120.三種の神器フィーバー!

【登場人物】  
サーロイン ローラーレンジャーズのリーダー。サーは敬称。
三洲次 元盗賊だった日本男児の侍。発音は「みすじ」。
元接近戦最強の少女。現在は盗賊。すぐキレる。
ロース こんな名前だが細身で美人なエルフの女魔法使い。
ランプ お金一筋のエルフの司教。パーティーの知恵袋。
ブリスケット 日本オタクのエルフの僧侶。あだ名は「ブリ助」。

読了時間 (目安):約6分
※ページが崩れる場合、本サイトのキャッシュをクリア願います。



今回もアイテム全種類入手目標に冒険をします。

残る未入手のアイテムは2種類!

・守りの盾
・破邪の指輪

では、今回もいつも通り、地下10階第三玄室までを2周します!!




──── 地下10階 第一玄室(1周目)


ランプ 「お! ファイアードラゴンですよ!
 こいつは良いアイテムを護ってることが多いですからね」
三洲次 「では、戦いますか?」
サーロイン 「うむ、1匹なら楽勝だろう」
三洲次 「じゃ…(スラッ!)」


サーロイン 「さすが三洲次だ」


サーロイン 「では、桃、開けてくれ」
「うぃ」



ロース 「あら、鎧が2個も出てきたわ」
サーロイン 「さすがは宝の護り神ドラゴンだ」
ブリスケット 「こいつはぁ期待できやすぜ」
ランプ 「では、鑑定を……」


ランプ ぶほっ!!
サーロイン 「どうした?!」


ランプ 「また『聖なる鎧』ですよ!!
 これで4個目です!!」
サーロイン なにいぃぃーーっ!!?
ロース 「ファイアードラゴンって、やっぱり良いアイテムを護ってるわね」
三洲次 「ってか、何気にちょいちょい出てきますよね、『聖なる鎧』って」
ランプ 「それで、どうしましょうか? これは?」
サーロイン 「持ってるだけでH.P.が回復する効果が助かるからな。
 よし、今回は一番H.P.が低いランプに持っててもらおう」
ランプ 「お? いいんですか?
 では、ありがたく、そのまま持たせてもらいますよ」
サーロイン 「うむ」
ランプ 「いやー、私も『聖なる鎧』を持てるとは。
 簡単に手に入る割に便利で、いいですね、これ」
ブリスケット 「なんか量産品みたいな感じっすね。
 その内、全員分手に入るのでは?」
サーロイン 「くっ……、君主専用の装備なのに、なんでこうも庶民向けみたいな扱いを………」
ロース 「あら、便利な品が大量生産されるのって、世の常よ」
サーロイン 「褒めてないし………」
三洲次 「ところで、アイテムはもう1つ無かったっけ?」
ランプ 「おっと、そうでしたね……えぇと………」


ランプ 「『錆びた鎖帷子』………」
三洲次 「また両極端な………」
ロース 「ねぇ、一緒に入ってた『聖なる鎧』も錆びてるんじゃないの?」
ランプ 「え?! そ、そんな……えぇと…(汗」
サーロイン 「くっ……、君主専用の装備なのに、なんでこうも扱いが酷いんだ………」

さて、なんか知らないけど「聖なる鎧」4個目となったので、
4つ目もローラーレンジャーズに持たせることにした。
最初に出てきた時は感動したものだが、4個も出てくると、なんか感慨もクソもないな。

むしろ、同じ三種の神器なら、レベルドレインを防ぐ効果のある「手裏剣」が良かったなぁ......。


とりあえず......、


....第二玄室へ。


──── 第二玄室(1周目)


サーロイン 「また?!」
ランプ 「おーーっ!!
 『聖なる鎧』が、もう1個手に入っちゃかも!!」
三洲次 三洲次、いっきまーーすっ!!


ランプ 「よしよし!
 さぁ、お宝は何でしょう!?」


ランプ 「『最強の短剣』………残念、『聖なる鎧』じゃなかったです」
サーロイン そう次々出てこられて、たまるかっ!!
ロース 「その短剣も、よく出てくるわよね」
三洲次 「それ、実は『最凶の短剣』だったりしない?」
ランプ 「何ですか、そのいかにも呪われてそうなアイテム……」
ブリスケット 「あるいは『最狂の短剣』とか『最恐の短剣』とか…」
ランプ 「テキトー過ぎますよ……」


──── 第三玄室(1周目)



シーフやらマーフィーズゴーストなどをやり過ごしていたら......



....フロストジャイアント奇襲を喰らったが、ま、こいつらなら問題無い


ロースマカニト(Lv7以下の魔物を倒す呪文)あっさり返り討ちに


宝箱が出てきたので、いつも通りブリスケットカルフォ(罠識別の呪文)「調べる」をさせる。



おっと、久々にカルフォと盗賊の「調べる」違う結果が出たな。
(上がカルフォ、下が桃の「調べる」)

念のため、ランプもう1回カルフォを唱えてもらうと......


ランプ 「桃の方が正解でしたね」
サーロイン 「桃の調べるは、ここ最近百発百中だな」
Vサイン!
ブリスケット 「カルフォより正確ったぁ、やりやすな!」
ロース 「カルフォでしくってるの、全部あなたでしょ……」
ランプ 「昔、調べただけで罠を暴発させていた頃を考えると、桃もすごい成長しましたね」
ダブルVサイン!
三洲次 「あ、その台詞、フラグだから止めて……。
 だって、ここ第三玄室で、しかもご丁寧にガス爆弾だから…」
うー!!


あ~?あー?あぁ?ぁあ?!
三洲次 「分かった、分かった、俺が悪かったって……」
サーロイン 「で、アイテムは……?」


ランプ 「『暗闇』の巻物………」
ブリスケット 「『聖なる鎧』は入ってなかったっすか……」
サーロイン 『聖なる鎧』は三種の神器だぞっ!!
 そう頻繁に出て来られてたまるかっ!!


第三玄室まで来たので......、


....1周目は、ここまで。





では、2周目です。


──── 地下10階 第一玄室(2周目)


バンッ!        ← 扉を蹴破った音


サーロイン 「え?」


ハイプリースト がぶうぅっ!!
サーロイン いでででっ!!
三洲次 「だから、噛むなって……」


ジャイアントA ウッシャアァッ!!
サーロイン ぐほおぉっ!!
三洲次 「ロインって、いつも人のこと奇襲に弱って言ってるけど、自分だって…」


ジャイアントB デヤアァッ!!
三洲次 うごおぉっ!!


ジャイアントC ウリャアァッ!!
三洲次 ぐふぉおぉっ!!
   
ランプ 「ウチで奇襲に一番弱いのって、やっぱり三洲次ですよね……」
ロース 「昔の桃を見習ってほしいわ」


サーロイン 「くそっ!!」


ハイプリースト ぐわあああぁぁっ!!
サーロイン 「思い知ったか、バカめ!!」





大した敵じゃないので、ボコボコにやり返してやった


ランプ さぁ、お宝の時間です!!
「む~~…………うっし、開いたぜ」
ランプ 「どれどれ……」


ランプ 「お? 鎧ですよ!」
三洲次 「おー!
 今度こそ2個目の『聖なる鎧』が出てきたか?!」
サーロイン だから、三種の神器がそう簡単に出てくる訳ないだろ!!
ロース 「もう1個入ってるわ……」


ロース 「…………………………」
ランプ 「…………………………」
サーロイン 「…………………………」
三洲次 ちょっと!三種の神器が簡単に出てくるんだけど!?
サーロイン 「そんな………バカな…………」
ブリスケット 「で、なんすか? それ?」
ランプ 「えぇと………」


ランプ 「あ、これは………」


村正、2本目ぇーーーっ!!!

三洲次 「とうとう2本目が出てきましたね!」
サーロイン 「う~~む………」
ブリスケット 「いや、しかし、三種の神器が1日に2種類も出てくるなんて、奇跡っすな」
ロース 「ねぇ、この調子なら残りの『手裏剣』も、もしかして今日中に手に入ったりしないかしら?!」
三洲次 「1日で三種の神器が全部出てきたら……奇跡ですよ、これ!!」
ランプ 「いや………この勢いなら………もしかしたら………あり得るのでは?!
ロース 「ねぇ、狙っちゃう?」
ブリスケット 「狙っちゃいやすか?!」
ランプ 「えぇ、えぇ!!
 『手裏剣』目指して行きましょう!!


さぁ!!
この勢いに乗って、第二玄室へ!!!


──── 第二玄室(2周目)


バンッ!


サーロイン 「え?」


ブリスケット 「え? ちょ?!


三洲次 待って!! 待ってぇぇっ!!


ランプ えええぇぇ…………」
ロース 「これ、あいつらの宝になるってこと……?」


サーロイン 「仕方ない、もらえる物はもらっておくか」
「じゃ、開けるぜ」
ロース 「ねぇ、あいつらのアイテムって………」
ランプ 「三種の神器なんて……もちろん持ってないです………」
ブリスケット 「勘弁してほしいっす………」
三洲次 「何かの間違いで入ってたりしないかなぁ……」
サーロイン 「う~~ん………桃、どうだ?」
 ふるふるふる…  ← 首を振る
サーロイン 「あぁ、やっぱり入ってないか……」
 ふるふるふる…  ← 首を振る
サーロイン 「え?」
 ふるふるふる…  ← 首を振る
サーロイン 「なんだよ? どうした?」



サーロイン え?!
三洲次 「おまけに、テレポータかよ……」
サーロイン 「仕方ない………万一解除に失敗すると危険だから、そのまま立ち去るぞ」
ブリスケット 「マジっすか……」
ロース 「経験値もお金もパァね……」
ランプ 「ああぁぁぁ………なんてこと………」


仕方ないので、今回は「開けずに立ち去る」を選択して、次の玄室へ行くことに。

ただ、ワープする前に玄室内で......、


三洲次 なんでお前が先に出てこないんだよっ!!
ハタモト ぷげろっ???!!

....ハタモトランダムエンカウントしたので、腹いせにぶっ倒した。
いや、本当になんでお前の方が出て来なかったんだよ.......くそっ!



そんなこんなで、残る希望は........


......本日最後の玄室に託された..........。



──── 第三玄室(2周目)


サーロイン 「着いたぞ、第三玄室だ」
ランプ 「『手裏剣』を持ってる可能性のある敵…だけ…を狙っていきましょう!!」
ブリスケット 「もちろんっす!!」
三洲次 「さあ! 行きましょう!!」

バンッ!!



サーロイン 「パス!!」


三洲次 「パス!!」


ブリスケット 「パス!!」


ロース 「パス!!」


ランプ 「パス!!」


サーロイン 「パス!!」


三洲次 論外!!


ブリスケット 「パス!!」


ロース 「パス!!」


サーロイン 「え?」


ブリスケット ちょ?! またっ?!


三洲次 いや!! お願いだから待ってっ!!


ランプ 待ってぇー!! 待ってぇぇーーっ!!!


ブリスケット ふぉごっ!!


三洲次 あ、あぶねえええぇぇ!!
ロース 「危うく、またこいつらの宝箱になるところだったわね……」

ランプ 「いやー! 助かりましたよ!!」
シーフD 「え?」
ブリスケット 「あっしを攻撃してくれて、感謝いたしやす!!」
シーフD 「え? え?!
三洲次 「いやいや、攻撃してくれて、本当にありがとうございます!!」
シーフD 「え? え? え?!
サーロイン 「じゃ」


バタンッ!        ← 扉を閉めた音


シーフD 「え?………なに? なんで……???」


……………………

…………


ランプ 「さぁ!!
 手裏剣を目指して、諦めずいきましょう!!!」

さぁ!!
次の敵はっ?!


バンッ!!



レイバーロード 勝って来るぞと勇ましくっ!!!
ハイプリースト 誓ってここに出たからには!!!
ジャイアント達 「「手柄ヲ立テズニ 死ナレヨカッ!!!」」
三洲次 死ねええええぇぇっっ!!!

レイバーロード うぎゃあああぁぁぁっ!!!


敵達 「「ふごおおおおぉぉぉっっ!!!」」


ランプ 「パパッと片付いたところで、
 さっさと本題の宝箱にいきましょう!!」
ブリスケット 「こっちに宝箱がありやしたぜ!!!」
三洲次 「さあ!! 本日最後の宝箱です!!」
ランプ 「いや~~!!
 『手裏剣』の出現に、否が応にも期待がかかりますっ!!!
サーロイン 「桃、任せたぞ!」
「うぃ」


「む~~…………」

では、ここからは、皆さまもご一緒に、
「パ・ジェ・□!」リズムお楽しみくださいっ!!!
(*) 製品名なので、□で一部伏字にしてます。


手・裏・剣!手・裏・剣!


手・裏・剣!手・裏・剣!


手・裏・剣!手・裏・剣!


手・裏・剣!手・裏・剣!


手・裏・剣!手・裏・剣!


「………ん! 
 うっし! 開いたぜ!

  






サーロイン 「帰るか…………」
ブリスケット 「帰りやすか…………」
三洲次 「帰ろうぜ…………」
ロース 「帰りましょ…………」
   
ランプ さあ!! 鑑定です!!


ランプ おおおぉぉ!!
 これはあああぁぁっ!!?


ランプ 『一撃』の巻物ですつ!!!
 これ、まだ4個目なので、なんと『聖なる鎧』の出現数と同じっ!!!
 つまり、レアアイテムですよ!!!
 いや~、今日は本当にレアなアイテムばかり出ま………あれ?」


ランプ 「……皆さん??
 ………どちらへ??」

 

「121.警報とマーフィーズゴースト」へ



名前 LV H.P. コメント
サーロイン 14 127 18 17 16 16 15 12 1 0 とうとう2本目の村正ゲット!
三洲次 14 147 18 18 18 18 18 18 5 4 でも、装備できる人がもう居ない……。
18 158 18 18 18 18 18 18 0 0 どうせなら三洲次以外の前衛のために…
ロース 16 157 15 18 18 18 18 11 0 2 …手裏剣の方が良かったなぁ。
ランプ 21 94 18 18 18 16 17 15 0 9 まぁ、2周連続で三種の神器が出ただけでも…
ブリスケット 15 114 16 18 18 16 17 14 3 5 ……かなり幸運だったのかも。

 


【更新履歴】
2021年 8月21日:一部の表現を見直しました。
2021年 5月15日:読むのにかかる所要時間(目安)を掲載しました。
2021年 4月24日:次ページへのリンクを設定。
2021年 4月17日:新規公開。