107.ダブル・ストリーム・アタック

【登場人物】  
三洲次 元盗賊だった日本男児の侍。発音は「みすじ」。
美濃 いろいろミステリアスな日本人の巫女(僧侶)。
センマイ ドワーフの戦士(兄)。敵を千枚に切り刻む名手。
ハチノス ドワーフの戦士(弟)。敵を蜂の巣に突く名手。
ギアラ 救助隊リーダーを務める病弱なエルフの魔法使い。

読了時間 (目安):約8分
※ページが崩れる場合、本サイトのキャッシュをクリア願います。



三洲次(侍)レベル挽回を続けます。



前回、弟のハチノス(戦士)レベルアップを果たしたので、
今回から、もう戦士は2人とも入れることにします。




──── 地下10階 第一玄室(1周目)


では、行ってみましょう!!


バンッ!        ← 扉を蹴破った後



奇襲じゃなければ、大歓迎!!

前衛3名の「村正」「カシナートの剣」「真っ二つの剣」で、
まずは先制中に1~2匹倒すぜっ!!!





........................。



マカニト一発っ!!

奇襲でも先制でも無かったけど、余裕で勝利!!
経験値ガッポリだぜ!!


え? 先制?  いつ?




三洲次 「じゃ、解除に挑戦するか………」
美濃 「頑張って下さいませ、三洲次殿!!」
三洲次 「まぁ、一応頑張るけどさぁ……」
美濃 「あぁ…!
 自らが犠牲になるかも知れないのに、臆さずに挑む三洲次殿のその勇姿に、美濃は痺れてしまいますわ!」
三洲次 「(…いつかプリーストブラスターが出たら、絶対に開けてやる…っ)」



今回も三洲次(侍)に挑戦してもらったが........


....予想通り失敗した。



三洲次 「………あ………が………」
美濃 「三洲次殿、因果応報というお言葉をご存知ですか?
 出来もしないことをする愚か者には、相応の報いがあるのが、この世の摂理なのです」
三洲次 「……てめ………ころ……すぞ………っ」
ギアラ 「……あの……僕………何か……しました………?」


──── 第二玄室(1周目)



こちらも余裕っ!!
経験値ガッポリだぜ!!

ただ......、


....アイテムは断念することに。



…………


……………………


………………………………


──── ボルタック商店



まぁ、「つえ」ならそんなところか。


ところで、どうでもいい話しなのですが、今回手に入れた「力のメイス」を売る時に、
間違って美濃が装備している方の「力のメイス」を売ってしまいました。


間違えちゃった....。


なので、さっそく手に入れた「力のメイス」の方を装備し直すことに。
つまり、無駄な出費をしなくて良かったね!....ってお話し。


うん、すごくどうでもいい話しだ!




──── 地下10階 第一玄室(2周目)


引き続き、大量経験値を持つ魔物を狙っていきましょう。

バンッ!



デーモンA シンニュウシャ ダアアァァッッ!!!
デーモンB ブッコロセエエエェェッッ!!!
   
センマイ 「うおぉ?!
 な、なんだ、こいつら?!」
三洲次 グレーターデーモンだっ!!
センマイ 「え? こいつらが、あの有名な…?!」
三洲次 「そうか、センマイは遭遇するのは初めてか…」
ギアラ 「では、またマロールで逃げましょう」
三洲次 いや、待て!
ギアラ 「え?」
三洲次 「2匹か………。
 こっちには村正とカシナートがあるし………、
 俺の勘が『これなら勝てる』と言っている!!
ギアラ 「では…」
三洲次 戦うぞっ!!
センマイ 「よぉ~~し!!
 こういう魔物が居ると聞いていたから……」
ハチノス 「…俺と兄者が、この時のために作った必殺技を……」
センマイ 「…今こそ使う時!!
三洲次 「へ?」


いざ、戦闘へ!!!

センマイ 「おりゃああああぁぁぁ!!!
 切り刻んで、千枚におろしてやるぜええぇぇ!!


デーモンA ガアアァッ!!
 ……グギ………、……ダガ………、イッピキ……ゴトキ………」
三洲次 「いつもと同じじゃ……」
センマイ
デーモンA ア?
三洲次 「おぉ!!
 横に避けたセンマイの背後から、立て続けにハチノスが襲いかかるっ!!」
ハチノス 油断したなっっ!!
 突きまくって、蜂の巣にしてやるぜえええぇぇっっ!!


デーモンA グガアアアアアァァ!!!
   
センマイ 見たか!!
 これが、オレたちが編み出した……」
ハチノス 「…新しい必殺技!!
 ダブル・ストリーム・アタックだぜ!!!


説明しよう


ウィザードリィの直接攻撃は、指定したグループの先頭の魔物を常に攻撃対象にするのだ!!

そこで、同じ敵を攻撃し続けることを利用し、
センマイとハチノスの素早さが同じ18、かつ並びが順番なのを利用して、
2人が連続して同じ敵にダメージを与え続けて倒すのが、
このダブル・ストリーム・アタックなのだっ!!!



すいません、です。


いや、常にグループの先頭の敵を攻撃対象にするのは本当だけど、
パーティーの攻撃順は、ある程度ランダムです。
2人が順番に攻撃したのは、たまたまです。


でもね......なぜか知らないけどね、この後もけっこう、
センマイ→ハチノスと連続で攻撃して敵を倒す......というパターンがよく出てきたんです。
だから、ちょっとこんな必殺技妄想してみたテスト


まぁ、できれば三洲次もここに加わって欲しかったけどさ。
でも彼は全然連続で攻撃してくれなくて.....。
もし三洲次も連続したら、名前ももうジェッ.....すいません、なんでもないです


話しを戻しましょう。

センマイ・ハチノスの次に動いたのは、ギアラ



見事に後続の敵を倒す!

よし、これで残るはグレーターデーモン1匹のみ!
いけるでしょ! これなら!!


そして、次に動いたのは、村正使いの三洲次っ!!!



ダメージが、ハチノス(真っ二つの剣) と大差ないんだけど......。

こいつ......村正の腕前、全然上がらねぇなぁ........。


それはともかく......、


....倒し損ねた1匹から攻撃がくるが、ダルト1発程度なら全然余裕で耐えられる。

美濃のマリクトは当然無駄だったので、省略


2ターン目


三洲次 今度こそ、きっちり決めてやるっ!!


デーモンB グオワアアアァァ…ァ…ッッ!!

おい、そこは外して、笑いをとるところだろ?
見事にトドメを刺す!!!


三洲次 勝った!!!

オッケー!
こちらのパーティーでも、グレーターデーモンに勝てたぞ!!

よしよし、2匹程度なら、このパーティーでも十分勝てるな。


では、宝箱を開けてみましょう!

美濃 「カルフォ!」


三洲次 待ってましたあっっ!!
センマイ 「え?」
三洲次 もちろん、開けるぞっっ!!
ハチノス 「いや、ちょっと待てや!!」
ギアラ 「まだ第一玄室ですよ?
 ここで僧侶が麻痺したら、城に戻らないといけないじゃないですか?!」
三洲次 「どうせワープとマロールですぐ戻れるから、気にすんなっっ!!(ガチャガチャ!)」
美濃 「そんな……三洲次殿……!!
 巫女の私がおりますのに、なんて極悪非道なことを……」
三洲次 成果を得るのに、犠牲はつきものだっ!!ガチャガチャガチャッ!)」
センマイ 「ちょ! わざと雑に開けてねぇか?!」
美濃 「なんて酷い…っ!」
三洲次 わははははっ!!ガチャガチャ……バシュッ!)」


三洲次 「あちゃ~(棒」


三洲次 へ?


三洲次 「………ぐ………ぎ………」
美濃 「三洲次殿、因果応報というお言葉をご存知ですか?
 悪い行いをした者には悪い報いがあるが、この世の摂理なのです」
三洲次 「……てめ………間違た……くせ……に………」
ギアラ 「……あの………僕………無実………」

やっぱり安全のため、カルフォ(罠鑑定の呪文)は2回やらないとダメだな......。
最近サボッてたわ......。


なお......


....アイテムは巻物だけだった。
残念。


ま、アイテムは第二玄室に期待しましょう!!


──── 第二玄室(2周目)


??? 獲物を殺れええぇーーーっ!!
??? お宝だあああぁぁっ!!
三洲次 「は?」


シーフA 獲物にされそうーーーっ!!
シーフB お助けをおおおぉぉっ!!
三洲次 「はあ?!」


三洲次 「………………………………」
センマイ 「なんだよ、今の奴ら……?」
ハチノス 「以前もあったな………同じ奴らか……?」
三洲次 「経験値が……」
ギアラ 「しかもシーフだったってことは、アイテムも……」


こっちも巻物1つのみ......。


やれやれ........。




とりあえず、3周目に行きましょう。


──── 第一玄室(3周目)


??? 殺せーーーーっ!!
??? 財宝だあああぁぁっ!!
三洲次 「また?!」


シーフA 戻れーーーーっ!!
シーフB サイナラだあああぁぁっ!!
三洲次 「またあ?!」
センマイ 「何しに来たんだよ……」


センマイ ぐほおぉ!!
三洲次 「油断大敵………」


ま、入り直せるので、今回は助かった。



その後もファイアージャイアントなどをやり過ごし......


....フロストジャイアントが出てきたので、アッサリ倒して、経験値をガッポリ稼ぐ。


ついでに、お宝も......。

美濃 「カルフォ!」


ハチノス 「三洲次さん! 頑張れっ!!」
センマイ 「今度こそ、罠を外そうぜ!」
三洲次 「確かに、一度ぐらい成功させたいなぁ……(カチャカチャ…)」
   
 … 

で、結局........


ボンッ!!


ハチノス 「…ゴホッ!…ゴハッ!」
三洲次 「…ぐはっ!…ぶはっ!」
センマイ 「ちょ……ゲハ!……三洲次さん!
 ミスり過ぎじゃねぇか…?!」
   
   
ギアラ 「離れてて、正解でしたね」
美濃 「えぇ、こうなることは、火を見るより明らかでしたから」

とりあえず第二玄室に行きましょう......。

なお、ちょいちょい通路でランダムエンカウントしてて、戦ったり逃げたりしてますが、最近はもう省いています。
シーフとの戦闘とか、もう盛り上がらならないから、いいでしょ。


──── 第二玄室(3周目)


第二玄室ではマーフィー4匹を倒し、こちらでも経験値を稼ぐ。


…………


……………………


………………………………


──── 冒険者の宿

で、経験値を大量に稼げたので、ここで......


....美濃(僧侶)レベルアップ!!



............あれ?



........ってことは........H.P.が127になるから..........



....僧侶が一番H.P.高くなっちゃった?!


(参考)

メインパーティー・ローラーレンジャーズ魔法使いが一番H.P.高いし、
俺が育ててるパーティーのH.P.って、なんかおかしくないか....?!




まぁ、気にせず4周目にいきますか。


──── 第一玄室(4周目)


三洲次 「1匹かぁ…………」
ギアラ 「でも、1匹でも経験値は多いですし、
 とりあえず今回はこれでいいのではないでしょうか?」
三洲次 「じゃぁ、戦うか。
 すばしっこいから、時間がかからなければいいけど」
センマイ そんな心配!!
ハチノス まったく不要!!
三洲次 「え?」
   
センマイ ダブル・ストリィィーーーム!!


センマイ
ハチノス アタァァァァッッック!!!



センマイ オレたちにかかれば!!
ハチノス こんな奴、一瞬だぜっ!!
三洲次 「必殺技登場2回目にして申し訳ないんだけどさぁ、
 鬼火を相手にその攻撃方法って意味あるのか…?」

それにしても......



....罠の解除が成功しねぇなぁ......。

三洲次 「…………~~っ!!

ジリリリリリリリリリリ……ッ!!



1匹ではパス



ウィルオーウィスプ、よく出るよなぁ....。


三洲次 「ま、結果的に1匹じゃなく2匹だった、ってところかな」
ギアラ 「そうですね」
美濃 「あら……」




美濃 「アイテムが3つも出てきましたわ!」
三洲次 「………………どこから?」
センマイ 「警報で現れたウィルオーウィスプが、アイテムをどう運んで来たんだ…?」
ハチノス 「それ以前によぉ、ウィルオーウィスプって警報で駆け付けて来るものなのか…?」

いろいろ不思議ですね......。


おや?

ここでお手紙が来たようです。

破ってみましょう。

ビリビリビリビリッ!

トゥルルルルルッ!!!
 ガタガタガタガタッッ!!!

皆様からのお手紙、お待ちしておりま~す!
 プルルルルルルルルルルッッ!!!

では、また来週~!
  トゥルルル!ガタガタガタ!!
    プルルルルルルルルルルル!!
     トゥルルル!ガタガタガタ!!
      プルルルルルルルルル…ッ!!
       トゥルルル!ガタガタガタッ!!
          プルルルルルルルルル…ッ!!
         ………………


さて、ネタを考えるのが面倒臭いことをごまかしたところで、
本編に戻りましょう。



アイテムが一度に3個出現
これは期待していいかな?。

ま、とりあえず......、


.... 第二玄室へ向かいます。

が!!


....その途中で?!


ほおおおぉぉ?!!


奇襲ブレス!!!

......だけど、1匹だから、問題にはならなかった。

ハチノス 「やりやがったなああぁぁっ!!」
センマイ 「オレらを怒らせて、タダで済むと思うなよ!!
 いくぞ、弟者!!
 ダブル・ストリィィィーーーム!!!


ハチノス アタァァァァッッック!!!


ドラゴンA グギャアアアァァッッ!!!
   
センマイ へ! たわいもねぇな!!
ハチノス ざまぁみろってんだ!!
三洲次 「また突っ込んで申し訳ないんだけどさぁ、
 後ろの人、叫んでたらバレるよね……?」


ファイアードラゴンの経験値は5,000E.P.なので、
5人だと奇麗な数値になるなぁ......なんて思いつつ......、


.... 第二玄室へ。


──── 第二玄室(4周目)


さっきの奇襲がこいつらでなくて良かった......と、胸を撫でおろしつつ......、


.... あっさりと撃破!


美濃 「カルフォ!!」

美濃 「では、三洲次殿(そろそろ…)」← 離れていく
三洲次 「……………………」
美濃 「頑張って(そろそろ…)」←離れていく
三洲次 「……………………」
美濃 「下さいませ(そろそろ…)」←離れていく
三洲次 あからさまに避けるなっっ!!


ハチノス 「大丈夫だっ! 三洲次さん!」
ギアラ 「今度こそ成功を…」
三洲次 ボンッ!!



ハチノス 「ゴハッ!グハッ!!」
ギアラ 「こほ!こほっ!!」
三洲次 「げほ!!げほっっ!!」
   
センマイ 「学習しねぇな……」
美濃 「こうなることは明白でしたのに」


美濃 「あら、お薬1つだけですのね……残念ですわ……」
三洲次 美濃おおおおぉぉっっ!!!
美濃 「あら、どうして怒っていらっしゃるのでしょうか?
 今回も罠を正しく判定致しましたわ」
三洲次 この地下10階に来て、もうかなり経つけどさぁ!!
美濃 「?」
三洲次 その間、全部の……全部だ!!
 全部の罠の解除に失敗してるのに、だ!!
美濃 「はぁ…」
三洲次 おまえだけ、なんと1度も罠の被害を受けてないんだよ!!!
美濃 「2人で毒になったの、もうお忘れですか?
 ほら、あのお揃いのペア・ポイズンですわ」
三洲次 ありゃ、お前の方は、戦闘中に毒にやられてただけだっ!!
美濃 「あら……そう言えば、そうでしたわね」
三洲次 なんでこれだけ大量の罠をくらって、
 お前は一度も被害を受けてないんだっ?!
 いくらなんでも、おかしいだろ!!
美濃 「何かと思えば……それは、当然のお話しですわ」
三洲次 「あ?」
美濃 「三洲次殿、因果応報というお言葉をご存知ですか?
 日頃良い行いをしている者には、良い報いがあるのが、この世の摂理なのです」
三洲次 1ミリも納得できねえええぇぇっっ!!!


今回の修行は、ここまで


…………


……………………


………………………………


──── ボルタック商店



「悪魔の胸当て」が、ちょっとイイ品かな?
まぁ、もう入手済みだし、誰も使えないので、店に渡すだけですが。


さて、ここでギアラ(魔法使い)三洲次(侍)レベルアップ!


──── 冒険者の宿

まずはギアラ(魔法使い)


おぉ、今回もH.P.がアップしたぞ。
イイ感じである。


では、次に三洲次(侍)を。


またH.P.が1しか上がらなかったぁぁっっ!!!

お前、魔法使いのギアラよりH.P.が低いままじゃないかっ!!?


なんか三洲次が全然強くなってくれねええぇぇ!!!

 

「108.マーフィー・パラダイス」へ



名前 LV H.P. コメント
三洲次 12 81 18 17 18 17 18 18 5 4 全キャラ中一番H.P.の低いキャラに退化してる…
美濃 16 127 11 14 18 18 18 17 0 3 まさかのチーム1番のH.P.に成長。
センマイ 15 126 18 15 18 18 18 12 0 6 必殺技は雰囲気ブチ壊しだったかも。まぁ…
ハチノス 15 126 18 15 18 18 18 15 0 3 …既にそれ以外で雰囲気ブチ壊しまくりだがな!
ギアラ 16 92 14 18 18 18 18 18 0 3 巻き込み事故、注意。


【更新履歴】
2021年 5月29日:読むのにかかる所要時間(目安)を掲載しました。
2021年 1月24日:次ページへのリンクを設定。
2021年 1月17日:新規公開。