81.王家の宝物、争奪戦!
【登場人物】 | |
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サーロイン | ローラーレンジャーズのリーダー。サーは敬称。 |
三洲次 | 元盗賊だった日本男児の侍。発音は「みすじ」。 |
桃 | 元接近戦最強の少女。現在は盗賊。すぐキレる。 |
ロース | こんな名前だが細身で美人なエルフの女魔法使い。 |
ランプ | お金一筋のエルフの司教。パーティーの知恵袋。 |
ブリスケット | 日本オタクのエルフの僧侶。あだ名は「ブリ助」。 |
読了時間 (目安):約12分
今回の話しを始める前に、少し考えたいことがあります。
それは「マロール逃げ」。
「マロール逃げ」とは、戦闘中にマロール(瞬間移動の呪文)を唱えると、
その戦闘から確実に逃げられる....というものです。
しかし、これには副作用があります。
それは....、
キャラクターを弱くするエナジードレインを喰らって「マロール逃げ」をすると、
キャラクターが逆に強くなってしまう
....というものです(参考:第58話「エナジードレインの恩恵」)。
(※) 厳密には、確実に強くなる訳ではないですが....
いや......これっておかしくね?
これって、エナジードレインが本来の役割を果たしてないよね?
......そんなことを前々からずーっと考えており、
今回とうとう決心するに至りました!
それは......、
エナジードレインを喰らっての「マロール逃げ」は禁止!
......というマイ ルールを設けます!
まぁ、このルールの変更で気になるとしたら、
これまでエナジードレイン後、普通にマロールで脱出していたパーティーが、
なぜいきなりマロール逃げをしなくなったのか?......って、ことかな。
えぇと....そうですね.....、とりあえず....、
「エナジードレインを喰らってすぐマロールを使うと、
被害者は瞬間移動の負荷に耐えられないことがあり、
最悪ロストしちゃうよ~!」
....なんて噂が広まった.....ってことにしますか。
これ書きながら、今テキトーに決めました。
なお、「マロールで戦闘から逃げれる」が仕様である以上、
全滅回避を目的とする場合のマロール逃げは、許して下さい。
全滅する訳ではない時は、エナジードレインを喰らったら、愚直にレベルを上げ直しますから!
レベルの上げ直しって、やったことがある人なら分かりますよね?
プレイした時間が「無」に帰したことを噛み締めながらやるので、
もうただの苦行なんですよ!!
でも、やっちゃう!
だって、俺ドMだから!!
ド~は ド~Mの ド~~♪
では、今回は地下8階の残りを調べます。
前回、エレベーターを見つけたところで終わったので、
今回はエレベーターで降りて、そこから探索を再開します。
──── 地下4階 プライベートエレベーター
プライベートエレベーター前ででっかいクモを一匹片づけて....、
....地下8階に到着。
ガチャッ!
前回見つけたダークゾーンの探索が途中だったので、
まずはこのエリアの探索から再開します。
──── 地下8階
3つ目のワープ先....ダークゾーン内
ダークゾーン内は それなりに広いものの....、
....エレベーター以外は全て行き止まりでした。
なので......、
....前回素通りした、この扉に入っていくことにしよう。
バンッ! ← 扉を蹴破った音
人間系じゃない魔物は、普通に扉に入ったところで襲って来るらしい。
いきなりかよっ!!!!
しかも、よりにもよってプリーストブラスター失敗っ!!!
こいつ、いい加減にしてくれねぇかなぁっっ!!!!
プリーストブラスターは魔法使いには効かないので、ロース(元僧侶)だけは無事。
なので....、
....今回も、ロースのマディ(全快魔法)のお世話になる。
マジでロースは、いまだに僧侶役としても大活躍である。
さて、治療が済んで、玄室を探索すると......、
....奥の方に扉が見える。
なので、奥の扉から出ようとした途端!!
メイジA | 「わぁーはぁっはっっ!!!」 |
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メイジB | 「宝を持ったヤツはおらんかぁあ~!」 |
サーロイン | 「なんか、また扉のところで、後ろから敵が来たが……」 |
三洲次 | 「喋りながら登場って……背後から現れる意味、皆無ですよ……」 |
戦闘開始直後、いきなりランプが呪文を封じる。
こうなったらレベル7メイジなど、もうただのサンドバックだ。
あっさりと倒して、隣の部屋に入る。
すると......、
....扉が3つ。
また3択か......と、思ったが......、
....ハズレはすぐ行き止まりだったので、3択ってほどでもなかった。
とりあえず左側2つは......、
....ハズレで....、
....一番右の扉が......、
....正解。
目の前の扉から、奥へと進む。
一本道の先に、さらに扉。
バンッ!
バンッ!
バンッ!
空っぽの玄室が続く。
ブリスケット | 「地下8階は、閑散としてやすね」 |
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サーロイン | 「そうだな。 で、次の扉は…?」 |
三洲次 | 「左手にあります」 |
バンッ!
サーロイン | 「奥に扉……」 |
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バンッ!
サーロイン | 「ここを左へ……」 |
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サーロイン | 「あれ?! ここって、まさか……」 |
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サーロイン | 「……やっぱり、最初の部屋だ」 |
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三洲次 | 「作ってる地図を見ると、南東エリア(右下方面)が埋まったので、 今ので3番目のワープ先も探索が完了したようです」 |
サーロイン | 「そうなのか。 そうなると、いよいよ………」 |
サーロイン | 「…残るは、この真っ暗闇のワープポイントだけか」 |
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ブリスケット | 「既にエレベーターは見つけやしたから、 このワープ先って、何すかね……?」 |
ロース | 「これだけ、なんか異様よね……」 |
サーロイン | 「ま、これでワープポイントも最後だ! 覚悟を決めて、入ろうっ!!」 |
かくしてローラーレンジャーズは、
この暗闇へと足を踏み入れた!!
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……………………
…………
……
──── 地下8階 最後のワープ先......
真っ暗........なのだが....、
「まっくらやみだ!」
....という文字が無いということは、ここはダークゾーンとは違うのか?
う~~ん........。
とりあえず、座標を確認する。
当然だが、ワープはしている。
ワープはしているが......、
サーロイン | 「………なんだ? この視界?」 |
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三洲次 | 「他の方角なら何か見えるのでは?」 |
サーロイン | 「他の方角は…?」 |
ブリスケット | 「えぇと、北側は……」 |
ランプ | 「東側は……」 |
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ロース | 「西側も……」 |
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ロース | 「……全部真っ暗闇で、何も見えないわ」 |
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ランプ | 「でも、ダークゾーンではない……と」 |
サーロイン | 「こんなこと………はじめてだな………」 |
ブリスケット | 「どうなってんすか? これ?」 |
サーロイン | 「うぅむ……??」 |
なんだ....? これ......?
サーロイン | 「悩んでいてもしょうがない! 一歩進んでみよう!!」 |
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勇気をもって進むと......、
....一歩先がダークゾーンだった。
サーロイン | 「あぁ……なるほど……。 全方向をダークゾーンで囲まれた場所……ってことか」 |
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ランプ | 「新しいですね」 |
ただ、ダークゾーンは1マスだけで......、
....あっさりと明るい場所に出る。
とりあえず目の前の扉に入ると....、
....またすぐにダークゾーン。
しかも......、
....すぐに壁にぶつかる。
念のため扉が無いか調べていくと......、
....扉があった!!
しかも、いきなり戦闘!!!
??? | 「殺っっちめええぇぇっ!!」 |
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??? | 「宝はオレたちの物だあああぁぁっっ!!」 |
ブリスケット | 「ぐふぉあっ!!」 |
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三洲次 | 「やれやれ……(スラッ!」 |
とりあえず、片づける。
調べただけでえええぇぇっっ??!
もうねぇ!! なんなの?!! こいつっ?!!
勘弁してよ!!! マジでっ!!!
ランプ | 「しかも一番安い盾ですか………はぁ……」 |
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桃 | 「いぢぢ……っ」 |
ロース | 「大丈夫、桃?」 |
三洲次 | 「しかし………」 |
三洲次 | 「……この視界………、納得できねぇ………」 |
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サーロイン | 「なんでだ?」 |
三洲次 | 「地図にプロットしていくと、 ここって、スタート地点の近くに戻っているんです。 でも、さっきは通路が南北にのびてたのに、今は通路が東西にのびてます」 |
ブリスケット | 「そりゃ、ワープしてんでは?」 |
サーロイン | 「確認しよう」 |
サーロイン | 「東に1、北に13」 |
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三洲次 | 「完っっ璧に ワープしてます……」 |
ランプ | 「いつの間に………」 |
うわああああぁぁぁ..........。
いきなり地図を書き間違えたあああぁぁぁ.........。
ボールペンで地図を書いていたから、最初から書き直さないとぉぉ......。
地図の書き直しは、地下1階以来、2回目だなぁ......。
仕方ないので......、
....パーティーを一旦地上へ戻し、地図の書き直しをはじめました。
やれやれ........。
で、書き直し終わったので、再度地下8階へ。
(*) 書き直し直後を撮影し損ない、地図の写真が無い....
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………………………………
……………………
…………
……
──── 地下8階 最後のワープ先(2回目)
最初のワープ先からやり直す!
今後の説明上、この一番最初にワープして来た場所を、
スタート地点と表現します。
このスタート地点、この後もよく登場しますので、以後お見知りおきを。
さて......、
....前回、南へ進んだので、今回も南側へと進む。
小まめにデュマピック(現在位置調査の呪文)しながら進み......、
....ワープポイントを発見!
......って、ちょっと待て?
サーロイン | 「このワープ先も、ダークゾーンじゃないのに、視界が真っ暗だ」 |
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三洲次 | 「そう言えば……」 |
ランプ | 「すると4方向とも……」 |
ランプ | 「……やはり、真っ暗です」 |
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ロース | 「つまりダークゾーンで囲まれてるのね」 |
サーロイン | 「もしかして、このエリアのワープって、 ワープするとこの視界になるのでは?」 |
ブリスケット | 「さもありなん。 こげな特徴的な視界は、他には無ぇっすから」 |
三洲次 | 「ある意味、分かりやすいな……」 |
さっそく法則性に気付いたかも。
さて、このワープ先だが、東方向と西方向は......、
....どちらも行き止まり。
南方向は......、
....扉が2つある。
ただ、どちらの扉も中は玄室だったが......、
....どちらもやっぱり行き止まり。
つまり、北側へ進むしかない。
で、その北側は、前回戦闘があり、その直後にワープしたと気付いた場所である。
そして今回も、扉を蹴破った途端......、
....魔物とエンカウント!
ま、楽勝。
やっと普通に罠を外してくれたよ....やれやれ。
さて......、
ランプ | 「目の前ですが、真っ暗闇ってことは……」 |
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三洲次 | 「ワープポイントですね、きっと……」 |
サーロイン | 「じゃぁ、先に右の扉の中を調べるか」 |
で、右の扉を通ると......、
....通路に出るのですが、この通路は結局......、
....スタート地点に戻るだけだった。
では次は、先ほどの通路で見た2つの扉......、
....の内、南側の扉に入ってみます。
こいつらをやり過ごし、通路の先を見ると......、
ロース | 「ここも、目の前が真っ暗闇ってことは……」 |
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ブリスケット | 「ワープポイントっすね……」 |
サーロイン | 「そんな感じだな」 |
ランプ | 「あちこちにワープポイントがありますね、ここは……」 |
引き返すか悩んだが、今回はワープしてみることにした。
サーロイン | 「では、まず今の座標を確認し……」 |
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一歩進むと......、
サーロイン | 「……予想通り、ワープしたな」 |
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ランプ | 「やはりワープすると、この視界になりますね」 |
三洲次 | 「つまり今回も、ダークゾーンで囲まれた十字路に飛んだ……ってことか」 |
今回のワープ先も十字路で、西側と南側は......、
....スタート地点に戻る扉があり、北側と東側は......、
(※ 北側)
(※ 東側)
....それぞれ扉が1つあるだけであった。
とりあえず今回は、東側に向かう。
サーロイン | 「では、入るぞ」 |
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バンッ!
三洲次 | 「おっと、この黄金色のファイターたちは……」 |
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ブリスケット | 「国の衛兵たちっすね……」 |
ファイターA | 「む?! お前らも、ここで略奪し合ってるパーティーだな!」 |
サーロイン | 「え? ……いや、ただ探索しているだけで……」 |
ファイターB | 「古代王家の宝物は、国の所有物だ! 国有財産の不法所持で、貴様らの身柄を拘束する!!」 |
ランプ | 「え?! そんな、まだそれっぽい宝なんて1つも……」 |
ファイターC | 「とは言え、俺たちにも慈悲が無い訳でもないからな。 大人しく全部差し出せば、持って無かった、ってことにしてやってもいいぜ」 |
ロース | 「それって、ただの賄賂の要求じゃない」 |
三洲次 | 「そんなことより、こっちが王家の宝を持ってる前提で、勝手に話しが進んでないか…?」 |
ファイターD | 「で、どっちにするんだ? 差し出すのか?捕まるのか?」 |
サーロイン | 「しょうがない…………出してやるか」 |
ファイターE | 「今日は物分かりのいい奴が多いぜ」 |
サーロイン | 「ただし、出すのは……」 |
ファイター達 | 「「ぐわあああぁぁっっ!!」」 |
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サーロイン | 「……ゴミをチリにする魔法だ」 |
サーロイン | 「勝手に略奪パーティーにしないでほしいものだな」 |
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ランプ | 「お! あいつら箱を持ってましたよ! もしかして、他から奪った王家の宝が入ってるかも!」 |
ブリスケット | 「開けちまいやしょう!」 |
三洲次 | 「……これは略奪と言うのでは……?」 |
桃 | 「む~……、石弓の矢かぁ………」 |
桃 | 「うっし、開いたぜ」 |
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ロース | 「え~と……、巻物と……」 |
ブリスケット | 「……盾っすね……」 |
ランプ | 「ではでは、鑑定を……」 |
ランプ | 「『炎』の巻物と、『悪の盾』でした」 |
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三洲次 | 「この階で『悪の盾』って、珍しい気がしますね」 |
ロース | 「これが王家の宝なの……?」 |
ブリスケット | 「地下10階にもありやしたぜ?」 |
ランプ | 「う~ん……どっちとも断言できないですね……」 |
サーロイン | 「とりあえず持って行こう」 |
サーロイン | 「で、ここは…?」 |
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三洲次 | 「このエリアでは、珍しく広い玄室ですね」 |
サーロイン | 「右の方には何がある?」 |
ロース | 「奥に扉があるわ」 |
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サーロイン | 「じゃ、そこの扉から出てみよう」 |
と、扉から出ようとした途端!!
メイジA | 「おいっ!! そこで止まるんじゃっ!!」 |
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サーロイン | 「ぅおっ?!」 |
三洲次 | 「……また扉のとこで……」 |
メイジB | 「おぬしら、衛兵(=レベル10ファイター)から『悪の盾』を盗っていったな?」 |
ブリスケット | 「見てたんすか…?」 |
プリーストA | 「それは、さっき我らが衛兵に難癖を付けられて、取られたものだ」 |
サムライA | 「取り返してくれるとは、ありがたい」 |
サムライB | 「さぁ、返してもらおうか?」 |
ロース | 「本当かしら? テキトーなこと言って、横取りするつもりじゃないの?」 |
ランプ | 「でも、さっきの衛兵たちも『今日は物分かりのいい奴が多い』って言ってましたから、 あながち……」 |
メイジC | 「ほら、早く返すんじゃ!」 |
サムライC | 「さもねぇと……どうなるか、分かってんだろ?!」 |
サーロイン | 「いや、分からん。 どうなるんだ?」 |
メイジD | 「では、分からせてやろぉおおおっ!!」 |
全員 | ((サッ!)) ←戦闘態勢!! |
メイジD | 「ソピックッ!!! ほ~~~ら、どうじゃあ? わしの筋肉が硬くなって、防御力が上がってしまったぞぉお?!」 |
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サーロイン | 「…………………………」 |
桃 | 「…………………………」 |
メイジE | 「まだ渡さぬかっ!!?」 |
メイジE | 「ソピックッ!!! ほ~~~ら、わしまで硬くなってしまったぞ?! もちろんアソコもじゃっ!!」 |
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ロース | 「…………………………変態……」 |
ブリスケット | (!………そういう使い道が………) |
メイジF | 「これでもまだ渡さぬかっ?!!」」 |
メイジF | 「ディルトっっ!! どぉ~~~じゃ?! 今度はお前らが弱くってしまったぞぉおお?!」 |
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ランプ | 「…………………………」 |
三洲次 | 「…………………スゲェどうでもいい…」 |
サムライE | 「さあ?! 渡す気になったか?!」 |
サーロイン | 「しょうがない………渡してやるか」 |
サムライF | 「よ~し、そうこなくてはな!」 |
サーロイン | 「ロース、渡してやってくれ……」 |
ロース | 「オッケー!!」 |
メイジ達 | 「「ほおおおぉぉおっっ??!」」 |
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サムライ達 | 「「ぐわあああぁぁあっっ!!!」」 |
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サーロイン | 「……引導をな」 |
---|
さて....、
ガチャ...ッ
....この玄室を抜けた先も、結局は......、
....スタート地点に戻るだけであった。
あちこちにワープポイントがある割に、なかなか先に進まないな....。
………………………………
……………………
…………
……
──── 地下8階 各所で......
??? | 「おい、新参者が『悪の盾』を奪ってったらしいぞ……」 |
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??? | 「新入りなら、奪いやすいんじゃね?」 |
??? | 「よし! その『悪の盾』は、俺らのものだ!」 |
………
??? | 「なんか衛兵から『悪の盾』を奪った奴らがいるらしいぞ。 しかも新顔らしい」 |
---|---|
??? | 「新入りのくせに生意気な! このフロアの厳しさを教えてやれ!」 |
??? | 「『悪の盾』は、俺たちのもんだぜっ!」 |
…………
……………………
………………………………
その後も......、
....いくつか戦闘をこなしつつ......、
....このエリアの探索を続ける。
マップ自体は......、
....4方向をダークゾーンで囲まれた場所にワープするポイントがあちこちにあるが、
ワープ先はどこも似たようなもので......、
....要はどこかで行き止まりになり、結局は......、
....スタート地点に戻る....の繰り返しであった。
そんな感じでマップを埋めていると......、
....一番北西(左上方面)に、4つの玄室が集まるエリアを発見した。
とりあえず、その内の1つに入ってみると......、
サーロイン | 「お! 奥に行ける扉があるぞ」 |
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三洲次 | 「あ、待って下さい。 地図を見ると、あの扉の向こうは、スタート地点につながる通路です」 |
サーロイン | 「なんだ、またか。 じゃ、他の玄室へ行ってみよう」 |
....と、扉の方へ方向転換を始めた途端!!!
??? | 「『悪の盾』はオレたちのものだああぁっ!!」 |
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??? | 「死ねえええぇぇっっ!!」 |
サーロイン | 「なに?!」 |
サーロイン | 「ぐほ…っ!」 |
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三洲次 | 「また扉から出ようとしたところを…っ!?」 |
ブリスケット | 「『悪の盾』がどうとか言ってやしたぜ?」 |
ロース | 「私たちが『悪の盾』を取ったことが、知れ渡ってるの?!」 |
サーロイン | 「否が応でも、争奪戦に巻き込まれたか……!」 |
三洲次 | 「ブリ助っ!! やり返すぞっ!!」 |
ブリスケット | 「合点承知っ!!」 |
とりあえず撃退し、別の玄室へ向かう。
バンッ!
サーロイン | 「この玄室にも扉があるな」 |
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三洲次 | 「地図を見ると、あの扉の先は、まだ行ったことが無い場所です」 |
サーロイン | 「じゃ、入ってみよう」 |
バンッ!
ロース | 「行き止まりね」 |
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サーロイン | 「なんだ」 |
サーロイン | 「この玄室は、これだけか。 じゃ、もう出よう」 |
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と、またもや扉から出ようとした途端! ! !
??? | 「ものどもっ! 殺して『悪の盾』を奪えっっ!!」 |
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??? | 「キィッッッシャアアァァッッ!!! |
??? | 「シャアアアァァァッッ!!!」 |
サーロイン | 「え?!」 |
三洲次 | 「ぐはあっ!」 |
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ランプ | 「ま、また……出ようとしてたところを……っ!」 |
また、扉のとこ....ん?
........................ナイトストーカー?
うわあああぁぁぁっっ!!!!
三洲次があああぁぁぁっっ!!!!!!
うわあああぁぁぁっっ!!!!
ブリスケットがあああぁぁぁっっ!!!!!!
三洲次 | 「ぅおおぉぉ………っ!」 |
---|---|
ブリスケット | 「ぐおおぉぉ………っ!」 |
サーロイン | 「ブリ助、三洲次、大丈夫かっ?!」 |
ロース | 「なんて……こと……」 |
ここでマロール逃げをすれば、宿でレベルはすぐに回復するが、
冒頭でも述べたように、
マイルールでドレインを喰らった時のマロール逃げは絶賛禁止中!
三洲次 | 「く、くそ………っ! せめて…っっ!!」 |
---|
ニンジャA | 「がはああぁぁっ!!」 |
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サーロイン | 「これでも、くらえっ!!」 |
なんとか奇襲時以上の被害を食い止めるも........、
勝利のファンファーレと共に、下がってしまうレベル......
ってか、メッセージはすげぇブルーな内容なのに、
明るい勝利のファンファーレが鳴るのって、メッチャ違和感があるんですけど......
すげぇギャップだ.......ギャップ萌えってやつか?
違うか。
これは......ヘコむなぁ.........。
とりあえず......、
......城に帰って、ふて寝した。
名前 | 職 | LV | H.P. | 力 | 知 | 信 | 生 | 早 | 運 | 吸 | 死 | コメント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
サーロイン | 君 | 10 | 111 | 14 | 13 | 13 | 14 | 12 | 9 | 0 | 0 | 前衛なのにパーティーで2番目にH.P.が低い。 |
三洲次 | 侍 | 9 | 145 | 14 | 12 | 10 | 14 | 12 | 15 | 2 | 3 | レベルアップが遅い侍がドレインしたのは痛い。 |
桃 | 盗 | 11 | 151 | 14 | 17 | 14 | 14 | 14 | 15 | 0 | 0 | 早くレベルアップさせたくて後衛にして大正解。 |
ロース | 魔 | 11 | 152 | 14 | 18 | 17 | 14 | 18 | 10 | 0 | 2 | 魔法使いがパーティーで一番のH.P.に……。 |
ランプ | 司 | 17 | 81 | 18 | 18 | 17 | 16 | 18 | 12 | 0 | 9 | レベルアップが遠いー! |
ブリスケット | 僧 | 10 | 129 | 10 | 15 | 15 | 11 | 12 | 9 | 2 | 4 | エナジードレインの喰らいやすさってあるのか? |
【更新履歴】
2021年 6月19日:画面写真を一部追加しました。読むのにかかる所要時間(目安)を掲載しました。
2020年 7月12日:次ページへのリンクを設定。
2020年 7月 5日:新規公開。