118.ダメージ、悲喜こもごも

【登場人物】  
サーロイン ローラーレンジャーズのリーダー。サーは敬称。
三洲次 元盗賊だった日本男児の侍。発音は「みすじ」。
元接近戦最強の少女。現在は盗賊。すぐキレる。
ロース こんな名前だが細身で美人なエルフの女魔法使い。
ランプ お金一筋のエルフの司教。パーティーの知恵袋。
ブリスケット 日本オタクのエルフの僧侶。あだ名は「ブリ助」。

読了時間 (目安):約10分
※ページが崩れる場合、本サイトのキャッシュをクリア願います。



いきなりですが、前回の冒険から戻ったら、
ロース(魔法使い)レベルアップ!!




しょぼ......





さて、今回もアイテム全収集を目的に、地下10階第3玄室までを2周します!

残る未入手のアイテムは、次の2種類!

・守りの盾
・破邪の指輪


それでは、いってみましょう!!


──── 第一玄室(1周目)


バンッ!        ← 扉を蹴破った音


逃走に失敗すると目も当てられないので、戦いましょう!!


戦闘開始とともにロースティルトウェイト(最強の攻撃呪文)が炸裂し、
さっそくバンパイア2匹を倒すが......


....2匹呪文を邪魔して生き残る。

だが、立て続けに......



....前衛が残った敵2匹叩っ斬り......


....相手に攻撃する隙を与えず、無事に4匹を倒して勝利!!
すばらしい連携プレーである!!


ブリスケット 「毒針っすね」
ランプ 「バンパイアは当たりハズレが大きいですが、さて、今回は……」



ランプ 「『苦しみ』の巻物……ハズレでした」
サーロイン 「ま、しょうがない。
 次へ向かおう」

......と、最初のワープポイントへ足を踏み入れた......


....途端にっ!!!


三洲次 「え?!」
サーロイン 「しまった!!
 ワープしてくるパーティーを、待ち受けていたのかっ!?」


うわああああああぁぁぁぁっ!!!


こ、これ......40ダメージ×3匹最大120ダメージ!!!


ちょっと待ってええええぇぇぇっっ!!!



2匹目もブレスっっ!!!

サーロイン ぐぅおおおぉぉっっ!!!
ランプ 「こ、これ、私…まずいですっ!!


3匹目は直接攻撃!?
これはラッキ........いや三洲次がヤバイだろっ!!

サーロイン 「ギリ……助かったか?!!」
ランプ 「いえ、今ので三洲次のH.P.が残り5です!!」
サーロイン 「しまった!! これ以上のダメージは…っ!!」
ブリスケット 「ああっ! ロイン殿っ!!
 ウィルオーウィスプが…っ!!
サーロイン なにいぃっ?!


サーロイン ぐほっ!!
ブリスケット 「ロイン殿に………」


奇襲ターン終了........



ぬおおおおぉぉぉぉ....っ!!!

三洲次 「はぁ……はぁ………」
サーロイン 「なんとか全員耐えたか……」
ランプ 「しかし、三洲次のH.P.がやばいです!」
ブリスケット 「三洲次っちは、あっしのマディ(完治呪文)に任せて下せぇ」
サーロイン 「よし、ブリ助、任せたぞ!
 諸君!!
 ここで逃走に失敗したら、ヘタをすると全滅する!!
 戦うぞっ!!


敵1匹にでも遅れをとったら、三洲次アウトだ!!
どうかマディが間に合ってくれますように!!!

いくぞっ!!!


いきなりマカニト(Lv7以下の魔物を消す呪文)!!!
ロース、マジで頼りになるよ!!!

ロース 「楽勝ね!」
ランプ 「さすがです!!」
サーロイン 「これで、後は三洲次のH.P.を回復すれば、窮地は脱する!!」
ブリスケット 「呪文の詠唱が終わるまで、あと少しっす!」
ロース 「ああっ! ブリ助っ!!
 ウィルオーウィスプの方が先に…っ!!
ブリスケット ええっ?!


ブリスケット ぐほっ!!
ロース 「あなたを………」
   
ランプ 「これだけのダメージが三洲次にいっていたら、三洲次は死んでましたよ……」
サーロイン 「なんとか一命をとり留めたな……」


ブリスケットが犠牲になったおかげで、三洲次も死なずに無事回復



ここまでくれば、もう大丈夫でしょう。
残るはウィルオーウィスプだけなので......、


....三洲次村正トドメを!!


いや、ヒヤヒヤだったな。

やっぱりポイゾンジャイアント奇襲恐ろしい......。



一難去ったところで、第二玄室へ........。


──── 第二玄室(1周目)


第二玄室は楽勝だったので、詳細は省略。


宝箱の中も「最強の短剣」だったので割愛。



とっと第三玄室へ......


──── 第三玄室(1周目)


シーフとかをやり過ごしていると......



....ドラゴンゾンビ4匹先制した。




先制中に、まずサーロインとブリスケットの攻撃がヒットしたが、こいつらのダメージでは倒せず

ブリスケットはともかく、サーロインの攻撃力はどこか今一歩頼りない


つづいて、ランプが2匹ディスペルし......


....三洲次が1匹倒して、先制ターンは終了

サーロイン 「カシナートでも倒せないとは、なかなかやるな」
ロース 「桃はカシナートでも1発で倒してたわ!
 あなたが一回しか当てられないから、ダメなんじゃない!」
サーロイン 「……お前、いちいちうるさいよ………」


いざ、通常ターン!!

サーロイン 「見ていろ!!
 このターンで、俺がバッチリ一撃で倒してやる!!」


サーロイン 「あれ………?」
ロース 「………本っっ当にダメね…………」
三洲次 「よし! ここは俺に任せろ!」


三洲次 「あれ………?」
ロース 「……桃と比べて、本っ当にこの人たちは………」
ランプ 「あ、そこ、どいて下さい。モンティノ(魔法封じの呪文)かけますので」



このターンで敵を倒せなかったが、ランプのモンティノのおかげで、事なきを得る。
まぁ、ハリトだったから、喰らってても大したことなかったけど。

しかし、転職してからは、相変わらず頼りにならない前衛頼りになる後衛で、ハッキリ分かれているな

三洲次 「村正でも倒せないとは、なかなかやるな」
ロース 「村正なら十分過ぎるぐらい倒せるでしょ!!
 あなたが一回しか当てられないから、ダメなんじゃない!!」
三洲次 「……お前、いちいちうるさいよ………」


サーロイン 「見ていろ!!
 今度こそ、俺がバッチリ一撃で倒してやる!!」


サーロイン 「あれ?」
ロース 「どこが一撃よ?!」
サーロイン 「あ!ほら!でも、3回当てたじゃん!!
 ちょっとは褒めてよ!」
ブリスケット ロイン殿っ!! 喋ってる場合じゃねぇっす!!
 やつがブレスを吐いてきやすぜっ!!
サーロイン なにーーっ!?






サーロイン 「え……?
 ゼロ………?」
   
ゾンビA 「コホッ………ケホッ………!」
   
ブリスケット 「どうやらロイン殿の攻撃で、H.P.を1まで減らしたんすな」
サーロイン 「ほら! さすが俺!
 被害を出さなかったぞ!!」
ロース 「あと1ダメージぐらい、なんとかしてよ……」

ドラゴンゾンビブレスが、クリーピングコイン?並みって、なんか新鮮だな......。

三洲次 「よし! 後は任せろ!!
ランプ 「任せろも何も、あとたった1ですよね…?」



3ターンかかっちゃったけど、1ダメージも受けず勝利できた。

サーロイン 「では、宝箱を開けよう」
「うぃっす」





・忍耐の兜
・病めるメイス(MORBID MACE)

アイテムが2個出てきたけど、ロクなものじゃなかった
残念。



1周目は以上。




2周目です。


──── 地下10階 第一玄室(2周目)


バンッ!


??? ヤツラ ガ キタゾオオオォォッッ!!
サーロイン 「え?」


??? ナカマ ヲ アツメロオオォォッ!!
三洲次 「この声は…!?」


ブリスケット グレーターデーモンっす!!
サーロイン 「むぅ……しかし2匹なら、なんとかなる!」
三洲次 「いや、既に仲間を呼んでますよ」



デーモンC シュィゥゥ……ィゥゥ……ッ!
デーモンD タタキ ツブシテェェ ヤルゥゥゥ……ッ!!!
   
ブリスケット 「いきなり4匹に増えやしたぜ」
サーロイン 「むぅ……しかし4匹なら、なんとかな………るかな?」
ランプ 「いきなり弱気ですね……」
三洲次 「まぁ、以前も4匹に勝てましたし、奇襲されたけど今回も無傷なので……」
サーロイン 「うむ! 今回も戦おう!!」
ブリスケット 「戦いやすか……」
ロース 「今回も激戦の予感ね……」


■通常ターン:第1ターン


さぁ!? はたして連勝なるか!!?

いざっ!!

三洲次 「三洲次っ!! いきますっっ!!」


デーモンA グュワアアアァァァッッ!!!
   
三洲次 どうだぁっ!!
ランプ 「いきなり1匹倒しましたね!」
サーロイン 「いいぞ、三洲次!!」
   
デーモンB ギギィィィ………ヒトリィィ………ヤラレタァァ………
デーモンC ナラバァァ………ナカマヲォ………フヤスダケェェ……!
   
三洲次 「いや……そのやりとり、もういいって………」


三洲次 「お~~い………本当にもういいよ、それぇぇ………」
サーロイン 「いきなり振り出しに戻ったな………」
ブリスケット 「まだ敵の攻撃は終わってねぇっすぜ!!」
ランプ 「よし、ブリ助!!
 モンティノに挑戦しましょう!!」

ここでブリスケット(僧侶)ランプ(司教)モンティノが飛ぶが......
......なんと、それぞれ1匹ずつだが、見事に呪文が邪魔されずに直撃する!!!


デーモンC (ン………ッ?!)
   
ランプ 「1匹封じ込めました!!」
サーロイン 見事だっ!!


デーモンB ハァッ!!!
   
ブリスケット 「ありゃ?」
三洲次 「邪魔は無かったけど、通用しなかったか……」
ロース 「惜しいわね……やっぱりレベルの差かしら……?」
ランプ 敵が攻撃してきますっ!!
   
デーモンB ラアアァァハアアァァリイイィィトオオォォッッ!!
サーロイン く…っ!!






三洲次 うぉぉおおおっっ!!
サーロイン 「くそっ!! しかし……」

ラハリト(爆炎によるグループ攻撃呪文)ダメージ6~36とは言え、まぁだいたい中央値に丸まるので......

サーロイン 「全員に20前後のダメージか………まぁ、こんなものか」

デーモンD ラアァァハアァァリイィィトオオォォォッッ!!!


サーロイン ぬぉぉおおおっっ!!
ランプ 「もう1発ラハリトっ?!」
サーロイン 「くそっ!! しかし……」

ラハリトダメージ6~36とは言え、まぁだいたい中央値に丸まるので......


三洲次 うぎゃあああぁぁっっ!!
サーロイン 「三洲次だけ、ダメージでかっ!!!」

......丸まらなかった

ダイス運の悪い奴........。


ランプ 「…と言いますか、ってことはですよ……」
ロース 「モンティノが効いたのって、さっき仲間呼んだ奴なの…?!」
ブリスケット 「意味無かったす………」


で、最後に........


....やっとサーロインの攻撃が........。

サーロイン 「倒せなかった?!」
ロース 「あなた、相変わらずノロイわねぇっ!!」
サーロイン 「なにぃ?!」
三洲次 「やっぱりロインの攻撃って、どこか今一歩ですよね……」
サーロイン お前ら、本当に仲間かっっ?!

いや、ロース......お前さぁ、人に文句言ってる場合じゃないだろ。


他の後衛は呪文を通したのに、お前のカティノ(催眠呪文)だけ、1匹も効かなかったぞ......。


■第2ターン


若干不利になった状況の中、2ターン目開始!!

サーロイン 「俺の本当の実力を見せてやる!!」


デーモンC グゥオオオオォォォッッ!!
   
ブリスケット 「おぉ!! 今回は最速で動いたっす!!」
ランプ 「しかも4回ヒットの60ダメージは、今のレベルで出せる最大ダメージじゃないですか!!」
サーロイン どうだ!? 見たか!?
ロース できるのなら、最初からそのぐらい働きなさいよっ!!
サーロイン お前、俺が何やってもケチつけるなあっ!!?


三洲次 よおおぉぉし!!
ランプ 「おぉ!! 一気に2匹倒しましたよ!!」
サーロイン 「よーし!! 勝機が見えてきた!!

さらに......


....一番H.P.が低い状態だったランプが、ここで全快!!

いいぞ!!
流れは完全にこっちにきている!!!

ただ......、



....今回はモンティまったく効かず
やはりそう連続して成功はしないか。

そして、これでローラーレンジャーズのターンは終了


生き残ったグレーターデーモン2匹動き出す....!!!


デーモンD ギギィィィ………フタリィィ………ヤラレタァァ………」
デーモンE ナラバァァ………ナカマヲォ………フヤスダケェェ……
   
三洲次 「いや……本当にもういいって………」


デーモンE ムゥ………
デーモンD ナカマガァァ………コナイゾォォ………」
   
三洲次 「んなこと、あるんだ………」
   
デーモンD ナラバァァァ………
 ワレラダケデェェ、タオスノミィィィッッ!!


サーロイン ぐおおぉっ!! し、しかし……」

ラハリトダメージ6~36とは言え、まぁだいたい中央値に丸まるので......





サーロイン 「全員に25~20のダメージか……ま、そんなものか」

....今回はちゃんと丸まったのか。
ネタにならねぇ.....


■第3ターン


残り2匹

サーロイン 「なんとかいけそうな流れだが、誰か治療が必要か?」
ブリスケット 「三洲次っちが1人だけ……」
ロース 「ラハリトで1人だけ大ダメージを喰らったから……」
ランプ 「1人だけマディが必要です」
三洲次 1人だけ1人だけ、うるさいわっ!!
サーロイン 「じゃ、ブリ助、頼むぞ。
 後は……この調子ならすぐに1~2匹は倒せるだろうし、
 どうせ攻撃が来ても悪くてラハリトだろうから、耐えられるだろう。
 攻撃に集中するぞ!!


さぁ!! 第3ターン!!!


おぉ!!
さっそくマディ!!

前回の戦いもそうだったし、ブリスケット僧侶としてマジ優秀だぜ!!

三洲次 「サンキュ、ブリ助!」
ブリスケット 「お安い御用ですぜ」
サーロイン 「さすがだ! ブリ助!!」
三洲次 よぉぉーしっ!!


デーモンD グワァッ!………ヌゥゥ……マダマダアアァァッ!!!
   
三洲次 「た、倒せなかったっ!!」
サーロイン 「なに?!」
ロース 「敵が攻撃してくるわっ!!」
ランプ 「え? それって、マズくないですかっ?!」
   
デーモンD キサマラアァァ、ミナゴロシ ダアアアァァッッ!!!






サーロイン ぬぉおおおぉぉっ!!
 や、やはり、ラハリトが!!」
三洲次 「し、しかも、ダメージが少しずつ大きくなってるっ!!」
ブリスケット ぐおおぉぉっ!!
 あ、あっし、このままではもう1発で…っ!!」

三洲次一撃で倒せなかったのは、誤算!!
三洲次全快したから良いが、ブリスケットの方は今のH.P.だと、もう一発ラハリトに耐えられるかどうか?!


しまった! 読みを誤ったか?!


そして......



....ランプ、ロースのモンティノカティノは、やっぱりまったく効かず!!

しかも、追討ちをかけるがごとく、残ったもう1匹グレーターデーモン攻撃が、ここで!!!

デーモンE マアァァダアァァルウゥゥトオォォォッッ!!!
サーロイン なに?!!
 マダルトだとっ!!?

なにいいいいぃぃぃっっ!!??
まさか、ここでマダルトが来るとはあああぁぁぁ!!?


マダルトダメージは、ラハリトほぼ倍最大64ダメージ!!!


完全に読みを誤ったあああぁぁ!!!!

こ、これはあぁーーーーーっ??!!




サーロイン 「冷て………」
三洲次 へ?………それだけ?」

え?

マダルト5ダメージなんて、あるの?!!

(解説)マダルトは冷気でグループ全体に8~64ダメージ。


あ……、サーロインは冷気系のダメージを半減する効果がある「炎の杖」を持ってるから、
乱数で出た数値は10で、その半分実際のダメージになったって訳か。


おぉ!!
さすがリーダー!!
8~64のダメージ幅で、たった10を引き当てるなんて、さすがだぜ!


三洲次 「なんだ……このマダルト、大したことない……」


三洲次 ぐぉほおおおおぉぉぉっっ!!!

ダメージ、でかっ!!!

三洲次、やっぱりダイス運が悪過ぎだろ、お前っ!!!



......いや........ちょっと待って。



..........って、ことは........ブリスケットは......?





ブリ助ええええぇぇぇぇっっ!!!!


うわああああぁぁぁ!!!
ここに来て、とうとう死者を出してしまったあああぁぁぁ!!!

お、俺の戦況の読み間違いでぇぇぇ!!!!



つ........次の........は........?




「ちっ……」
三洲次 「へ?」
ランプ 「8って………」

8?


って........

(解説)マダルトは冷気でグループ全体に8~64ダメージ。

......マダルト最低ダメージじゃん..........。


サーロイン 「桃って………戦況が緊迫すると………なんで、あんなに強いんだ………」
三洲次 「本当になんなんだ……あいつ………」
ランプ 「って言いますか……ダメージが両極端じゃありません……?」


桃って.....本当に、こういう時の運の引きの良さは、なんなんだ..........。



ロース きゃあああぁぁぁっ!!
サーロイン 「あぁ、そうそう、マダルトのダメージってさ…」
三洲次 「…やっぱりこうですよね」
ロース 人が負傷してるのに、なに呑気なこと喋ってるのよっ!!!

そして、一番H.P.の低いランプは........?


良かった!!
耐えてくれた!!!


しかし、まさかここでローラーレンジャーズ死者を出してしまうとは........。

やはりグレーターデーモン4匹ダテじゃなかった!!


でもさぁ、敵の唱える呪文のレベルって、一度下がったら、戻らないんじゃなかったっけ?

前回も呪文レベルが戻ったけど、そうなんだっけ.......?

疑問に思い、これ書きながら今調べたけど、裏が取れなかった。


まぁ、実際にレベルが戻ってるので、そういうルーチンがどこかにあるのだろう。
なんとなくだが、仲間を呼ぶと詠唱レベルが戻ってる印象だ。




あ、忘れてた。
そういや、こいつも居たっけ。

サーロイン 「よし!! 倒したぞ!!」
ロース 「ちょっと、ロイン!!!
 あなた、やっぱりノロマなのよっ!!!!」
サーロイン なにいいぃぃっ?!!
ロース あんな無駄なお喋りしてないで、サッサと攻撃してよ!!!
サーロイン 何を言う!!
 リーダーたるもの、常に状況を観察して、的確な戦略をだなあ!!
ロース 死人出しといて、何が的確よ!!!!
ランプ 「あの………まだ1匹残ってるので、後でやってくれません……?」


■第4ターン


サーロイン 「とっと倒して、城に戻るぞ!!」
三洲次 「今度こそ、任せてください!!」


デーモンE グゥボオォワアアアァァァッッ!!(ズシャーンッ!)
   
三洲次 「よしっ!!!」
サーロイン 「見事だっ!!」


......なんとか勝利

サーロイン 「しかし……今回は死者を出してしまったか……」
三洲次 「仕方ありませんね、とりあえず城に戻って……」
ランプ お宝タァーーーーーイムッ!!!
ロース 「ちょっと! あなた、空気読みなさないよっ!!!」
ランプ 「え………でも、グレーターデーモンならレアアイテムの可能性がありますし……、
 どうせカントですぐ蘇生できるでしょうし………」
サーロイン 「まぁまぁ。
 よし、桃、とりあえず解除だ」
「うぃ」




罠はメイジブラスターだったが、問題無く解除
ガス爆弾じゃなければ、本当に安定して解除するな......ガス爆弾じゃなければ、だが。

ランプ 「おぉ!!
 指輪と剣と、2個も入っていましたよ!!」
サーロイン 「2個なら期待できるかな」


・宝石の指輪
・メイジマッシャー

ランプ 「微妙………」
サーロイン 「仕方ない。
 よし、では城に戻るぞ!」

ここは、まだ第一玄室に入ったばかりの場所。

なので........


......城までわずか2歩!!

一瞬で城に戻れ....



....なかった..........。

なんでこういう時に限って........



まぁ、奇襲じゃなくて良かった。
奇襲だったら、ヘタすりゃ死人がさらに2~3人増えてたよ。


ブリスケットがこれだけの経験値を逃したのはイタイが、
とりあえず城に戻りましょう。


………


………………


………………………


………………………………


──── 地上 カント寺院


ブリスケット無事に蘇生しました。


本日は、ここまで。

 

「119.ティルトウェイト級の間抜け」へ



名前 LV H.P. コメント
サーロイン 14 127 18 17 16 16 15 12 1 0 ノロい......。
三洲次 13 107 18 18 18 18 18 18 5 4 反面、彼が素早いのは大分助けられている。
17 157 18 18 17 18 17 18 0 0 グレーターデーモン戦、前衛に出たが遊んでた。
ロース 16 157 15 18 18 18 18 11 0 2 彼女が素早いのにも、大分助けられている。
ランプ 20 93 18 18 18 16 18 14 0 9 今回、彼が死ななかったのは幸運だった。
ブリスケット 15 114 16 18 18 16 17 14 3 5 久々にこっちでも死者を出してしまった......。

 


【更新履歴】
2021年 5月22日:読むのにかかる所要時間(目安)を掲載しました。
2021年 4月11日:文章を一部推敲。次ページへのリンクを設定。
2021年 4月 4日:新規公開。