6.ガリアン海賊団

【登場人物】  
サーロイン ロイヤルレンジャーズのリーダー。サーは敬称。
三洲次 元盗賊だった日本男児の侍。発音は「みすじ」。
接近戦最強のくノ一。でも細かい事は大嫌い。
ロース こんな名前だが細身で美人なエルフの女魔法使い。
ランプ 財宝一筋なエルフの司教。パーティーの知恵袋。
ブリスケット 日本オタクのエルフの僧侶。あだ名は「ブリ助」。

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この物語から約100年ほど前、海賊達黄金時代が幕を開けた。

多くの新興海賊団が勃興し、彼らは大西洋からインド洋にかけて急速な成長を見せた。
そしてその中には、海軍が所有する砲台付きの艦船「ガレオン船」と同性能の船を持つ海賊団も登場した。

その海賊団は強力な火力を武器に、敵対する海賊を次々と沈め、多くの輸送船団を襲撃していった。
その猛威は広く知れ渡り、いつしか彼らは、
その船体「ガレオン船」の別名「ガリアン」を冠した「ガリアン海賊団」と呼ばれる様になった。


だが、海賊達の栄華も終わりを告げる時が来た。


海賊によって交易を遮断されていた周辺国が手を結び、各国海軍が共同で海賊の掃討作戦を始めたのである。

これまで苦渋を舐めてきた国々は、飽くことなく海賊船を追い求め、そして戦闘を仕掛けた。
その結果、多くの海賊が多国籍軍の前に壊滅、あるいは拿捕されていったのである。
そしてその矛先は、いよいよガリアン海賊団にも狙いを定めたのであった。

一艦隊程度なら返り討ちに出来たガリアン海賊団も、複数国で構成された海軍が相手では、数の上で絶対的に不利であった。

掃討されるのは時間の問題と悟った彼らは、縄張りの海域を諦めて脱出を図った。
そして逃走に逃走を重ね、いつしかリルガミンの地へと逃れて来たのである。


彼らがリルガミンに来た頃は、まだ天災が始まる前であった。

それゆえ王国軍も強大な力を持っており、しかも周辺国との国交も盛んであったため、
海賊団は誰にも知られぬよう姿を隠す必要があった。

そこで彼らが目を付けたのが、当時はまだ誰も関心を示していなかったル'ケブレスの棲む洞穴であった。

そして洞穴に身を潜めた彼らは、いつ追及の手が来ても良いように、
迷宮内に難攻不落の砦を造り上げたのであった......。

 


【目次】

1.呑気に突っ立っていると…

2.宣戦布告




1.呑気に突っ立っていると…





━━━━ 海賊の砦 ハイコルセアの部屋.....

迷宮1階に造られた海賊の砦の一番奥には、
ガリアン海賊団を率いる頭領・ハイコルセアの部屋が存在する。

その部屋は砦のどの部屋よりも広く、どの部屋よりも奇麗で、そしてどの部屋よりもシンプルであった。

そこには家具や飾りなどが一切無く、まるで巨大な集会所の様に広い空間になっていた。
唯一目を引く物と言えば、部屋の奥に敷かれた巨大な真紅の絨毯であった。

そして、その絨毯の上には、今、一人の男性があぐらを組んで座っていた。

年は30代後半頃で、頭には金色のイガール(留め具)が付いた純白のターバンを巻き、
その下にある眼光は鷹の様に鋭く、頬より下には闇の様に黒い顎髭を蓄えていた。
身体にはこの時代には珍しいローズゴールドの色彩の肌着を着ており、その上には灰銀色のベシュト(ロングベスト)を羽織っている。

この男性こそが、このガリアン海賊団を束ねるハイコルセアその人であった。

彼は目の前にあるラム酒の瓶を左手で取ると、右手に持ったグラスにラム酒を注ぎ、それを一気に飲み干した。

...と、その時だった。
西側にある扉が開き、大きな口髭を蓄えた男が入って来た。

その男も30代頃で、中肉中背の身体には帆布で作られた紫色の服と緑色のズボンを履き、
頭にはマリーゴールドのターバンハットを被っていた。
そのターバンハットの色は、その人物が海賊団の幹部であるガリアンキャプテンであることを示していた。

彼は真っ直ぐに赤い絨毯の所まで来ると、片膝をついて腰を落とし、ハイコルセアに顔を近づけた。

キャプテンA 「レッド、お耳に入れたいことが……」


レッドと呼ばれたハイコルセアは、視線を右手にある空のグラスに向けたまま、何の反応も示さなかった。

ハイコルセア 「……………………………………」
キャプテンA 「最近、この近くで爆弾が爆発する音が聞こえているそうです。
 それも一度や二度ではないようで……」


そこで初めて、ハイコルセアは鷹の様に鋭い視線をガリアンキャプテンに向けた。

ハイコルセア 「爆弾……?」
キャプテンA 「はい」
ハイコルセア 「軍が砦の壁を壊そうとしているのか?」
キャプテンA 「その可能性を考えて、既に調べさせてあります。
 ただ、壁に異常は無かったそうです」
ハイコルセア 「じゃ、俺たちがこのフロアに隠している宝箱の罠に引っ掛かったバカがいるんだろ」
キャプテンA 「バラックの方から聞こえたという情報もあったので、そうかと思います」
ハイコルセア 「最近は冒険パーティーの来訪も下火になったから、
 砦に仕舞い切れない財宝をフロアに分散して隠しておいたが、
 万が一に備えて罠を仕掛けておいて正解だったな」
キャプテンA 「はい」
ハイコルセア 「懲りずに俺たちの物を狙い続けるなら、今後のためにも
 レイダーでも送り込んで、見せしめにブッ殺しておけ」
キャプテンA 「実は偵察も兼ねて、既に何人か送り込んでいます。
 ただ、その……言い難いのですが……、見に行った奴らが誰一人戻らず………」
ハイコルセア 「ちっ!
 久々に面倒な野郎どもが来たって言うのか?!」
キャプテンA 「おそらく……」
ハイコルセア 「しょうがねぇ。
 とりあえずバラック付近に隠している俺たちの財宝を、一旦引き揚げさせろ」
キャプテンA 「はい」
ハイコルセア 「軍だか冒険者だか知らねぇが、人の物をネコババするような奴らは、
 いずれ落とし前をつけてやる!!」

…………………………………………


………………………………


……………………


…………


場面は変わり、迷宮へ......。


━━━━迷宮の入り口.....


サーロイン 今日こそはバラックにある例の倉庫の奥へ入っていくぞっ!!


と言う訳で......、


...バラックに入り......、


...受付を抜け......、


...ロビーに入......


...った途端?!


いきなりいいぃぃっ??!


三洲次 うぐわぁっ!!
ランプ 敵襲ですっ!!
サーロイン 「なに?!」


三洲次 ぐおっ!!


三洲次 おごぉっ!!


いきなり三洲次が集中攻撃を受ける!!

ブリスケット 「三洲次っちが?!」
サーロイン 大丈夫かっ?! 三洲次っ!!
ランプ 「あ、ロイン、今近付いたら……」


サーロイン ぐほっ!
   
ランプ 「当然襲われる………遅かった」
ロース 「バカなの? この人?」
「たかが雑草に、情けねぇなぁ…」


ぐぎっ?!
   
ブリスケット 「桃っちもやられてやすぜ?」
ランプ 「桃って油断するとすぐやられますよね……」
ロース 「私たちの前衛って、昔から誰も成長してないのね……」

───通常ターン


再び登場! エレクトリッ○ファン!!

........違った、それはダライ○スだった。
ってか、全然似てないか......。

サーロイン 「いちちち……っ!」
「いちちち……っ!」
三洲次 「あ………が……っ………!」
ブリスケット 「三洲次っちが死にかけてやす!!」
ロース 「あと1回でも敵の攻撃を許したら、死んでしまうわ!!」
サーロイン 「くっ……これは、まずいっ!!
 では、治療呪文を使える者は、全員で三洲次を治療だ!!
 治療呪文を使えるのは誰だ?!」
ブリスケット 「はい!」
ランプ 「はい!」
サーロイン 「これで全員か?!
 緊急事態なんだ!!
 うっかり忘れてたなんて、許さないぞっ!!
ロース 「……………………………………」
「……………………………………」
ブリスケット 「……………………………………」
ランプ 「……………………………………」
サーロイン 「あ……、俺もか………」
!!!ボカッ!ドカッ!
サーロイン 「いだっ!いだいっ!
 いや、俺も傷負ってるから、やめて!!」
三洲次 「あ゛……あ゛の゛………は、早ぐじで…………」


とりあえずサーロインも含めて......


...ディオス(治癒呪文)を使える者は全員で......、


...三洲次の回復に当たる。
誰か一人でも早く呪文を唱えないといけない状況だからな。


さらにはロースにカティノ(催眠呪文)を唱えてもらい、少しでも敵の足止めをする。



頼む!!

三洲次、無事でいてくれ!!

いざ、戦闘開始!!!



トップバッターはサーロイン!!

いきなりディオスで三洲次を治療する!!

しかもディオスで可能な最大回復量で!!

さすがリーダーだ!!!

三洲次 「ふぅ………助かったよ、ロイン」
サーロイン 「よし!
 これで危機は一旦脱したな!!」
三洲次 「よーしっ……!
 やられた借りを返してやるっ!!


奇妙な植物A  …ブシュワアアアァァッ!!
三洲次 「思い知ったかっ!?」


奇妙な植物B  …シャバアアアァァッ!!
オラオラオラオラァッ!!!
 草刈りは得意だぜええぇっ!!


が残りを刈り切ってる間に......


...さらに三洲次ディオスがかかり、無事に全回復!!

サーロイン 「うむ、こっちのペースに戻ってきたな。
 よしよし、いいぞ……」
ランプ 「あ、ロイン、前衛がのんきに突っ立ってると……」


サーロイン ぐわっっ!!
   
ランプ 「簡単に襲われ………遅かった」
ロース 「マジでバカなの? この人?」


その後、ロースカティノが飛ぶが......、



...なんと1匹も眠らず!!

サーロイン 「一匹も寝かせられないって………、
 (クルッ!)おい、ロース!!
 おまえ、真面目にやってるのかっ?!
ロース 「なによぉ~、真面目にやってるわよぉ~!
 こいつらが特別呪文に抵抗があるだけよぉ!」
ランプ 「あ、ロイン、前衛が後を向いて突っ立てると……」


サーロイン ぐおぉぉっ!!
   
ランプ 「簡単に襲わ………遅かった」
ロース 「あなたの方こそ、真面目にやってよ」

───2ターン目


サーロイン 「あ゛……が………ぐぉ………っ!」
ランプ 「今度はロインがめっちゃヤバいですよ……」
ロース 「自業自得って言葉、誰かこの人に教えてあげて」


今度はサーロインH.P.危機的状況である。


今回はサーロインをディオスで集中治療だな。

あと、今回も可能な限りカティノで敵の足を封じてリスクを減らすとして......、


...こんなところで、2ターン目にいってみましょう。



奇妙な植物B  …バシュウウウゥゥッ!!
オラオラオラオラァッ!!!
 芝刈りは得意だぜええぇっ!!
   
ランプ 「桃が場を混乱させてる内に、ブリ助、早くロインの治療をっ!!」
ブリスケット 「任せてくだせえっ!!」
サーロイン 「い……1だけは………止めて……くれ………」
ブリスケット 「もちろんっす!!」


サーロイン だと思ったわああぁっ!!!
ブリスケット 「いや~……ロイン殿って、やっぱり治療呪文に抵抗力があるんじゃねぇっすか?」
サーロイン あってたまるかあああぁぁっ!!!
三洲次 「まぁ、でも……」
ロース 「元気にはなったわね……」


サーロイン 「やっぱり信頼できるのは、自分だけだっ!!」
ランプ 「では、この間に敵を寝かせられるか挑戦しますか……」


ランプがカティノを唱えるが......、


...なんと、今回も一匹寝なかった!!

ランプ 「ダメですかぁ~……」
ロース 「ほらぁ、やっぱりこいつら、他の奴らよりも呪文が効きずらいのよぉ……」
三洲次 「なら、直接攻撃で減らすだけだっ!!


奇妙な植物B  …シュパアアアァァッ!!
三洲次 「こいつら体力が無いからな!! 簡単に倒せるぜ!!
 な、桃?!」
「あぁ、余裕だぜっ!!」
三洲次 「余裕だぜっ!!」
ランプ 「あ、2人とも、前衛が余裕ぶっこいて立ってると……」



三洲次 ぐほぉっ!!
ふごぉっ!!
   
ランプ 「簡単に襲………遅かった」
ロース 「いい加減にしてよ………」

───3ターン目


まぁ、ここまでくれば、なんとか勝てるでしょう。

サーロイン 「残りをアッサリと倒して、これで勝利だっ!!!」


ロース あ・な・た・こ・そ・真・面・目・に・や・っ・て・よ!!
サーロイン 「いやぁ~~……」
三洲次 「しょうがない、桃、俺たちがいくぞっ!!
任せなっ!!



三洲次 「おっし!!」 ← ハイタッチ
「ぃえっす!」 ← ハイタッチ
サーロイン 勝負あったな!
 では、後は治療をして終わろう」


サーロイン おまえは1しか治せないのか?!
ランプ 「いやぁ~………」


とりあえず、勝利!!

三洲次 「こんだけ苦労しても、5かよ……」
ブリスケット 「割に合わねぇっすね………」


さて、たった一戦で呪文を大量に消費したので......、


...今回も例の扉の先に行けませんでした......。


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2.宣戦布告




バラックの奥を目指し、6回目の挑戦です。


━━━━ 迷宮 入り口.....


サーロイン 「今回こそ!!
 今回こそ倉庫の奥に入るぞおおぉぉ! ! !
!!!


と言う訳で......、


...バラックに入り......、


...受付を抜け......、


...ロビーに入......


...った途端またぁ?!


部屋の中では、僧侶の恰好をした男たちが宝箱を運んでいるところだった。

ロース 「誰なの? こいつら?」
ブリスケット 「さぁ……」
サーロイン 「まぁ、聞いてみればいい。
 おい!
 何をしているんだ?」
プリーストA 「え?」
プリーストB 「な、なんじゃ、おまえらっ?!」
サーロイン 「先に質問したのは、こっちだ」
   
三洲次 「話しかけないで、いきなり襲えば先制できたのでは?」
ブリスケット 「まぁ、見たことねぇ奴らっすからね、敵とは限らねぇっすぜ?」
三洲次 「う~~ん………」
   
プリーストC 「もしかして、おまえらが最近ここらを荒らし回ってる奴らか?」
サーロイン 「もう一度だけ言う。
 先に質問したのは、こっちだ。
 何をやっているんだ?」
プリーストA 「ふん………長年、ここに来る奴らを見てきたわしらの目は誤魔化せん!」
プリーストB 「貴様らの身なりを見れば、レベルの低い冒険者であることは容易に分かる!」
プリーストC 「ヒヨッコならヒヨッコらしく、強き者の問いに大人しく答えることだ!!」
サーロイン 「ありゃ?
 手を出すには早い相手だったかな?」
ロース 「ねぇ、ランプ、こいつら誰か分かる?」
ランプ 「頭にターバンハットを被っているので、海賊の一味でしょう」
三洲次 「ターバンハットと海賊に何の関係が?」
ランプ 「ここの海賊たちは頭にターバンかターバンハットを被っているのが特徴だそうです。
 まぁ、例外もいるらしいですが」
三洲次 「へぇ~」
ブリスケット 「にしても、海賊とは雰囲気がちぃと違いやせんか?」
ランプ 「法衣を着ているので、きっと僧侶タイプなのでしょう。
 海賊で僧侶の恰好をしている者は少ないので、それで珍しく見えるのかと」
サーロイン 「ガリアンプリースト……ってところだな」
プリーストA 「お喋りはそこまでだ。
 とにかくわしらの質問に答えてもらおう。
 おまえらが最近ここらを荒らし回ってる奴らか?」
三洲次 (ひそひそ)…どうします? ……素直に答えたら、絶対に攻撃してきますよ?」
サーロイン (ひそひそ)…でも、たった3人だし、ここらのプリーストの呪文なんて、たかが知れてるのでは?」
ロース (ひそひそ)…モンティノを使ってくるかも知れないわよ?」
サーロイン (ひそひそ)…その時は直接攻撃だけで戦えばいい」
三洲次 (ひそひそ)…では?」
サーロイン (ひそひそ)…正直に答えるから、攻撃に備えろ」
三洲次 (ひそひそ)…了解」
プリーストB 「答える気になったか?」
サーロイン 「あぁ」
プリーストC 「素直でよろしい」
サーロイン 「では答えよう。
 俺達は最近ここらを荒らし回ってるし、お前らの仲間も何人か殺したよ」
ブリスケット 「そこまでは言わなくても良くねぇっすか……?」
プリーストA 「やはり貴様らが犯人じゃったか!!」
プリーストB 「マヌケ共がっ!!」
プリーストC 「貴様らは我らガリアン海賊団を敵に回した!!
 よって、ここに死刑を宣告する!!」
サーロイン 「そうかい。
 だが、そういう発言は人数差を考えてから言うことだな!!」 
プリーストA 「愚か者め!!
 おまえらの様な者を身の程知らずと言うのじゃ!!
 その身の…」


プリーストA ひぎゃあああぁぁっ!!
ゴチャゴチャうっせぇよっっ!!
 てめぇらみたいのを口先だけって言うんだ!!!
; ゚


いきなり桃が1人倒した......さすがである。

プリーストB 「え………?」
プリーストC 「は………?」
ロース 「なによ……、自分たちだって、大して強くないじゃない……」
サーロイン 「これなら勝てそうだな!!
 よし、三洲次!!
 一気に片付けるぞっ!!
三洲次 「はいっ!!
 残り二人なら、このターンで勝負を決めましょう!!



プリーストB ぐわっ?!
 …ぐおっ!?
 くっ……お、おのれえぇぇ……!!」
サーロイン (; ゚_゚) ………………………………
三洲次 (; ゚_゚) ………………………………
   
ロース 「ねぇ、なんでこの2人って、ロクに敵を倒せないのよ……?」
ブリスケット 「いや、あっしに聞かねぇでくだせぇよ……」


まさかの前衛2人がかりで、しかも当てても倒せずとか........あり得ねぇ......。

プリーストB 覚悟おおぉぉっ!!!


サーロイン うわっと!(ひょい!)
プリーストB 「……くそっ!」
サーロイン 「ランプ!
 は、早くカティノをっ!!」
ランプ 「はいはい……」


やれやれ......


───2ターン目


プリーストB 「うぅっ……!
 おのれぇぇ…!」
サーロイン 「もう起きたのか……」
ブリスケット 「ま、こやつら程度なら、起きてても大差無ぇんでは?」
サーロイン 「そうだな。
 では今度こそ、キッチリと決めてやろうじゃないかっ!!


サーロイン (; ゚o゚) ………………………………
   
ロース なんでよっ!?
ブリスケット だから、あっしに聞かねぇでくだせぇ!!
   
プリーストB 「ぐっ………小賢しいぃっ……!
 貴様らごとき…」


いいから、とっと死ねやああぁっ!!
プリーストB ぐはあああぁぁっ!!!
プリーストC 「ひぃっ?!」
てめぇも覚悟はいいかあぁぁっ?!
プリーストC 「ひっ!?
 お、おまえらっ!!
 我ら『ガリアン海賊団』を敵に回して、ただで済むと思うなよっ!!
 今度会った時が、おまえらの最期になるのだ!!」
ぁあ?!
 てめぇ、逃げる気かぁっ?!
ロース 「三洲次!! 逃がさないでっ!!
三洲次 任せなっ!!


三洲次 (; ゚o゚) ………………………………
   
ロース どうしてよっ!?
ブリスケット だから知らねぇっす!!!
   
プリーストC 「覚えておくがいいっ!!」


プリーストC  ダッ!
あーーーーっ!?
 逃げやがったあああぁぁっ!!!
   
ロース なんで逃すのよっ!?
ブリスケット あっしのせいっすかぁっ??!
   
サーロイン 「やれやれ………」


勝利


サーロイン 「どこの迷宮でも、弱い奴ほどよく吠えるな」
ランプ 「ただ、逃げたあいつが仲間にこの事を話すと思いますので、
 これで海賊に対して宣戦布告をしたも同然です」
サーロイン 「ま、これまで戦った感じだと、海賊たちはそれほど強くなさそうだから、
 来るなら来い!…だ」
ブリスケット 「ロイン殿、あやつが宝箱を置いてきやしたが、これって頂いちゃいやすか?」
サーロイン 「お! そうだな。
 桃、頼むぞ」
「かったりぃ~……」



サーロイン 「……どう思う?」
三洲次 「どう思うって?」
サーロイン 「罠は合ってると思うか?」
三洲次 「まぁ、この階層なら、妥当な判定じゃないですかね」
サーロイン 「そうか。
 よし、桃!
 スタナーで挑戦してくれ」
「うぃ」




こいつ、マジで解除に成功しねえええぇぇっ!!!


罠が合ってたこともぇんじゃねえぇのかああぁぁっ??!


もうサイテーだあああぁぁっ!!!

サーロイン 「ごほっ…、ごほっ…!」
ブリスケット 「けほっ…! ま……またっすか…?! …けほっ!」
三洲次 「が…がはっ!
 桃ぉぉぉっ!!!
「ぁ~~………」


まだ毒は治療できないので、またもや帰還するハメに。

 

本当に…………


本当に........いつになったら進めるんだ??!

 


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名前 LV H.P. コメント
サーロイン 1 12 15 15 15 15 15 13 0 0 今回、まさかの進展無し。
三洲次 1 12 15 15 15 15 15 15 0 0 僧侶タイプの敵ぐらい倒してくれよ…。
1 12 15 15 15 15 15 15 0 0 先に進めない原因の9割はこいつだっ!!
ロース 1 12 15 15 15 15 15 13 0 0 口数が多いけど、カティノ以外やる事が無い人。
ランプ 1 12 14 15 15 15 15 15 0 0 おまえのディオスって1しか回復してね??
ブリスケット 1 12 15 15 15 15 15 12 0 0 なお、最後の宝箱の中身は「オノ」でした。

アイテム入手: 5/109


【更新履歴】
2024年 4月22日:リンクの設定漏れを修正。
2024年 4月13日:発言者名の誤りを訂正。
2024年 2月24日:新規公開。
2024年 2月17日:プレ公開。