………………………
──── 地下10階 第一玄室~第二玄室
桃 | 「死ねええええぇぇぇっっ!!!」 |
---|---|
ジャイアント | 「グギャアアアアァァァッッ!!!」 |
桃 | 「ザコがあああぁぁぁっっ!!!」 |
---|---|
ジャイアント | 「フォゴオオオォォォッッ!!!」 |
桃 | 「オラオラオラオラオラオラオラーーーッ!!!」 |
---|---|
ジャイアント | 「ヒィギャアアアァァァッッ!!!」 |
ブリスケット | 「……なんすか……、これ……?」 |
---|---|
ランプ | 「カシナートを手に入れたとき以上の 無双状態ですね………」 |
三洲次 | 「ポイゾンジャイアントでさえ、根こそぎ一撃かよ……」 |
ここに来てポイゾンジャイアントが連続で出てきたため、
経験値を大量ゲット!!!
お陰で、メンバーが続々とレベルアップを果たす!!
まずは、ロース(僧侶)!!
なんと、本プレイ記録2人目の
能力値パーフェクト達成っ! ! !
すげぇ!!
ってか、2人目も女性(という設定の)キャラじゃん!!!
ローラーレンジャーズの女性陣は、
マジで優秀だ!!!
さて、次はブリスケット(侍)!!
ブリスケットは、前回生命力が下がってしまったためか、
H.P.の伸びは悪かったが....、
....とうとうマダルトを習得!!
よくぞここまで成長した!!
そして、もう1人の侍・桃は....
....素早さが復活し......、
....再び能力値パーフェクトに!!
これで能力値パーフェクトが2人揃ったことになる!!
素直に嬉しいよ、これ!!!
おまけに、レベル5魔法使い呪文は....、
....マダルトどころかマカニトまで習得!!
さすが、桃! !
すげぇぜ! ! ! !
さらには今回、ランプ(司教)までレベルアップ!
とうとう彼も、生命力が
ボーナスのつく16に到達!!!
そしてH.P.が激増!!!
ついに念願の低H.P.から脱却!!!
地下10階を探索していく上での一番の憂いが、
とうとう解消した!!!
おまけに!!!
彼も、マダルト・マカニトを習得! ! !
やったーーーっ!!!
これは大助かりだぁ!!!!
今回のレベルアップだけで、
マダルト使いが一気に4人!!
マカニト使いも一気に3人に増加!!!
今回のレベルアップ......、
実に素晴らしい成長ぶりである! ! !
………………………………
……………………
…………
──── 地下10階 上級魔術師協会本部
ハイウィザード | 「ポイゾンジャイアントが………、 根こそぎやられました………」 |
---|---|
アーチメイジ | 「なにいいぃぃぃいいっっ??! そんなことあるのかっ??!」 |
ハイウィザード | 「偵察していた奴の情報では、 侍の小娘が強すぎて、まったく太刀打ちできないそうです」 |
アーチメイジ | 「先代からの情報でも、やたら強い小娘が居たそうだが、 そいつのことか……?」 |
ハイウィザード | 「どうやら、そのようで……。 で、どうしますか?」 |
アーチメイジ | 「うぅぅむ………、むぅぅ…ぅ……」 |
ハイウィザード | 「打つ手無しですか…?」 |
アーチメイジ | 「じゃ……じゃぁ………、同じジャイアントならさっ!! フロストジャイアントならどうだ?! じ、実はイケたりしないかなっ?!!」 |
…………
……………………
桃 | 「ザコがあああぁぁっっ!!!」 |
---|---|
ジャイアント | 「グワアアアァァァッッ!!!」 |
桃 | 「木偶の坊があああぁぁっっ!!」 |
---|---|
ジャイアント | 「ヌォホォオオオォォッッ!!!」 |
桃 | 「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!!」 |
---|---|
ジャイアント | 「ウギャアアアアァァァッッ!!!!」 |
──── 地下10階 上級魔術師協会本部
ハイウィザード | 「………んな訳ねぇだろ」 |
---|---|
アーチメイジ | 「……やっぱり………?」 |
ハイウィザード | 「やっぱり、じゃねぇよ……」 |
アーチメイジ | 「う~~む………弱ったのぉ………」 |
ハイウィザード | 「やはり例の小娘が強過ぎるらしいので、 そいつより強い魔物でなければ、倒すのは無理かと……」 |
アーチメイジ | 「とは言え、手持ちの魔物は出尽くしたしのぉ………。 奴らに関して、何か他に情報は無いのか?」 |
ハイウィザード | 「そうですねぇ……(パラパラ…)………、 おぉ!! あいつら、いまだかつてグレーターデーモンには 勝てたことがないそうです!!」 |
アーチメイジ | 「グレーターデーモンは、ワードナ様が飼っておられるのだぞ? わしらには無理だ……」 |
ハイウィザード | 「奴らを消すためには、この情報を根拠に、 もう可能性はグレーターデーモンしか無いと、 ワードナ様を説得するしかないです!!」 |
アーチメイジ | 「はぁ………、また怒られて来いと?」 |
ハイウィザード | 「背に腹は代えられません! 残された道は、もはやこれしか!!」 |
アーチメイジ | 「分かった………、行ってくるか………」 |
…
…………
……………………
………………………………
──── 地下10階 第二玄室
三洲次 | 「村正のおかげで、もう敵無しですね」 |
---|---|
ロイン | 「妖刀さえも軽々と使いこなす桃のお陰だな」 |
ロース | 「どんな魔物も一撃だから、すごいわよね」 |
ランプ | 「でも村正以降、ロクなアイテムが出てこないですよ…」 |
ロイン | 「村正で運を使い切ってしまったかなぁ……」 |
ブリスケット | 「なんて喋ってる内に、第二玄室に来やしたぜ」 |
ロイン | 「よし、蹴破れ」 |
---|---|
ブリスケット | 「御意に」 |
バンッ!
??? | 「ギダゾオオオォォッッ!!!」 |
---|---|
??? | 「ゴムズメノグビヲォォォ、 ハネロオオオォォッッ!!!」 |
ロイン | 「え?」 |
ロイン | 「な?!」 |
---|---|
ニンジャA | 「きええええぇぇっっ!!!」 |
桃 | 「ちっ!」 |
---|---|
ニンジャB | 「けえええぇぇぇっっ!!!」 |
桃 | 「くっ!」 |
---|---|
ニンジャC | 「ひょおおおおぉぉっっっ!!」 |
桃 | 「むっ!」 |
---|---|
ロイン | 「あ、あいつらっ!! 桃の首だけを狙ってきやがったぞ?!」 |
ロース | 「明らかに桃を殺すのが狙いだわ!!」 |
ブリスケット | 「し、しかも、桃っちでさえ避けられねぇって、 なんてスピードっすかっ?!」 |
ランプ | 「でも、紙一重で首だけは守ってます!! そこはさすがですよ!!!」 |
グレーターデーモンたちは、ひたすら仲間を呼ぶのに失敗し、
これで......、
.... 奇襲ターン、終了。
桃の首が無事で良かったが......、
いや....マジでヒヤヒヤものだったわ......。
ブリスケット | 「と、とりあえず、逃げるっす!!」 |
---|---|
三洲次 | 「ロインっ!! マロール!! マロールっっ!!!」 |
ロイン | 「………いや………待て」 |
三洲次 | 「え?」 |
ロイン | 「…………………………」 |
ロース | 「なに? どうしたのよ?!」 |
ロイン | 「…………戦うぞ」 |
ブリスケット | 「へ?!」 |
三洲次 | 「こいつらにだけは、全然勝てないじゃんっ!!! 無理っ!無理っ!!」 |
ランプ | 「気でもふれましたかっ?!」 |
ロイン | 「いや………、こちらには『村正』がある」 |
ロース | 「そんな……刀一本で戦況がそう簡単に……」 |
ロイン | 「…変わる! これまでの威力を見てきて、確信している!! 『村正』とは、それほどの武器だ!!!」 |
ブリスケット | 「マジで、戦うっすかっ?!」 |
ロイン | 「もう、おめおめと逃げてばかりじゃないぞ!!!」 |
三洲次 | 「マ………マジだ………、この人……」 |
ロイン | 「桃っ!!! いくぞっ!!!」 |
桃 | 「うっしゃあああぁぁっっ!!!! この瞬間を楽しみにしてたぜえええぇっっ!!!」 |
ランプ | 「に……日本人って………、 こんな好戦的な民族でしたっけ……?」 |
ロース | (じ~……) |
三洲次 | 「俺を見るなよっ!?」 |
ロイン | 「お前も行くんだよっ!(ドカッ!)」 |
三洲次 | 「ぐはっ!! マジでっ?!」 |
........................グレーターデーモン。
地下10階で、こいつにだけは、これまでまったく勝ち目が無く、
毎回マロールで逃げていた。
しかし!!!
今のローラーレンジャーズなら、勝てる....はず!!
しかも2匹なら、最速で2ターンで終われるはず(予定)だから、
H.P.がアップした今のランプならば、
攻撃呪文に耐えられる可能性は十分にある!!
挑戦してやるっ!!!!
いざっ!!!
戦闘開始っ!!
まず、パーティーでも最速の男・ブリスケットが、
勇猛果敢に挑むっ!!!
まぁ、これはこんなものだろう。
むしろ頑張っている方だと思う。
三洲次 | 「どわああああぁぁぁぁっっ!!!」 |
---|
まぁ.....、こいつはこの程度だろう。
むしろもっと頑張れ。
三洲次 | 「……はぁ……はぁ……」 |
---|---|
ランプ | 「襲ってるんだか、襲われてるんだか、分からない雄叫びですよ…」 |
三洲次 | 「少しは俺の気持ちも察してくれっ!!」 |
ロイン | 「詠唱完了!! ティルトウェイトオオォォッッ!!!」 |
ロース | 「マリクトオオォォッッ!!!」 |
ブリスケット | 「やはり、無理っす!!」 |
---|---|
ロイン | 「そこは計算の内!! むしろ、本当のターゲットは……」 |
ニンジャ達 | 「「ぎゃあああぁぁっっ!!」」 |
---|---|
ロイン | 「……後続の忍者だ!!」 |
ランプ | 「見事に、一発で3人とも倒しましたね…」 |
デーモンA | 「グゥゥゥ………、 グワガアアアアァァッッ!!!!」 |
ロース | 「きゃあっ!?」 |
三洲次 | 「ひぃ?! な、なんだ?!」 |
デーモンC | 「シュウウウゥゥ………ッ、 オオォォ……コイヅラ カァァアア………!?」 |
---|---|
ブリスケット | 「1匹増えたっす!!」 |
ロイン | 「しまった!! ちょっと、まずいか……?!」 |
桃 | 「小うるせぇんだよおおぉぉっっ!!!!」 |
デーモンA | 「ガッ?!」 |
デーモンA | 「ガアアアアァァァッッ!!!!」 |
---|---|
デーモンB | 「ギ…ッ!?」 |
デーモンC | 「ガ…ッ!?」 |
ブリスケット | 「1匹倒したっすっ!!」 |
ランプ | 「さすが村正……、一撃ですね……」 |
三洲次 | 「でも、まだ2匹居る……」 |
桃 | 「2ターン耐えてくれたら、あたいが1匹ずつ仕留めて、 片付けてやるぜ!!」 |
ロイン | 「た…頼もしい!」 |
デーモンB | 「グゥゥゥゥゥ………ッ!!! グワガアアアアァァァッッ!!!!」 |
ロース | 「仲間を殺されて、残ってるグレーターデーモンが怒りだしたわっ!!」 |
ブリスケット | 「お、襲ってきやすぜっ?!!」 |
ブリスケット | 「ぐはぁああっっ!!」 |
---|---|
ロース | 「きゃああぁっ!!」 |
ランプ | 「ふぉごおおっ!!」 |
---|---|
ロイン | 「だ…大丈夫かっ?!」 |
ランプ | 「炎の杖があるから…、マ…マダルトなら……なんとか……」 |
デーモンB | 「ムゥゥ………!」 |
次のターン!!
デーモンB | 「ラバリドオオオォォッッ!!!!」 |
---|---|
ロイン | 「え?!」 |
ブリスケット | 「あぁぢゃぢゃぢゃぢゃっっ!!!」 |
---|---|
ロース | 「ほ、炎系に切り替えてきたわよっ?!」 |
ランプ | 「ぎゃあああぁぁっ!!! こ、これぇっ……!! 私がやばいですっ!!」 |
ロイン | 「くそっ!」 |
桃 | 「へっ! 面白くなってきたああああぁぁっ!!!」 |
三洲次 | 「お……お前、どんだけ……?!」 |
桃 | 「死ねええええぇぇぇっっ!!!」 |
デーモンB | 「グッ?!」 |
デーモンB | 「グォアアアアアァァァァッッッツツ!!!」 |
---|---|
デーモンC | 「ギィイ…ッ!!?」 |
桃 | 「楽勝ぉおっっ! ! !」 |
ブリスケット | 「ま…また、一撃!」 |
ランプ | 「最強の悪魔でさえも……、片っ端から一撃とは……」 |
グレーターデーモンのH.P.は最大でも88。
H.P.の期待値を考えれば、カシナートでも一撃は可能だし、
事実、これまでも一撃で倒せたことはあった。
しかし、こいつはACの値が低いので、そもそも攻撃が当たらないこともあり、
やはり1発でドでかいダメージを与えられる武器じゃないと、不安でしかたがない。
ローラーレンジャーズの今のレベルなら、やはり「村正」あってこその果断だろう!!
デーモンC | 「グ………ッ、ガァ……ア……」 |
---|---|
ロース | 「ひ……ひるんでるわ!! グレーターデーモンが桃の攻撃を見て、ひるんでるわっ!!!」 |
ブリスケット | 「マジっすか?!」 |
デーモンC | 「グワガアアァッ!!! グワガアアアァァアッ!!!!」 |
三洲次 | 「あぁっ!? 助けを呼びやがった!?」 |
デーモンC | 「ガ……ァ、ガッ……!!」 |
---|---|
ロイン | 「あ……悪魔さえも……、怯えさせるとは……!」 |
桃 | 「おいっっ! ! !」 |
デーモンC | 「ギャシィ!??」 |
桃 | 「……………………(チキッ!」 |
デーモンC | 「グ………、ギ………ッ?」 |
桃 | 「なぁ……、こういう唄…………知ってるか?」 |
デーモンC | 「……グガ……………??」 |
桃 | 「『沙羅双樹の花の色………、 盛者必衰の理をあらわす………』」 |
デーモンC | 「…………ギ……………」 |
桃 | 「『猛き者も遂には滅びぬ………、 ひとえに………… 風の前の塵に同じ………』」 |
デーモンC | 「………………ガ………………」 |
桃 | 「これまで好き放題襲ってきたツケ! ! ! 今こそ払ってもらおうじゃねぇかああああぁぁぁっっ! ! ! !」 |
デーモンC | 「ギァアアアアアァァァァッッ!!!!」 |
ロイン | 「………………勝った!」 |
---|---|
ランプ | 「………あのグレーターデーモン達に………」 |
ブリスケット | 「とうとう………」 |
ロース | 「………勝ったのね…………」 |
三洲次 | 「ほ……、本当に………」 |
5人 | 「「勝ったんだあああぁぁぁっっ!!!」」 |
いや、お前ら5人、ほとんど何もしてないだろ......。
まぁ....、でも....、
ついにグレーターデーモンに
勝ったぞおおおぉぉぉぉっっ!!!
しかも死者を出さずに!!!
感無量......!!!
いや、もう「村正」様々ですな!
ロイン | 「これで、地下10階で我々に勝てない相手はいなくなったな」 |
---|---|
ランプ | 「我々も、とうとうここまで成長したんですね」 |
ロース | 「ほとんど桃一人の成長に頼ってる感じだけどね……」 |
ブリスケット | 「いや~、しかし実に良い唄でやした! 『平気物語』っすね!」 |
三洲次 | 「『平家物語』だろ……。 何が平気なんだよ…?」 |
さて、この戦いを経て、三洲次(盗賊)がレベルアップ!!
能力はこれっぽっちも上がらなかったが、
ここに至ってH.P.が16もアップしたので、良しとしよう!!
おかげで三洲次は、とうとうH.P.が150台を突破!!!
あまりに低いH.P.でローラーレンジャーズのお荷物みたいなキャラだった彼が、
いつの間にかパーティー最大のH.P.を誇るキャラになるとは....。
なんか....、三洲次も成長したなぁ......。
さて......、
....ロイン(魔法使い)が、あとたった711E.P.でレベルアップするので、
セ○ンイレ○ンとかに買い物へ行く感覚で、ちょっと戦ってくるか。
そして、彼がレベルアップしたら........
──── 地下10階 第一玄室
デーモンA | 「デメエエェラアアアァァ……ッ!! ヨグモ ワレラノ ナマカ ヲォォォオオ、 ヤッデグレダナアアアアァァッ!!!」 |
---|---|
デーモンB | 「ニンゲン ト エルフ ゴトキガアアアァァッッ!!! グチャグチャ ニ ツブシデヤルウウゥゥッッ!!!」 |
ニンジャA | 「ひょおおおぉぉ………っ!」 |
ロース | 「こいつらって、こんなベラベラ喋れたのっ?!」 |
三洲次 | 「まぁ、今までも多少喋ってましたが…」 |
ブリスケット | 「むしろ忍者が喋れてねぇっすよ……」 |
桃 | 「はいっ!三洲次っ!! 小うるせぇの黙らせてくるから、そこどきなっ!!」 |
三洲次 | 「へ?」 |
桃 | 「はああぁっ!!!」 |
デーモンA | 「グギィアアアアアアァァァァァッッッ!!!!」 |
---|---|
桃 | 「とぅおっ!!」 |
デーモンB | 「ガギャアアアアアアァァァァァッッッ!!!!」 |
---|---|
三洲次 | 「……グレーターデーモンが雑魚と化してますよ……」 |
ブリスケット | 「……もう、桃っちに倒せない魔物なんて、この世に居ねぇっすよ……」 |
ロース | 「……桃って……なんか次元の違う世界の人になっていくわね……」 |
ロイン | 「……あいつ……あれでまだ14歳なんだよな………」 |
ランプ | 「奴らの宝箱から、『真っ二つの剣』が出てきました」 |
---|---|
ロイン | 「そうか……。 せっかくの新品だし、それは俺が持っておこう」 |
ランプ | 「え?! ボルタックに売らないでんすか?」 |
ロイン | 「あぁ……ちょっとな……」 |
ランプ | 「?」 |
ロイン | 「それより……」 |
ランプ | 「はい?」 |
ロイン | 「グレーターデーモンにも勝てるようになったし、 ここまで強くなれば、もう十分だな……」 |
ランプ | 「え? 何が?」 |
さて、この1回の戦闘で充分経験値が溜まったので、
ロイン(魔法使い)もレベルアップ!!
おいおい!
ここに来ても、まだH.P.がそこまで延びるかっ?!
さすがリーダーだぜ!
おかげで、とうとうロインもH.P.が100台に到達!!
魔法使いなのに、すげぇ.....。
さて.......時は、来たな.......。
──── ギルガメッシュの酒場 翌日の朝
三洲次 | 「おはよ~……、む~……」 |
---|---|
桃 | 「うぃ~す……、眠ぃ……」 |
ランプ | 「相変わらず遅刻ですよ……」 |
ロイン | 「よし、全員集まったな。 今日はみんなに、重要なことを話したいと思う!」 |
ブリスケット | 「なんすか?」 |
ロイン | 「……………………」 |
ロース | 「…?」 |
ロイン | 「侍の2人は、本当に強くなった。 直接攻撃はもちろんのこと、とうとうマダルト・マカニトまで使えるほどに成長したのだからな。 ここまで成長すれば、十分だろう」 |
ブリスケット | 「……………………」 |
桃 | 「……………………」 |
ロイン | 「ロースは、優秀な僧侶になってくれて、感謝しか言葉が無い。 パーティー全体がロースに助けられたことは、数えきれないだろう」 |
ロース | 「……………………」 |
ロイン | 「ランプと三洲次は、H.P.の低さが気にかかっていたが、 ここにきて2人とも大きくH.P.を伸ばしてくれて、本当に良かった。 地下10階でも通用する冒険家になったと思うぞ」 |
ランプ | 「……………………」 |
三洲次 | 「……………………」 |
ロイン | 「そう……、我々は……十分に強くなった」 |
ブリスケット | 「……………………」 |
桃 | 「……………………」 |
ロイン | 「………機は………熟した……!」 |
ランプ | 「……………………」 |
三洲次 | 「……………………」 |
ロイン | 「……………………」 |
ブリスケット | 「………ロイン殿………」 |
ロース | 「………ロイン…………」 |
ロイン | 「いよいよ……、その時が来たのだ!!」 |
桃 | 「ってぇことは……」 |
三洲次 | 「……つまり?!」 |
ランプ | 「ついに!!」 |
ブリスケット | 「いよいよ!!」 |
ロース | 「とうとう!!!」 |
ロイン | 「みんなで転職だ! ! !」 |
---|---|
5人 | 「「え?」」 |
転職前の状態です。
名前 | 職 | LV | H.P. | 力 | 知 | 信 | 生 | 早 | 運 | 吸 | 死 | コメント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロイン | 魔 | 18 | 102 | 18 | 18 | 15 | 18 | 18 | 16 | 0 | 0 | 魔法使いとは思えないH.P.!さすがリーダー! |
三洲次 | 盗 | 21 | 153 | 18 | 18 | 15 | 18 | 18 | 18 | 1 | 3 | 彼がチーム最大のH.P.を誇るキャラになるとは! |
桃 | 侍 | 16 | 141 | 18 | 18 | 18 | 18 | 18 | 18 | 0 | 0 | まさに最強!彼女に倒せない敵はいない!! |
ロース | 僧 | 18 | 142 | 18 | 18 | 18 | 18 | 18 | 18 | 0 | 2 | 低ボーナスからのパーフェクト達成は見事! |
ランプ | 司 | 17 | 81 | 18 | 18 | 17 | 16 | 18 | 12 | 0 | 8 | 最後の最後にH.P.が伸びてくれて助かった。 |
ブリスケット | 侍 | 16 | 133 | 18 | 18 | 18 | 17 | 18 | 14 | 1 | 4 | 彼にも村正を持たせたかったなぁ…。 |
【更新履歴】
2021年 7月 3日:読むのにかかる所要時間(目安)を掲載しました。
2020年 11月 7日:誤字を修正。
2020年 8月 9日:セリフを一部見直し。
2020年 7月25日:セリフを一部見直し。
2020年 3月15日:次ページへのリンクを設定。
2020年 2月17日:新規公開。