116.君主の装備の価値

【登場人物】  
サーロイン ローラーレンジャーズのリーダー。サーは敬称。
三洲次 元盗賊だった日本男児の侍。発音は「みすじ」。
元接近戦最強の少女。現在は盗賊。すぐキレる。
ロース こんな名前だが細身で美人なエルフの女魔法使い。
ランプ お金一筋のエルフの司教。パーティーの知恵袋。
ブリスケット 日本オタクのエルフの僧侶。あだ名は「ブリ助」。

読了時間 (目安):約8分
※ページが崩れる場合、本サイトのキャッシュをクリア願います。



──── 早朝 ギルガメッシュの酒場....

サーロイン 「今日も未入手のアイテムを求めて地下10階を回る。
 いいな?」
ランプ 「もちろんです!」
ロース 「残る未入手のアイテムは『守りの盾』と『破邪の指輪』、この2つね」
ブリスケット 「ここまで手に入らねぇと、まさにレア中のレアって感じっすね」
サーロイン 「レアなアイテムとは、俺の装備している『聖なる鎧』や『カシナートの剣』みたいなものを言うんだぞ」
三洲次 「また言い出した……」
ロース 「ねぇ、『カシナートの剣』ってもう4本見つけてるし、そんなにレアかしら…?」
ブリスケット 「『聖なる鎧』も前回で3つ目が出やしたし、そこまでレアっすかね?」
サーロイン 「え? いや……あの……本当にレアかどうかは……ほら、著名さとか高貴さとか、そういうのを総合してだな……」
ロース 「はいはい」
三洲次 「未だに1つしか出てこない『村正』、『英雄の鎧』、『回復の指輪』、『手裏剣』を装備している俺の方が、
 むしろ貴重な装備で身を包んでると言えるな」
サーロイン 「じゃぁ、1個ぐらいくれよ。『村正』とか…」
三洲次 「装備できないでしょ」
サーロイン 「『英雄の鎧』なんて、むしろ俺にふさわしくないか?」
三洲次 「『聖なる鎧』の方が性能は上じゃないですか」
サーロイン 「じゃぁ『回復の指輪』」
三洲次 「『聖なる鎧』でこと足りてるじゃないですか」
サーロイン 「『手裏剣』とか」
三洲次 「俺、もうドレインされたくないから、ヤダ!」
サーロイン 「ケチ………」




さて、前回の冒険を終えて、ブリスケット(僧侶)レベルアップ!


悪くは無いが......パーティーの中では生命力今一歩なので、生命力のアップを期待したのに、そこが少し残念。

前衛なので、アップも悪くないが、他の2人がカシナート・村正なので、
今さら僧侶の攻撃力には期待していないし......いろいろ微妙。


ま、とりあえず地下10階に行きますか!

これまで通り、第三玄室まで2周します!


…………………………………………


………………………………


……………………


…………


──── 地下10階


まだ見ぬアイテムを求め、さぁ、出発!!


──── 第一玄室(1周目)


バンッ!        ← 扉を蹴破った音


いきなりレイバーロード登場!!

ランプ 「こいつは未入手のアイテムを持ってる可能性あり、です!」
サーロイン 「よし! 戦うぞ!!」
三洲次 「戦うのはいいけど、また狂ってたりするのかなぁ……」
ロース 「たまには普通の奴だと良いのにね……」

いざ!!!


レイバーロード 「私は泣いたことが無い」
   
サーロイン 「え?」
三洲次 「こりゃ、ダメだ……」
   
レイバーロード 「灯りの消えた玄室で…」
   
ランプ 「ロミルワ(照明呪文)、効いてますよ?」


サーロイン 「うお?! あぶないっ!?」
   
レイバーロード 「早い攻撃、避っけられても…」
   
ロース 「そいつらは足止めしておくわ!」


ブリスケット 「さすがロースはん!素早いっす!」
   
レイバーロード 「急にカティノかけられても、恐くなかった」
   
三洲次 「まぁ、カティノはお前じゃないし……」
   
レイバーロード 「赤いマン~トが 揺れるのを、不思議な気持ちで見てたけど、
 私 泣いたりするのは違うと感じてた」
   
サーロイン 「はぁ………そうですか………」
ロース 「相変わらず言ってることが意味不明ね……」
   
レイバーロード 「私は泣いたことが無い。
 冷たい夜の玄室で」
   
ブリスケット 「一応教えてあげやすが、地上はまだ昼ですぜ、今……」
三洲次 「あいつ意味不明だから、もう俺が一刀両断に…」
サーロイン 「いや、待て、三洲次!」
三洲次 「え?」
サーロイン 「同じロード同士、こいつは俺に戦わせてくれ」
三洲次 「ま、いいですけど。
 じゃ、俺はハイプリーストと戦いますか」
ブリスケット 「なら、やり返されないよう、モンティノ(魔法封じの呪文)で黙らせときやす」


レイバーロード 「いろんな人と 戦ったり、
 モンティノ受けとめたり…」


レイバーロード 「マバディ返したり」
   
三洲次 「あぶねぇ、助かったよ、ブリ助」
ブリスケット 「どういたしやして」
三洲次 「じゃ……(スラッ!)」


ハイプリースト ぐわあああぁぁっ!!
レイバーロード 「そして友達が死ぬたびに、死体ばかりが増えたけど、
 私 泣いたりするのは違うと感じてた」
   
三洲次 「そこは泣いてやれよ」
サーロイン 「では、ロード同士!!
 真剣勝負といこう!!」
ランプ 「その前に、念のため呪文を封じておきます」


ランプ 「どうぞ、存分に……」
サーロイン 「うむ。
 では、レイバーロードよ、覚悟っ!!
 てやああああぁぁぁっっ!!!
   
レイバーロード 飾りじゃないのよ 防具は!


レイバーロード ハッハアアアァァァンッッ!!!
   
ブリスケット 「AC10だけあり、フルヒットしやすね」
三洲次 「飾りだよな、あの防具……」


レイバーロード ラハリト言ってるじゃないの!!
 ホッホオオオォォォッッ!!!
   
ロース 「モンティノかかってるの気付いてないの…?」

1ターン目が完了し、2ターン目へ......


レイバーロード 信じてないのよ防具は、ハッハアアアァァン!!
   
ランプ 「ACが下がらない防具だと、まぁ、信じられないでしょうけど……」
三洲次 「じゃぁ、なんで着てんだ、こいつ……?」
   
レイバーロード 「奇麗なだけならいいけど、ちょっと ひ弱すぎるのよ、防具は」
   
ブリスケット 「奇麗なだけで良いのか良くねぇのか、どっちっすか……」
ロース 「まぁ、ロードの装備なんて、しょせん飾りなのよ。
 ロードの!
サーロイン 「……何か含みがあるだろ、その『ロード』って表現………」
ランプ 「とりあえず、早く倒してもらえますか?」
サーロイン 「おっと、そうだな。
 では、この一撃で決めてやろう!!


レイバーロード ホォ、ホォ、ホォオ!!
 ホホッッホオオオオォォォッッ!!!!
   
ブリスケット 「相変わらず妙チクリンな断末魔っすね」
サーロイン 「相手はAC10だし、ま、こんなものかな」
ロース 「じゃ、残ったファイアージャイアントは……」



....ロースランプマダルト(グループ攻撃呪文)殲滅する。


ノーダメージ勝利!!


では......、


....宝箱です。

ブリスケット 「メイジブラスターっす」
「任せな」



「開いたぜ」
ロース 「え~と……『かぶと』と……」
ブリスケット 「『よろい』も入ってやすぜ」
サーロイン 「2個出てきたか。
 これは期待できるかな」
ランプ 「では、早速鑑定を」


・忍耐の兜
・破滅の皮鎧

ランプ 「『忍耐の兜』は良いとして……」
ブリスケット 「鎧の方は外れっすね……」
三洲次 「あいつ、手持ちの防具に問題があり過ぎだろ」
ロース 「ロードの装備はダメなものばかり、ってことね。
 ロードの!
サーロイン 「だからその『ロード』って、何か含みがあるだろ……」


──── 第二玄室(1周目)


バンッ!


サーロイン 「え?!」


サーロイン え?!


サーロイン 「えええぇぇ………」
三洲次 「この前もありましたね、こんなこと……」
ランプ 「イヤでもシーフの持つアイテムを手にしないといけないのは、ちょっと残念ですね」
ロース 「見るだけ見てみましょ」




ランプ 「罠が無いのは珍しいですね」
ブリスケット 「しかし、今回も2個入ってやしたから、ちったぁ期待して良いっすかね」


・鉄の杖
・真っ二つの剣

ランプ 「シーフが持ってたアイテムにしては、比較的まともな方かと」
サーロイン 「頑張ってる方だな」
三洲次 「もう不要ですけどね」


──── 第三玄室(1周目)





こちらの先制となり、しかも先制中に勝利してしまった。


・ひび割れた胸当て

ランプ 「『ひび割れた胸当て』ですか……」
三洲次 「ハナから不要だな」


第三玄室まで来たので、あっさりと1周してしまった。
どうもアイテム運が低調だなぁ......。



まさかのレイバーロードが持ってた呪われたアイテム最高値とは......。

サーロイン 「やはりロードの持ってる装備は高価だな!」
ロース 「はいはい」

まぁ、ウィザードリィって、性能と価格が必ずしも比例しないけどさ。




とりあえず、もう1周しましょう。

──── 地下10階


いつも通り第一玄室へ向かう........


....その途中で、ランダム・エンカウント!!

ブリスケット 「む?! 曲がり角のとこで、何か待ち構えてやすぜ!」
サーロイン 「なに?!」


メイジA 「ふはははは!」
メイジB 「待っておったぞ! ローラーレンジャーズめ!」
メイジC 「今日こそ、貴様らに引導を渡してやる!」
サーロイン 「じゃあな」
メイジA 「え?」
メイジB 「ちょっと!」
メイジC 「無視するなって!!」

経験値もショボいので、無視して立ち去った。


──── 第一玄室(2周目)


さあ!? 最初の敵は?!


バンッ!



メイジA 「はぁはぁはぁ……に、逃げるんじゃないっ!!」
メイジB 「ぜぇぜぇ………む、無視するなっ!!」
メイジC 「ごほっ…ごほっ……あ、相手しろってっ!!」
三洲次 「どっから回り込んだんだよ……」
ブリスケット 「この地下10階って、あっしらの知らねぇ裏道とかあるんじゃねぇっすか?」
ロース 「そう言えば先日も、こいつらの会長がどこから来たのか、通路を歩いてたわね」


サーロイン 「じゃあな」
メイジA 「え?!」
メイジB 「ちょっと!!」
メイジC お願い、逃げないでっ!!

バタンッ!        ← 扉を閉めた音


経験値もアイテムも期待できないので、無視して立ち去る。
そして、入り直す。

バンッ!


よし!
奇襲じゃなければ大歓迎!!


あっさりと勝利!!
ロースが素早くて、助かるぜ!!


ランプ 「ポイゾンジャイアントは時々超レアなアイテムを持ってますから、
 何が入っているのか……ドキドキしますね」
三洲次 「ガス爆弾かよ……ドキドキするな」
「ぁあ?! 何か言ったか?!」


まぁ、特に問題も無く罠を解除し......


....宝箱の中からアイテムを2個ゲット!!

サーロイン 「また2個出てきたか。
 期待できるかな」
ロース 「最近、アイテム運も上向いてるしね」
ブリスケット 「で、中身は何でやしたか?」
ランプ 「えぇと………鎧は『豪華な皮鎧』ですね。
 剣の方は………」


ランプ えええぇ?!!
サーロイン 「え?! 何が出たんだ?!」


ランプ 「『カシナートの剣』です!!」
サーロイン 「なにっ!?」
ロース 「この前出たばっかりなのに、もう次が出てきたの?」
ブリスケット 「これで5本目っすよ」
ロース 「ねぇ、やっぱりカシナートも、別段レアって訳じゃないんじゃない?」
サーロイン 「えぇぇ………なんか最近、俺の装備の価値がダダ下がりなんだけど………」
三洲次 「やっぱり『村正』とか『手裏剣』とかの方が、全然レアだよな!
 いやぁ、俺ってさぁ、こういう貴重なアイテムが似合う男だから」
サーロイン 「……調子こいていると、イタイ目に遭うぞ………」

さて........



....途中で出遭ったウィルオーウィスプを倒して経験値を稼いだり......




....途中で出遭ったシーフにボコボコにやられたりしながらも......


....第二玄室に到着する。


──── 第二玄室(2周目)


バンッ!


うおっ?!!


どぅわあああああぁぁぁぁっっ!!!!

バ、バンパイアっ??!


ちょ! 待てよ!!
いや、マジで待てって!!!


よ、4匹も居るんだけどっ?!!




ってか、奇襲ということは、敵は魔法を使わないから........こいつら全員、直接攻撃ってことだよね?




つまり......1匹目手裏剣(ドレイン防止効果)を持つ三洲次にいったから良いが........
....どう考えても、手裏剣を持たないサーロインブリスケットヤバイじゃん!!!



ぬおおおおおぉぉぉぉ.......っっ! ! !



い......胃が縮まるって......こういうことを言うのか........?!




サーロイン うわあああぁぁぁっっ!!!
ブリスケット あ、あっし、もうドレインは勘弁っす!!!
三洲次 「はっはっはっ、2人ともこんな雑魚相手に、慌てない、慌てない」
サーロイン ひ、1人だけ手裏剣を持ってるからって!!
ブリスケット ズ、ズルいっす!!!
三洲次 「ビビらない、ビビらない。
 こんな気持ち悪い肌の上にダサい服を着て、おまけに不格好な爪の奴なんて、大したことないって!」
バンパイアA 「ギギャグ?(なにぃ~?)」
バンパイアB ガギュゲゴガバ!(言いたい放題、言いやがって!)
バンパイアC ゲボギョギゴガ!!(野郎ども、やっちめぇ!!)


三洲次 うぎゃあああぁぁっっ!!!
バンパイアD ギガギョガゴガ!!(動けなくなったぞ!!)
バンパイアA ギゴガボギャギ!!(いまだ!!ぶっ殺せっ!!)


三洲次 ぐぅおおおおぉぉっっ!!!
バンパイアB ゴギャギュギギャ!(てめぇ!なめやがって!)
バンパイアC ブギャブギャブギャ!!(ざけんな!ざけんな!)


三洲次 ふぎゃああああぁぁぁっっ!!!
バンパイアD フギュガジュバ!(その減らず口をっ!!)
バンパイアA ガゴギィバジュゴギャ!!(2度と叩けなくしてやるっ!!)

ドカッ! バキッ! ベシッ!


サーロイン 「……………………………………」
   
ブリスケット 「……………………………………」


………………………………


………………




三洲次 「………あ………ぐ………ぎ………!」
   
バンパイアB ガ!バギョゲギゴバオ!!(けっ! 思い知ったか、ザコがっ!!)
バンパイアC ゴゾギバギャ!!(口ほどにもねぇ!!)
バンパイアD グビョバジギゴガオ!!(2度とナメた口きくんじゃねぇぞ!!)

サーロイン 「助かったのかな………?」
ブリスケット 「助かったっすね…………」
サーロイン 「………………………………」
ブリスケット 「………………………………」
サーロイン 「なんて言うか………明かりが虫を惹き寄せるように………」
ブリスケット 「三洲次っちはバンパイアを惹き寄せるんすね………」
サーロイン 「やはり、三洲次と言えばバンパイア…………」
ブリスケット 「バンパイアと言えば三洲次っち…………」
サーロイン 「だな…………」
   
三洲次 「………ぞ………ぞんな…………」
   
サーロイン 「いや~~、三洲次に手裏剣を持たせておいて…」
ブリスケット 大正解でやしたね!!!
サーロイン よ~~~し!!
 バンパイア4匹に奇襲されたけど『まったく被害が出なかった』ところで…
ブリスケット 反撃開始っす!!!
   
三洲次 「……ぢょ………びどい…………」


さて、とは言え、唯一ドレインを無効化できる三洲次が麻痺したので、彼は自動的に後衛に回ってしまった
つまり、現在は前衛全員がドレインを喰らうリスクに晒されてしまっている。

と、なると......4匹もいるから、一瞬で殲滅する必要があるな!

サーロイン 「よし、ロース!!
 久しぶりにWティルトウェイト(最強の攻撃呪文)だ!!」
ロース 「オッケー!!」
ブリスケット 「あっしも、マリクト(僧侶最強の攻撃呪文)でフォローしやす!!」
ランプ 「ディスペルできるか、挑戦しまーす!」

反撃開始っ!!!


バンパイア達 「「ギュゴョガゴギェエエェェッ!!!」」

あ......一番最初に動いたロースティルトウェイトが、
1匹も無効化されず効いちゃった........。

ロース 「楽勝ね!」


あっけない........。
ってか、やっぱりロースは強いなぁ....。



ランプ 「『歪んだ盾』ですか……」
ロース 「今回はハズレの方ね」
三洲次 「……じょ……まび………ばやぐ……なおじで………」
ブリスケット 「しかし、奇襲された時はどうなるかと思いやしたが……」
サーロイン 「いやー、被害ゼロで良かったな!!!」
三洲次 「………じょっど………


では、本日最大の危機も乗り越えたところで......


....今回最後となる第三玄室へ。


──── 第三玄室(2周目)



三洲次 「ムシャクシャする!!
 うっぷん晴らしして、いいっすか?!」
サーロイン 「まぁ……いいけど………」


三洲次 ちくしょおおおおぉぉぉっっ!!
ドラゴンA グギャアアアアァァァッッ!!
   
ランプ 「激しいですね………」
サーロイン 「手裏剣を持ってても、三洲次にとってバンパイアは、やっぱりストレスの元なんだな……」
ロース 「宝箱から、『鎧』が出てきたわよ」
ブリスケット 「お?ファイアードラゴンとくりゃぁ、期待できるっすな」


ランプ 「『ひび割れた胸当て』でした………」
ロース 「あら、期待外れね」
サーロイン 「では、今日はこれぐらにしておくか。
 ところで、桃?」
「うぃ?」



サーロイン 「お前、ガス爆弾の解除……本当にヘタだな……」
「悪ぃ………一応ちゃんと挑戦してんだけどなぁ………」
ロース 「最近、2周の内、必ず1回は失敗してるわよね……」
ランプ 「桃と言えばガス爆弾、ガス爆弾と言えば桃、ですかね」
「ぅー……」
   
三洲次 「………てめぇ!! くそっ!! むかつくっ!!………」
   
ロース 「もうドラゴンは死んだのに、三洲次があっちで、まだ一人でうっぷん晴らししてるわ……」
サーロイン 「だから毒ガス喰らわなかったのか………」

…………


……………………


………………………………


──── 地上 ギルガメッシュの酒場


今回ゲットした「カシナートの剣」は、救助隊戦士・ハチノス(弟)に渡しました。

これで戦士系のキャラは、全員がカシナート以上武器になったな。



…………………………………………


………………………………


……………………


…………



──── 地下10階 某所......
     上級魔術師協会(4代目) 本部

ハイウィザード 「会長、ローラーレンジャーズを倒すために外部の者を雇う話しですが…」
アーチメイジ 「おぉ、凄腕のハイマスターを雇う話しはどうなった?」
ハイウィザード 「依頼中に襲われて、やられました」
   (参考)前話「115.ちょっと待てや」
アーチメイジ 「何やっとんじゃ………」
ハイウィザード 「おまけに、そのまま依頼料も奪われました」
アーチメイジ あいつらあぁっ!!
 どこまでこちらを怒らせれば 気が済むんじゃあぁっっ!!!
ハイウィザード 「まぁまぁまぁ、別のを雇いますので、一旦落ち着いて下さい」
アーチメイジ 「そう言えば、いくつか心当たりがあるとか言っておったな」
ハイウィザード 「えぇ」
アーチメイジ また依頼中に襲われたりしないだろうな?!!
ハイウィザード 「それを避けるため、今回は本部に呼びました」
アーチメイジ 「むぅ……なら、良いわ」
ハイウィザード 「今度のは一味違うタイプらしいです」
アーチメイジ 「どういう風に?」
ハイウィザード 「そこまでは知りません。
 ご本人からお聞きになられては?」
アーチメイジ 「じゃぁ、そうするか。
 では、そいつが来たら、わしのとこに通せ」
ハイウィザード 「承知しました」



「117.マバディ」へ



名前 LV H.P. コメント
サーロイン 13 107 18 17 16 17 15 12 1 0 お前が装備したアイテムはバンバン出てくる説。
三洲次 13 107 18 18 18 18 18 18 5 4 マジでバンパイアの標的にされやす過ぎないか?
17 157 18 18 17 18 17 18 0 0 マジでガス爆弾の解除率だけヒド過ぎないか?
ロース 15 156 15 18 18 18 18 11 0 2 強いのはいいけど、強過ぎてネタにしにくい…。
ランプ 20 93 18 18 18 16 18 14 0 9 全般的には、最近アイテム運が上向いているな。
ブリスケット 15 114 16 18 18 16 17 14 3 4 力がやっと攻撃にボーナスの付く16に。

 


【更新履歴】
2021年 8月21日:一部の表現を見直しました。
2021年 5月22日:読むのにかかる所要時間(目安)を掲載しました。
2021年 3月28日:台詞と文章を一部推敲。次ページへのリンクを設定。
2021年 3月21日:新規公開。