80.呪われた立ち入り禁止区域
【登場人物】 | |
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サーロイン | ローラーレンジャーズのリーダー。サーは敬称。 |
三洲次 | 元盗賊だった日本男児の侍。発音は「みすじ」。 |
桃 | 元接近戦最強の少女。現在は盗賊。すぐキレる。 |
ロース | こんな名前だが細身で美人なエルフの女魔法使い。 |
ランプ | お金一筋のエルフの司教。パーティーの知恵袋。 |
ブリスケット | 日本オタクのエルフの僧侶。あだ名は「ブリ助」。 |
読了時間 (目安):約10分
前回、地下8階に降りると、4つのワープポイントがある部屋に着きました。
そこで、まずは階段の目の前にあったワープ先を探索。
しかし、そのワープ先には、何もありませんでした。
なので今回は、別のワープ先を探索します。
──── 地下8階 4つのワープゾーン....
サーロイン | 「一番最初の部屋に戻って来たな」 |
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ランプ | 「4つのワープポイントがあった部屋ですね」 |
ロース | 「それで…、次はどうするの?」 |
サーロイン | 「そうだなぁ……」 |
4つのワープポイントは、2x2の形で密集している。
階段
[1][2]
[3][4]
ざっくり、こんな配置。
そして、この中で[2]だけはワープ先が真っ暗闇で、
残りの3つは明るい場所へのワープポイントである。
で、前回探索したのは、階段前の[1]のワープ。
サーロイン | 「まぁ、どのワープがどこに行くのかサッパリ分からないから、 もう順番にワープしていこう」 |
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ブリスケット | 「順番? [2]のワープ先は真っ暗闇っすから、きっとダークゾーンでっせ?」 |
三洲次 | 「ダークゾーンは最後にする方針じゃないんですか?」 |
サーロイン | 「もちろんその方針だ。 だから、反時計回りに、次は[3]の位置のワープだ」 |
と、言う訳で、今回は......、
....上記図の[3]の位置にあるワープに入ってみる。
………………………………
……………………
…………
…
──── 地下8階 2つ目のワープ先....
サーロイン | 「では、ワープ先の座標を確認しよう」 |
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サーロイン | 「ワープゾーンの部屋のすぐ隣(東側)にワープした感じだな」 |
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ランプ | 「ここは個室で、扉は目の前の1つだけです」 |
サーロイン | 「じゃ、この扉から出てみるか」 |
ガチャッ....
三洲次 | 「通路が続いてますね」 |
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サーロイン | 「ま、道なりに進んでみよう」 |
ブリスケット | 「1本道で、奥に扉がありやす」 |
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サーロイン | 「じゃ、入ってみよう」 |
バンッ! ← 扉を蹴破った音
??? | 「不法侵入者だっ!!」 |
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??? | 「ここには絶対に入れるなっ!!」 |
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ブリスケット | 「うぉごっ!!」 |
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サーロイン | 「な、なんだっ?!」 |
ブリスケット | 「ぐは…っ! な、なんすか……こいつら…?」 |
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三洲次 | 「あの黄金色の装備は……」 |
ロース | 「確かトレボー支配下の衛兵たち……」 |
ランプ | 「なぜ、こんなところに?」 |
ファイターA | 「ここは立ち入り禁止区域だ!!」 |
ファイターB | 「危険な場所ゆえ、何人たりとも立ち入ることは許されん!!」 |
ファイターC | 「すぐに立ち去れ!! これは忠告ではない! 命令だ!!」 |
サーロイン | 「どうやら訳ありのようだが……」 |
ブリスケット | 「そいつはぁ、いきなり手ぇ出して良い理由にゃなりやせんぜっ!」 |
三洲次 | 「それに、もう戻れないんで、無理にでも進ませてもらうんですけどね」 |
サーロイン | 「ランプ、カティノで眠らせてくれ」 |
ランプ | 「では…」 |
戦闘開始!!
そして、いつもながら見事に、ランプが一番最初に動く!!
が......
ランプ | 「え?!」 |
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ロース | 「ここ、魔法が消える呪いがあるわっ?!」 |
ブリスケット | 「地下5階以来っすね……」 |
ファイターA | 「ここが普通ではない場所だと、やっと分かったようだな……」 |
ファイターB | 「この区域は、呪文を封じる呪いの力を発している岩石が、 あちこちに転がっている場所だ」 |
ファイターC | 「その呪いの力を使い、国家専属の魔法使いや司教の動きを封じ、 国を混乱させようとしている輩もいる」 |
ファイターA | 「それゆえこのエリアは、そもそも存在さえ極秘なのだ」 |
三洲次 | 「そんな奴ら いるのかよ……」 |
ファイターB | 「あぁ、実際に一度だけ、そういう輩達が侵入し、 ここから呪いの石を盗って逃げたことがあった」 |
ファイターC | 「もっとも地上に戻る前に、途中で魔物に殺されたらしいがな」 |
ファイターA | 「そのため、そいつらが盗った呪いの石が、今もこの迷宮のどこかに転がってて、 呪いの影響が出てる場所があるそうだ」 |
ランプ | 「地下5階のあそこですよ、きっと……」 |
サーロイン | 「そういう経緯があったとは……」 |
ファイターB | 「さて………呪いの岩石の秘密と場所を知った以上……」 |
ファイターC | 「お前らを………生きて帰す訳にはいかぬっ!! 死ねえええぇぇーーっ!!」 |
ファイターC | 「なにっ?!」 |
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ブリスケット | 「そう何度も、やすやすとやられるあっしじゃねぇですぜ!!」 |
三洲次 | 「それに、そうと分かれば、剣でやってしまうだけの話しっ!!(スラッ!」 |
三洲次 | 「直接攻撃のやり合いで、俺たちに勝てると思うなよ!」 |
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桃 | 「お、宝箱があったぜ」 |
桃 | 「……………………」 |
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三洲次 | 「これは………」 |
この罠が発動してしまうと、魔法使いや侍などが麻痺または石化してしまう。
そうなると魔法でしか治せないが、ここは魔法が使えないエリア......。
さて......どうする?
三洲次 | 「じゃ、今回も開けて…… |
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サーロイン | 「今回は諦めよう! ! !」 |
ロース | 「それがいいわっ! ! !」 |
三洲次 | 「……………速攻、拒否りましたね…」 |
サーロイン | 「よく聞くんだ、三洲次。 万が一にも…」 |
ロース | 「百が一ぐらいじゃない?」 |
ブリスケット | 「十が一ぐれぇでは?」 |
ランプ | 「二が一」 |
サーロイン | 「……にも失敗したら、治療できないからな!」 |
桃 | 「うー!!」 |
三洲次 | 「……………」 |
階段にもエレベーターにも戻る道が分からない状態なのに、
このタイミングでもしも直接攻撃の要である三洲次(侍)が麻痺すると、イタ過ぎる.....。
なので......、
...安全サイドに倒す。
桃の罠の解除の腕前など、信用できないしな!!
サーロイン | 「それで………」 |
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サーロイン | 「…中はどうなっている?」 |
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ブリスケット | 「2x2の大きさの玄室っす」 |
三洲次 | 「扉は奥にある1つだけですね」 |
サーロイン | 「では、あの扉から奥へ進もう」 |
ロース | 「立ち入り禁止区域って言ってたから、ここって誰も居ないのよね、きっと」 |
サーロイン | 「そうなら、楽なんだが………」 |
サーロイン | 「じゃ、入るぞ」 |
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ギイイイィィィ........
サーロイン | 「玄室っぽいが………やはり、誰もいないな」 |
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ブリスケット | 「出口は、奥の扉だけっすね」 |
サーロイン | 「じゃ、その扉に入って行こう」 |
ギイイイィィィ........
三洲次 | 「お邪魔しますよ~?」 |
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ギイイイィィィ........
ランプ | 「誰かいますか~?」 |
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ギイイイィィィ........
ブリスケット | 「御免下され」 |
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ロース | 「本当に誰もいないわね」 |
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サーロイン | 「立ち入り禁止区域だけあるな……」 |
余談ですが、ここら辺の部屋って玄室っぽく見えますが、
後日ネットでマップの答え合わせをした際に確認したら、
玄室ではありませんでした。
サーロイン | 「とりあえず、さらに奥へ進もう」 |
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サーロイン | 「お、通路に出た」 |
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ランプ | 「奥に扉と……」 |
ブリスケット | 「…曲がった先にも扉っす」 |
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サーロイン | 「2択か……」 |
三洲次 | 「作ってる地図を見ると、この区域は2x2の部屋で構成されてるので、 奥の扉の中は1x1の個室っぽいですよ」 |
サーロイン | 「じゃ、先に奥の扉に入ってみよう」 |
サーロイン | 「消えた…………」 |
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ブリスケット | 「隠し扉っすね」 |
サーロイン | 「そういや……」 |
....先ほど省略しちゃいましたが、実は途中にダークゾーンの個室(行き止まり)を見つけたので....、
....そこでロミルワ(照明魔法)が消えているのを、すっかり忘れていました。
しかもダークゾーンからここまで、全ての視界が2マス止まりで設計されているので、
ロミルワ切れに気付かせないマップ構造....という念の入れよう。
サーロイン | 「こいつはうっかりだ……。 唱え直すか」 |
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こいつはぁうっかりだっ!!!
もうね、用意されたワナ全部に、
自分からハマリにいってる気分ですよ!!!
ってか、
ダークゾーン + 隠し扉 + 魔法封じ ....って、
地味にいやらしい組合せだなっ!!
しょうがないので、壁のまま蹴破る。
バンッ!
サーロイン | 「予想通り、1マスの個室だったな」 |
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ランプ | 「運が良かったにせよ、この部屋の存在を見抜いたので、 何かあっても良さそうなんですが……」 |
サーロイン | 「ま、こういうドライなところが、この迷宮の特徴だな」 |
とりあえず、ここは出る。
サーロイン | 「じゃ、次はあの扉に入ってみよう」 |
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...と、扉に入ろうとした途端!!
??? | 「てぃやーーーっ!!!」 |
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??? | 「死ねええぇぇぇーーっっ!!!」 |
サーロイン | 「え?!」 |
シーフA | 「がぶっ!」 |
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ブリスケット | 「いて」 |
三洲次 | 「…………1のダメージって……」 |
シーフA | 「……………………………」 |
ブリスケット | 「……………………………」 |
シーフB | 「うわあぁっ!」 |
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シーフC | 「こいつら強いぞおおぉぉっっ!!」 |
ブリスケット | 「いや……そっちが弱過ぎじゃねぇっすか……?」 |
シーフD | 「逃げろおおおおぉぉっっ!!」 |
三洲次 | 「ぇええ~~………?」 |
シーフA | 「え?! ちょ、お前ら?!」 |
シーフE | 「おい?! 俺らを置いてくなって!!」 |
ロース | 「なによ、立ち入ってる人が 居るじゃない!」 |
ランプ | 「こいつら強盗ですから、どこかから潜り込んだのでしょう」 |
ブリスケット | 「あの衛兵どもが知らねぇだけで、意外と侵入されてんじゃねぇっすか、ここ?」 |
三洲次 | 「しかし、本当に扉のとこで襲ってきますね……」 |
サーロイン | 「お喋りはそのぐらいにしろ。 まずはこいつらに、冒険パーティーを襲うとタダでは済まない、ってことを教えてやるぞ」 |
三洲次 | 「身のほど知らず、ってやつですね」 |
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サーロイン | 「うむ」 |
サーロイン | 「では、改めて入って行こう」 |
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ガチャ....ッ
サーロイン | 「失礼しま~す」 |
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ガチャ....ッ
ランプ | 「どなたかいらっしゃいますか~?」 |
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ガチャ....ッ
三洲次 | 「エクスキューズミー?」 |
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ガチャ....ッ
ブリスケット | 「頼もぉっ!」 |
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ガチャ....ッ
ロース | 「入っちゃいますよ~?」 |
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サーロイン | 「本当に誰も居ないな………」 |
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ランプ | 「まぁ、逆にこれだけの数の玄室に魔物がいたら、 魔法を封じられた状態ではきついですよ」 |
三洲次 | 「お! 左手に扉がありますよ」 |
サーロイン | 「じゃ、先に進むか」 |
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さて、2x2マスの部屋はここまでで、
ここからは2x1マスの部屋が続くエリアへと変わっていった。
ガチャッ!
ガチャッ!
ガチャッ!
??? | 「……呪いの石って、見た目が普通の石と同じだから、 全然見分けがつかねぇんだよなぁ……。 どこにあんだよ………」 |
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シーフB | 「…ん? うわああぁぁっ!! また、お前らかあぁぁぁっっ!?」 |
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サーロイン | 「さっき逃げた奴らの1人だな」 |
三洲次 | 「ここで遭ったが百年目、ってやつだ(スラッ!」 |
三洲次 | 「たわいもない奴ですね」 |
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サーロイン | 「ご苦労」 |
桃 | 「お、宝箱だ」 |
桃 | 「うっし、開けるぜ!」 |
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サーロイン | 「いや、立ち去るぞ」 |
ブリスケット | 「麻痺されると、治せねぇっすからね」 |
三洲次 | 「じゃ、行くぞ、桃!(ずるずる……」 |
桃 | 「うー!開けるぅー!(ずるずる……」 |
さて、2x1マスの部屋はここまでで、
今度はダークゾーンと明るい場所が交互に連なるエリアとなった。
そして、このエリアを抜けた先に......、
....あきからにワープポイントと思われる場所に到着した。
なぜワープポイントだと分かったと言うと....、
三洲次 | 「作ってる地図を見ると、目の前は1x1マスの袋小路じゃないとおかしいです」 |
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ブリスケット | 「違ぇ景色が見えるってぇことは……」 |
ランプ | 「ワープポイントですね」 |
三洲次 | 「しかもこのエリアは、目の前の1x1マスで地図が完成します」 |
サーロイン | 「つまり、これでゴール……ということだな」 |
ロース | 「結局2つ目のワープ先も、何も無かったわね」 |
ブリスケット | 「魔法を封じられただけっすよ……」 |
サーロイン | 「じゃ、帰ろう」 |
三洲次 | 「あ、待ってください。 記念に、そこら辺の石を持って帰ってみません?」 |
サーロイン | 「もし呪われた石だったら、俺たちずーっと魔法が使えなくなるぞ」 |
三洲次 | 「あ、そっか」 |
ロース | 「石を盗った人たちが魔物に殺られたのも、きっとそれが原因ね」 |
サーロイン | 「元の部屋に戻るぞ」 |
....なので、目の前のワープポイントに入り......、
....最初の部屋に戻ってきました。
そして階段を使って....、
....魔法無効化の効果を消します。
これで、また魔法が使えるようになった。
さて、先ほどのワープ先であまり消耗しなかったので、
まだまだ余力があるから、もうちょっとだけ探索してみようかな。
お次は、ワープ先が暗闇じゃない、残りの一か所。
下記のワープポイントの配置図の....
階段
[1][2]
[3][4]
....[4]の位置にある....
....ワープポイントへ入ります。
………………………………
……………………
…………
……
──── 地下8階 3つ目のワープ先....
サーロイン | 「お? 予想外なことに、エレベーターに近い場所へワープしたぞ」 |
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ブリスケット | 「マジっすか?」 |
ランプ | 「これは期待できるんじゃないでしょうか」 |
サーロイン | 「よし、さっそく横にある扉から出よう!」 |
ガチャ...ッ!
サーロイン | 「うおっ?!」 |
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三洲次 | 「いきなりダークゾーン?!」 |
サーロイン | 「もしかして、立て続けにワープ……はしてないか」 |
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ロース | 「とりあえず、進みましょ」 |
サーロイン | 「そうだな……」 |
....と、キャンプを閉じた途端!!!
サーロイン | 「む?!」 |
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シーフC | 「おい! さっきはよくも オレたちの仲間を殺してくれたなっ!」 |
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ブリスケット | 「お? この声は……、 ……魔法封じのエリアにいた盗賊たちじゃぁねぇっすか」 |
ロース | 「わざわざ殺されに現れたの?」 |
シーフF | 「何言ってやがる! 暗闇なら、俺たちに分があるぜ! そっちは、こっちの姿さえまともに見えまい!」 |
シーフD | 「今度こそ てめぇらを殺して、お宝をいただいてやるぜ!」 |
サーロイン | 「暗がりで襲ってくるとは、少しは頭が働くようだな」 |
シーフC | 「ぐわあっ!!」 |
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シーフD | 「ふぉごぉおっ!!」 |
シーフF | 「うぎゃああぁあっ!!」 |
サーロイン | 「頭は働いても、腕は働かなかったな」 |
戦闘に勝利し、一歩進むと....、
サーロイン | 「ダークゾーンが一歩で終わっちゃった……」 |
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ロース | 「この階、1マスだけのダークゾーン多いわね……」 |
三洲次 | 「とりあえず、近くに扉と……」 |
ブリスケット | 「……扉んとこを右に曲がると、すぐダークゾーンっす」 |
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サーロイン | 「じゃ、まずは扉から入るか」 |
扉に入り......、
....幾つかの扉を抜けていくと......、
ロース | 「また、マスターシーフなの?!」 |
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ランプ | 「ここって盗賊が多いですね…」 |
三洲次 | 「余裕っ!」 |
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ランプ | 「お! こいつら、宝箱を持ってましたよ!」 |
桃 | 「なぁ、もう開けてもいいだろ?」 |
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サーロイン | 「うむ。 回復呪文も使えるから、いいだろう」 |
桃 | 「………が…………ぎ…………」 |
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5人 | ((魔法無効化エリアで、宝箱を開けさせなくて正解だった)) |
で、まぁ、さらに奥へと進むが......、
......行き止まり。
仕方ないので、もと来た道を戻り......、
....今度はダークゾーンへと入って行く。
すると......、
....エレベーターから見てちょうど真東の位置に、扉とダークゾーンの分岐があった。
ん? ......ちょうど真東?
サーロイン | 「もしや……!?」 |
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サーロイン | 「このダークゾーンの中に、プライベートエレベーターがあるのでは?!」 |
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三洲次 | 「方角的にはピッタリです!!」 |
ランプ | 「入ってみましょう!!」 |
プライベートエレベーターを目指し、ダークゾーンへと突入する!
ちなみに、プライベートエレベーターの座標は
東に10、北に0
である。
中はやや広く....、
....1ヶ所だけ、近づけそうで近づけない分岐に引っかかったものの、
徐々に徐々に「東に10」の方に......、
....近づいて行き......、
....とうとう......、
ビンゴっ! ! !
プライベートエレベーター発見!!!
サーロイン | 「とうとう辿り着いたな!」 |
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ロース | 「後は地下9階に降りる階段だけね!」 |
ブリスケット | 「階段はやはり、残る真っ暗闇のワープ先でやしょう!」 |
ランプ | 「いえ、地下9階に降りる階段は無いと思いますよ」 |
サーロイン | 「へ?」 |
ロース | 「どうしてそう言えるのよ?」 |
ランプ | 「だって地下9階に、地下8階とつながってる階段って、ありました?」 |
三洲次 | 「そういや……階段なんて1つも無かったな……」 |
ロース | 「え……じゃぁ、それって、地下9階より下へ行こうと思ったら、 プライベートエレベーターを使うしかないの?」 |
ランプ | 「だと思います。 だからこそ、エレベーターの使用許可証『ブルーリボン』は、 "強さ"を示した者だけが手にできるかと」 |
三洲次 | 「まぁ、マロールを使っても降りれるけど………」 |
ブリスケット | 「あいや、待ってくだせぇ。 するってぇと、この地下8階自体から出るには、 このエレベーターしかねぇっすよね? つまり、ここが出口てぇことっすか?」 |
ロース | 「今回のワープポイントが正解だった、ってこと?!」 |
サーロイン | 「どうやら、そうなるな………」 |
三洲次 | 「階段から一番遠いワープポイントが、正解だったのか」 |
サーロイン | 「そして………」 |
(再掲)
全員 | 「「まさかの暗闇ワープがハズレ……」」 |
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これは予想外だった......。
ランプ | 「あ、いえ、まだ分かりませんよ? あの暗闇の先にこそ、古代の王家の墓と財宝が眠っているかも知れません!」 |
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三洲次 | 「まぁ……無いとは言い切れないけど……」 |
ブリスケット | 「確かに、あそこだけ異質なワープってぇのは、気になりやすね。 なしてあんな真っ暗闇なのか……」 |
ロース | 「ねぇ、それより今日はもう疲れたから、一旦帰らない?」 |
サーロイン | 「そうだな………今日はもう戻るか。 ちょうど目の前に、上へ戻るエレベーターもあることだし」 |
三洲次 | 「ですね」 |
5人 | 「「エレベーター関係ねぇぇ!!!」」 |
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名前 | 職 | LV | H.P. | 力 | 知 | 信 | 生 | 早 | 運 | 吸 | 死 | コメント |
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サーロイン | 君 | 10 | 111 | 14 | 13 | 13 | 14 | 12 | 9 | 0 | 0 | 君主なのに、僧侶呪文も解呪も使ってない。 |
三洲次 | 侍 | 10 | 162 | 14 | 12 | 10 | 14 | 12 | 15 | 1 | 3 | 侍なのに、魔法使い呪文を使ってない。 |
桃 | 盗 | 11 | 151 | 14 | 17 | 14 | 14 | 14 | 15 | 0 | 0 | 盗賊なのに、罠の解除に失敗してばかり。 |
ロース | 魔 | 11 | 152 | 14 | 18 | 17 | 14 | 18 | 10 | 0 | 2 | 魔法使いなのに、僧侶呪文もたくさん使ってる。 |
ランプ | 司 | 17 | 81 | 18 | 18 | 17 | 16 | 18 | 12 | 0 | 9 | 司教なのに、いつになったら全呪文覚えるの? |
ブリスケット | 僧 | 11 | 143 | 10 | 15 | 15 | 11 | 12 | 9 | 1 | 4 | 僧侶なのに、助けるより殺すことの方が多い。 |
エレベーター発見時点での地下8階の地図になります。
現時点で約半分......と、いったところでしょうか。
【更新履歴】
2021年 6月19日:台詞を一部見直しました。読むのにかかる所要時間(目安)を掲載しました。
2020年 7月 5日:次ページへのリンクを設定。
2020年 6月28日:新規公開。