89.激戦!vsグレーターデーモン!

【登場人物】  
サーロイン ローラーレンジャーズのリーダー。サーは敬称。
三洲次 元盗賊だった日本男児の侍。発音は「みすじ」。
元接近戦最強の少女。現在は盗賊。すぐキレる。
ロース こんな名前だが細身で美人なエルフの女魔法使い。
ランプ お金一筋のエルフの司教。パーティーの知恵袋。
ブリスケット 日本オタクのエルフの僧侶。あだ名は「ブリ助」。

読了時間 (目安):約8分



今回から、アイテム全種類入手を目標に、
本格的に地下10階でアイテム集めを始めます!


まだ入手していないアイテムは、次の8種類!

・破滅の皮鎧
・古びた兜
・悪の鎧
・氷の鎖帷子
・守りの盾
・手裏剣
・回復の指輪
・破邪の指輪

これらのアイテムが出てくるのを期待して、
ひたすら地下10階を周回していきたいと思います!!




──── 地下10階


サーロイン 「では、アイテム探しを始めよう。
 入手したいアイテムは決まっているので、戦う相手は選んでいくぞ」

第一玄室




サーロイン 「こんな奴が出てきたら、即逃げるぞ」
ランプ 「こいつが持ってるアイテムは全て入手済みですからね。
 戦うだけ時間の無駄です」

次。


サーロイン 「もちろん、こんな奴もお断りだ」
ファイターA 「へ? 何が?!」
ブリスケット 「1体っすから、余裕で勝てやすけど……」
ランプ 「……新しいアイテムは持ってないので、戦うだけ時間の無駄です」
ファイターA 「な……なんだ、お前らっ?!
 勝手に入って来て、いきなり失礼なっ!?」
三洲次 「何言ってるんです。
 だいたい、たった1人で玄室を守れると思ってることが、大間違いですよ」
ブリスケット 「ま、お仲間でも連れて出直してきなされ」
サーロイン 「じゃあな」
ファイターA 「…………………………」


次。


ファイターA 「お前ら本当に何なんだっ?!!」

次!


サーロイン 論外!!

バタンッ!!


マーフィーA 「ギ………??」


なんて、玄室の出入りを繰り返していると......、


....当然、こういうことも起きる。


だけど、今のところは問題無し。


しかし、その内ニンジャとかバンパイア奇襲されるかも知れないので、
あまり頻繁な出入りはリスクが高い


....高いんだけど......別に妙案も無いので......、



....とりあえず出入りを繰り返す。


そして、数度出入りを繰り返すと......


サーロイン よし!


マカニト一発!!


経験値も大量にゲットできて、美味しい相手である。


ランプ 「ありましたよ、宝箱が」
サーロイン 「よし、まずはブリ助だ」
ブリスケット 「では……………カルフォ!!」


ブリスケット 「ガス爆弾っすね」
サーロイン 「では、次は桃だ」
「うぃ」


「まぁ、ガス爆弾だな」
サーロイン 「それでは、ガス爆弾と断定しよう。
 解除してくれ」
「うぃっす」
三洲次 「地下10階だと、爆弾と蓋を結ぶ紐が振動するだけで爆発するタイプがある。
 だから、いつもみたいに力任せに紐を切るんじゃないぞ」
「こいつもかよ………」
三洲次 「慎重にゆっくりと切るんだ」
ちっ……めんどくせぇなぁ………」


「む~~……………………」


「うっし!」
三洲次 「おぉ! やったな!
 へーい!」     ← ハイタッチ
「うぃ~(パーン!)」← ハイタッチ
サーロイン 「いい調子だな」
ロース 「で、何か入っていたの?」
ブリスケット 「えぇと……お?
 兜が入ってやすぜ」
サーロイン 「ランプ、頼む」
ランプ 「では……」


ランプ 「えぇと…………え?!
サーロイン 「ん? どうした?」
ランプ 「いや……、その……いきなり………」
サーロイン 「いきなり?」


ランプ 「『古びた兜』……つまり、新アイテムです」

おおっ!! マジかよっ!!!

え?......いや、本当にマジで?!


いきなり未入手のアイテムが出てきたよっ!!!


呪われているアイテムなので、ボルタックの棚には並ばないけど、
アイテム収集を始めた途端でこれって、
これは最高のスタートを切ったのではないだろうかっ!!?


よしよし!


気持ちよく第一戦をこなしたところで......、


....第二玄室

ここでは、出入りを繰り返すまでも無く、いきなり......


....ポイゾンジャイアント!!

サーロイン 「敵に攻撃する隙を与えず、攻撃魔法を叩きこむぞ!!
 総員、マカニトだああぁぁっっ!!
ロース 「え? また?」
三洲次 「あの……俺、マカニトもまだ習得してないんですけど……?」
サーロイン 「お前は村正を振ってればいいよ!」
三洲次 「……なんか仲間外れな気分………」


ちょっと贅沢な攻撃である。


まぁ........、無駄とも言うが。


でも、この第二玄室が終わったら城に戻るから、ま、いっか!


結果......、


....さすがランプ!
いきなり勝利である!



ブリスケット 「カルフォっ!!
 …………またガス爆弾っすね」
「ぅ~…………まぁ、そうっぽいぜ」
サーロイン 「では、ガス爆弾で解除してくれ」
三洲次 「じゃ、さっきと同じ要領だ」
「うぃ」




「ほい、開いたぜ」
サーロイン 「うむ、ご苦労」
三洲次 「桃、イイ感じだぞ!」
Vサイン!
   
ロース 「えぇと……鎧があるわね」
ブリスケット 「おぉ! 指輪も入ってやすぜ!!」
サーロイン 「なに?!
 もしかして、新しい指輪が出てきたか?!」


ランプ 「指輪は『窒息の指輪』ですね」
サーロイン 「なんだ………」

指輪は2種類未入手なので、「ゆびわ」の文字を見るだけで胸が高鳴るが、
さすがにそう簡単には出てこないか。



第二玄室まで来たので、ワープを使って城に戻る。


………


………………


………………………


………………………………


──── 地上 ボルタック商店


「古びた兜」、高っ!!!

調べたら、呪われる装備の中では、「死の指輪」に次いで2番目に高い値段で売れるアイテムじゃん。
すげぇな

ブリスケット 「ず……ずいぶん高く売れたっすね……」
ランプ 「以前、短刀の時にも話しましたが、
 古い時代に作られた物は、骨董品としての価値がありますからね」
ブリスケット 「呪われてんのに、すげぇっすな……」

さて、ジャイアント系を2連続で倒しただけあり、
ここで3人がレベルアップを果たす!


■ブリスケット(僧侶)


なかなかの成長ぶりである。

だが、一番気になるのは、「呪文を覚えた」ってメッセージだな。


レベル12(実質レベル13)で、やっとラツモフィス(解毒呪文)を覚えたか.......。


■ロース(魔法使い)


そこそこ、かな。


マゾピックを習得。

なんだっけ?....この呪文?(全然使わない)


■桃(盗賊)


うむ、桃もなかなかの成長ぶ......ちょっと待てええぇぇ!!!


一番重要な「素早さ」が上がってねぇじゃんっっ!!!


お前、盗賊のくせして
3レベルも連続で素早さが上がってないじゃん!!!

ヒドすぎだろっ!!!


おおおぉぉ.....マジかよぉ........。


これからの地下10階の宝箱..........本当に大丈夫なのか........?




今回は、もう1周しましょう。


──── 地下10階 (2周目)


まず、第一玄室!


パス1!


パス2!


いや........増えてもダメだから。
戦わないから

ってか、以前も同じやりとりした記憶があるけど......。


とりあえず、その後も出入りを繰り返す。

そして......、


ブリスケット 「夜とか関係無く、現れる時は現れやすな」
サーロイン 「ま、陽の届かない地下だしな」
ロース 「じゃぁ、夜に多く活動しだしたのは、なんだったのよ?」
サーロイン 「体内時計だろ」
三洲次 「う~ん……理にかなってるような……そうでもないような……」
ランプ 「とりあえず……」


おぉ!
やっとディスペルが成功したぞ!!




「うっし!」
三洲次 「桃! いいぞっ!!
 いぇ~い!」       ← ハイタッチ
「うぃ~い!(パーン!)」 ← ハイタッチ

ブリスケット 「なんか、ほんに罠の解除が安定してやすな」
ロース 「これまでの酷さがウソのようね……」

桃って、難易度が上がるほど、本当に動きがよくなるよな......。

まぁ、あの三洲次(元盗賊)も、地下10階が一番安定して解除できてた(比較論)けどさ......。

本当にどうなってんだ、こいつら......?



ランプ 「バンパイアって、本当にロクな物持ってないですね……」
サーロイン 「ドレインされずに戦闘を終えただけ、良かったと思おう」


第二玄室


バンッ!        ← 扉を蹴破った音



デーモンA ギィシャアアアァァッッ!!!
デーモンB ガァァアアオオオッッ!!!
ブリスケット 「うおおおぉぉ…っ!!」
サーロイン 出たな!!

地下10階最凶の敵、
グレーターデーモン!!


ランプ 「ど……どうしますか?」
サーロイン 「今回も村正があるし……いっちょ腕試しをしてみるか!
 三洲次、期待しているぞ!!」
三洲次 「え? え?!
 い、今の俺に、桃と同じ働きを期待するの??!
 無理ですよっ!?」
サーロイン 「村正しか頼りになる武器が無いんだっ! 頑張れ!!
 それと、桃!! お供のニンジャは任せたぞ!」
「任せなっ!!」


戦闘開始っ!!


早っ!!!

素早さが全然高くなってないのに、いきなり一番で動きやがった!!!!

マジで桃って、緊迫度が高くなれば高くなるほど、いい動きをするな!!


デーモンA 「グゥゥ……!?
 ギィシュワアアアアァァッッ!!!


「ぐ………っ!!」
ランプ 「ぐわああぁぁ!!?」
三洲次 「マ、マダルト返しっ!?」

ってか、ダメージでけぇぇっっ!!!!

ポイゾンジャイアントのブレスよりデカいよっ!!!

こんなの3発も来たらパーティー壊滅だよっ!!!


三洲次 くっそおおおぉぉっっ!!
 てやああああぁぁぁっっっ!!


三洲次 「はぁ……はぁ……、や……やっぱ……とても………」
サーロイン 「こいつら相手に34ダメージって………、
 三洲次ぃぃっっ!!
 もっとやる気を出すんだああぁぁっっ!!


ランプ 「………8って……………」
サーロイン 「三洲次…………怒鳴ったりして、すまなかった……」
三洲次 「…………………………」

ロース 「こいつらの一番の脅威は、連続マダルトよっ!!
 呪文を封じられるか、やってみないっ?!」
ブリスケット 「一か八か、やってみやしょう!!」」
ランプ 「では……!!」

....と、モンティノ(魔法封じの呪文)を試してみたが........、


............やっぱ................


............これっぽっちも................


............通用しないか...............


お!?

ランプ !!
三洲次 「効いたっ!!」
ロース 「モンティノが効いたわっ!!」
ブリスケット 「さすがランプはんっ!!」

たった一体だけど、モンティが効いたぞっ!?

(注) マイルールで、グレーターデーモン養殖は禁止しています。



デーモンC (……ンン……?………ムゥ………?)
   
サーロイン 「よおおおぉぉしっ!!
 勝機が見えてきたぞっ!!!」
   
デーモンA ギギィィ……ジュモンヲォォ……フウジラレタ……ヤツガァァ……デタァ……
デーモンB ナラバァ……ナカマヲォォ……フヤスダケェェ………
   
サーロイン 「え?」


サーロイン 「なに?!」


2ターン目


デーモンB グウゥゥゥ…ゥ…ゥ……ッ
デーモンD シュゥゥゥ…ゥ…ゥ……ッ
   
ランプ 「グレーターデーモンが1匹増えて、
 むしろ戦況が悪化してませんか?」
ブリスケット 「どうしやす?」
サーロイン 「1匹呪文を封じ込めているから、もう少しだけ粘ってみるか?」
三洲次 「よし!
 ランプの奇跡を無駄にしないためにも、俺も頑張るぜっ!!」


デーモンA グギャアアアアァァ……ッッ!!
三洲次 「よぉっしっっ!!!」
サーロイン 「三洲次っ!! 見事だっっ!!!
 俺もつづくぞっっ!!!


サーロイン 「………………………………」
ロース 「何につづくって?」
サーロイン 「…………え~と……………」
   
デーモンB グウゥゥ……ヒトリィィ……ヤラレタァァ………
デーモンD ナラバァ……ナカマヲォォ……フヤスダケェェ………
   
ランプ 「え?」



ランプ 「げ?!」



3ターン目


デーモンD シュイイィィ…ィ…ィ……ッ
デーモンE ギィイイィィ…ィ…ィ……ッ

三洲次 「へ……減るどころか……、むしろ増えやがった………」
ブリスケット 「しかし、これだけの数のグレーターデーモン相手に、
 1ターン無傷ってぇのは、初めてじゃねぇっすか?」
サーロイン 「もう少し粘ってみるか…!」
三洲次 「ま……まだ、いきます?
 さすがに、ちょっとつらくなってきた気が……」



三洲次 「ダ……ダメだ……、全然倒せない………」
サーロイン 「………う~む…………」
ロース 「本当に頼りない前衛ね……」
ランプ 「そう考えると、確実に1ターンで1匹ずつ仕留めていた桃は、
 本当にすごかったんですね………」

デーモンD マアアァァダアアァァッッ!!
デーモンE ルウウゥゥトオオォォッッ!!



サーロイン 「ぐおおおぉぉっっ!!」
三洲次 「マダルト2連発っ!?」
ロース 「やっぱり こいつらのマダルトを封じ込めないと、
 こっちに勝機はないわっ!!」
ランプ 「では! 完全に無駄じゃないと分かったから、
 もう1回モンティノを試しましょう!!」


ランプ 「や……やりましたっ!!」
三洲次 「おおおぉぉっ!!!
 さらに、もう1匹呪文を封じ込めたああぁぁっ!!」
ロース 「すごわっ!! ランプっ!!」
ブリスケット 「負けてられねぇっす!!」


ブリスケット 「やりやしたぜぇっっ!!!」
ロース 「ブリ助っ! 見事だわっ!!!」
ランプ 「これで、5匹中3匹の呪文を封じましたっっ!!」
三洲次 「すげえええぇぇっ!!!」
サーロイン よぉぉーーーしっ!!
 勝機は、まだ残ってるぞっっ!!

デーモンD グゥゥゥ……ダマラサレタ……ヤツガ……フタリモォォ……フエタァァ……
デーモンE ナラバァ……ナカマヲォォ……フタリィィ……フヤスダケェェ………

三洲次 「え? え?! え??!



三洲次 ええええぇぇぇ??!!

4ターン目


こ......これは..........!!

三洲次 「こいつら、増え続ける一方なんだけどっ?!」
ブリスケット 「ロイン殿……さすがに、もう無理なんでは……?」
ランプ 「こっちのH.P.も、もう限界です。
 もう一発マダルトがくるだけで、死者が出ますよ?」
サーロイン 「くそ………!
 今の我々では……、まだ歯が立たないのか……」
ロース 「一番歯が立たなかったのは、誰かしら?」
サーロイン 「……………ぐすん…………」


無念の撤退っ!!

三洲次 「マロール(瞬間移動の魔法)を唱えるロインが死んだら、元も子もない!!
 ブリ助、ロインにマディ(全快魔法)を!」
ブリスケット 「承知!」
サーロイン 「他にH.P.がやばいのは?!」
ロース 「ブリ助と桃のH.P.が20台だわ!
 私は桃にマディを!」
ランプ 「では、私がブリ助を治します!」
サーロイン 「よし!
 では、マロールの詠唱が終わるまで、全員耐えてくれ!!」


緊張の4ターン目、
戦闘続行っっ!!


....と同時に、治療呪文を指示した3名が動く!!!
いいぞっ!!

ブリスケット 「マディ!!!」


サーロイン 「よし! マロールは任せろ!!」
   
ロース 「マディ!!!」


「サンキュ!」
   
ランプ 「ディアル!!!」


ブリスケット え?!
 あっしだけ、たった7?!
ランプ 「我慢してくださいよ。
 私はマディどころか、ディアルマさえまだ習得してないので」
ブリスケット 7って、ディオスと変わらねぇじゃねぇっすかっっ?!
ランプ 効果に幅があるんだから、我慢して下さいっ!!
三洲次 そこっ!!!
 こんな時に、細かいことで喧嘩しないっ!!!
ブリスケット 命がかかってやすぜっ?!
 全然、細かくねぇっすよっっ!!
ランプ 生存確率が少しでも上がったんだから、別に良いでしょっ!!
ロース ちょっと! そこ、うるさいわよっっ!!!
サーロイン 「………あの………詠唱に集中できないから、止めてくれない……?」



三洲次 ロイン!! 早くっ!!


ブリスケット ぐほおおぉぉっっ!!
 ロ、ロイン殿、早く願ぅっす!!
 あ…あっしは、限界っすっ!!」


ロース ロインっ!! 早くしてっ!!!



………


………………


………………………


………………………………



三洲次 「はぁ………はぁ………た、助かった………」
サーロイン 「全員、無事か……?」
ブリスケット 「ぐほ…っ、……ギ……ギリ………」
ランプ 「うぅ…っ、……な……なんとか………」
ロース 「せっかく3匹も呪文を封じたのに、
 それでも勝てなかったなんて………」
サーロイン 「仕方ない………。
 もっと修行を積んで、いつかリベンジを果たそう」
ロース 「あら、誰かさんがもっと強ければ勝てた戦いだった、って言ったのよ?
 誰とは言わないけど」
サーロイン 「……………ぐすん…………」

 

 


 

実に残念ですが........


....転職後のグレーターデーモン戦......


....初戦は敗走という結果で、終わりました......。


 

「90.黄色と赤はロードのしるし」へ



名前 LV H.P. コメント
サーロイン 11 112 15 14 14 13 13 9 0 0 前衛として全然頼りにならないロード。
三洲次 11 147 16 13 11 15 13 17 2 3 侍として今一歩かなぁ?桃がスゴ過ぎたのか?
13 153 16 18 16 16 14 16 0 0 なんで肝心の素早さだけ上がらないんだっ?!
ロース 12 153 15 18 18 15 18 10 0 2 運の強さだけ、なんか伸びないよなぁ……
ランプ 17 81 18 18 17 16 18 12 0 9 そろそろレベルアップのはず。
ブリスケット 12 131 11 17 17 13 14 11 2 4 今回も力伸びず……前衛なのに……

 


【更新履歴】
2021年 6月12日:読むのにかかる所要時間(目安)を掲載しました。
2020年 9月20日:次ページへのリンクを設定。
2020年 9月13日:新規公開。