92.冒険人生山あり谷あり

【登場人物】  
サーロイン ローラーレンジャーズのリーダー。サーは敬称。
三洲次 元盗賊だった日本男児の侍。発音は「みすじ」。
元接近戦最強の少女。現在は盗賊。すぐキレる。
ロース こんな名前だが細身で美人なエルフの女魔法使い。
ランプ お金一筋のエルフの司教。パーティーの知恵袋。
ブリスケット 日本オタクのエルフの僧侶。あだ名は「ブリ助」。

読了時間 (目安):約10分



前回、バンパイアの集団に奇襲され、前衛の3人....

サーロイン(君主)、
三洲次(侍)、
ブリスケット(僧侶)

....がエナジードレインを喰らい、レベルを2も下げられました

地下10階の安定した周回に向け、レベルを上げなければいけない状況で、
むしろ真逆のレベルダウンは、まずい状況です。


が.......また、ただレベルを上げるだけのプレイはツライ
ネタを考えるのもツライ


で、まぁ、少し悩んだりもしたのですが、
今回は もうこのまま地下10階でのアイテム探しを続けます。




──── ギルガメッシュの酒場 早朝....

三洲次 「うぅ………また、ドレインかぁ………。
 この急激なレベルダウンは、身体にきついなぁ……」
「三洲次、大丈夫か?!」
三洲次 「いやぁ……あんまりぃ………」
ブリスケット 「かれこれ3回も喰らってやすが………、
 いまだに慣れねぇっすわ………これは………」
ランプ 「まぁ、慣れてもらっても困りますが……」
サーロイン 「大抵の戦闘には勝てるようになって長いから、慢心していたのかも知れないな。
 ここは一旦 初心に戻り、真面目に戦っていくことにしよう」
ロース 「一番ふざけた戦闘結果ばかりだったくせに、よく言うわね」
サーロイン 「………お前、相変わらずズケズケとものを言うな………」
三洲次 「でも、多少慢心があったにしても、真面目にはやってましたよ?」
ブリスケット 「心掛けだけで解決する問題じゃねぇっすぜ、これ?」
サーロイン 「う~~ん…………」


いや、「手裏剣」を手に入れていない状態で、
奇襲でのエナジードレインテクニックで回避する方法は無いだろうか?

レベルを挽回する前に再びレベルドレインを喰らったら、もうシャレにならないし。

まぁ、ACが機能していたら、また違ったんだろうけど.......。



とりあえず前回のプレイから、いろいろ考えてみました。


その結果、誰も気付かなかったウルトラCとも呼べる素晴らしい回避方法を思いついた!







.............なんてことは無く、やっぱり打つ手は無し


もはや、運の世界

もはや、神頼みの世界


どうしようもないので、これまで通り淡々と地下10階に降りて、
アイテムと経験値稼ぎをしていくことにしました。




──── 地下迷宮の入り口


なんとなくだけど、今回からマポーフィックも唱えることに。

常時ACが下がる常駐魔法

ファミコン版はACが機能していないので、これまで無視していましたが、
もうワラにもすがる気持ちで唱えます。
「神のご加護がありますように」的な、祈りにも似た、そんな理由ですが......。


まぁ、それぐらいショッキングだったんですよ、今回のトラブルって。




最強の防具「聖なる鎧」を身に着けたサーロインは、これでAC(≒防御力)-10を下回り、
表示がとうとうLO(確か Low の意)になった。

なかなか頼もしいパラメータである。


機能していないけど。






では、へこたれずに地下10階を回りましょう。


なお、残る未入手のアイテムは......

・悪の鎧
・氷の鎖帷子
・守りの盾
・手裏剣
・回復の指輪
・破邪の指輪

....この6種類です。


──── 地下10階(1周目)


バンッ!        ← 扉を蹴破った音


おー!

こいつは経験値もガッポリ手に入るので、
レベルドレインを喰らった直後のローラーレンジャーズには、
もう願ったり叶ったりの相手である!!


あっさりと駆逐!



ちゃんと心を入れ替えたのか、サーロインも真面目に敵を倒してくれて....、


....あっさりと無傷で勝利
ドレインを喰らった直後だけに、この経験値は有り難い

では、主目的である宝箱

ブリスケット 「カルフォ!」



ブリスケット 「ふむ………スタナーっすね」
サーロイン 「では、桃も頼む」
「うぃ」



「む~………………、
 ん~~………………、
 いや………ブラスターっぽいぜ」
三洲次 「前回から2回連続で結果が分かれたか……」
ランプ 「まぁ………なんとなく、結果は分かりますが………」
サーロイン 「とりあえず、ロースもカルフォを頼む」
ロース 「分かったわ。
 ……………………カルフォ!!」



ロース 「あら、メイジブラスターっぽいわよ」
ランプ 「ええぇ?!
 桃の方が正確なんですか?!」
ブリスケット 「マジっすか…………」
ロース 「ねぇ、ブリ助……、ドレインのショックが残ってて、
 十分に精神集中できなくなってるんじゃないの?」
ブリスケット 「まぁ……かも知れねぇっす………」
ロース 「ドレインって、そんなにキツイのね」
ブリスケット 「ロースはんも、一度喰らうと分かりやすよ」
ロース 「私後衛で関係無いから、別にどうもでいいわ」
ブリスケット 「………相変わらず冷てぇっすな」
サーロイン 「とりあえず罠を外そうか」
「うっす」



罠は、桃が問題無く開けてくれたけど、宝箱からはしか手に入らなかった。
ちっ......。


──── 地下10階 第二玄室(2周目)


バンッ!


お? こちらの先制だ!



見事に、三洲次が一撃1匹倒す。
サーロインもちゃんと攻撃を当ててるな。


次のターンも、見事に三洲次が1撃で倒し、
またもや無傷で勝利



罠も問題無く解除
ってか、これまでがウソのように、罠の解除が安定しているな。


ただ、中身は「苦しみ」の巻物「切り裂きの短刀」進展無し
なかなか狙った物が出ない。

とりあえず第二玄室まで来たので、ここで一旦以上に戻り......


....アイテムを売却したら、再び地下へと潜る。




──── 地下10階 第一玄室(2周目)


バンッ!



数回の出入りを繰り返すと......、


ドラゴンA 「ガオオオォォッッ!!!」
ドラゴンB 「ゴオオオォォッッ!!!」

....未入手のアイテムを出す可能性のあるファイアードラゴンが出てきたので、
戦うことに。


出遅れると被害がデカいから、頑張ってくれよ!

戦闘開始っ!!


ドラゴン達 「「ギィイヤアアアァァッッ!!!」」

おーー!
いきなりサーロインが動いて、あっさりと4匹とも撃退!

サーロイン 「よし! 問題無し、だな」
ロース 「本当に、ちゃんと心を入れ替えて、
 真面目に戦闘に取り組むようになったのね」
サーロイン 「俺はいつでも真面目だったぞ。
 より精神的に成長したと思ってくれ」
ロース 「レベルはダダ下がりだけどね」
サーロイン 「………そういうかわいくないことばかり言ってると、
 その内に罰が当たるぞ………」


ブリスケット 「カルフォ!!………ガス爆弾っすね」
「うぃ……そうっぽいぜ」
サーロイン 「では、解除を頼む」



「ふぅ、開いたぜ」
ロース 「桃は、ここにきて、罠の解除の腕が一気に上がったわね」
三洲次 「さっきはカルフォよりも正確に罠を見極めたし。
 桃、お前は一流の盗賊になったと思うぞ」
ダブルVサイン!
サーロイン 「ランプ、鑑定を頼む」
ランプ 「では……」


ランプ ロイン!!
 『悪の鎧』が入っていました!!
サーロイン 「なに?! それは…」
ランプ 「はいっ! 新アイテムです!!
ロース 「ドラゴンって、本当に宝の護り神なのねっ!!」
ブリスケット 「いやぁ~、ドラゴンから続々と鎧が出てきやすね」
三洲次 「マジでドラゴン達の間で、鎧を集めるのが流行ってるんじゃ…」

やりました!!

未入手のアイテム3個目ゲット!!!

しかも、これで「悪」シリーズの装備を全種類ゲットです!!!


ランプ 「いや~、実物を見るのは初めてですが、これが『悪の鎧』ですか~」
サーロイン 「前回の冒険は酷かったが、今回は実に好調だな。
 冒険人生山あり谷あり。
 凶は吉に還る。
 ちゃんと穴埋めはやって来るものだ」

よしよし!
何かいろいろと上向いてきた感じだぞ!

この調子で、バンバン行きましょう!


──── 第二玄室(2周目)


バンッ!



出入りを繰り返していたら、ハタモトに奇襲を喰らう。


ま、通常ターンになったら、速攻やり返してやったが。


後続のメイジ達も、ロースのマリクトで一網打尽に。

ま、依然問題無し、です。

三洲次 「いちち………っ」
ロース 「あなたって、本っっっ当に奇襲に弱いわねぇ!」
三洲次 「倒しがいのある奴だ、って思われてるんだろうな」
ロース 「一番弱そう、って思われてるに決まってるじゃない」
三洲次 「………マジで罰が当たればいいのに…………」
ランプ 「宝箱がありましたよ!」


一流盗賊の登場ぉーっ!
三洲次 「だから、自分から言うなって」


ブリスケット 「カルフォ!
 …………メイジブラスターっすね」
「ふ~ん………、ふ~ん………、
 うぃ、間違いなくブラスターだぜ!」
サーロイン 「では、解除を頼む」
「ま、一流盗賊のあたいにかかれば、こんなのあっさりと…」


三洲次 「…失敗するんだ」


ロース 「………あ………や………」
三洲次 お前って、本っっっ当にメイジブラスターに弱いなぁ!
ロース 「………むか………つ………く………」
ブリスケット 「ってか、桃ちって、調子に乗ると……」
ランプ 「すぐ失敗しますよね……」
サーロイン 「とりあえず、中身を確認してくれないか?」


ランプ 「『エルフの鎖帷子』でした」
サーロイン 「こっちの玄室は進展無しか。
 ま、しょうがないな」

では、地上に戻りましょう。


…………


……………………


………………………………


──── ボルタック商店




おー!
悪シリーズが全種類ボルタックに並んだぜ!



アイテム運も上向いてきたところで、この調子でガンガン地下を回るぜ!!





──── 地下10階 第一玄室(3周目)


バンッ!


お! またもや先制!!

サーロイン 「よし!!」


ランプ 「ダメージ量はともかくとして……」
三洲次 「ロインもキッチリと攻撃を当てるようになりましたね」
ブリスケット 「心を入れ替えると、こうも変わるもんっすかね?」
ロース 「これまでが、いかに不真面目だったか、って話しね」
サーロイン 「お前、いちいち一言多いよっ!!」
ロース 「あら、違うとでも?」
サーロイン 「もちろん!
 俺の実力は、これまで見てきて、知ってるはずだ!!
 そこで、もう一度よく見ていろ!!
 必っ殺っ!!
 垂直切りいいぃぃっっ!!!


サーロイン どうだあああぁぁっ?!
 やれば出来ると、これで納得しただろっ!?」
ロース 「じゃぁ、最初から真面目にやってよ!」
サーロイン お前、本当にかわいくないなあっ!!
ランプ 「いや……今のは普通に正論かと………」
三洲次 「ってか、また何かパクッてたよね……今の技?」


とりあえず残ったファイアージャイアントを倒す。

そして、宝箱......


一流盗賊の登場ぉーっ!
三洲次 「…………お前、さっきの反省した?」
ブリスケット 「カルフォ!」


ブリスケット 「ガス爆弾っす」


石弓の矢っ!!
三洲次 お前、全然反省してないだろっ!!!
サーロイン 「ロース、頼むよ………」



ロース 「カルフォ!………ガス爆弾ね」
「う~………」
三洲次 「やっぱり桃は……」
ランプ 「気が緩むと……」
ブリスケット 「ダメダメっすね………」



もちろん罠はガス爆弾

やっぱりカルフォの方が正確


うっほー!
スーパー職業・忍者に転職可能な「盗賊の短刀」、なんと2本目ゲット!!
マジで、アイテム運が上向いてきたぜ!!!

ま、もうボルタックに即売りだけど。


──── 第二玄室(3周目)


バンッ!


ブリスケット 「うおっ! 4グループも!」
プリーストA 「貴様らっ!!
 よくも我らの仲間を殺してくれたなっ!!」
ランプ 「さっきのハイプリーストの仲間ですか」
プリーストA 「仲間の仇、覚悟しろっ!!」
三洲次 「多勢を連れて、仇討ちに来たのか…」
ブリスケット 「恩ある者達が集い、憎き相手を待ち受ける!
 これぞ仇討ちっすね!!」
サーロイン 「感心してないで、魔法で一気にカタを付けるぞ!」


いきなりマリクト!!
いいぞ!!


ロース 「レッサーデーモンが無効化したわっ!」
サーロイン 「ダメ押しだ!!」


デーモン 「ムダ、ムダアアァァッッ!!!」
ランプ 「ティルトウェイトもダメですか…」
サーロイン 「こしゃくなっ!
 魔法がダメなら、こうだっ!!」


デーモン グワアアアァァッッ!!!
サーロイン 「よし!」
   
三洲次 「ロインも、本当に心を入れ替えて戦うようになりましたね」
ロース 「今までどんだけ不真面目だったのよ……」
ランプ 「と言うか、レベルが下がった方が攻撃が当たるって、どういうことですか……」


ブリスケット 「桃っちも、地下10階が一番安定して罠を解除できるってぇ、どういうことっすか……」
三洲次 「ウチのパーティー、いろいろおかしくないか……」


アイテムは「ドラゴンスレイヤー」微妙だった。


………


………………


………………………


──── ボルタック商店


とりあえず戦果をボルタックに売却。
「盗賊の短刀」も、即売り

さて、あと少しでブリスケットとロースがレベルアップするので、
もう1回だけ潜るかな。




今回最後の周回です。

──── 地下10階 第一玄室(4周目)


バンッ!


ジャイアントA グゥゥゥ…ゥ…ッ!!
ジャイアントB ガゥゥゥ…ゥ…ッ!!

敵はポイゾンジャイアント

もう、マカニト(Lv7以下の魔物を倒す呪文)はランプに任せていいだろ。

......と、思ったが、念のため素早さ18のロースにもマカニトを唱えさせる。


やっぱ、ランプ早ぇや!

で、宝箱......

ブリスケット 「カルフォ!!」


ブリスケット 「おぅ、テレポータっすぜ」
サーロイン 「久しぶりに出てきたな……」

この罠は、地下10階で万が一にも解除に失敗すると、
ほぼ50%の確率で石の中=全滅なので、この罠の場合は宝箱は無視する。


サーロイン 「残念だが……仕方ない」


──── 第二玄室(4周目)


バンッ!


ゾンビA シャアアァァ…ァ……ッ!!
ゾンビB シュウウゥゥ…ゥ……ッ!!
ゾンビC ギシャアアァ…ァ……ッ!!
   
ブリスケット 「ドラゴンゾンビっす!」
サーロイン 「よし!
 こいつらはレアなアイテムを持ってる可能性があるから、戦うぞ!!」

戦闘開始!!


ランプはマジで早いなぁ!!



ゾンビA (……フゥ……ファ……??)
ゾンビB (……グゥ……ギィ……??)
   
三洲次 「ランプの詠唱が素早くて、本当に助かりますね」
サーロイン 「うむ。
 安心して戦えるな」



そして、ロインのティルトウェイト三洲次の村正で、無傷で勝利!

うむ。
前衛が真面目に働いてくれるようになり、チームワークがしっかりと機能してきたな。


では、宝箱だ。


ブリスケット 「メイジブラスターっすね」
「…………うぃ、ブラスターだな」
サーロイン 「よし、開けてくれ」



ランプ 「お! 指輪がありましたよ!!」
サーロイン なに?! もしかして、それは…」


ランプ 「『守りの指輪』でした」
サーロイン 「なんだ………また、入手済みの指輪か……」

残念......。

指輪2種が手に入り難そうなので、「ゆびわ」の文字を見るだけで、
本当についつい期待してしまう。




さて、ポイゾンジャイアントを倒したこともあり、
レベルアップに必要な経験値は十分手に入ったでしょう。


…………


……………………


………………………………


──── 地上 冒険者の宿

かくして、2名がレベルアップ!!


■ブリスケット(僧侶)


うむ、なかなかの成長ぶりである。

僧侶なのに信仰心が上がらなかったけど......。

まぁ、彼は1回ひでぇレベルアップの仕方をしたから、
レベルドレインは、彼にはむしろリカバリのチャンスになっているでしょう。


■ロース(魔法使い)


彼女にしては珍しく能力が2つも下がったのが微妙にイタイが、
今回の彼女の注目は、そこじゃあない!

元僧侶のロースは、いよいよ魔法使いでもマスターレベルに到達!!

運が良ければ、彼女はローラーレンジャーズ初の全呪文習得キャラとなるが......


はたして結果は........




きたーーーーーーーーっ!!!

ロース!!
レベル7呪文を、見事に一発全て習得!!

素晴らしいっ!!

これで彼女は全呪文を習得っ!!


ローラーレンジャーズの全呪文習得者、
スーパー魔法使いの誕生ですっ!!!

 


名前 LV H.P. コメント
サーロイン 10 93 16 15 13 14 13 9 1 0 最近は戦闘にちゃんと貢献。心を入れ替えたな。
三洲次 10 122 17 13 12 16 14 18 3 3 村正を振っていれば、とりあえずいいです。
13 153 16 18 16 16 14 16 0 0 最近、また罠の解除が怪しくなってきたぞ…
ロース 13 154 14 18 17 16 18 10 0 2 見事、全呪文を習得!スーパー魔法使いの誕生!
ランプ 18 84 18 18 18 16 18 13 0 9 唯一の全呪文を習得する司教の立場が微妙に…
ブリスケット 11 110 12 18 17 14 15 12 3 4 これを機に、しっかり成長し直してほしい。



 


………………………………


……………………


…………


……




──── 地下10階
     4代目上級魔術師協会 本部

レベル7メイジ 「失礼致します」
ハイウィザード 「会長、ご報告が……」
アーチメイジ 「なんじゃ?」
レベル7メイジ 「最近この地下10階に、また冒険パーティーが来ているそうです」
アーチメイジ 「ほぉ………それで?」
ハイウィザード 「どうもそいつらは、第一玄室から第二玄室辺りを中心に荒らし回っているそうで」
アーチメイジ 「なに?!
 そいつらはローラーレンジャーズじゃないのか?」
ハイウィザード 「余もローラーレンジャーズかと思うてんけどな、
 でも、あいつらにはやたら強い侍の小娘がおったけど、
 今来ているパーティーの侍は男で、しかも大して強くないらしいで」
アーチメイジ 「ほな ローラーレンジャーズとは違うかぁ」
ハイウィザード 「せやねんせやねん」
アーチメイジ 「やつらの侍は、村正を持ったら手が付けられんかったからなぁ」
ハイウィザード 「そうやろ?」
アーチメイジ 「ほな、もうちょっとなんか情報無いんか?」
ハイウィザード 「どうも宝箱を片っ端から開けてるらしいで」
アーチメイジ 「ローラーレンジャーズやないか!」
ハイウィザード 「でも情報によると、そいつらは罠を次々と解除していくらしいねん」
アーチメイジ 「ほな ローラーレンジャーズちゃうかぁ。
 あいつら、罠に次々引っかかってたからなぁ」
ハイウィザード 「そやねんそやねん」
レベル7メイジ 「あの……なんで急に訛りだしたんですか……?」
アーチメイジ 「まぁ、まずは状況を確認するか。
 とりあえず、そいつらの正体と、そいつらの戦況を確認するのじゃ」
ハイウィザード 「承知致しました」
レベル7メイジ 「調査が完了次第、報告にあがります」

 

 

「93.上級魔術師協会、再び…」へ


【更新履歴】
2021年 6月 5日:読むのにかかる所要時間(目安)を掲載しました。脱字を修正しました。
2020年11月14日:上級魔術師協会の本部名見直し。
2020年10月25日:サーロインの必殺技を見直し。間違っていた画面写真を差し替え。
2020年10月11日:次ページへのリンクを設定。
2020年10月 4日:新規公開。