119.ティルトウェイト級の間抜け

【登場人物】  
サーロイン ローラーレンジャーズのリーダー。サーは敬称。
三洲次 元盗賊だった日本男児の侍。発音は「みすじ」。
元接近戦最強の少女。現在は盗賊。すぐキレる。
ロース こんな名前だが細身で美人なエルフの女魔法使い。
ランプ お金一筋のエルフの司教。パーティーの知恵袋。
ブリスケット 日本オタクのエルフの僧侶。あだ名は「ブリ助」。

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現在、アイテム全種類ゲットを目標にプレイ中。
残る未入手のアイテムは2種類

・守りの盾
・破邪の指輪

上記2つを目指し、今日も地下10階第三玄室までを周回します


でも、今回は死なないようにしないとな。




──── 地下10階 第一玄室(1周目)


シーフやらレベル8ファイターやらをやり過ごしていると......


....特に奇襲とかなくポイゾンジャイアントが出現。

ま、......


....楽勝ですね。



宝箱も、特に問題無く解除


サーロイン 「アイテムは『メイジマッシャー』と『宝石の指輪』と『ドラゴンスレイヤー』か」
ロース 「3つも出てきた割に、ヘボ過ぎじゃない?」
ランプ 「すいません」
サーロイン 「え?」
ランプ 「前回のアイテムを、ボルタックに売り払ってくるの忘れました。
 今回は『ドラゴンスレイヤー』だけです」
サーロイン 「珍しいな、お前が……」

うっかりしていた........。

ま、気にせず進めますか。



──── 第二玄室(1周目)


前回から3連続でこいつと戦っている気がする。


ロースランプが素早いから、全然危なげなく......
....どころか、ほぼ毎回ノーダメージで勝利である。


ランプ 「アイテムは『早業の短刀』……」
三洲次 「最近、またロクなアイテムが出てこなくなったな」
サーロイン 「仕方ない。
 次へ進もう」

....と、第二玄室内のワープへ向かおうとした途端!!


サーロイン 「お?」


サーロイン 「誰かいるぞ」
三洲次 「誰ですか?」


アーチメイジ 「……くっそ~……ローラーレンジャーズは、まだのさっばておるのか……?」
ハイウィザード 「……はぁ……なかなか倒せなくて………」
アーチメイジ 「……じゃぁ、あいつら………今もどこかで暴れておるのじゃな………」
ハイウィザード 「……多分………」
アーチメイジ 「……くそっ………どこで暴れているのか……?」
ハイウィザード 「……意外と近くに居たりして………」
   

サーロイン 「…………………………」
ブリスケット 「あやつ、例の協会の会長じゃないですか」
ロース 「え? また遭遇したの?」
ランプ 「どうします?」
サーロイン 「あの様子じゃ、やっぱり宝箱は持ってないだろうし、
 こっちに気付いてないから、放って行こう」
ブリスケット 「いっそのこと、ここで叩いても良いんでは?」
サーロイン 「そんなことしたって、どうせ5代目とかが出てくるだけだろ。
 無視して行くぞ」

なんか、またランダムエンカウントアーチメイジが出てきたよ。
しかも、今回も先制で。

これだと満を持して登場したのに、あっけなさすぎて話しが面白くな....ゴホンゲホン....
....今はアイテム目当てだから、今回もパスしましょうね!


アーチメイジ 「………ん?
 おい!!
 あれ、ローラーレンジャーズじゃないのかっ!!?」
ハイウィザード 「意外と近くに居ましたね」
アーチメイジ 「呑気なこと言ってる場合かっ!!
 早く手下を向かわせろっ!!!

とりあえず第二玄室ワープを通り......


....第三玄室へ向かう......その途中で!!


??? 「待てーーーーっ!!」
   
サーロイン 「ん?」
三洲次 「こんなところで、何ですかね?」


メイジA 「見つけたぞっ!!
 ローラーレンジャーズめっ!!」
メイジB 「覚悟しろっ!!」
ブリスケット 「面倒なのに見つかったっすね」
三洲次 「なんで見つかったんだ…?」
メイジC 「さぁ!! かかってこいっ!!」
サーロイン 「断る。
 お前らごとき、しかも3人っぽちじゃ、相手にならないんだよ」
ロース 「メイジ3人だけで、勝てるとでも思ってるの?」
メイジA 「なにぃい?!」
ランプ 「そもそもアイテムを持っていないから、戦う価値が無いですよ」
サーロイン 「じゃぁな」


メイジB 「あ! こらっ!!」
メイジC 「逃げるなっ!!」


逃走成功

ま、気にせず......


....第三玄室に行きましょう。



──── 第三玄室(1周目)

バンッ!


メイジA 逃げるんじゃないっ!!
サーロイン 「どっから回り込んだんだ………」
ロース 「ねぇ、やっぱりこの地下10階って、私たちの知らない裏道があるんじゃないの?」
メイジB 「どうじゃ、今回はゴーゴンも連れて来てやったぞっ!!」
三洲次 「だからなんだよ…………」
メイジC 「さぁ、相手になれっ!!」
サーロイン 「1匹ていど増えたところで、どうでもいいよ。
 じゃあな……」
メイジA 「あ!コラ! 逃げるなって!!」


「にげる」ポチッとな。


逃走成功

では、入り直しましょう。

バンッ!        ← 扉を蹴破った音


メイジA ふははははははっ!!
メイジB また会ったな!!
メイジC 今度は6人だぞ!!
メイジD この人数ならどうだっ!?
三洲次 「………どうだ、って言われても…………」
サーロイン 「そういう問題じゃないんだよ。
 じゃあな……」
メイジE あ!コラ!!
メイジF だから、逃げるなって!!!


「にげる」ポチッとな。


逃走成功

改めて、入り直す。

バンッ!


うぉい!?


三洲次 げ!!
 グレーターデーモンっ!!


サーロイン ぐぅおおおぉっ!!



グレーターデーモン奇襲を受けて、
いきなりサーロインを喰らってしまった!!

サーロイン 「ぐっ………油断していた………」
三洲次 「ま、2匹なら、なんとかなるでしょう(スラッ!)」
ブリスケット 「戦いやすか?」


いきなり三洲次が動き、一発1匹倒す!!



一方、サーロインの方は倒し損ねたため、ラハリト(グループ攻撃の爆炎呪文)を喰らってしまった。


まぁ......、


....ここまでくれば、後は楽勝でしょう。


無事に2ターン勝利!!


グレーターデーモン2匹程度なら、もう余裕かな。




宝箱の中は『エルフの鎖帷子』だった......。

ランプ 「なんで グレーターデーモンが、鎖帷子なんかを……」
三洲次 「エルフのサイズのなんて、小さくて着れないだろうに」
サーロイン 「ま、仕方ない。
 さて、第三玄室まで来たから、1周目はここまでとするか。
 ところで、桃?」
「うぃ?」


サーロイン 「……ガス爆弾だけ、どうしてこうなの………?」
「ぃゃ~……悪ぃ…………」

………


………………


………………………


………………………………


──── 地上 ボルタック商店


前回売り忘れてたアイテム含めて......


....戦果を売却。


そして、ここでローラーレンジャーズ日本人2人
三洲次(侍)(盗賊)が同時にレベルアップ!!!


■三洲次(侍)


おおおおおおぉぉぉぉ!!!

驚愕のH.P.40アップ!!!!

これは大助かりだっ!!


能力もパーフェクトを維持し、いい感じである!!


(盗賊)

そして、次に桃。

桃は能力値が17~18なので、能力パーフェクトに王手の状態である。

......なんとなくだけど、桃のことだから、
なんかアッサリとパーフェクトを達成しそうな気がするが........さて?



ほら!


ほら!!
あっさりと能力値のパーフェクト達成だよ!!

しかも、これで転職前転職後両方能力パーフェクト達成だよ!!

バケモンだわ......こいつ........。

まぁ、今は宝箱を開けてるだけだけどさ........。


──── ギルガメッシュの酒場


ってな訳で、これでローラーレンジャーズ日本人は、2人揃って能力パーフェクトである!!

三洲次 いぇーい!!← ハイタッチ!
いぇーい!!← ハイタッチ!
   
サーロイン 「…………………………」
ランプ 「日本人って、優秀なんですね………」
ブリスケット 「まぁ、真面目で勤勉な民族らしいっすから」
ロース 「まるで私たちが不真面目でダラけてるみたいじゃない……」




さて、見事なレベルアップを体験したところで、
今回ももう1周だけ地下10階を回りましょう!

──── 第一玄室(2周目)


バンッ!


??? 奴らが来たぞーっ!!
サーロイン 「え?」


メイジA 「ちょえええぇぇっ!!」
ブリスケット 「ふごぉっ!!」


メイジB 「もういっちょおおぉぉぉっ!!」
ブリスケット 「ぐぅほぉっ!!」


メイジC 「がぶぅっっ!!」
ブリスケット 「いでででっっ!!」


ブリスケット 「いででで……っ」
サーロイン 「お前、昔っから奇襲に弱いよな……」
メイジA 「どうだ!? 悔しいだろっ?!」
メイジB 「やり返したくなっただろっ?!」
メイジC 「さぁ?! 今度こそ、戦う気になったか!?」
三洲次 「……ならねぇよ…………」
ランプ 「発想が貧困ですよ………」
ロース 「マダルト級のバカたちね……」


サーロイン 「じゃあな」
メイジA お、おい!! 待てって!!
メイジB 相手をして下さいっ!!
メイジC お願いですから、相手になってくれませんかぁあ??!

バタンッ!


相手しない。

次。

バンッ!


メイジA 「ふはははははっ!!」
メイジB 「やはり入り直してきたなっ!!」
メイジC 「今度こそ相手になってもらおうかっ?!」
   
三洲次 「まだ居たのかよ………」
ロース 「ちょっとしつこ過ぎだわ!」
サーロイン 「相変わらず3人なのか?」
ブリスケット 「えぇと……いや、6人っすね」
   
メイジD 「おっと!」
メイジE 「わしらだけと思ったら、大間違いじゃぞ!!」
   
サーロイン 「え?」
   
メイジF さぁ!! 我らの助っ人たちよっ!!
 その姿を見せるがよい!!

しゅるるるるるる………

三洲次 あぁっ!!
 ハイマスターが天井から降りて来て…」

……ゴチーーンッ

メイジA いだあぁっ!!
ハイマスター ぐおぉっっ!!
   
三洲次 「……メイジの頭に直撃した………」

しゅるるるる………ガチーーンッ

ハタモト ぐはあぁっ!!
メイジB いでえぇっ!!
   
ブリスケット 「ハタモトもメイジの頭上に落ちやがったっす……」

しゅるるるる………ビターーンッ

ゴーゴン ブモーーーッッ!!
メイジC ぎゃああっ!!!
   
ロース 「落ちて来たゴーゴンがメイジを押し潰したわよ……」


ハイマスター 「あ、あ、頭がぁぁぁ……っ!!」
メイジA 「いででで……っ!!」
ハタモト 「うごぉお……ぉおお……っ!!」
メイジB 「いだだ……なんで真上に落ちてくんじゃあぁっっ!!
ゴーゴン ブモッ!!ブモッ!!ブモッ!!
メイジC 「お、重いいいぃぃぃっっ!!!」
メイジD 「おい!! 早くゴーゴンをどけてやれっ!!」
メイジE 「ぐおおおぉぉ…っ!!」
メイジF 「お、重くて、動かせねええぇぇ!!」
   
サーロイン 「…………………………」
三洲次 「……何しに出て来たんだよ………」
ロース 「揃いも揃ってティルトウェイト級のバカね」
サーロイン 「ロース!」
ロース 「はい?」
サーロイン 「今の内に片付けろ」
ロース オッケー!!





敵たち 「「ふぎゃああああぁぁぁっ!!!」」


サーロイン 「ハイマスターなら、ま、こんなものだろう」
ロース 「しつこいメイジ達も片付けられたし、一石二鳥だったわね!」
ランプ 「では、宝箱を開けましょう!」




「ほい、開いたぜ」
ロース 「あら? 2個も入ってるわ!!」
ランプ 「しかも1個は指輪ですよ!!」
三洲次 「お? 2個目の『回復の指輪』が来たかな?」


・歪んだ盾
・戒めの指輪

残念......。


──── 第二玄室(2周目)



レベル8ファイターをやり過ごしたり、マーフィーズゴーストに奇襲を受けたりしながら
出入りを繰り返していると........



....またグレーターデーモンが出てきた。

しかし、今回はこちらの先制!!
勝機はこちらにあり!!



先制中に三洲次が一撃で1匹倒すが、サーロインの攻撃では一撃で倒せず
ブリスケットの攻撃は、ハナから期待していない


ま、2匹ていどなら、先ほども書いたけど、余裕で勝てるでしょう。


まずはブリスケットマダルト(強力なグループ攻撃呪文)忍者を沈める
ブリスケットは、やはり呪文の方がお得意だな。



後は、前衛の攻撃で着実に1匹ずつ沈めていき......


....無事に勝利


さぁ、お宝は?



ランプ 「また『エルフの鎖帷子』でした……」
三洲次 「また?!」
ブリスケット 「グレーターデーモン達の間で流行ってるんすかね?」
サーロイン 「さぁな………とりあえず、第三玄室へ進もう」


……………………


…………



本日最後玄室です。



──── 第三玄室(2周目)


三洲次 「えぇ~……またなのぉ?!」
ブリスケット 「なんか同じ敵が続くことが多いっすね、ここ」
ランプ 「なんでですかね?」
サーロイン 「知らないが……


サーロイン  …2匹ていどなら、普通に戦おう」




三洲次 「2匹なら、もう余裕ですね」
サーロイン 「うむ。
 俺もここ最近の連戦で、こいつらとの戦い方に大分慣れてきたな」
ランプ 「ではでは、第三玄室ってことで、本日最後のお宝ですね!!」


さぁ、第三玄室の宝箱中身は?!


ランプ 「お金だけ……」
三洲次 「あいつら、金だけの時、ちょくちょくあるよな……」
サーロイン 「しょうがない、本日はここまでとするか。
 で、だ………なぁ、桃?」
「うぃ」


サーロイン 「……このオチ、もう止めてくれない……?」
「ぁ~~………悪ぃ…………」


本日の冒険は、ここまで!!


………


………………


………………………


………………………………


───── 地上 冒険者の宿

帰って来たら、司教・ランプ待望のレベルアップ!!!


呪文を覚えたのはいいとして、
重要な素早さが落ちやがった! ! !

これはちょっとイタイなぁ........。


でも、とうとうレベル6魔法使い呪文を覚えるまでには成長したか!!

さぁ、習得した呪文は?!!


ラカニト (敵を窒息させる)
マゾピック(防御力アップ)
ハマン  (いわゆるパルプンテ)


うん........多分、一生使わないと思う、こんなの。


それより、レベル5僧侶呪文が増えたようだ。
そっちは何を覚えたのか?


今回は「カンディ(遭難者の調査)」と「ディ(死者蘇生)」を習得。



うん........多分、一生使わないと思う、こんなの。


 

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名前 LV H.P. コメント
サーロイン 14 127 18 17 16 16 15 12 1 0 後半、珍しく敵を一撃で倒しまくっていたな。
三洲次 14 147 18 18 18 18 18 18 5 4 H.P.が挽回してくれて助かった。
18 158 18 18 18 18 18 18 0 0 2回目の能力パーフェクト達成!マジすげぇ!
ロース 16 157 15 18 18 18 18 11 0 2 後はティルトウェイトの回数を増やすだけ。
ランプ 21 94 18 18 18 16 17 15 0 9 司教の成長の遅さを考えるとハマンとか無いね。
ブリスケット 15 114 16 18 18 16 17 14 3 5 今後のレベルアップで期待できる要素が無い…。

 


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2021年 5月22日:読むのにかかる所要時間(目安)を掲載しました。
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2021年 4月11日:新規公開。