50.忍者軍団、降り立つ!

【登場人物】  
ロイン 「ローラーレンジャーズ」リーダーの魔法使い。
三洲次 密航してきた日本男児の盗賊。発音は「みすじ」。
訓練所を首席で卒業した侍の少女。すぐ暴れる。
ロース こんな名前だが細身の美人僧侶。エルフだしね。
ランプ お金一筋のエルフの司教。自分の店を持つのが夢。
ブリスケット 日本オタクのエルフ。侍で、あだ名は「ブリ助」。

読了時間 (目安):約8分



──── ギルガメッシュの酒場 朝食....

ロース 「あら?ブリ助? 何それ?」
ブリスケット 「日本の料理で、SUSHI(寿司)って言いやす」
三洲次 え? ! なんでそんな料理が、ここに?!」
ブリスケット 「最近、メニューに増えやしたぜ」
三洲次 「ぇえ?! 全然 気付かなかった……」
ランプ 「へ~…、初めて見ました。
 1つ食べていいですか?」
ロース 「私も、もらっていい?」
ブリスケット 「どうぞ」
ランプ 「このライスの周りにある黒い紙は、取った方が良いですか?」
ブリスケット 「それごと食えやすぜ。
 そいつぁは”海苔”っていう食材っす」
三洲次 「寿司の中でも、巻物ってやつですね。
 でも、海苔なんて、どっから手に入れたんだろ…」
ランプ 「ムグムグ…桃のご両親が…ングング…日本から来て、
 ……ムグムグ……輸入業をしていませんでしたっけ?
 実は、そこからでは?」
三洲次 「そういや桃の両親って、商人だったっけ?」
「ガツガツガツッ!!」
三洲次 「会話に参加しろよ……」
ロース 「もぐもぐ……中は……ウィンナー?」
三洲次 「寿司って『鮨』とも書くから、普通魚なんだけどな…」
ブリスケット 「それより『寿司』は『寿』を『司る』と書くから、
 縁起の良い食い物ってぇ話しの方が、面白いですぜ」
三洲次 「お前、本当に日本のネタに詳しいな……」
ランプ 「ムグムグ……ゴクっ。
 へ~…では、これで今日は、きっと良いアイテムに恵まれますね!」
ブリスケット 「もちろん! 間違い無しっす!」
ロース 「もぐもぐ……んぐ。
 ふ~ん……、悪くはないわね。
 ところで、ロイン?」
ロイン 「ん?」
ロース 「冒険の話しに移るけど、今って地下10階で、第二玄室まで回ってるわよね?
 でも、第二玄室までって、効率が悪くないかしら?」
ロイン 「深い場所で万一のことがあると、救助が困難になるからな。
 二次遭難を誘発しないためだ」
ロース 「何回か地下10階に行ったけど、地下9階レベルの敵もそれなりに居るし、
 もう少し深くても、あの救助隊なら大丈夫じゃないかしら?」
ランプ 「彼らの魔法は、最高でマリクトまで、ですけどね」
ロイン 「深い場所だと、奇襲に遭遇する確率が上がるのが気にかかるな。
 トラブルが起きる時というのは、得てして連続するものだ」
ブリスケット 「地下3階に救助へ行った時は、ひでぇめにあいやしたっす」
ロース 「もぉ~、じゃぁいつまでも2部屋回って終わりにする気?
 非効率だわ」
ロイン 「そうだなぁ……。
 全員の命もかかっていることだし、全員の希望を聞いて判断するか。
 よし!
 全員、第何玄室までが良いかを、理由と一緒に述べてくれ。
 その上で、多数決で決めよう!」
ロース 「せめて第三玄室まで!
 まず、第二玄室までって、非効率だわ!
 ティルトウェイトが3回まで使えるから、3部屋までなら大量の敵が出ても行けるわよ」
ブリスケット 「あっしは、今の第二玄室で良いと思いやす。
 救助隊って、マリクトが2回しか使えねぇんですよね?
 救助の安全性を考えりゃぁ、戦闘が2回になるように抑えるべきでっせ」
三洲次 「皆に任せるよ。
 俺は箱を開けてるだけだから」
ランプ 「いいアイテムが出るまで突き進む!
 レアなアイテムを手にして戻らないのは、
 地下10階に行っている意味が無いと言えます!」
「一番奥まで行こうぜ!!
 その方が、面白いだろ!!」
ロイン 「見事に意見がバラバラだな……」
三洲次 「後半は聞かなかったことにしていいと思います」
ロース 「で、結論は?」
ロイン 「う~ん……、困ったな。
 よし!
 三洲次にも、ちゃんと意見を出してもらおう!
 それで決める!」
三洲次 「へ?」
ロイン 「日本人ってのは自己主張が弱く、すぐ横並びを選ぶからな」
三洲次 「桃の発言、聞いてた?」
ロイン 「三洲次も、ちゃんと第何玄室までが良いか、自分なりの意見を述べてくれ!」
三洲次 「えぇ~と……、そうですねぇ……まぁ、どこでもいいんですが……、
 じゃぁ、俺の名前の数字から、第『三』玄室で」
ロイン 「よし!
 多数決で、第三玄室までに決定だ!」
ブ&ロ&



......と、言う訳で、今回から第三玄室までを往復したいと思います。

第二玄室までって、ちょっと非効率に感じたので。


では、まずはプライベート エレベーターに乗るために、手前の玄室に入って....


この玄室の奇襲、
5連続目えええぇぇっっ! ! !


しかも、ブレスッ!!!

これ、ディオスとかでチマチマチマチマ治療する
面倒なんだよっ!!!


さっき「非効率」って言ったけど、最近非効率に感じてるのって、
実はこの玄室が原因じゃないかと思えてきたっ!!!

地下10階の部屋数って、関係なくねっ? !


とりあえず倒し、ダメージを回復して、地下9階へ。


キメラ 「ベロベロベロベロ…ッ!」
ブリスケット 「ちょ…! 先急ぐんで…、勘弁を…」
ロース 「ブリ助、早くしてよ」


シュート!


………………………

………………

………


──── 地下10階 第一玄室


ロイン 「いつも通り、ゆっくり開けて、まずは様子を見てみよう」
ブリスケット 「御意に…」


ギイイィィ......ッ




ブリスケット 「………………………」
ニンジャA 「良いでござるか?
 トレボーのとこから来てるハエを倒せば、
 拙者らの待遇もきっと良くなるでござる」
ニンジャB 「トレボーのとこのハエってぇのは、
 ローラーレンジャーズとかいうパーティーでござるな?」
ニンジャC 「それで、奴らがいつ現れるのか?…を、
 拙者らが偵察しに来ている、ってことでござるな」
ロイン (すごい説明的な会話だな…)
ブリスケット (っすね……)
ニンジャA 「奴らを見つけたら、すぐに知らせろよ」
ニンジャB 「分かったござる」
ニンジャC 「もちろんでござる」
ブリスケット 「ここに居るでござる」
ニンジャA 「うむ……。
 あれ?
 ここに居る?」
ニンジャB どひえええぇぇぇ?!
ニンジャC どわあああぁぁっ!!!
 ローラーレンジャーズだぁーーっ!!!」
ブリスケット 「隙ありっ!!」



こちらの先制となり、ブリスケットと桃がそれぞれ1人ずつ倒す。

ニンジャC 「ひいいぃぃいっ!!
 助けてえええぇぇっっ!!」
逃すかああぁぁっっ!!!!


2ターン目も、桃が見事に一撃で倒す。

フロストジャイアントに続き、新しく登場したのに、あっさり死んでいった敵第2弾であった。


では、とりあえず宝箱を開けましょう。


ロース 「カルフォ!! ……ガス爆弾ね」
ロイン 「三洲次の見立ては?」
三洲次 「ん~……、そうですね、ガス爆弾だと思います」
ロイン 「よし、開けてくれ」


三洲次 「開きました」
ロイン 「ご苦労」
ロース 「あら…、また魔法の巻物ね……」
ランプ 「ん?
 あああぁぁぁああっっ!!!


ランプ この剣はぁあぁっ!!?
ロイン 「ん?どうした?」


カシナート2本目来たーーーーっっ!!!

ロイン 「偵察に来るような奴の割に、良いモノ持ってるな」
ランプ 「これは、さっそくお寿司の御利益がありましたねっ!!」
ブリスケット 「ほら! 縁起が良くなるっしょ!」
ランプ 「よ~し! 明日から寿司を毎日食いまくりますよっ!!」
三洲次 「たまたまだったのでは……?」
ロース 「とりあえず、これでブリ助も攻撃力アップね!」
ランプ 「前衛の戦力が、ますます安定しますよ!」
ブリスケット 「え?!
 あっしも、これを装備するっすか?!」
ロース 「え? イヤなの?」
ブリスケット 「いや、あっしは侍ですぜ?
 侍と言やぁ、このスラッとした刀身の剣こそ、似合うってぇもんです。
 だいたい、こんな訳の分からない剣を持ってる侍なんて、見たことがな…
ギロッ!
ブリスケット 「…えー… 連日 目にしやすが……」
ロイン 「これは救助隊に渡そう!」
ロース 「え? 渡しちゃうの?!」
ロイン 「うむ。
 これを救助隊に渡すと、2つのメリットが生まれる。
 1つは、救助隊の前衛が、地下10階の魔物とも十分戦えるようになる。
 つまり、救助活動の安全性が高くなる。
 もう1つは、我々が全滅した時に、
 カシナートの剣が全て奪われる事態を避けられる」
ランプ 「後者は、あまり考えたくないですが…」
ロース 「もったいないわねぇ…」
ブリスケット 「ほっ……」
ロイン 「ま、もう1本見つかったら、さすがにブリ助には装備してもらうがな」
ブリスケット 「げ! 当分出ないことを祈るっす…」
三洲次 「それはそれで、どうなんだ……?」


とりあえず、第二玄室に行きましょう。


──── 第二玄室



ブリスケット 「くそっ! (スカッ!スカッ!)」
ロース 「えいっ! (スカッ!スカッ!)」
   
三洲次 「ブリ助にも、やっぱりカシナートを装備してもらった方がいいんじゃない?」
ロイン 「う~~ん……………」


今回も 結局、桃が倒して勝利


宝箱からは、「明かり」「眠り」の巻物をゲット。

ウィルオーウィスプが、こんなモノを何に使うのか知らないが......。


…………………………………………


さて、ここからいよいよ、このパーティーで初となる
第三玄室へと向かいます!

そこで、まずは左手手法で第二玄室内を進みつつ、
ワープポイントを探していくと.....、


.... すぐにランダム・エンカウント ! !

??? 「はーーはっはっはっ!!!!」
??? 「見つけたぞ!!!
 ローラーレンジャーズ!!!」
??? 「そなたらの首、拙者らが頂戴いたす!!!」
ロース 「誰?!」
ランプ 「え?……どこから、声が?」
三洲次 「あーーーっ!!
 天井に何かいるぞっ!!!」
ロイン 「なにぃ!?」


シュルルル........シュタッ!
シュルルル........シュタッ!
シュルルル........シュタッ!



ブリスケット 「天井から、何か降りて来たっす!!」
ニンジャA 「我ら!」
ニンジャB 「マスターニンジャーズ!!」
ニンジャC 「ここに見参!!!」
三洲次 「『見参』って、目上の人に対して使う言葉だけど……」
ニンジャA 「偵察隊が戻ってこないところを見ると…」
ニンジャB 「貴様ら!我らの仲間を毒刃にかけてくれたなっ?!」
ニンジャC 「だが、我ら本隊が現れた以上、お前らはここまでだっ!!」
ロース 「偵察隊と本隊が同じ人数って、どうなのよ…?」

また出たよ。
マスターニンジャ
さっきの感じだと、楽勝な気もするが....。

ニンジャA 「ふふふ……我ら忍者の素早さをぐはっ!!


ニンジャB 「スピードとは、我ら忍者のためにがはっ!!


ニンジャC 「闇夜を駆け抜ける我らの素早ざばばばばあばあばああぁぁぁっっっ!!!



......やっぱり楽勝だった。

ってか、ボタンを3回押したら終わったよ......。

三洲次 「何がしたかったんだ…、今の……」
ロイン 「この階って、敵の強い弱いが両極端な気もするな…」


とりあえず....、


.... 引き続き左手手法で部屋を進もう......


....と、した途端、
またすぐにランダム・エンカウント!!!

   
??? ふははははははははっ!!!
ロース 「誰?!」
ランプ 「え?……どこから、声が?」
三洲次 「あーーーっ!!
 天井に何かいるぞっ!!!」
ロイン 「え? また?!」


シュルルル........シュタッ!


ブリスケット 「また天井から、何か降りて来たっす!!」
ハイマスター 「拙者こそは、マスターニンジャーズを束ねる、
 マスターニンジャたちの頂点に立つもの!
 ハイマスターだっ!!!」
ランプ 「この迷宮に居る忍者は、天井から降りて現れるべき…
 …という掟でもあるのでしょうか?」
ハイマスター 「ふん!貴様ら!
 私の可愛い愛弟子たちを、よくも殺ってくれたな!!」
三洲次 「同じ部屋に居て見てたんなら、助けろよ……」
ロース 「そんなんで、よく上に立つ者が務まるわね」
ハイマスター 「拙者が、貴様らに天誅を下してくれるわっ!!!」
ロイン 「やるか?!」
ハイマスター 「いでよっ!!!
 我が下僕(しもべ)たちっ ! ! !

シュルルル........ドガシャーンッ!!

ハタモト ぐはああっ!!

シュルルル......ドターーンッ!!!

メイジA ぎゃあぁっ!!

バターーンッ!!!

メイジB ぐわあっ!!

ボタボタボタッッ!!!

メイジC がはぁっ!!
メイジD ぐほぉっ!!
メイジE どはぁっ!!

ビターーンッ!!!

ゴーゴン ブモオオォォーーッ!!


三洲次 「な……なんか……続々と天井から降りてきたんだけど……」
ランプ 「降りてきた、と言うより……落ちてきた……ですよ……」
ブリスケット 「自分の趣味を部下に押し付けねぇでほしいっす……」
ロース 「部下が迷惑してるのに気付かないって、上に立つ者としてサイテーよね」
   
ハタモト 「ぐわあぁ……ぁぁぁ……っ!」
メイジA 「あ………あががが………っ!」
   
三洲次 「あの……大丈夫ですか…?」
ランプ 「戦えますか……?」

いきなり忍者2連戦

ハイマスター 「覚悟しろっっ!!!」
ロイン 「とりあえず、受けて立とうじゃないかっ!!」
ハイマスター 「あ! その前に、寿司の出前を頼まないと…」
ロイン 「(ガクッ!)……な、なんでだよ……」
ハイマスター 「優れた忍者は、戦いのさ中に寿司を注文するのが、
 この地での伝統なのだ!!」
ロイン 「……なんだよ……、それ………」
三洲次 「リルガミンって、なんでこうも簡単に寿司が手に入るんだ……」
ランプ 「皆さん……、気を付けて下さいよ。
 奴はクリティカルヒットを究極まで極めし者だけが得られる称号、
 『ハイマスター』を冠する男ですから」
ブリスケット 「『ハイマスター』には、そんな意味があるっすか?」
ランプ 「えぇ……、
 日本で生まれた暗殺術と共に、脈々と継がれる伝統です…」
ロイン 「詳しそうだな…、ランプ?」
ランプ 「うむ………」


忍者たちが編み出した忍術は数あれど、中でも一番恐れられているのが、
現代でいう「クリティカルヒット」である。
別名「首刎ね」とも呼ばれるこの技は、手刀で相手の首を切り裂く、恐怖の暗殺術だ。
しかしこの技を習得するには、並外れた修練が必要とされている。

古来、日本の忍者の里では、この「首刎ね」を習得するために、
植物の葉や実が落ちる一瞬を捉えて手刀で斬る、という修行が行われてきた。

最初は 枯葉や柿などの柔らかい落下物から始め、
最終的には固い殻(殻斗)で覆われた栗でこれを実現するまで修練を積むことで、
生身の首を手刀で斬るだけの威力を身につけたと言う。

この修行法・暗殺術は、
伝説の忍者 俳・升太 (はい・ますた) により生み出されたもので、
その修行内容から、彼は別名「栗を手で狩る人」とも呼ばれ、
それが後に略されて「栗手狩る人」と呼ばれるようになった。

その後、この修行法で暗殺術を極めし忍者たちは、彼の名に因み
「ますた忍者(後のマスターニンジャ)」と呼ばれ、
中でも一番優れた者には彼の名前である
「はいますた(後のハイマスター)」を継ぐことが許され、
その才腕が称えられている。

なお、現代でいう「クリティカルヒット」の語源が、
先に挙げた「栗手狩る人」であることは、もはや言うまでもないだろう。

 ─── オールドシティ文書館刊行 『1日たった3分の修行で君も忍者になれる!』



三洲次 「…………うそつけ
ランプ 「えっ!? いきなり全否定ですかっ?!」
三洲次 「そんな話し、日本人の俺が聞いたことねぇよ…」
ランプ 「あなたは盗賊だから、忍者に詳しくないだけですよ!」
三洲次 「ってか、俳升太なんて名前の日本人、ぜってぇ居ねぇよ…」
ロース 「ねぇ、後衛のお二人さん。
 戦闘中だから、言い争いは後にしてくれない…?」


ハイマスター 「よし!注文できた!
 さぁ!!
 一撃のもとに、殺してやろうっ!!」
ロイン 「どうでもいいけど、とりあえず、
 近づかなければ良いんだろ?」
ハイマスター 「は?」






戦闘を開始した途端、珍しくロインのティルトウェイトがいきなりさく裂し、
一瞬にして勝利......。

ただの出オチで終わりやがった........。

フロストジャイアント、マスターニンジャに続き、
新しく登場したのにあっさり死んでいった敵第3弾であった。

ロース 「全てにおいてダメな奴だったわね」
ロイン 「次に行くか…」
ブリスケット 「寿司の出前が届くのを、待たねぇんですか?」
ロイン 「いいよ、そんなの」



さて、引き続き左手手法で部屋を進んでいくと、
部屋の北東地点でワープ


ワープしたら、すぐその場で、今度はマロールで真上へワープ



そして、ワープ先の座標を確認。
これでワープ地点が判明したので、マップの続きが書けます。


とりあえず、城に戻りましょう。


しかし、地下1階の戻り道って....、なんか懐かしいな。


………………………………

…………………

………


──── ギルガメッシュの酒場

さて、城に戻ったら、さっそくカシナートの剣救助隊に渡すことに。

三洲次 「やぁ、みんな」
ランプ 「お久しぶりです」
センマイ 「おぉ!久しぶりですな!」
ギアラ 「地下10階に行ってらっしゃるのですよね?
 調子はどうですか?」
ランプ 「よくぞ聞いてくれました!
 地下10階に行ってる成果を、皆さんにも共有しますよ!」
三洲次 「これです!」


ハチノス 「えっ? なんすか?
 この…え? 剣?」
ランプ 「『カシナートの剣』です。
 善の戒律の戦士にとって、この地では最強の武器ですよ」
三洲次 「これを、皆さんに差し上げます!」
美濃 「まぁ、なんて素晴らしい!
 この拷問器具みたいな形状……、
 三洲次殿のチョイスのセンスが光りますわ!」
三洲次 「………おめぇで試し切りしてやろうか?」
ギアラ 「ありがとうございます」
センマイ 「戦士が装備できるとなると、オレか弟者のどちらかが装備することになるな」
ハチノス 「ここはもちろん、兄者が装備しないとっ!」
センマイ 「そ、そうか?
 いつもありがとうな、弟者」
ランプ 「では、これはセンマイに…」


センマイ 「うーん……使いこなせるかな……これ……」

なお、センマイが装備していた「真っ二つの剣」は....、


.... 弟のハチノスに装備してもらった。

これで、救助活動の安全性が、より高まったことでしょう!


では最後に、本日の戦利品を売って、今回のお話しは終わりですね。


──── ボルタック商店


店員(女) 「『苦痛』の巻物に、『明かり』の巻物に、『眠り』の巻物……と。
 巻物だらけね」
三洲次 「彼は最近、巻物が気に入ったらしいですよ」
店員(女) 「あら?
 ランプ社長さんは、巻物がお好きだったの?!」
ランプ 「そうですけど…、そうじゃないです……」
店員(女) 「………???」

 

「51.地獄の道化師」へ


とりあえず、現在の状況は次の通りです。

名前 LV H.P. コメント
ロイン 14 84 18 18 13 18 18 14 0 そういや…
三洲次 16 72 18 18 11 16 18 18 3 そろそろ…
13 104 18 18 18 18 18 18 0 誰か…
ロース 14 109 18 18 18 18 18 15 2 一人ぐらい…
ランプ 14 51 15 18 18 15 17 11 3 レベルアップ…
ブリスケット 13 115 18 18 16 18 18 11 2 しねぇかな!

 


【更新履歴】
2021年 7月10日:読むのにかかる所要時間(目安)を掲載しました。
2020年 5月10日:台詞を一部追加。
2019年11月17日:台詞の間違い・表現を訂正。次ページへのリンクを設定。
2019年11月10日:新規公開。