96.頼りになる人、ならない人
【登場人物】 | |
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サーロイン | ローラーレンジャーズのリーダー。サーは敬称。 |
三洲次 | 元盗賊だった日本男児の侍。発音は「みすじ」。 |
桃 | 元接近戦最強の少女。現在は盗賊。すぐキレる。 |
ロース | こんな名前だが細身で美人なエルフの女魔法使い。 |
ランプ | お金一筋のエルフの司教。パーティーの知恵袋。 |
ブリスケット | 日本オタクのエルフの僧侶。あだ名は「ブリ助」。 |
読了時間 (目安):約8分
現在、アイテム全収集を目指し、地下10階を周回しています。
残る未入手のアイテムは......
・守りの盾
・手裏剣
・回復の指輪
・破邪の指輪
....この4種類です。
──── ギルガメッシュの酒場
サーロイン | 「諸君! アイテム運は低調だが、くじけずに頑張っていこう!」 |
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ランプ | 「そろそろ新しいアイテムが出ても良さそうなもんですけど……」 |
ロース | 「どうせ出るなら、指輪が欲しいわね」 |
三洲次 | 「そうですね、特に『回復の指輪』。 奇襲でブレスを喰らった時など、治療呪文の節約になりますし」 |
サーロイン | 「いや、回復アイテムなんて、あまりイイものじゃないぞ」 |
三洲次 | 「え?」 |
ランプ | 「どうしてです?」 |
サーロイン | 「だって、みんなが呪文で治してもらっている間、 迷宮内を延々と歩かされるんだぞ」 |
ブリスケット | 「なして『歩く』んじゃなくて、『歩かされる』んすか?」 |
サーロイン | 「だって、誰かさんが……」 |
ロース | 「誰かさんって、誰のこと?」 |
サーロイン | 「あ~……え~………」 |
三洲次 | 「リーダーとして大丈夫か……この人……」 |
──── 地下10階 第一玄室(1周目)
バンッ! ← 扉を蹴破った音
いきなりいいいぃぃっっ?!!
ドラゴンA | 「ゴオオオオォォッッ!!」 |
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サーロイン | 「ぐおおおぉぉっっ!!」 |
ブリスケット | 「あちゃちゃちゃちゃっ!!!」 |
三洲次 | 「ぎゃああああぁぁっ!! や、やっぱり、早く『回復の指輪』が欲しいぃっ!!」 |
でも、まぁ......
....敵は2匹だったので、特に死者とかは出ず。
ティルトウェイトであっさり返り討ちに。
では、宝箱です。
ブリスケット | 「カルフォ!! ………プリーストブラスターっすね」 |
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桃 | 「む~………そうっぽいぜ」 |
サーロイン | 「では、ブラスターで解除してくれ」 |
桃 | 「うっす」 |
桃 | 「うっし、開いたぜ」 |
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ブリスケット | 「おお! 指輪が入ってたっす!!」 |
三洲次 | 「え?! まさか、いきなり?!」 |
ランプ | 「どれどれ!? ほら、見せて!見せて!!」 |
ランプ | 「『宝石の指輪』でした……」 |
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三洲次 | 「なんだ……期待させやがって……」 |
サーロイン | 「『古びた兜』も、意外と出てくるもんだな」 |
ランプ | 「これ、もう3個目ですよ」 |
ブリスケット | 「さぁ、さぁ、皆さん! お並びなせぇ! 順番にディアルマをかけやすぜ!」 |
ロース | 「ロイン、あなたは…」 |
サーロイン | 「はいはい……そこらを歩いてきますよ……」 |
サーロインのH.P.を回復するため、廊下に向かって歩を進めると……
サーロイン | 「うおっ?!」 |
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ハイウィザード | 「4代目上級魔術師協会 副会長! 7代目ハイウィザード推参!!」 |
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三洲次 | 「あちゃ~……」 |
ロース | 「ちょっと!ロイン! なに面倒なのと遭遇してるのよ!」 |
サーロイン | 「いや、別に遭いたくて遭った訳では……」 |
ハイウィザード | 「ワシは、これまでの副会長とは一味違うぞっ!! 今日こそ、お前らに引導を渡してやる!!」 |
ブリスケット | 「戦いやすか?」 |
サーロイン | 「俺、まだ1歩しか歩いてないから、全然回復していないんだけど……」 |
ランプ | 「宝が手に入る訳でもないので、戦う価値はないかと」 |
ロース | 「それにハイウィザードと関わって、またアイテム運が落ちたらイヤだわ」 |
三洲次 | 「じゃ、逃げましょう」 |
サーロイン | 「全員、撤退っ!!」 |
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ハイウィザード | 「逃すかあああぁぁぁっっ!!! ワシはこれまでとは違うと言ったじゃろおおぉぉっっ!!! ワシの素早さを、甘くみるなああぁぁっっ!!!」 |
三洲次 | 「うわっ!! 回り込まれたっっ!!」 |
サーロイン | 「え? え?!」 |
ハイウィザード | 「死ねえええぇぇっっ!!!」 |
サーロイン | 「ちょ、ちょっと!! 俺、まだ回復してないってっ!!!」 |
サーロイン | 「ぐほおぉっ!! いや、だ、だから…」 |
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サーロイン | 「ぐわっっ!! …まだ回復してないって……」 |
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サーロイン | 「ほおぅっ!! …言ってるじゃん!!」 |
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三洲次 | 「言ってるから、狙われてるのでは…?」 |
サーロイン | 「うごっ……ぐはっ……」 |
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ブリスケット | 「ロイン殿、メッチャやられてやしたが、大丈夫でっか?」 |
サーロイン | 「な……なんとか………」 |
ロース | 「本当に頼りない人ね……」 |
ハイウィザード | 「ははははっ!!! 見たか!!ワシの素早さをっ!!!」 |
三洲次 | 「まさか回り込まれるとは……」 |
ブリスケット | 「このままやられっ放しで終わらねぇっすよね?!」 |
サーロイン | 「もちろんだ!! 方針変更!! 一発で決めるぞ!! いけ!! ロース!!! ティルトウェイトだああぁっっ!!!!」 |
ロース | 「まかせてっ!!!」 |
サーロイン | 「………………………………」 |
ロース | 「………………………………」 |
サーロイン | 「………………………………」 |
ロース | 「………………………………」 |
サーロイン | 「………………………………」 |
ロース | 「………………………………」 |
サーロイン | 「………ん?…………どうした?」 |
ロース | 「……いえ………その…………」 |
え?
........あれ?
もしかして........
サーロイン | 「……宿屋で回復してくるの……忘れた……?」 |
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ブリスケット | 「そういや前回戻った時、馬小屋にさえ寄らなかったですぜ」 |
サーロイン | 「えええぇぇぇ??! 6人も居て、なんで誰も気づかないんだよっ!?」 |
ロース | 「あなたがパーティーを引っ張っているんでしょ!!! あなたが忘れたからじゃない!!!」 |
サーロイン | 「俺のせいなの?!」 |
すいません、プレイヤーのせいです。
サーロイン | 「でも、さっきファイアードラゴンで、ティルトウェイト唱えてなかった?」 |
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ロース | 「前回のハイプリーストとハイマスター、そしてさっきのファイアードラゴンで、 3回全部使ったのよ」 |
サーロイン | 「そういうこと……」 |
ハイウィザード | 「おいっ!! ゴチャゴチャ言っとらんで、サッサとかかって来たらどうじゃ?!」 |
サーロイン | 「ちょっと待ってろ!!」 |
ハイウィザード | 「え?」 |
サーロイン | 「仕方ない。 こうなった以上、この状況でできることをしないと……」 |
三洲次 | 「どうします?」 |
ランプ | 「ロインが、ティルトウェイトをもう1回だけ唱えられますよね?」 |
ブリスケット | 「しかし、もう1部屋回るんでやしたら、その1回は温存しておくべきですぜ」 |
ハイウィザード | 「おい!! 早くせんかっ!!」 |
サーロイン | 「いいから!!ちょっと待ってろ!!」 |
ロース | 「私がマリクト(強力な全体攻撃魔法)を使えるわ」 |
サーロイン | 「いや……よく考えると、敵の数はそこまで多いって訳でもないだろ」 |
ハイウィザード | 「おい!……まだかっ?!」 |
サーロイン | 「だから、待ってろって!!!」 |
ハイウィザード | 「戦闘中に非常識じゃなっっ!!」 |
ビショップA | 「律儀に待っているハイウィザード様も非常識ですよね?」 |
サーロイン | 「ハイウィザードは1人だから、直接攻撃でいいだろ」 |
三洲次 | 「じゃ、そいつは俺が…」 |
ランプ | 「ビショップはどうしますか?」 |
サーロイン | 「マダルト(強力なグループ攻撃魔法)で十分じゃないかな?」 |
ロース | 「そうね。 じゃぁ、マダルトは私が唱えるわ」 |
ハイウィザード | 「(イライラ……)いつまで待たせるんじゃ?!」 |
ビショップA | 「………いつまで待つんです?」 |
ブリスケット | 「あっしとランプはんで、敵の呪文を封じやすか」 |
ランプ | 「いいですね。 私の方がレベルが高いので、私がハイウィザードの呪文を封じましょう」 |
ブリスケット | 「では、あっしはビショップどもを」 |
サーロイン | 「よし、作戦は固まったな!」 |
三洲次 | 「いきましょう!」 |
サーロイン | 「待たせたなっ!!」 |
ハイウィザード | 「待たせ過ぎじゃっ!!!」 |
ビショップA | 「待ち過ぎだ………」 |
サーロイン | 「いくぞっっ!!!」 |
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ハイウィザード | 「ふん! ワシの素早さを、まだ過小評価しておるのかっ!! またダルトの餌食にして……」 |
ランプ | 「モンティノ!!!」 |
ハイウィザード | 「(……ふが……もが……)」 |
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サーロイン | 「おぉ! 素早いっ!!」 |
ブリスケット | 「さすがランプはん!! 頼りになるっす!!」 |
三洲次 | 「とは言え、2番目にハイウィザードが呪文を放ってきたから、 マジであいつ詠唱が素早いんだな……」 |
ハイウィザード | 「(……ふおぉ……ふおおぉぉ……?)」 |
ビショップA | 「何やってんすか………あんた……?」 |
ビショップB | 「頼りにならない副会長だなぁ……」 |
ロース | 「あなたたちっ!! 愚痴ってる余裕なんか無いわよっ!!!」 |
ビショップA | 「へ?!」 |
ビショップB | 「え?!」 |
ロース | 「マダルトッッ!!!」 |
ビショップ達 | 「「ぎゃあああぁぁっっ!!!!」」 |
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ハイウィザード | 「(ふごぉー……! びしゅっぶだじがあぁ……!)」 |
三洲次 | 「おっと! 自分の身の心配をしなっ!!」 |
ハイウィザード | 「(ふおおおぉぉ?!)」 |
ハイウィザード | 「(ぐぼおおおぉぉぉっ!!!)」 |
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三洲次 | 「なんとか撃退しましたね」 |
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ランプ | 「素直に逃がしてもらえなかったのが意外でしたが……」 |
サーロイン | 「上級魔術師協会を相手に、ちょっと油断していたかな? ま、次へ行こう」 |
──── 第二玄室(1周目)
ここでは......
....入手済みのアイテムしか持たない敵を数回やり過ごすと......
....こいつが1匹で現れやがった。
ティルトウェイトを温存する必要も無かったな。
まぁ、結果論だけど。
1匹だけなので、直接攻撃で倒す。
そして、宝箱からは......
ランプ | 「『ドラゴンスレイヤー』でした」 |
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サーロイン | 「部屋の中にいたドラゴン1匹を倒したら、剣が出てきた?」 |
ブリスケット | 「やはり、あやつはファ○ネルだったんでは?」 |
ランプ | 「これ、『スーパーソード』じゃないですよ……」 |
サーロイン | 「まぁ、ここには魔法使いもビショップもいるし、あながち間違いでもないかも」 |
三洲次 | 「でも、スケルトンが居ないよ」 |
サーロイン | 「地下1階に居るだろ?」 |
三洲次 | 「う~ん………まぁ………」 |
ロース | 「なんの話しよ?」 |
さて、周回ルールの第二玄室まで来たので......、
....地上に戻りましょう。
今回は、ちゃんと宿屋で回復しました。
では、今回2周目の地下10階です。
──── 第一玄室(2周目)
サーロイン | 「よし!! 戦うぞ!!」 |
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見事な連携で、1ターンで撃破!!
最近のローラーレンジャーズは、本当にチームメンバがそれぞれ機能しており、
実に素晴らしい!!!
........約1名を除いて。
ロース | 「あら! 指輪が入っていたわ!」 |
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サーロイン | 「おおっ!!」 |
三洲次 | 「もしかして、今度こそ…っ!?」 |
ランプ | 「さあ!さあ! 見せて!見せて!!」 |
ランプ | 「また『宝石の指輪』………」 |
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ブリスケット | 「なかなか狙った指輪が出ねぇっすね……」 |
ロース | 「指輪が出てくると、つい期待しちゃうけど……残念ね……」 |
サーロイン | 「ま、こればかりはしょうがない。 では、次の玄室へ向かおう!」 |
桃 | 「あの………あたいの毒……治してくれねぇかな……?」 |
三洲次 | 「…………………………」 |
──── 第二玄室(2周目)
ブリーブやファイアージャイアントから逃げ損なったり......、
....ゴーゴンとキメラの集団に奇襲を受けて、ブレスで焼かれたりしつつも......、
....それなりに良いアイテムを持っている敵を、問題無く倒す。
ランプ | 「『力のメイス』………」 |
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ロース | 「微妙………」 |
三洲次 | 「なんで旗本がメイスなんて、後世大事に持ってたのかな?」 |
サーロイン | 「僧侶か君主に転職する予定だったんじゃないのか?」 |
ブリスケット | 「ハタモトってぇ時点で、君主っぽいすけどね」 |
三洲次 | 「まぁ、僧侶とかに転職すれば、両系統の魔法が使えるし、あながち……」 |
ランプ | 「ハタモトは呪文を使いませんよ? しかもクリティカル使いですから、むしろ忍者に近いかと」 |
ロース | 「どーでもいいわよ……」 |
サーロイン | 「それじゃ、第二玄室まで来たから、もう地上に戻るか」 |
桃 | 「あの………」 |
桃 | 「あたいの毒………治してくれねぇかな……?」 |
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三洲次 | 「おい」 |
頼りにならない盗賊だ........
……
…………
……………………
………………………………
──── 冒険者の宿
さて、ここで上級職の2名がレベルアップ!
■サーロイン(君主)
なかなか優秀なレベルアップだ!
特に今回で力が最高の18になったので、
前衛としてますます期待できるようになったな!
レベル5僧侶呪文も、今回で全部習得!
イイ感じである!
■三洲次(侍)
う~ん......彼は村正振ってるだけだから、知恵とか信仰心とか別になぁ......。
力も、ここに来てサーロインに抜かされてしまったし。
ちょっと伸び悩みだした感じ。
さて今回は、もう1周だけしますか。
──── 地下10階 第一玄室(3周目)
いきなりウィルオーウィプスに奇襲を受けたのはともかく、その次が......
メイジA | 「アーチメイジ様に、偵察して来いって言われたが……」 |
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メイジB | 「かったるいのぉ……」 |
三洲次 | 「なんか雑談してて、こっちに気付いてないですよ」 |
サーロイン | 「こいつらはアイテムが期待できないんだったな。 そーっと扉を閉めろ」 |
そ~........
......パタン!
ブリスケット | 「やれやれ、っす」 |
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サーロイン | 「……………………………………………。 よし、もういいだろ」 |
ギイイィィ........ッ
メイイジA | 「あー、暇じゃー!」 |
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三洲次 | 「まだ1人残ってます」 |
サーロイン | 「閉めろ、閉めろ」 |
そ~........
......パタン!
ブリスケット | 「やれやれ、っす」 |
---|---|
サーロイン | 「……………………………………………。 よし、もういいだろ」 |
三洲次 | 「まだ居たりして……」 |
ギイイィィ........ッ
サーロイン | 「え?!」 |
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サーロイン | 「うぐわああぁぁ…っ!!」 |
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三洲次 | 「うわあっ!!!」 |
三洲次 | 「ぐほおおぉっっ!!」 |
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サーロイン | 「ぐわあああぁぁっっ!!」 |
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ランプ | 「うわあぁっ!! 増えたぁっ!?」 |
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奇襲ターン終了。
デーモンA | 「シュゥゥ…ゥ……ゥ……ッ」 |
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デーモンB | 「シャァァ…ァ……ァ……ッ」 |
ロース | 「こいつらは?!」 |
ランプ | 「ここらを闊歩している、例のグレーターデーモン達では?!」 |
ブリスケット | 「こやつらには、まだ勝てねぇっすよ!!」 |
三洲次 | 「くそっ!! ロインっ!! マロ……」 |
サーロイン | 「………ぐ………うぎ………」 |
三洲次 | 「え……?!」 |
ランプ | 「ロインが麻痺して、マロールを唱えられません!」 |
三洲次 | 「ええぇぇ……?!」 |
ブリスケット | 「ど、どうしやすか?!」 |
三洲次 | 「そうだ! ロースっ!!」 |
ロース | 「え?」 |
三洲次 | 「お前がマロールを唱えるんだ!!」 |
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ロース | 「わ、分かったわ……。 でも、マロールは初めてだから、何が起きても知らわないわよ」 |
ランプ | 「大丈夫です! 効果は同じですよ!!」 |
ブリスケット | 「頼りにしてやすぜ!!」 |
魔法使い呪文を全て唱えられるキャラを複数人育てて、
大正解だった!!
戦闘再開っ!!!
すると、戦闘開始と同時に!
いきなりロースがマロールを唱える!!
さすがロース!!
マジで頼りになる!!!
………
………………
………………………
………………………………
無事に地下1階へワープ。
ブリスケット | 「はぁ…はぁ……、助かったっす……」 |
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ランプ | 「グレーターデーモンに勝てる日は、再び来るんでしょうか?」 |
ロース | 「そのためには、前衛が桃みたいに確実に一撃で倒せるようにならないとダメね。 ねぇ、三洲次?」 |
三洲次 | 「ロインは、なんで桃を転職させたんだ……」 |
サーロイン | 「………あ………が………」 |
ロース | 「いろいろ頼りにならないリーダーね」 |
サーロイン | 「………お………い………!」 |
今回は、ここまで!
…………………………………………
………………………………
……………………
…………
……
…
──── 地下10階 上級魔術師協会 本部
レベル10メイジ | 「ハイウィザード様がやられました」 |
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アーチメイジ | 「くそっ! またダメじゃったか!!」 |
レベル10メイジ | 「もう我々の手には負えないのではありませんか? 覚悟を決めて、ワードナ様にご相談された方が……」 |
アーチメイジ | 「そんなことをしても、また無能と罵倒されるだけじゃ。 我らは無能ではないことを、なんとしてもワードナ様に知らしめるぞ!!」 |
レベル10メイジ | 「どうやってですか?」 |
アーチメイジ | 「先日指示したことは、進めておるのだろうな?」 |
レベル10メイジ | 「例の対ローラーレンジャーズ専門の暗殺チームの話しですか?」 |
アーチメイジ | 「そうじゃ」 |
レベル10メイジ | 「はい、協会の中から選りすぐりの会員を集めた結果、 3チームほど作れそうです」 |
アーチメイジ | 「いいじゃろう。 3チームもできれば十分」 |
レベル10メイジ | 「現在、3チームとも暗殺チームとしての特訓中になります。 特訓が完了するまで、今しばらくお待ち下さい」 |
アーチメイジ | 「うむ。 ワードナ様から自分の頭で考えろと言われて熟考した結果、 奴らを徹底的に研究し尽くした暗殺チームの創設を思いついたのじゃ。 これまでの通常の攻撃でダメならば、 奴らを殺すことに特化した攻撃方法・戦術を編み出せばよい!! このアイデアで結果を出し、 ワードナ様に我らの有能さを知らしめようではないか!!」 |
名前 | 職 | LV | H.P. | 力 | 知 | 信 | 生 | 早 | 運 | 吸 | 死 | コメント |
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サーロイン | 君 | 12 | 95 | 18 | 16 | 15 | 16 | 14 | 11 | 1 | 0 | 万能冒険者としてイマイチ頼りにならず。 |
三洲次 | 侍 | 12 | 124 | 17 | 14 | 14 | 16 | 16 | 18 | 3 | 3 | 村正使いとしてイマイチ頼りにならず。 |
桃 | 盗 | 14 | 154 | 17 | 18 | 17 | 16 | 15 | 16 | 0 | 0 | 盗賊としてイマイチ頼りにならず。 |
ロース | 魔 | 13 | 154 | 14 | 18 | 17 | 16 | 18 | 10 | 0 | 2 | 呪文のスペシャリストとして超頼れる。 |
ランプ | 司 | 18 | 84 | 18 | 18 | 18 | 16 | 18 | 13 | 0 | 9 | 速攻で唱える補助呪文が一応頼れる。 |
ブリスケット | 僧 | 12 | 111 | 13 | 18 | 18 | 15 | 15 | 13 | 3 | 4 | そもそも何を頼ればいい? |
【更新履歴】
2021年 6月 5日:読むのにかかる所要時間(目安)を掲載しました。
2020年11月 7日:セリフを一部追加・見直し。次ページへのリンクを設定。
2020年11月 1日:新規公開。