17.三洲次は二度死ぬ

【登場人物】  
三洲次 密航してきた日本男児の盗賊。発音は「みすじ」。
ランプ お金一筋のエルフの司教。自分の店を持つのが夢。
美濃 いろいろミステリアスな日本人の巫女(僧侶)。
センマイ ドワーフの戦士(兄)。敵を千枚に切り刻む名手。
ハチノス ドワーフの戦士(弟)。敵を蜂の巣に突く名手。
ギアラ 救助隊リーダーを務める病弱なエルフの魔法使い。

読了時間 (目安):約10分



引き続き、地下3階救助隊のレベルアップに励む。



三洲次 なにいいぃぃっっ!!


オーガA 「ハゥッハゥッ!!(ダダダダッ…)」
オーガB 「ホォッホォッ!!(ドタドタドタ…)」
オーガC 「オガッオガッ!!(バタバタバタ…)」
    …………
    ……

三洲次 「……………」
ランプ 「……なんか既視感ありますね……」

おい、コラ。
俺たちは経験値を稼ぎに来たんだ。
頼むから逃げないでくれ......。



三洲次 うわああぁぁっっ!!


トードA 「ゲコッゲコッ!!(ピョンッピョンッ…)」
トードB 「ガァッガァッ!!(バタバタッ…)」
トードC 「トドットドッ!!(ペタペタペタッ…)」
    …………
    ……

三洲次 「……………」
   
センマイ 「三洲次さん、大声出さねぇでください!」
ハチノス 「モンスターが驚いて逃げるっすよ!」
三洲次 「え?! 俺のせいだったの?!」
ランプ 「今度から叫ばないで、『ヘイ!カモン!』とか言ってみては?」
三洲次 「………なんだよ、それ?」

このチームは、本当に「引き」は良いのだが、......経験値稼ぎ中の今は、迷惑でしかない。

ハチノスとギアラがもう少しでレベルアップするし、むしろ地下2階で稼ぐか。
そっちの方が、安全だろうし。




ほら、レベルアップした。

ってか、ギアラ(下側)の生命力が上がらなかった.....。
しかも、H.P.はしか上がらないし.....。

うーむ....、こっちでもH.P.で悩まされることになるとは.....。




とりあえず、地下2階で経験値稼ぎを続ける。


クリーピングコイン?が現れたこともあり、「これは次のレベルアップも早いな」なんて調子に乗っていたら........、


ランプ 「奇襲だぁぁっっ!!」
三洲次 「よし!!ヘイ!カモンッ!


三洲次 ぎゃあああぁぁっっ!!
ランプ 「………………」
センマイ 「うわあああぁぁぁ!!
 み、三洲次さんがああぁぁ!!」
ハチノス 「三洲次さん! 三洲次さんっっ!!!
 返事をっ!!返事をしてくだせえぇぇっっ!!」
美濃 「返事がありません。ただの屍のようです」
ランプ お前らっ!!なんで死人が出る度に小ネタを入れるんだっ!!!


仲間を殺され、ランプの怒りのマハリトが唸る!!!
レベル1ニンジャの集団を一発で壊滅!!

しかし、これはやばいか?
生命力の低い三洲次が殺されちまった。


慌てて城に戻り、カントでの蘇生を試みる!!!!

 


笹焼き - 燃焼 - 血糊 - ねじろ!


   三洲次 は 元気になりました。

 

ランプ 「お、蘇えりましたね。無事で何より」
三洲次 「なんか俺の時だけ、復活の儀式おかしくないか?」
ランプ 「そうですか?」
三洲次 「変な生き返り方したら、どうするんだよ……」
ランプ 「でも、問題なさそうですが?」
三洲次 「イテテ……ってか最後、俺の体ねじってなかった?」
美濃 「死んでいらっしゃったのに、どうして御存知なのでしょうか?」
三洲次 「幽霊になって、全部上から見てたよっ!!!」
美濃 「あら…では、イタズラとかできませんのね。
 せっかく、心置きなくいろいろ触れるかと思っておりましたのに……」
三洲次 お前、本当に巫女かあぁっっ??!
美濃 「さぁ、どうなのでしょうか…」
三洲次 「なぁ!! ギアラっ!?
 なんでこんなの選んだんだっっ?!」
ギアラ 「名前が気に入ったので」
三洲次 その選考基準って絶対間違ってるよね!!

ともかく、三洲次は無事復活。


彼は、幸いにも年齢に変化は無し。
とりあえず元通りのようだ。

三洲次 「今度『変な』儀式をしたら、ぶっ飛ばすからなっ!!」
司祭A 「承知致しました」
司祭B 「では、またのお越しを」
司祭C 「司祭一同」
司祭たち 「「「心よりお待ちしております」」」
三洲次 そりゃどういう意味だああぁぁぁっ!!?

なお、ここでセンマイレベルアップ


彼もH.P.がしかアップしなかった....。
まぁ能力は全てアップしたし、良しとするか.....。


さて、地下2階でも不可抗力で死ぬなら、もう地下3階で稼いでも同じだろう。
むしろ、地下3階の方が敵の種類が多いので、相対的に忍者に遭う確率も低くなるだろうし。

そう考え、地下3階での稼ぎに戻す。
忍者の奇襲が減ることを祈るばかりだな....。

さて、最初の敵は....


いやあああぁぁぁっっ!!!


し... 心臓に悪いなああぁぁ.....。

とは言え、とうとう救助隊も先制ブレスの洗礼を浴びてしまった.....。

だけど、ブレスは1匹しか吐いてこなかったし、ドラゴンフライなのでそこまで被害は無し。


あっさりと返り討ちにする。


さて、次は....?


忍者出てくるの早ぇなあぁぁ!! おいっ!!



ランプとギアラが素早いので、マハリト、ラハリトでなんとかなったが......、
最近忍者に首を刎ねられてばかりなので、今は忍者の絵が出てくるだけで、胃が痛い....。

たかがゲームで、胃潰瘍になりそうだ。


だが、ここでとうとう、司教のランプ待望のレベルアップ!!


レベルアップの内容が若干寂しい気もするが、
とりあえず生命力はアップした!

H.P.がしか上がらなかったが、まぁ、生命力のアップは今後につながるので...とりあえず良しとしよう。


さて、司教のレベルアップと時期を合わせ、こちらのパーティーでも、ちょくちょくアイテムが手に入り始める。


大したものは手に入らないが、アイテムを鑑定する時の「なんだろ?」というドキドキ感は、やはり良い。

と、言う訳で、片っ端から宝箱を開けていく。


................。


美濃 「はい、ディアルコです」
三洲次 「申し訳ない……」
美濃 「三洲次殿?これで何回目の麻痺でいらっしゃいましたか?」
三洲次 「うるさいなぁ!」
美濃 「うふ、面白いお方ですこと」


そして、ここで美濃がレベルアップ!!

いい加減に美濃には、今後の冒険の安全のためにも、ラツモフィス(解毒の魔法)を是非覚えてもらたい!

いや、本当に、ラツモフィスさえ覚えてくれればいいっ!!

頼む!!
ラツモフィスを覚えてく....

いや、ちょっと待て。

こいつ、期待すると逆のことをするからな。

よし!


美濃よ!
別に無理してラツモフィスを覚えなくてよいぞ!




お願いですから、ラツモフィスを覚えて下さい!!

くそ....。
完全にこちらの本心を見透かされていたか....。


......ん?

あ!
ディアルマ(上級の回復魔法)を覚えたじゃん!

あぁ、そうか、今回から5レベルの僧侶呪文を覚えるんだっけ?
すっかり忘れてたわ。


いや....、ちょっと、待て。


こいつ僧侶なのに、戦士たちよりもH.P.が上になりやがった!!!!

すげええぇぇ!!!

初期ボーナスを生命力に高く割り振った成果が、とうとう開花したっっ!!

よしよし!
なんだ、意外と素直じゃねぇか!


........でも、ラツモフィスは覚えてほしかったなぁぁ........。



とりあえず、引き続き地下3階で経験値稼ぎを続ける。


そうしたら、当プレイ初のプリーステス登場っ!!!

しかも後続には、ガスドラゴンを4匹も従えてっっ!!!


が、ランプとギアラが素早いので、ガスドラゴンはブレスを吐く前に魔法で殲滅。

魔法使いが素早いってのは、本当に大切なことだ。

聞いてるか?ロイン?


プリーステスは、バカの1つ覚えのようにモンティノを繰り返していただけだったので、タコ殴りにして倒した。


その後も、安定して戦闘をこなしていくが、1回ヤバい戦いがあった


ワーベアX5匹に奇襲を喰らったのだが、こぞってハチノスを集中攻撃してきやがった!!!


1回の攻撃で22のダメージとか、やめてくれええぇぇ!!!


なんと........、たった1ターンでH.P.を4まで減らされてしまった......。

さすが、地下3階屈指の強敵っ!!

三洲次 「こいつら、どんだけ攻撃力あるんだ…」
ランプ 「……なんか既視感ありますね……」
三洲次 「え?! なんだっけ?」

そう言えばロースが集中攻撃を受けた時も、残りH.P.が4になった時があったな.....。



とりあえず、次のターンで撃退する。

危なかった.....。

ハチノス 「はぁっ…はぁっ…!」
センマイ 「大丈夫か?!ハチノスよ!!」
美濃 「はい、覚えたてのディアルマ~、ディアルマ~!!」
ランプ 「H.P.が高いことの重要さを、思い知らされる戦いでしたね。
 ま、私が言うのもアレですけど……」
三洲次 「とりあえず宝箱の罠を解除するか」
美濃 「ディアルマァ~!ディアルマァァ~~♪」
ハチノス 「み…三洲次さん……、罠なんて後でゆっくり外せばいいから、と、とりあえず毒消しの薬を……」
ギアラ 「でも、毒の被害が彼1人で済んで、良かったですね」
ランプ 「そうだな。毒消しの薬って、何気に高いし……」
三洲次 痛っ!
ラ&ギ 「「?!」」


三洲次 「……毒針………、刺さっちゃった………」
ランプ 「……勝手に1人増えやがった」
美濃 「あらあら、本当に面白いお方ですこと」

そうこうしている内に、救助隊の残り3人もレベルアップ!!



センマイは11、ハチノスは15もH.P.がアップ!!!
すげぇぜ!!!!

まぁ、問題はギアラなんだよな。

せめて生命力がアップしてくれれば......


.....なんて思っていたら、H.P.が一気に19もアップ!!!

マジかよっ!!!

三洲次、ランプと同じ 36H.P.に並んだよ!!!

まぁ、三洲次とランプは、レベル11で36H.P.。
魔法使いのギアラは、レベル9で36H.P.だけどな。

三洲次とランプが、どんだけH.P.低いんだって話しですわ。


やれやれ......。
支援中に、少しでもH.P.がアップしてほしいところだ。


あ、そうそう、ギアラは今回のレベルアップで、5レベルの魔法使い呪文を習得したんだった。

5レベルの魔法使い呪文と言えば、やはりマカニト(弱い敵を全て消す魔法)だろう。
いずれ支援を外し、少数人数となった救助隊が自立して戦闘をするには、欠かせない魔法である。

どれどれ....。


マカニト覚えず!!!!!

ちょっ!!
地下3階を戦い続けるのに、マカニトは超ほしかったんだけどっ!!!

美濃はラツモフィスを覚えないし、ギアラはマカニトを覚えないし....。
重要な呪文を覚えるのが、こいつらワンテンポ・ツーテンポ遅いんだよなぁ....。

期待通りに成長しないと.....、なんかストレス溜まるなぁ......。


そう考えると、ロースとロインがいかに優秀だったか......、
あぁ....、いま、ヒシヒシと感じる..........。



さて、救助隊がレベル9になったが、ここからレベルアップに必要な経験値を稼ぐのが大変になる。

そこで、ローラーレンジャーズもやっていた、地下3階のちょっと強い敵が出てくるポイントで稼ぐことにする。

ローラーレンジャーズの時の経験から、そこまで危険な敵は出てこないし、アイテムも良いものが出やすい。
しかも、階段と戦闘ポイントの間で、クリーピングコイン?が出てくる可能性もあり、高い経験値も期待できる。

なので、例の戦闘ポイントで稼ぐことにした。


ってな訳で、戦闘ポイントに到着。

いざ、ドアを蹴破る!!
デヤッ!!


このチームは、「引き」だけは良いよな。

ギアラ 「あ、どうもです」
スピリット 「ども。なに?」
ギアラ 「いや、特に…」
スピリット 「じゃ、帰ってくれ」

一応「善」のチームなので、そのまま立ち去る。
階段を上り下りしてリセットし、再度ドアを蹴破る!!


スピリット 「なんだい、またあんたたちかい」
ギアラ 「あ、どうも」
スピリット 「なに?なにか用?」
ギアラ 「いえ、別に……」
スピリット 「じゃ、帰ってくれ」

「善」のチームなので、仕方なく立ち去る。
階段を上り下りしてリセットし、再度ドアを蹴破る!!


スピリット 「なに?!なんなの!!
 なにか用があるんじゃないの?!」
ギアラ 「いえ、その…、別に……」
スピリット 「じゃぁ、帰ってくれっ!!」

「善」のチームなので(略

※ 画面写真に変化ないですが、本当に3連続これでした.....。

階段を上り下りしてリセットし、再度ドアを蹴破る!!



スピリット てめぇらぁぁっっ!!!
 いい加減にしろおおぉっっ!!

あ....、さすがに怒って攻撃してきた......。



とりあえずマハリトで壊滅させる。
スピリットにすれば、いい迷惑である。


そして、アイテムをゲット。
いきなり「?よろい」と「?つえ」の2個出てきた。


結果は、「胸当て」と「力のメイス」だった。

お?!
力のメイス」は、これは僧侶に待望の武器じゃないか?

って言うか、メイス系は1ランク弱い「粉砕のメイス」があるのに、先に上位の方が手に入ってしまった!!!
ちょっと驚き。

で....、どうしよう?

発見したこのチームの美濃(僧侶)に装備させるか?
でも、美濃は後衛だしなぁ。

よし!
地上に持って帰って、前衛を務めるロース(僧侶)への手土産にしよう!


しかし、やっぱりこのポイントはいいね。
アイテムも良いものがあっさりと手に入る。

で、何度か往復していると、途中で忍者の奇襲を受ける!!!


うわあああぁぁぁっっ!!!!!
センマイが首を切られたああぁぁっっ!!!

またかよおおおぉぉぉっっ!!!

いくらなんでも、首刎ねられ過ぎだろっっ!!!


その後も、三洲次とハチノスが立て続けに毒を喰らう。
ただ、この2人は、とりあえず首を刎ねられなくて良かった....。


このチーム、普段は「引き」が良いのだが、どうも忍者だけは別のようだ。
忍者に奇襲を受けて首を刎ねられるのは、これで何度目だろうか?
もう、完全に忍者が天敵である.....。

ギアラ 「よくも大切な仲間をっ!!
 マダルトッ!!」


ギアラが覚えたばかりのマダルトで忍者を一掃する!!!
お前の足が速くて、マジ助かるよ!!

ギアラ 「早く!センマイを寺院へっ!!」
三洲次 「その前に、せっかく宝が出たので…」
ランプ 「早くしろよ!」


三洲次 「ぎ……が……ご……」
ランプ 「お前……本っ当に、スタナー外すのヘタだなあぁ……」
美濃 「うふふ…。三洲次殿は、ほんに麻痺がお好きでいらっしゃいますこと。
 ですわよね、三洲次殿?」
三洲次 「ぢ……ぢが……っ」
美濃 「あら、そうと言って下さらないと、わたくし……ディアルコをかけて差し上げませんわよ?」
ランプ 死人が出てるんだから早くしろおおぉぉっ!!



センマイは、無事に一発で復活。
やれやれ....。


気を取り直して、再度 例の戦闘ポイントへ。


今度は、レベル5メイジx5体 と レベル4シーフx4体。

とりあえずメイジはモンティノで沈黙させ、シーフはラハリトで一掃する作戦。

が......、


マハリト?!

ギアラが22のダメージって......、
ダメージでかっ!!


え?

モリト?!

ちょ....、美濃、早くモンティノ唱えて!!


またマハリトっっ!!!

だああぁぁ!!!
三洲次が、また死んだああぁぁっっ!!!


うわああぁぁっ!!!!
ランプまでええぇぇっっ!!!


ぎゃああぁぁぁっっ!!!
アッと言う間に、H.P.36トリオが死亡ぉぉぉっっっ!!!!

ってか、美濃もH.P.が残りわずかなんですけどおおぉぉっっ!!!


が、なんとかそのわずかなH.P.の状態で、やっとモンティノを唱え、レベル5メイジたちの無力化に成功。

くそ....!!

美濃よ....、もうちょっと早くモンティノを唱えてほしかった....。
そうすれば、これだけの被害が出なったはず!

まぁ、済んだことは、仕方がない。

次のターンで、見てろよっ!!!
美濃が、覚えたばかりのリトカンで、一瞬にしててめぇらを殲滅してやるぜっ!!!


ちょっ...、何すんねん!




1ターン終わり、結果は上の通り

足の速いギアラが真っ先にラハリトを唱えてくれたので、シーフは一掃することができた。
ここは、不幸中の幸いである。


以上により、残ったのは、呪文を唱えられない無力な老人5人と、戦士2人。

かくして、ドワーフ2人 VS 老人5人による、引っ掻いたり噛んだりのガキの喧嘩が始まる....。


メイジA 「きいいぃぃっっ!!」
センマイ 「ぬわあぁ!! あぶねえぇぇ!!」


ハチノス 「兄者になにをするうぅぅっっ!!」
メイジB 「ぐはあぁっ!!」


メイジC 「おぬしこそ、なんじゃあぁぁっ!!(がぶぅぅっ!!)」
ハチノス 「いでででっっ……!!」


......なんてレベルの低い戦い......。



まぁ、屈強なドワーフの戦士がじじぃに負ける訳もなく、無事に激戦(?)を制す。

とりあえず、全滅はまぬがれた
安堵である。


今回の戦闘を分析すると、全ては美濃とギアラにいきつく。

まず、先のレベルアップで一気にアップした高いH.P.により、美濃がマハリトの猛攻を耐え抜いた。
ゆえに、無事にモンティノを唱え、戦士だけでもメイジ5人との戦いに勝ち残ることができた。

反面、そのモンティノがそもそも遅かったのが、壊滅の原因でもある。

一方、ギアラはH.P.が低いので、マハリトの猛攻で逆に真っ先に死んでしまった
死んでしまっては、元も子もない。

だが、高い素早さから速攻でラハリトを唱えたので、死ぬ前にシーフを壊滅させることができた。
これにより、肉弾戦の脅威を消し去れたので、H.P.が減った戦士だけでも勝つことができた。

ここから得られる教訓は1つ

ウィザードリィの戦闘においては、高い「生命力」(=H.P.)と高い「素早さ」が何よりも大切、ということ。
この2つの能力値は、とにかく高くなくてはならないのだ。

どちらか片方が重要なんじゃない。
両方重要だったんだ。

両方が高いローラーレンジャーズの桃とブリスケットが、そりゃぁ頼もしい訳だよ。

まぁ、学習をした...ということで。
かなり高い授業料だったが。


もっとも、マカニトがあれば、こんなことも起きなかったんだけどね!!!!

ああぁぁ....、ギアラよ....、なぜマカニトを覚えなかった....。


ともかく、センマイとハチノスが4人の死体を引きずって城に戻り、カント寺院での復活に挑む。


──── カント寺院


頼むぞ!




ランプ、美濃、ギアラの3人は、特に灰にもならず、一発で復活。

残るは、三洲次......。

司祭A 「おぉ、またこの御仁か!」
司祭B 「やはり来てくださったか!!」
司祭C 「さぁ、本日のメイン・イベントの準備をっ!」



サンバ ♪ - ヨイショッ♪ - ノリノリ♪♪ - 感じろ!



     三洲次 は 元気になりました。

 

ランプ 「………元気になるんだ…………」
司祭A 「『変な』儀式がイヤと言うので…」
司祭B 「『楽しい』儀式にしました!」
三洲次 そういう意味じゃねえええぇぇっっっ!!
司祭C 「サンバ はお嫌いでしたか?」
三洲次 そこ『サ』しか合ってねぇしっっ!!
司祭A 「おぉ、そうだ!
 復活してすぐで、大変恐縮ですが…」
司祭B 「少しご協力いただきたいことが…」
三洲次 「………なんだよ?」
司祭C 「布教活動の強化の一環で、パンフレットを配ることになりましてな」
司祭A 「是非、『利用者の声』の欄にコメントを…」
司祭B 「宣伝なので、もう建前は重々承知で、是非前向きな内容を…」
三洲次 「蘇生させてもらったばかりの、断り難いタイミングで言ってきやがって……。
 で、なんて書けばいいんだ?」
司祭C 「おぉ!ありがとうござます!」
司祭A 「では、こんな感じで…。
 『厳粛で高貴な儀式での復活に、私は大変魅了されました』と」
三洲次 「(カキカキ…)………建前どころか、嘘八百だけどな……」
司祭B 「『なので私は、いまやここの常連です』」
三洲次 ここの常連ってどういう意味だあああぁぁっっ!!!

 

名前 LV H.P. コメント
三洲次 11 36 16 14 8 12 18 15 2 アッと言う間に2回も死んでしまった。
ランプ 11 36 13 18 17 12 18 8 2 とうとう18歳で最年長に。
美濃 9 64 11 11 18 18 15 14 1 勝因にして敗因の女。本当に理解に苦しむ女だ。
センマイ 9 58 16 10 16 16 13 11 2 弟に遅れを取ってるぞ。頑張れ!
ハチノス 9 76 17 10 17 18 15 10 1 兄より優れた弟など存在するのだよ!
ギアラ 9 36 11 18 14 16 17 12 1 今のお前の使命はマカニトを覚えることだけだ!


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【更新履歴】
2021年 8月21日:表現を一部見直しました。読むのにかかる所要時間(目安)を掲載しました。
2021年 5月29日:発言者名を右寄せにしました。
2020年 1 月 5日:ステータス欄の脱字を修正。
2019年 4月14日:文章を一部見直し。
2019年 3月31日:台詞について、ミスの修正と一部を見直し。文章や色付けも一部を変更。次ページへのリンクを設定。
2019年 3月24日:新規公開。