28.決めっ!!!

【登場人物】  
サーロイン ロイヤルレンジャーズのリーダー。サーは敬称。
三洲次 元盗賊だった日本男児の侍。発音は「みすじ」。
接近戦最強のくノ一。でも細かい事は大嫌い。
ロース こんな名前だが細身で美人なエルフの女魔法使い。
ランプ 財宝一筋なエルフの司教。パーティーの知恵袋。
ブリスケット 日本オタクのエルフの僧侶。あだ名は「ブリ助」。

読了時間 (目安):約25分(動画無)約37分(動画込)
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━━━━ 海賊の砦
     ハイコルセアの部屋.....

海賊団を束ねる3代目ハイコルセアこと通称イエローが自室で読書をしていると、部屋の扉が開き、
5人組のガリアンキャプテンが中に入って来た。

ハイコルセア 「おぉ、待っていたぞ、
 『ガリアンキャプテン特戦隊』!!」
キャプテンA 「ふふふ……」
ハイコルセア 「ん…?」
   

キャプテンA
  、 ,
\( ゚o゚ )_バッ!
西に宝物があれば強奪し、東に金塊があれば略奪をする!!

キャプテンB
   、 ,
mo( ゚o゚ )/バッ!
そうさ、この世の財宝は全て俺たちのモノ!!

キャプテンC
  、 ,
/( ゚o゚ )\バッ!
その為には弱い奴、逆らう奴は皆殺しにするっ!!

キャプテンD
  、 ,
\( ゚o゚ )nバッ!
まさに暗黒の時代に現れし最凶・最悪の集団っ!!

キャプテンE
  、 ,
\( ゚o゚ )/バッ!
その名も『ガリアンキャプテン特戦隊』!!
   
キャプテン達 「「ここに見参っ!!!」」



 

 

 

 

ハイコルセア 「何………それ………?(汗)
キャプテンA 「いかがでしたか?!」
キャプテンB 「カッコ良かったでしょう!?」
ハイコルセア 「えぇと………カッコつけたかったの……?」
キャプテンC 「違います!」
キャプテンD 「個人がてんでバラバラに動いては、統率の取れていない烏合の衆に見えます」
キャプテンE 「しかし、この様に登場することで、統率が取れた、しかも狂暴な海賊に見せることができるのです!!」
ハイコルセア 「そ……そうかな………?」
キャプテンA 「はい!!
 こんな決めポーズを見てしまうと、敵は『とんでもない奴らが出て来た』と焦り、戦意を喪失します!!」
ハイコルセア 「うん……まぁ………ある意味とんでもない奴らに見えると言うか………、
 戦意を喪失する………と言うか………関わりたくないと言うか………」
キャプテンB 「こうして敵をビビらせれば、百戦百勝間違いなし!!」
ハイコルセア 「あのぉ………本題に入っていいかな?」
キャプテンC 「はい!
 我らにご用がおありとか?」
ハイコルセア 「あぁ、頼みたいことがあるから呼んだんだ」
キャプテンD 「頼みたいこととは?」
ハイコルセア 「レッドとブルーを殺した例のパーティーだが、きっとまたやって来るだろう」
キャプテンE 「ロイヤルレンジャーズとかいう国が派遣してきたパーティーですな」
ハイコルセア 「そうだ。
 そこで、おまえ達に俺のボーディーガードを頼みたいんだ」
キャプテンA 「護衛をすれば良いですか?」
キャプテンB 「むしろこっちから殺しに行った方が早いのでは?」
ハイコルセア 「奴らがどのコースで侵入して来るか分からない以上、すれ違いになっても困る。
 それより、ここで迎え撃つ方が確実だろう」
キャプテンC 「なるほど……確かにそうですな」
キャプテンD 「な~に、我々のポーズを見れば、例え王国軍だろうとビビって、
 尻尾を巻いて逃げ出しますよ!!」
キャプテンE 「ですので、どうぞ大船に乗った気でいて下さい!!」
キャプテン達 「「はぁーーーーっはっはっはっはっ!!」」
ハイコルセア 「………………………………(汗)

 





さてさて、前回の冒険を終えると、上級職4名3名レベルアップしました!!


──── サーロイン(君主)


能力の更新は無しか......。

ま、呪文の習得.P.の大幅アップだけでも御の字でしょう!!

それで、覚えた呪文は?


カルフォ(罠の識別)を習得!!



──── 三洲次(侍)


おぉ!!

彼もH.P.が10もアップ!!

これにより、彼がパーティー最大のH.P.を持つことに!!


何気に能力パーフェクトにもリーチの状態!!

桃より先に達成しそうな雰囲気だ。

このシナリオでは優秀な成長ぶりを見せており、実に頼もしいキャラである!!


え?

........呪文は何を覚えたかって?

それ以前に、彼は呪文を使ったこと無いっす。

だからどうでもいいです。



──── ランプ(司教)


まぁまぁではないだろうか。
懸案だった生命力も今回は無事にアップしたし。

ただ、これでもH.P.は同じ後衛のブリスケットの半分未満なので、
相変わらずの低H.P.キャラぶりである。

そろそろ2階が視野に入って来たけど......2階に奇襲ブレスをする敵がいたら、
まだまだ余談は許さない状態だよなぁ......。



ま、こんなところです。

 



【目次】

1.決め…??

2.決めっ!!




1.決め…??



(※) 動画は1.~2.までノンストップです。

 

━━━━ ギルガメッシュの酒場 朝方.....



ブリスケット
  、 ,
\( ゚o゚ )_バッ!
あっしらは迷宮探索とお宝ゲットのプロフェッショナル!!

ランプ
   、 ,
mo( ゚o゚ )/バッ!
だから魔除けも宝珠も絶対に手に入れてみせる!!

  、 ,
/( ゚o゚ )\バッ!
それがあたいら『ローラーレンジャーズ』!!

三洲次
  、 ,
\( ゚o゚ )nバッ!
しかして、その正体は国王の勅令を遂行する正義の戦闘部隊!!

サーロイン
  、 ,
\( ゚o゚ )/バッ!
人呼んで、またの名を『ロイヤルレンジャーズ』!!
   



 

 

 

 

 

ロース 「なによ……それ………?(汗)
サーロイン 「どうだ?!」
ブリスケット 「カッコ良いでやしょう!?」
ロース 「どこが……?」
ランプ 「では解説しましょう!」
三洲次 「個人がてんでバラバラに動いては、統率の取れていない烏合の衆に見えます!」
サーロイン 「しかし、この様に登場することで、統率が取れた、しかも強そうなパーティーに見えるのだ!!」
ロース 「そ……そうかしら………?」
ブリスケット 「もちろんっす!!
 こげな決めポーズを見ちゃあ、敵は『とんでもねぇ奴らが出て来たぜ』と焦り、戦意を喪失しやす!!」
ロース 「えぇ……その………ある意味とんでもないと言うか………、
 戦意を喪失する………と言うか………それ以前に関わりたくないと言うか………」
サーロイン 「こうして敵をビビらせれば、百戦百勝間違いなし!!」
ロース 「えぇと………恥ずかしいから、早くテーブルに付いてくれない?」
""



ま......、


...今日も元気に出発です!!



いつも通り......、


...砦の外周を周って行きます。


三洲次 「そろそろモートモンスターの潜伏ポイントです」
ブリスケット 「さっそく例の決めポーズを見せてやるっすか?!」
サーロイン 「モートモンスターに決めポーズや人間の言葉なんて理解できないだろ。
 それに決めポーズは、ここぞ!…という時に見せるべきだ。
 だから奴らは、いつも通り倒していくぞ」
ブリスケット 「了解っす」



三洲次 「現れました!!
 モートモンスターです!!」






モンスターA
  、 ,
(_( ゚o゚ )_バッ!
キィーキィキィーッ!!

モンスターB
   、 ,
/^( ゚o゚ )_)バッ!
キィィィーーッ!!

モンスターC
  、 ,
S( ゚o゚ )\バッ!
キキッキィーッ!!

モンスターD
  、 ,
\( ゚o゚ )nバッ!
キィーキィキィッ!!

モンスターE
  、 ,
\( ゚o゚ )/バッ!
キィーキィキィンキィキィーッ!!
   
モンスター達 「「キィキィキィーーッ!!!」」



 




 

ブリスケット メッチャ決めポーズを知ってんじゃねぇっすかぁぁっ!?
サーロイン そんなの分かる訳ないだろおぉっっ!!!
ランプ 相手の方が統率の取れた強い集団に見えますよっ!!
ロース そうかしら……」
サーロイン おおお落ち着けっ!!落ち着けっ!!
 慌てるなっ!! 取り乱すなっ!! パニクるなっ!!
ロース 「あなたが落ち着きなさいよ……」
サーロイン 決めポーズと強さにはなんの関係も無いのだっ!!
 ただの虚勢かも知れんだろっ!!
ロース 「じゃぁ、決めポーズなんて作らないでよ……」
サーロイン 諸君、ひるむことなかれっ!!
 これを見よぉぉっ!!!


サーロイン 「……………………………………(汗)
ランプ ほとんど攻撃が通用しないじゃないですかっ?!
ブリスケット やっぱり相手の方が強ぇんですぜっ!!
サーロイン ええええと………そそそそのぉ~……(汗)
三洲次 どうするんです?!
ブリスケット このままじゃヤベェっすよ!!
サーロイン 「ど……どどどどどうしよう………」
ロース ラハリトオオォォォッッ!!!
男4人 「「へ?」」


モンスター達 「「ギィギャアアアァァッ!!!」」
   
男4人 ((((; ゚_゚)「「………………………………(汗)」」
ロース あんな下らないポーズを取るなんて、
 弱い奴に決まってるでしょ!!!
サーロイン 弱いって言った……?
ロース 何をうろたえているのよっ!!!
ランプ 「いや、でも……」
ブリスケット 「虚勢じゃねぇ可能性も……」
ロース ゴチャゴチャ言ってないで、さっさと残った敵の動きを封じなさいっ!!!
ブリスケット
& ランプ
「「はいぃっ!!!」」



ランプ 「動きを……」
ブリスケット 「封じやした……」
ロース あなた達もボケッとしてないで、さっさと倒しなさいっ!!!
三洲次
& 桃



三洲次 「とりあえず2匹……」
「倒したぜ!」
ロース ロインっ!!
サーロイン 「はい……?」
ロース こんなにヘボいザコ、ロクに倒せてないのは、あなただけよっっ!!
 分かってるのっ!?
サーロイン 「つ…次は頑張りますっ!!



─── 2ターン目.....




三洲次 頑張って!!
サーロイン 倒しました!!
ロース 「よろしい」


とりあえず、ノーダメージで勝利


サーロイン 「じゃ、進もう」



ブリスケット 「ロイン殿、モートモンスターはもう1ヶ所潜伏してやすよね?」
サーロイン 「そうだな」
ブリスケット 「あやつらも決めポーズをするんなら、
 今度はあっしらのカッコいいポーズを先に見せてやりやしょう!!」
サーロイン 「うむ!
 せっかく作ったポーズだ!!
 バッチリ見せて、ビビらせてやろう!!」
ブリスケット 「えぇ!!」
ロース 「見てるこっちが恥ずかしいから、止めてくれないかしら……」





三洲次 「2回目のモートモンスターです!!」





サーロイン 諸君、今だっ!!
   

ブリスケット
  、 ,
\( ゚o゚ )_バッ!
あっしらは迷宮探索とお宝ゲットのプロフェッショナル!!

ランプ
   、 ,
mo( ゚o゚ )/バッ!
だから魔除けも宝珠も絶対に手に入れてみせる!!

  、 ,
/( ゚o゚ )\バッ!
それがあたいら『ローラーレンジャーズ』!!

三洲次
  、 ,
\( ゚o゚ )nバッ!
しかして、その正体は国王の勅令を遂行する正義の戦闘部隊!!

サーロイン
  、 ,
\( ゚o゚ )/バッ!
人呼んで、またの名を『ロイヤルレンジャーズ』!!
   



 

 

 

 

 


ブリスケット 決めポーズなんて全然理解できねぇじゃねぇっすかっ!!
サーロイン さっきと違うなんて分かる訳ないだろおぉっっ!!!
ランプ これじゃぁまるで私たちがバカみたいじゃないですかっ!!
ロース 実際そうだし……」
サーロイン おおお落ち着けっ!!落ち着けっ!!
 慌てるなっ!! 取り乱すなっ!! パニクるなっ!!
ロース 「だから、あなたが落ち着きなさいよ……」
サーロイン 決めポーズでどう見られようと関係無いのだっ!!
 実際に強ければ、それでいいのだっ!!
ロース 「じゃぁ、何の為に始めたのよ……」
三洲次 そうです!!
 諸君、動揺することなかれっ!!
 これを見よぉぉっ!!!


三洲次 「……………………………………(汗)
ランプ めっちゃスカッてるじゃないですかっ!!
ブリスケット ますますバカにしか見えねぇっすよ!!
三洲次 だだだだ大丈夫っ!!
 まだバカとは思われてないはず!?」


三洲次 ぎゃあぁっっ!!
ランプ アッサリやり返されてるしぃっ!?
ブリスケット もう完全にバカにされてやすよぉ!!
ロース 「だから言ったじゃない」
三洲次 「え?」
ロース 「下らないポーズを取るのは弱い奴のやることだって」
三洲次 「弱いって言った?!」
ロース 言った!!
三洲次 「でも…」
ロース さっきの攻撃は何!?
三洲次 すいません……」
ランプ し、しかし、ロイン?!
ブリスケット どうしやすかっ?!
サーロイン 「ええええと……(汗)
ロース ラハリトオオォォォッッ!!!
男4人 「「へ?」」


モンスター達 「「グギャアアアァァッ!!!」」

男4人 ((((; ゚o゚)「「………………………………(汗)」」
ロース こんな弱い奴ら相手に、なに焦ってるのよ!!?
男4人 「「えぇと………」」
ロース こんなの一発に決まってるでしょ!!!


ロース 「え?!」

モンスターB
  、 ,
( ゚ヽ゚)=3 フンッ!
   
ロース 「……………………………………」
男4人 「「………………………………………」」
ロース 何か文句でも?!
男4人 「「何も言ってないです………」」
ロース ぼさっとしてないで、さっさと動きを封じなさいっ!!
ブリスケット
& ランプ
「「はいぃっ!!」」




ランプ 「あ……数匹効かなかった」
サーロイン 「まぁ、いい。
 倒せば結果は一緒だ!」


サーロイン 「うむ」
ブリスケット 「やりやしたね!」
三洲次 「これでもう、こっちがバカとか思うことはないでしょう!!」


三洲次 ぐほおぉっ!!!
   
ランプ 「完全にバカにされてますよね………三洲次だけ」
ブリスケット 「っすね………」



─── 2ターン目.....


サーロイン 「残り3匹!」
ロース 「もちろん、このターンで倒すのよね!?」
三洲次 「もちろんです!!
 前衛が1人1匹倒せば終了です!!


三洲次 (;゚゚) ………………………………
ロース ~……!!」


三洲次 おごぉっ!!!
   
ランプ 「もう完全にナめられてますね………三洲次だけ」
ブリスケット 「っすね………」



ただ、他の前衛はバッチリ敵を倒す!


─── 3ターン目.....


ロース 「三洲次が頼りにならないから、あなたが倒して!」
サーロイン 「なんでさっきからおまえが指示出してんの……?」


勝利!!


今回は三洲次グダグダだったな。

本当に桃以外は不安になる前衛だ......。



サーロイン 「とりあえず、砦に入ろう」


前回は南側を探索し終わったので、今回は再び北側の扉から入ります。



特に敵と遭遇することもなく、順調に砦の中を進んで行く。


ロース 「今日も『ガリアンメイジがお届けする本日の職業占い』が掛かってるわ」
三洲次 「じゃ、今回もチェックしましょう!」
ロース 「じゃ、読むわね。
 えぇと『本日のラッキー職業』は………ジャジャン!『魔法使い』です!」
ブリスケット 「お! ロースはんじゃねぇっすか」
ロース 「やったね!」
三洲次 「何がラッキーなんですか?」
ロース 「『日頃の努力が実を結ぶでしょう』だって」
ランプ 「なかなか前向きな結果ですね」
サーロイン 「日頃、なんか努力してたっけ?」
ロース 「呪文の鍛錬とか、頑張ってやってますぅー!」
三洲次 「まぁまぁ、アンラッキーの方も見てみましょう」
ロース 「それじゃ、『本日のアンラッキー職業』は………『ごめんなさい、侍です』!」
三洲次 「え? 俺?!」
ブリスケット 「何が良くねぇんすか?」
ロース 「『半人前』」
三洲次 じゃかあぁしいぃっ!!!



さっきのグデグデぶりだと、そうなるだろ。


サーロイン 「では、先に進もう」


サーロイン 「またこの食堂に来たな」
三洲次 「どうせ、また海賊たちが大勢たむろしてますよ」
ランプ 「それなら、一度決めポーズの練習をしてみるのはどうでしょう?」
ブリスケット 「いいっすね!
 あっしらの決めポーズを見て、敵がどんだけ驚くか、見てやりやしょう!!」
サーロイン 「うむ!
 では、みんな、行くぞっ!!
ロース 「まさか、あのダサいポーズやるの……?」


バンッ!!


ダダダダダダダダッ…!! ← 部屋に雪崩れ込む音


??? 「む?!」
??? 「何事だ!?」

ブリスケット
  、 ,
\( ゚o゚ )_バッ!
あっしらは迷宮探索とお宝ゲットのプロフェッショナル!!

ランプ
   、 ,
mo( ゚o゚ )/バッ!
だから魔除けも宝珠も絶対に手に入れてみせる!!
   
??? 「こいつら、例の盗賊パーティーだ!!」
??? 殺っちめぇぇっ!!



  、 ,
/( ゚o゚ )\バッ!
それがあたいら『ロー…」


んごぉっ!!!
サーロイン 「は??」


三洲次 うひゃぁっ?!(ひょいっ!)


サーロイン うおっ?!(ぱっ!)



─── 通常ターン.....


ガードA 盗賊パーティーどもめっ!!
ガードB 今日こそやっつけてやる!!
サーロイン 待て!!待て!!待て!!待て!!!
 間違ってる!間違ってる!!
ガードC 「え?」
サーロイン 決めポーズの途中に攻撃するのはルール違反だろっ?!
ガードD 「なんだ、そりゃ?!
 そんなルール知らねぇよ!!
サーロイン 何を言うんだっ!!
 人がポーズを取ってる時は、黙って見ているのがこの世の約束事だっ!!
ガードA 生きるか死ぬかの世界に、そんな約束事があってたまるか!!
サーロイン 「くそっ……非常識な奴らめっ……!」
ロース 「あなたの常識の方がズレてると思うけど……?」


まぁ、ともかく......


てめぇらああぁぁぁっ!!!


ガードA ぐひぃやあああぁぁっっ!!!
あたいに牙を向けたらどうなるか、
 タップリ分からせてやるっ!!!



ガード達 「「ぐほわあああぁぁっ!!!」」
サーロイン 非常識な奴らめっ!!
三洲次 思い知ったかっ!?


あっさり返り討ちにして勝利!!



ブリスケット 「相変わらず食堂に宝箱を置いてやすぜ、こやつら」
サーロイン 「他に置く所が無いんだろ。
 桃?」
「うぃ~す」



桃もコレさえなければなぁっ!!!

三洲次 ここで『テレポーター』は無いだろっ!!!
そんなもん開けてみなきゃあ分からねぇだろっ!!!
サーロイン 万が一があるから、開けないでね……(汗)



しょうがない........、


...ブリスケットにカルフォしてもらおう。


三洲次 ほら見ろっ!!!
まだガス爆弾って決まった訳じゃねぇだろっ!!!
 開けて確認しようじゃねぇかっ!!

  



暴発しないってことは、「ガス爆弾」で正解なのは分かった。

三洲次 「もうガス爆弾で決まりだな!」
ガス爆弾とテレポーターの二重掛けかも知れねぇだろっ!!
三洲次 おまえ、負けず嫌いだなぁっ!!!



桃もコレさえなければなぁっ!!!


 さっ


男4人だけ被害........

サーロイン 「がはっ! ごはっ!」
ブリスケット 「ぶほっ! ぶはっ!」
ランプ 「ぐはっ! な、なんで失敗した張本人が……くほっ!」
三洲次 「ごほっ! も、ぉっ!!
   
 ~~♪
ロース (学習しない人たちね……)


鈍い男性陣と違い、女性2人は相変わらず優秀だな。


サーロイン 「とりあえず治療をしよう。
 ブリ助、ラツモフィス (解毒の呪文) はまだ2回までか?」


ブリスケット 「へい」
サーロイン 「じゃ、残りは毒消しで治療だな」




後衛2人呪文で治療。

前衛の男2人半人前だから、薬も半人分の量で治せるだろう。





壊れた...............。

サーロイン 「俺も一人前になったってことだな!!」
ロース 「こんなことで、なに胸張ってんのよ」
三洲次 「じゃ、俺の治療でもう1個消費か」




壊れない。

三洲次 じゃかあぁしいぃっ!!
 じゃかあぁしいぃっ!!!


「ほらよ、防具が入ってたぜ」
ランプ 「どれどれ、見せて下さい」


ランプ 「ただの『胸当て』……」
サーロイン 「ま、そんなもんだろ」


では、次へ進みましょう。

ガチャッ...!


サーロイン 「ハイコルセアの部屋へ通じているのは、奥の方の扉だったな」


ガチャッ...!



ガードA 「誰か来たぞ!」
ガードB 「こいつら、例の王国の部隊だっ!!」
   
サーロイン 「おっと、大勢現れたな」
三洲次 「そう言えば、ここは守衛所でしたね」
サーロイン 「そうか……ま、こういう時は呪文で一網打尽だろ。
 ロース、頼むよ」
ロース 「オッケー!」


ガード達 「「ふぎゃあああぁぁぁっ!!!」」


あっさりと1ターン勝利!!


ブリスケット 「壁際に宝箱がありやしたぜ!」
サーロイン 「よし、桃、頼むぞ」
「うぃ~す」



サーロイン 「どう思う?」
三洲次 「意外なことに、妥当かと」
『意外』て何だ?!



「む………」


「ちっ………」


「うぜぇ…………」
   
サーロイン 「手こずってるな」
三洲次 「まぁ、『石弓の矢』なら、失敗しても痛いのは桃だけですから!!」
サーロイン 「そうだな!!」


 

 

 

 

 

 

 

 

 



ロース 「罠で遊ばないでよ……」
ランプ 「早く開けて下さい……」


最終的には無事に解除



ランプ 「また普通の『斧』....」
サーロイン 「そんなもんだろ」



先に進みましょう。

ガチャッ...!



??? 例の侵入者だっ!!
??? 返り討ちにしろっ!!!」


ブリスケット 「また、大勢で来やしたな……」
サーロイン 「な~に、何人で来ようと、アッサリと倒してやるさっ!!
 いくぞっ!!


ガードA うがあああぁぁっ!!!


ガードB ぐぃぎゃあああぁぁっ!!!


ガード達 「「ひぎゃあああぁぁぁっ!!!」」


ガードC ぐふぉっ
三洲次 「…………あれ?」
   
   
三洲次 (;TT)………………………………


残りはカティノで眠らせる。


─── 2ターン目.....




敵は全員おネンネしたので、今回もあっさりと勝利!!



では、宝箱です。



三洲次 ~~?!
天才盗賊だったあたいの判定に文句あんのかあぁっ!!!
三洲次 じゃぁ、そのまま開けてもらおうかぁ~?!
サーロイン 「何が発動するか分からないから、開けないでね……(汗)
ブリスケット 「あっしがカルフォをしやしょう」



三洲次ぃ~~!!
三洲次 「いや、でも、その、ほら、前回、君達2人とも間違えたじゃん?」
ブリスケット
& 桃
三洲次 分かった!!
 俺が悪かった!!
サーロイン 「いいから、開けてくれない……?」




見込み通り罠は無く、問題無く開いた。


ランプ 「また普通の『メイス』....」
サーロイン 「だから、もう期待するなって」



サーロイン 「さて、いよいよ……」


サーロイン 「…ハイコルセアの部屋だな」
三洲次 「じゃ、突入しますか」
サーロイン 「待て」
三洲次 「え?」
サーロイン 「突入する前に、みんなに言っておきたいことがある」
ランプ 「なんでしょう?」
サーロイン 諸君っ!!
 本日最大の山場がやって来たっ!!
 相手は今日戦う敵の中では最強の奴らだっ!!
ブリスケット 「まぁ、最強ってぇ言うても、たかが知れてやすが」
サーロイン だが心配は無用っ!!
 今こそ練習の成果を見せてやるのだっ!!
 そうすれば相手は戦意を喪失し、我々の勝利は約束されたも同然であるっ!!
 だから本日最高の決めポーズを、奴らに見せてやろうじゃないかっ!!!
ロース 「まさか、あのダサいポーズやるの……?」



………………………………

………………………

………………


━━━━ ハイコルセアの部屋の中.....

  「……山場がやって来……
 ……今日戦う中では最強……
 ……そ練習の成果を見せ………」
   
ハイコルセア 「誰だよ……人の部屋の前で大声出してんのは……?」
キャプテンA 「例のパーティーでは?」
キャプテンB 「あんなデカい声を出してたら、来たのがバレバレだろ」
キャプテンC 「頭悪ぃパーティーだなぁ」
キャプテンD 「ふ………だが、ちょうどいい!
 俺達の決めポーズを見せてやろうじゃないかっ!!
キャプテンE 「あぁ!
 そうすれば奴らは戦意を喪失し、俺たちの勝利は約束されたも同然っ!!」
ハイコルセア 「まさか、あのダサいポーズやるの……?」
キャプテン達 「「ダサいって言うなっ!!!」」



………………

………………………

………………………………


━━━━ ハイコルセアの部屋の前


サーロイン では、一気になだれ込んで、決めポーズを見せてやるぞっ!!
ロース 「ぇ~~………」
サーロイン 突入っ!!!


バンッ!!

 



2.決めっ!!



━━━━ ハイコルセアの部屋


ハイコルセア やつらが来たぞっ!!!


バババババッ!!!

           バババババッ!!!


キャプテンA
  、 ,
\( ゚o゚ )_バッ!
西に宝物があれば強奪し、東に金塊があれば略奪をする!!

ブリスケット
  、 ,
\( ゚o゚ )_バッ!
あっしらは迷宮探索とお宝ゲットのプロフェッショナル!!

キャプテンB
   、 ,
mo( ゚o゚ )/バッ!
そうさ、この世の財宝は全て俺たちのモノ!!

ランプ
  、 ,
mo( ゚o゚ )/バッ!
だから魔除けも宝珠も絶対に手に入れてみせる!!

キャプテンC
  、 ,
/( ゚o゚ )\バッ!
その為には弱い奴、逆らう奴は皆殺しにするっ!!

  、 ,
/( ゚o゚ )\バッ!
それがあたいら『ローラーレンジャーズ』!!

キャプテンD
  、 ,
\( ゚o゚ )nバッ!
まさに暗黒の時代に現れし最凶・最悪の集団っ!!

三洲次
  、 ,
\( ゚o゚ )nバッ!
しかして、その正体は国王の勅令を遂行する正義の戦闘部隊!!

キャプテンE
  、 ,
\( ゚o゚ )/バッ!
その名も『ガリアンキャプテン特戦隊』!!

サーロイン
  、 ,
\( ゚o゚ )/バッ!
人呼んで、またの名を『ロイヤルレンジャーズ』!!
   

 

 

 

 

 

!! !! !! !!
   !!!!!!!!!
サーロイン これじゃ、俺たちが悪の集団みたいじゃないかっ!!!
キャプテンA むしろ俺たちが正義の部隊に聞こえるだろっ!!!
サーロイン 人のセリフに被せてくるんじゃないっ!!
キャプテンB そりゃ、こっちのセリフだああぁぁっ!!
   
ハイコルセア 「えぇと………(汗)
ロース 「えぇと………(汗)
ハイコルセア 「なに……?
 なんなの……?
 おまえら…………?」
ロース 「それはこっちのセリフよ……、
 あなた達こそ、
 なによ、それ………?」
ハイコルセア 「いや………部下たちが勝手に…………」
ロース 「こっちも、この人たちが勝手に…………」
ハイコルセア 「…………………………………………」
ロース 「…………………………………………」
ハイコルセア 「アホな仲間を持つと………」
ロース 「お互い苦労するわねぇ………」



キャプテンA 「まぁ、いい。
 ちょっと調子が崩れたが、ここからが本番だ!!」
キャプテンB 「あぁ!
 俺たち『ガリアンキャプテン特戦隊』の恐ろしさを見せてやる!!」
ハイコルセア 「お、おまえら、頼むぞっ!!」
キャプテンC 「お任せ下さい!」
サーロイン 「なるほど……ボディーガードってことか」
三洲次 「たった5人、2ターンもあれば片付きますよ」
サーロイン 「うむ」
ロース 「2ターンもかけないでよ」
三洲次 「え?」
ロース 「あなた達と同レベルのこんなアホ達、2ターンもいらないわ」
サーロイン
& 三洲次
「「同レベルってどういう意味だ?!」」
キャプテン達 「「アホってどういう意味だ?!」」
ロース あなた達は下がってなさいっ!!
サーロイン 「え…?」
三洲次 「え…?」

ロース
  、 ,
( ゚o゚ )/バッ!
漆黒の穴倉にうごめく悪賊さんたち!!
   
キャプテン達 「「へ??」」

ロース
   、 ,
mo( ゚o゚ )_バッ!
曇天の如き煤色の灰になるがいいわっ!!
   

ロース
  、 ,
\( ゚o゚ )/バッ!
神聖に輝く火焔の白光よ!!
 悪を滅せよっ!!!


キャプテン達 「「ふぉがあああぁぁぁっ!!!」」
   
サーロイン (; ゚_゚)……………………………………
三洲次 (; ゚_゚)……………………………………
ランプ (; ゚_゚)……………………………………
ブリスケット (; ゚_゚)……………………………………
ロース 「いい?
 『決めゼリフ』を言い終わったら………
 その時、勝負は既に決まってるのよ!
サーロイン 「はぁ…」
三洲次 「あんだけバカにしておいて、なんだよ、今の……?」
ブリスケット 「1人だけ一緒に出来なかったんで……」
ランプ 「実はただ拗ねてただけかも……」
「ってかよぉ、黒から白への色のグラデーションを絡めるって、
 普段から考えてねぇと出てこなくね?」
ロース (; ゚v゚)ヽ ………………………………
サーロイン 「なぁ、ロース?」
ロース 「なに?」
サーロイン 「『日頃の努力が実を結ぶでしょう』」
ロース 「あらあらぁ~、なんのことからしらぁ~?」
サーロイン 「おまえの呪文の修行の様子、一度見ていい?」
ロース 「ダメェー!」
   
ハイコルセア (; ゚Λ゚)……………………………………
   
サーロイン 「さて………」
三洲次 「残るはこいつですね」
ハイコルセア 「ふ……ふふふ………」
サーロイン 「どうした?
 何か面白いことでも?」
ハイコルセア 「俺も海賊団のトップを務める男……、
 きさまらなど、俺1人で返り討ちにしてくれるっ!!
サーロイン 「ほぉ……」

ハイコルセア
  、 ,
\( ゚o゚ )/バッ!
全てを飲み込む漆黒の荒波の如く!!
   
サーロイン 「へ?」
三洲次 「おい……こいつもかよ………」
   

ハイコルセア
  、 ,
<( ゚o゚ )⊃バッ!
我が剣がきさまらを…


ハイコルセア ぐふぁっ!!
サーロイン 油断大敵っ!!
ハイコルセア 待て!!待て!!待て!!待て!!!
 間違ってる!間違ってる!!
サーロイン 「え?」
ハイコルセア 決めポーズの途中に攻撃するのはルール違反だろっ?!
サーロイン そんなルールなど無い!!
三洲次 「おいコラ」
ハイコルセア 何を言うんだっ!!
 人がポーズを取ってる時は、黙って見ているのがこの世の約束事だぞっ!!!
サーロイン 生きるか死ぬかの世界に、そんな約束事があってたまるか!!
ブリスケット 「さっき非常識とか言ってやせんでしたか……?」
ハイコルセア 「くそっ……俺はちゃんと見ててやったのに、非常識な奴らめっ!!」
サーロイン 「そんなことより、自分の命の心配をするんだな!!」
ハイコルセア 「く……くそっ……!」


ロイヤルレンジャーズ6人は、ただ1人残ったハイコルセアを取り囲んだ。

ハイコルセア 「てめぇらっ!!
 俺1人を相手に6人がかりで取り囲むとか、それでも正義の部隊か?!」
サーロイン 「何を言う!!
 悪者1人を複数人がかかりで倒すのは、正義の戦闘部隊の伝統的な戦い方だ!!」
ハイコルセア 「どこの伝統だよっ!?
 ってか、普通に卑怯だと思わないのかっ?!」
ブリスケット 「言っておきやすが……最初の時点じゃぁ、数では対等でしたぜ!」
ハイコルセア 「くっ…!」
サーロイン そもそも正義の戦い方で最も重要な点は、正々堂々さだっ!!
ハイコルセア 「こんな状況で正々堂々もクソもあるかっ!!
三洲次 「そして、決めの必殺技でトドメを刺すのが正義の伝統的な決着方法だっ!!
ハイコルセア 「なにっ…?!」
三洲次 必殺っ……!!
ハイコルセア 「…!?」
三洲次 三洲次ダイナミックっ!!!
ハイコルセア 「むぅ…っ!」


スカッ!

三洲次 (; ゚皿゚)………………………………
   
ハイコルセア 「はぁ……はぁ………」
三洲次 トドメの攻撃を避けるって、ひどくないっ?!
ハイコルセア なにがだよっ?!!
サーロイン そうだぞっ!!
 そういうのが許されるのは序盤だけだっ!!
ハイコルセア 序盤ってなんだよ??!
サーロイン きさまの様な卑劣な奴は、
 絶対に正々堂々と戦って倒してやるっ!!
ハイコルセア だから今の時点でけっこう卑劣だって!!!
サーロイン ランプ!!


ハイコルセア ZZZzzzz………」
三洲次 「いつものカティノじゃん………」
ブリスケット 「眠って動けなくしてから倒すってぇ、むしろ卑劣なんでは……?」
サーロイン 「何を言う!!
 正々堂々と眠らせたではないかっ!!」
ロース 「正々堂々のポイント、おかしくないかしら……?」
サーロイン さぁ、桃!!
 必殺技で決めるんだっ!!!
「は………??
 あたい、別に必殺技なんか持ってねぇぞ?」
ランプ 「クリティカルヒットのことでは…?」
「こんな奴、クリティカル無しでも倒せるぜ」
サーロイン なんでもいいから技名を叫びながら倒すんだよっ!!
 そうしないと締まらないからっ!!
「なんでもいいって、なんだよ……」
サーロイン 例えば桃ストラッシュとかっ!?
三洲次 「ロイン・ストラッシュのパクリですか?」
ブリスケット 「ロイン・ストラッシュ自体ぇ何かパクッてる気もしやすが……」
サーロイン 桃百裂剣とかっ!?
三洲次 「ロイン百裂剣のパクリですか?」
ブリスケット 「それも何かパクッてんでは?」
サーロイン 桃ダイナマイトとかっ!?
三洲次 「さっきの俺のパクリじゃん」
ブリスケット 「なんで全部パクリなんすか……?」


ハイコルセア ぐひぃやあああぁぁっ!!!
サーロイン おいっ!!
 技名無しだったぞ!!?
うっせぇなぁっ!!!
 別にいいじゃねぇかっ!!!
サーロイン これじゃ、締まらないじゃんっ!!!
こんなもん、勝てばいいだろ!!
サーロイン 「くそっ……しょうがない……、
 じゃあ、代わりに俺が…………」
三洲次 「……………………………………」
サーロイン 「えぇと……………………………」
「……………………………………」
サーロイン 「ん~と……………………………」
ランプ 「……………………………………」
サーロイン おまえはもう死んでいる!
ブリスケット 「それ、倒す前に言うとカッコイイ台詞なんでは?」
三洲次 「絶命した後だと、ただの事実確認ですよ」


まぁ、ともかく勝利です。



ランプ 「みなさん!!
 壁際に宝箱がありましたよ!!」
ブリスケット 「ボスのお宝じゃねぇっすかっ!!」
ロース 「今度こそ新しいアイテムをゲットね!!」
サーロイン 「よし、桃!!」



サーロイン 「どう思う?」
三洲次 「意外なことに妥当かと」
『意外』てなんだあぁっ?!!
ブリスケット 「その会話、さっきもしてやせんでした?」



「む~~…………」
   
サーロイン 「さすがに今回は問題無く開けられるだろ」
三洲次 「それに『石弓の矢』なら、失敗しても痛いのは桃だけですしっ!!」
サーロイン 「そうだなっ!!」
ブリスケット 「その会話もさっきもしてやせんでした?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 





ジリリリリリリリリリリッ!!!

ほへ?
2人 「「おおおおぉぉい!!!」」


ランプ ぇ!?
 またあぁっ?!
ブリスケット 「ちょ……なんて事してくれんすかあぁぁっ!!?
サーロイン 全員戦闘態勢ぇ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




サーロイン 「あれ……?」
三洲次 「敵は……どこ………?」
「……………………………………」



 

 

 

 



三洲次 ふぁっ?!


三洲次 ぐわぁぁっ!!


三洲次 ぐほぉぉっ!!


サーロイン うわぁっ!?(ぴょんっ!)


「よっと!(ひょいっ!)

─── 通常ターン


サーロイン 退却っ!!
 退却ーーーっ!!!
ランプ 「そんなっ?!
 まだ箱の中を取ってませんっ!!」
ブリスケット 「後で取りに戻りゃぁいいっすよ!!」
ランプ 「いやいや!!
 せめてアイテムを…」
ブリスケット 「逃げやすぜ、ランプはんっ!!(ずるずるずる…)
ランプ アイテムがあああぁぁっ!!(ずるずるずる…)
三洲次 おまえら絶対に警報で駆け付けるタイプのモンスターじゃねぇだろおおぉぉっ!!!
 ふざけんじゃねぇぞおおぉぉっ!!!
「ほら、三洲次、逃げんぞっ!!(ずるずるずる…)
三洲次 はなせええぇぇっ!!
 桃おおおぉぉっっ!!!(ずるずるずる…)


バタンッ!!


サーロイン 「ぜぇ…ぜぇ……っ」
ブリスケット 「とりあえず、これで一安心でご…」
   
??? ボスの部屋から警報だっ!!
??? ボスと宝箱を守れっ!!
   
サーロイン 「へ?」


??? 「「どけどけぇーーー!!」」




キャプテンA アイテムを運び出すんだああぁっ!!!バタンッ!
ランプ あぁっ?!
 あいつ、通り過ぎてハイコルセアの部屋に入ってったっ!?


キャプテンB 絶対に貴重なアイテムは渡さねええぇっ!!!バタンッ!
ランプ そんな?!
 新しいアイテムがああぁぁっ!!!
サーロイン くそっ!
 そうはいかんぞっ!!(ばっ!)


キャプテンC 邪魔だああぁぁっ!!!
サーロイン ぐほおおぉぉっ!!!
   
ブリスケット 「もうグデグデっすよ………」
ロース 「グデグデね………」



─── 通常ターン


サーロイン くそっ!!
 人の邪魔をした者がどうなるかタップリと分からせてやるっ!!


サーロイン (; ゚_゚)………………………………
   
ブリスケット 「ロイン殿はいつになったら、決めるべき時に決められるようになるんすか……?」
ロース 「一生無理じゃないかしら………」


キャプテンC ぎひゃあああぁぁっ!!!
三洲次 今の俺の怒りなら、どんな敵も一撃だぜっ!!!
   
ブリスケット 「このレベルになっても、ロイン殿と三洲次っちの2人がかりで1人しか倒せない現象が起きるんすね……」
ロース 「さすが半人前ね……」


ランプ アイテムっ!!
 アイテムがっ!!!(バタンっ!)
   
ブリスケット 「ランプはんが慌ててハイコルセアの部屋に入っていきやしたぜ」
サーロイン 「1人にしちゃ危ない、
 俺たちも戻るぞ!


部屋の中にあった宝箱は蓋が開いたまま、床に横倒れになっていた........。

ランプ ああぁぁっ!?
 宝箱があああぁぁっ!!
ロース 「もう手遅れね……」
サーロイン 「一応中を確認するか……」


サーロイン 「お…!
 ランプ、何か防具が残ってるぞ」
ランプ 「本当ですかっ!?
 見せて下さいっ!!見せて下さいっ!!!



ランプ 「ただの鎖帷子………」
三洲次 「どうでもいい物だけ残ってたな……」
ランプ 「ああぁぁ……、
 また逃したああぁぁ………」

 


まさかの3連続「警報」で、ハイコルセアのアイテムを逃したが........、

 

......ちょっと待ってくれ

 


罠が3連続で同じことなんて、普通あるか......?

 


もしかして......ここの罠って........

 

......「警報」固定か?!

 

#1の時に罠が固定だったことが1度も無かったから、考えたこともなかったけど、
そういうことなの??!!

 

そしてはここの罠を全部間違えたってこと?!!

 

おおぉぉぉっっ!!!

 


サーロイン 「しょうがない、気を取り直して先へ進もう」
ランプ 「はぁ……」
ロース 「ほら、ランプ、行くわよ」







ガチャッ......!


 



━━━━ ハイコルセアの部屋の裏の通路.....


パーティーが廊下に出た途端、
通路全体にが響き渡った ! ! !




ル'ケブレスが言葉、しかと(略


三洲次 「まただよ、この声……」
ブリスケット 「聞き飽きたんで、もう無視しやしょう」
サーロイン 「さて……」



サーロイン 「…残るは、ここの扉だな」
ロース 「一番奥が城に戻る部屋で、その手前が悪パーティー用の階段だったわね」
三洲次 「残るは目の前と、右手側にある扉の2つです」
サーロイン 「もう順番にいこう」
三洲次 「では、今回は……」


三洲次 「…入ってすぐ目の前にある、この扉ですね」
サーロイン 「よし、開けてくれ」
三洲次 「はい」


ガチャッ...!


2つ目の階段!!!


さすがに、もう正解でしょう!!


サーロイン 「上がってみよう」
ランプ 「ドキドキしますね」



はい」をポチッとな!




ビンゴオオォォォッ!!!


ついに上のフロアへ行く階段を見つけたあああぁぁっ!!!


ロース 「やっと見つけたわね」
ブリスケット 「長かったすな」
サーロイン 「一応確認してみるか。
 ロース、頼めるか?」
ロース 「えぇ、もちろん」




 パーティーは 東を向いてます。

城から東に 19、 北に 0

    2階にいます。


ロース 「間違いなく2階だわ」
サーロイン 「よし、やったな」
三洲次 「でも……」


三洲次 「…いきなり目の前が壁ですよ」
サーロイン 「反対側はどうなっている?」


ランプ 「通路が奥の方までのびてます」
ブリスケット 「すげぇ長いんで、奥の方がどうなってのか全然見えねぇっす」
サーロイン 「先には進めそうだな」
ロース 「進んでみる?」
サーロイン 「う~~ん………」
三洲次 「ちょっとぐらい様子を見てみません?」
サーロイン 「いや、止めておこう」
ブリスケット 「へ? なぜっすか?」
サーロイン 「1階より魔物が強くなってるだろうし、出現グループも増えているだろう。
 だから今はマハリトやラハリトが頼りなんだが……なぁ、ロース?」
ロース 「なに?」
サーロイン 「マハリトやラハリトの残り回数は?」
ロース 「どっちも0回だわ」
サーロイン 「ってな訳で、安全を期すため、今日は諦めることにしよう」
ランプ 「せっかく来れたのに、残念ですね……」


新しいフロアを見てみたい!」という衝動に強く駆られるのですが、
ちょっと今回は諦めました。


階段を降りて、1階に戻ります。


━━━━ 1階


サーロイン 「廊下に戻ろう」


ガチャッ...!

パーティーが廊下に出た途端、
通路全体にが響き渡った ! ! !



ル'ケ(略


三洲次 「だんだんウザくなってきた……」
サーロイン 「気にするな。
 それで、この通路は残すところ……」


サーロイン 「…あの扉だけになったな」


サーロイン 「正解と言える階段は見つけたとなると……、
 ここは何だろう?」
ブリスケット 「落とし穴だったりしねぇっすか?」
ロース 「あるいは、また町に戻るワープかしら」
ランプ 「まぁ、入ってみないと分からないですから、もう開けてみましょう」
サーロイン 「そうだな」
三洲次 「じゃあ、開けますよ」



ガチャッ...!

 

 

 


空っぽ。

サーロイン 「なんか………」
ランプ 「拍子抜け………」
三洲次 「俺達の冒険って、なんかいつも一番最後が盛り上がらないですよね……」
ブリスケット 「まぁ、クールダウンと思いやしょう」
ロース 「ブリ助って、いつもそう言ってない?」


しょうがないので...、


...部屋を出て、廊下へ。

サーロイン 「では、調べられる範囲はだいたい調べたし、
 呪文も使い果たしたから、今日はもう帰還しよう」
三洲次 「賛成ぇ~」
ロース 「一番奥にあった町へ戻るワープで帰りましょう」


ガチャッ...!








 



さて、町に戻ると、レベルアップしました!!


━━━━ 冒険者の宿

その桃ですが、後は知恵素早さがアップすれば、本シナリオのプレイで最初の能力パーフェクト達成となります!!

期待のレベルアップ......、

桃ならやってくれると信じて......!!





"運の強さ"が下がった!!!

パーフェクトならず!!!


こっちのシナリオに来てから、どうも桃のレベルアップの内容が
ちょっとフツ~な感じになってるなぁ......。

まぁ、仕方ない......。

 



 



さて、現時点で1階の歩ける範囲内はほぼ回ったので、いよいよ話しは上の階に進みます。

ただ、このゲームは善と悪の両方を育てないとクリアできません。

まぁ、今からこのパーティーを全員「悪」にする手もあるのですが、メンドくさいのでやりません。


ってな訳で、区切りも良いので、ここからは悪のパーティーを育てていくことにしましょう!!


次回からいよいよ悪のパーティーの登場です!!

 




━━━━ リルガミン某所
     とある崖の上.....


ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ......


三洲次 「なんで崖の上に……?」
サーロイン 「やはり正義の部隊たるもの、最後は崖の上でポーズをとって締めないとなっ!!」
ブリスケット 「こげな真冬の寒い日に崖の上でやることなくねぇっすか……?」
サーロイン 「ま、ちゃちゃっと終わらせて、帰るから、ちょっとだけ付き合ってくれ!!」
ランプ 「じゃぁ、さっさと合図を……」
ロース 「私はどうすればいいのよ?」
サーロイン 「テキトーにポーズを一緒に取ってくれればいいよ」
ロース 「テキトーとか言われてもぉ……」
サーロイン では、いくぞっ!!
 1階突破記念ポーーーズッ!!!
ロース 「え…? ちょっと……?
 えぇ……?!」





 



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名前 LV H.P. コメント
サーロイン 7 57 18 18 18 16 18 16 0 1 こんな調子でやっていたら、この記録っていつ終わるんだ…?
三洲次 7 60 18 18 18 18 18 17 0 1 能力パーフェクトまでリーチの状態に。
7 47 18 18 18 18 18 17 0 0 残念ながら能力パーフェクトならず。三洲次に追い付かれた。
ロース 7 40 18 18 18 18 18 12 0 0 次のフロアでマカニト、そしてマダルト習得を目指そう!!
ランプ 6 22 13 18 18 13 18 17 0 0 結局ロクなアイテムを手にできずに1階が終わってしまった。
ブリスケット 7 56 18 18 16 18 18 16 0 0 そう言えばマポーフィックってまだ覚えてないのか?!

アイテム入手: 9/109


【更新履歴】
2025年 4月 5日:次ページへのリンクを設定しました。
2025年 1月27日:本文の文章を一部見直しました。
2024年12月28日:本公開。