123.戦わずして通る
【登場人物】 | |
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サーロイン | ローラーレンジャーズのリーダー。サーは敬称。 |
三洲次 | 元盗賊だった日本男児の侍。発音は「みすじ」。 |
桃 | 元接近戦最強の少女。現在は盗賊。すぐキレる。 |
ロース | こんな名前だが細身で美人なエルフの女魔法使い。 |
ランプ | お金一筋のエルフの司教。パーティーの知恵袋。 |
ブリスケット | 日本オタクのエルフの僧侶。あだ名は「ブリ助」。 |
読了時間 (目安):約10分
※ページが崩れる場合、本サイトのキャッシュをクリア願います。
本日も下記2種類のアイテムを求め、地下10階の第三玄室までを2周します。
・守りの盾
・破邪の指輪
──── 地下10階 第一玄室(1周目)
レベル8ビショップやらマーフィーズゴーストなどをやり過ごしていると......
??? | 「「フンガー、フンガー、ジャイアント!」」 |
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??? | 「ロルト、ロルトのプリースト!」 |
??? | 「ウォー!でがんすのレイバーロード!」 |
サーロイン | 「はあ?」 |
敵たち | 「「俺たちゃ怪物5人組よー!」」 |
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レイバーロード | 「そうでがんす」 |
ロース | 「またなの……」 |
三洲次 | 「面倒くさいでがんす」 |
ブリスケット | 「口調が移ってやすぜ」 |
ランプ | 「レイバーロードって、あんな喋り方でしたっけ…?」 |
サーロイン | 「固体によって違うんだろ」 |
レイバーロード | 「得意はそれぞれ違うけど!」 |
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ハイプリースト | 「力を合わせりゃ」 |
ジャイアント達 | 「「タダ1ツ!」」 |
敵たち全員 | 「「ハー! ワードナのためなら…」」 |
ハイプリースト | 「エンリャアアアアァァァ!!!」 |
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レイバーロード | 「コオオォォリャアアアアァァァ!!!」 |
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ジャイアント達 | 「「エンリャァコリャアアアァァッッ!!」」 |
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三洲次 | 「は~ぁ、疲れるでがんす」 |
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ブリスケット | 「口調が移ったままですぜ」 |
ランプ | 「お宝がで出てきましたよ!」 |
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サーロイン | 「桃、頼むぞ」 |
桃 | 「うぃっす」 |
ブリスケット | 「えぇと……鎧と……」 |
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ロース | 「あら、もう1つ鎧が入ってるわ」 |
サーロイン | 「鎧が2個か……これは期待できるな」 |
ランプ | 「ではでは、鑑定を……」 |
ランプ | 「1つは『豪華な皮鎧』ですね………、 もう1つは…………おおっ!!」 |
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ランプ | 「『英雄の鎧』です!!」 |
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三洲次 | 「これ、やっと2個目ですよ!」 |
ロース | 「誰かさんのH.P.が回復する鎧より、全然レアな鎧ね!」 |
サーロイン | 「何か言った…?」 |
なかなかレアな鎧が出てきたが、このパーティーは各職業で一番良い鎧がいき渡っているから、彼らにはもう不要である。
でも、だからこそボルタックのコレクションに加えられる点が大きいぞ!
ブリスケット | 「最近のレイバーロードは良い物持ってやすな」 |
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三洲次 | 「あいつ、こんなの後生大事に仕舞ってないで、 これ装備すりゃいいのに、AC10なんだから……」 |
ランプ | 「この前も同じこと言ってませんでした?」 |
では、絶好調のスタートに乗って......
....第二玄室へ進みましょう!
──── 第二玄室(1周目)
バンッ! ← 扉を蹴破った音!
??? | 「獲物が来たぞっ!!! 野郎ども、殺っちまえっ!!!」 |
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サーロイン | 「へ?」 |
サーロイン | 「ぐおおぉぉっっ!!」 |
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三洲次 | 「いだだだだっ!!」 |
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ブリスケット | 「ぎゃあああぁぁっ!!」 |
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ロース | 「ねぇ、こいつらって?!」 |
ランプ | 「例の盗賊団ですよ!!」 |
マスターシーフ | 「………え? あっ!? お前ら、『ローション』・レンジャーズじゃん!!」 |
サーロイン | 「いてて……っ!! だから、『ローション』じゃないっ!!」 |
ブリスケット | 「あだだ……っ!! こ、ここで遭ったが百年目ですぜ!」 |
三洲次 | 「いぢぢ……っ!! 今度こそ倒してやる!!」 |
マスターシーフ | 「へっ! 俺は身のほどを心得ているからなっ! あばよっ!!」 |
サーロイン | 「え?!」 |
三洲次 | 「逃げ足、マジで早ぇぇっ!!」 |
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ブリスケット | 「また逃したっすか……」 |
サーロイン | 「くそっ!!」 |
通常ターン......
ファイターA | 「おい! ボスが逃げてしまったぞ?!」 |
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ファイターB | 「どうすんだよ?!」 |
ブリスケット | 「どうしやすか、こいつら?」 |
サーロイン | 「う~~む……」 |
ランプ | 「宝箱を持って逃げた様子は無いですから、倒してもいいのでは?」 |
通常、宝箱の中身は先頭の敵の種類で決まるけど、逃げた場合って、どうなるんだ......?
試してみるか。
サーロイン | 「では、倒してしまおう」 |
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ファイターC | 「数ではこちらが圧倒している!!」 |
ファイターD | 「このまま殺してしまえっ!!」 |
三洲次 | 「レベル8ファイターなんか、いくら数がいたって……」 |
サーロイン | 「ロース、頼む」 |
ロース | 「オッケー!」 |
ファイター達 | 「「ふぉごおおおぉぉぉっっ!!」」 |
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ティルトウェイト一発ですけどね!!
サーロイン | 「では、中を確認するか。 桃、頼むぞ」 |
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桃 | 「うぃーす」 |
桃 | 「ほいよ」 |
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ロース | 「えぇと……中は『つえ』が一本だけね」 |
ランプ | 「これは『力のメイス』ですね」 |
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サーロイン | 「ってことは、これは誰のアイテムだ?」 |
ランプ | 「これは…… |
レベル8ファイターの持つアイテムは......
力のメイスの出現率....50%
力のメイス以外にも何か1つ....100%(※A)
マスターシーフの持つアイテムは......
力のメイスの出現率....70%
力のメイス以外にも何か1つ....25%以下
ランプ | ……なので、もし仮にレベル8ファイターの宝箱だとしたら、 もう1つ何かアイテムが入っていないとおかしいです」 …(※A) |
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サーロイン | 「つまり、これは間違いなくマスターシーフの宝箱だった、ってことか」 |
ってな訳で、先頭の敵が逃げても、宝箱の中身は出現時に先頭だった敵のになる、ってことですね。
まぁ、確認するまでもなく、当たり前なのでしょうけど......一応、念のため。
サーロイン | 「では、傷を治療したら、第三玄室へ向かおう」 |
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ブリスケット | 「じゃ、順番に治しますぜ」 |
三洲次 | 「あの……治療しながらで良いんで、聞いてほしいんですけど……」 |
サーロイン | 「何だ?」 |
三洲次 | 「俺たち、この地下10階に来て、数多くの魔物と戦ってきたじゃないですか? それこそグレーターデーモンやマイルフィックとも戦って、いずれも倒してきましたよね?」 |
サーロイン | 「そうだな」 |
三洲次 | 「なのに、いまだに倒すことが出来ない敵もいるんだな……って」 |
サーロイン | 「!? まさか、さっきのマスターシーフか?!」 |
ブリスケット | 「そういやマスターシーフって、毎回倒す前に逃げ出すんで、 確かに一度も倒したことが無いですぜ」 |
ランプ | 「ええぇぇ……地下10階で最も倒し難い敵が、まさかのマスターシーフですか?!」 |
ロース | 「誰かさん達が、いつもチンタラしてるから、ってだけよ」 |
ブリスケット | 「いやぁ~……にしてもっすよ、あいつの逃げ足の早さは尋常じゃねぇっすぜ」 |
サーロイン | 「まぁ……いつか、あいつとも決着を付けないとな……」 |
とりあえず、第三玄室へ進みましょう。
──── 第三玄室(1周目)
バンッ!
ブリスケット | 「ふぉぐおっ!」 |
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三洲次 | 「あ、危ねぇなっ!!」 |
冷や汗ものだったが、なんとか首刎ねは無く、良かった......。
サーロイン | 「撤退!! 撤退っ!!」 |
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無事に逃走。
次は....?
サーロイン | 「また?!」 |
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サーロイン | 「うごぉっ!」 |
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三洲次 | 「危ねぇなぁ……」 |
サーロイン | 「撤退!! 撤退っ!!」 |
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サーロイン | 「ひぎゃあっ!!」 |
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ロース | 「もぉ~…、ドンくさいわねぇ……」 |
改めて「にげる」して......
....今度は逃走成功したので、次の敵へ......
サーロイン | 「奇襲、多過ぎだろっ!?」 |
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サーロイン | 「うぎゃあぁっっ!!」 |
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三洲次 | 「ちょ?! これって…!?」 |
三洲次 | 「あちゃちゃちゃ!! や、やっぱりぃ!」 |
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三洲次 | 「いだああぁっ!!」 |
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サーロイン | 「ぐぎゃああぁっ!!」 |
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ランプ | 「グデグデですね……」 |
ロース | 「本当に頼りない前衛よね……」 |
サーロイン | 「撤退!! 撤退っ!!」 |
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サーロイン | 「ぜぇ…ぜぇ……な、なんか……奇襲ばかり喰らうな……」 |
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ランプ | 「とりあえず治療しましょう」 |
ブリスケット | 「回復アイテムを持たない女性のお二方は、呪文で治療しておきやすぜ」 |
サーロイン | 「じゃ、残りは歩いて治すか……」 |
......と、方向転換を始めた途端!!
サーロイン | 「な?!」 |
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ブリーブA | 「グワッ!!グワッ!!」 |
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ブリーブB | 「ゲゴッ!!ゲゴッ!!」 |
ニンジャA | 「ふぅぅぅ……ぅぅ……!!」 |
ニンジャB | 「しゅぅぅ……ぅぅ……!!」 |
三洲次 | 「うわあっ!! 魔物の大群に道が塞がれてますっ!?」 |
ブリスケット | 「歩いて治すんなら、こやつらを倒さねぇと!」 |
サーロイン | 「く……っ! だが、戦ったところで、得られるものも少ない! 一旦、撤退っ! 撤退だっ!!」 |
ロース | 「撤退…って、どこによ?!」 |
サーロイン | 「玄室だ!! 玄室の方へ逃げろ!!」 |
三洲次 | 「ととと……」 |
玄室から逃げて、まだ一歩も動いていないので、再度逃げたら玄室に逆戻りである。
そして地下10階の玄室は100%戦闘になるので.....、
ランプ | 「どの道、玄室に入れば戦闘ですよっ?!」 |
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サーロイン | 「分かってる!! 全員、入室したらすぐに応戦態勢だっ!!」 |
三洲次 | 「くそっ!!」 |
バタンッ! ← 玄室に逃げ込んだ音
三洲次 | 「……………………………………」 |
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サーロイン | 「……………………………………」 |
ランプ | 「……………………………………」 |
桃 | 「……………………………………」 |
ブリスケット | 「……………………………………」 |
ロース | 「………………ねぇ、敵ってどこよ?」 |
サーロイン | 「…………あれ?」 |
ランプ | 「実は右側に居たり……」 |
ランプ | 「……しないですね」 |
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ロース | 「ワープ地点の方は?」 |
三洲次 | 「えぇと………」 |
三洲次 | 「…ワープ地点の方も、誰も居ないですよ」 |
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サーロイン | 「…………へ? 俺たち………この玄室の守衛って……倒したっけ?」 |
ブリスケット | 「何言ってやすか、まだ倒してねぇっすよ」 |
サーロイン | 「じゃぁ、なんで玄室に守衛が居ないんだ……?」 |
ランプ | 「さぁ…………」 |
..............あれ?
地下10階の玄室って、100%戦闘になるんじゃなかったっけ........?
ブリスケット | 「マジで人っ子一人居ねぇですぜ……」 |
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サーロイン | 「地下10階の玄室で敵が出て来ないって、初めての体験だな……」 |
三洲次 | 「こんなこと、あるんですね………」 |
ランプ | 「これ、玄室の守衛を倒さずに玄室に入れた、ってことですかね?」 |
サーロイン | 「そういうことになるな」 |
ブリスケット | 「こりゃまた意外っすね……」 |
ロース | 「ねぇ、それより、どうするのよ?」 |
サーロイン | 「え?」 |
三洲次 | 「今日は、もうこのまま帰ります?」 |
サーロイン | 「う~ん………まだ呪文の使用回数は残っているし、 通路に居た魔物たちもそろそろどっかに行っただろうから、 一旦通路に戻って治療して、また入り直そうか」 |
ランプ | 「得したような、損したような、複雑な気分ですね……」 |
とりあえず......、
......一旦、扉から出て通路に戻り......、
....通路を歩いて、H.P.を回復させていく。
サーロイン | 「ちょ、まだ治療が済んでないのに……」 |
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ドラゴン達 | 「「ギャオオオオォォォ!!」」 |
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サーロイン | 「ちょっと今、治療で忙しんで……」 |
「にげる」をポチッとな。
ドラゴンA | 「ゴオオオオォォォ…ッ!!」 |
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サーロイン | 「あぢゃぢゃぢゃぢゃっっ!!」 |
三洲次 | 「ぐわあああぁぁぁっ!! や、やばいってぇっ!!」 |
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ランプ | 「ふごっ!」 |
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ロース | 「いたっ!」 |
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通常ターンへ......
サーロイン | 「も、もう一度だけ、逃げるのに挑戦しよう!」 |
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「にげる」をポチッとな。
今度は逃走成功。
サーロイン | 「はぁ…はぁ……なんとか逃げれたか……」 |
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三洲次 | 「治療をしに来たのに、むしろH.P.減っちゃったよ……」 |
ロース | 「呪文の回数にも余裕があったんだし、普通に戦っても良かったんじゃないの?」 |
サーロイン | 「アイテムの収集中だからって、通路の敵からは逃げ過ぎだったかな……?」 |
まぁ、この後は特に敵と遭遇しなかったので、無事にH.P.は回復。
……………………
…………
サーロイン | 「では、改めて第三玄室へ入ろう」 |
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三洲次 | 「今度はちゃんと守衛が出てくるのかな……?」 |
入り直したら普通に玄室戦闘になったので、テキトーに倒しました。
宝箱の中身は「最強の短剣」だった。
とりあえず、1周目はこんなところ。
………
………………
………………………
………………………………
──── 地上 ボルタック商店....
今回は「英雄の鎧」をボルタックへ売却。
前回に引き続き、ボルタックのコレクションが増えて、ホクホクである!
では、いつも通り、もう1周します。
──── 第一玄室(2周目)
ブリスケット | 「じゃ、入りやすぜ」 |
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サーロイン | 「うむ。 だが、入ったら、俺の指示に従ってほしい」 |
三洲次 | 「え? 何の話し?」 |
サーロイン | 「ちょっと思うところがあってな……」 |
とりあえず、突入!!
バンッ!
サーロイン | 「よし、逃げるぞ」 |
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ランプ | 「こいつは新しいアイテムを持ってないですからね」 |
サーロイン | 「いや、別の理由だ」 |
ランプ | 「え?」 |
三洲次 | 「とりあえず、通路に撤退しましょう」 |
「にげる」をポチッとな。
サーロイン | 「よし、逃走成功だな」 |
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三洲次 | 「じゃ、入り直しますか?」 |
サーロイン | 「いや、この場所から移動せず、このまま敵が来るのを待つぞ」 |
三洲次 | 「え?」 |
その場でグルグルと回る。
すると、しばらくしたら........
三洲次 | 「敵が現れましたよ」 |
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サーロイン | 「よし、そのまま逃走だ」 |
ここでまた、「にげる」をポチッとする。
すると、1つ前のマス(つまり玄室内)に戻る上に......、
ランプ | 「また守衛を倒すことなく、玄室に入りましたよ!」 |
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サーロイン | 「やはり…! 扉の前で逃走して玄室に戻ると、なぜか守衛がいないんだよ!」 |
三洲次 | 「なんで守衛がいないんだろ?」 |
サーロイン | 「それは、…………なんでだろうな?」 |
ランプ | 「まぁ、『マーフィーズゴーストの法則』じゃないですか?」 |
ブリスケット | 「なんすか、それ?」 |
ランプ | 「『H.P.が危ない時は敵の奇襲を受ける』みたいに、 なぜか特定の状況下でいつも起きてしまう経験則の俗称です」 |
ロース | 「法則の名前が、なんでマーフィーズゴーストなのよ?」 |
ランプ | 「この経験則の起源が、 いろんな地下迷宮で『なぜか安全に鍛えてくれるモンスターと出会える』 だったからです」 |
ロース | 「ふ~ん……」 |
サーロイン | 「つまり、今回のを法則にすると、 『通路から玄室に逃げ込むと、守衛が丁度いないタイミングで入ってしまう』 …って訳だな!」 |
ブリスケット | 「まぁ、実際そうでやしたが……いまいち因果関係がハッキリしねぇっすね……」 |
三洲次 | 「経験則って、そういうもんだろ」 |
サーロイン | 「だが、これを利用すれば、戦わずに玄室を突破していくことができるぞ!」 |
ロース | 「……え? ……『戦わず』?」 |
サーロイン | 「よし、第二玄室でも挑戦してみよう!!」 |
ただ、第二玄室へ行く途中で........
サーロイン | 「倒してないもんねぇー!!」 |
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ロース | 「反応しなくていいわよ!」 |
三洲次 | 「無視、無視」 |
──── 第二玄室(2周目)
サーロイン | 「では、ここでもさっそく逃走するぞ!!」 |
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三洲次 | 「えぇー?! せっかく簡単に経験値を稼げるチャンスなのにぃ?!」 |
ランプ | 「しかもこいつ、良いアイテムを持ってますよ?」 |
サーロイン | 「いいから、逃げるぞ!!」 |
「にげる」をポチッとな。
サーロイン | 「そして、またその場で……」 |
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....グルグル回って......、
サーロイン | 「……敵が来るのを待ち……」 |
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サーロイン | 「…敵が出てきたら、すぐ逃げる!」 |
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ブリスケット | 「通路なら、こやつを逃す手は無ぇと思うんすけど……」 |
サーロイン | 「ほら!! やっぱり戦闘せずに玄室に入ることができた!!」 |
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ランプ | 「あの……厳密には2回戦闘してますよね、これ?」 |
サーロイン | 「さぁ、さぁ!! この調子で、第三玄室も行ってみよぉーっ!!」 |
──── 第三玄室(2周目)
バンッ!
サーロイン | 「ふあ?!」 |
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サーロイン | 「あぢゃぢゃぢゃぢゃっ!!!」 |
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ブリスケット | 「ほわちゃちゃちゃちゃ!!!」 |
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三洲次 | 「あぢぃっ!!あぢぃっってぇ!!」 |
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サーロイン | 「撤退っ!! 撤退ぃぃっ!!」 |
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バタンッ!!
サーロイン | 「と、とりあえず治療したら……」 |
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....またグルグル回って......、
サーロイン | 「……ここでも敵を待つぅー!!」 |
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サーロイン | 「敵が出てきたら、さっそく逃げるぅ!!」 |
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サーロイン | 「ふおおおおぉぉっっ!!!」 |
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逃走失敗..........
三洲次 | 「うぎゃあああぁぁっっ!!!」 |
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ブリスケット | 「ひぃええええぇぇっっ!!!」 |
……………………
…………
サーロイン | 「はらほろひれはれ~~…」 |
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ロース | 「なによっ!? このリスクの高いやり方っ!!」 |
サーロイン | 「と……とりあえず、隣の玄室に逃げよぉぉ……」 |
バタンッ!
サーロイン | 「はぁ、はぁ、はぁ………ぜ、全員、逃げ込めたか?!」 |
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三洲次 | 「…………………………」 |
サーロイン | 「しょ…諸君っ!!!」 |
ブリスケット | 「…………………………」 |
サーロイン | 「今回試した進め方だが、経験値の高い敵を見逃すというデメリットがあり、 もちろんアイテムが手に入らないという欠点まである!!」 |
ランプ | 「…………………………」 |
サーロイン | 「しかも、1度で済むエンカウントを2回もしないといけないので、 奇襲されるリスクが通常の2倍と大変危険である!!」 |
ロース | 「…………………………」 |
サーロイン | 「おまけに、逃走に失敗して大ダメージを喰らうリスクまではらんでいる!!」 |
桃 | 「…………………………」 |
サーロイン | 「よって、このやり方は非効率だから、普通にやった方が良いぞ!!!」 |
他5人 |
「「当たり前だっ!!! バカ!!!」」 |
名前 | 職 | LV | H.P. | 力 | 知 | 信 | 生 | 早 | 運 | 吸 | 死 | コメント |
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サーロイン | 君 | 15 | 128 | 18 | 17 | 16 | 17 | 15 | 13 | 1 | 0 | 今回やった進め方だけど…… |
三洲次 | 侍 | 14 | 147 | 18 | 18 | 18 | 18 | 18 | 18 | 5 | 4 | ……思い返すと、どこかで見た記憶も……。 |
桃 | 盗 | 19 | 159 | 18 | 18 | 18 | 18 | 17 | 18 | 0 | 0 | どこだったか、全然思い出せないけど。 |
ロース | 魔 | 17 | 158 | 16 | 18 | 18 | 18 | 18 | 12 | 0 | 2 | ってか、アイテムの収集中なのに…… |
ランプ | 司 | 21 | 94 | 18 | 18 | 18 | 16 | 17 | 15 | 0 | 9 | ……2周目はアイテムの収穫無しだった……。 |
ブリスケット | 僧 | 16 | 115 | 17 | 18 | 18 | 16 | 16 | 14 | 3 | 5 | 何やってんだ………俺………? |
【更新履歴】
2021年 5月15日:読むのにかかる所要時間(目安)を掲載しました。次ページへのリンクを設定。
2021年 5月 8日:新規公開。