11.武者修行開始!

【登場人物】  
サーロイン ロイヤルレンジャーズのリーダー。サーは敬称。
三洲次 元盗賊だった日本男児の侍。発音は「みすじ」。
接近戦最強のくノ一。でも細かい事は大嫌い。
ロース こんな名前だが細身で美人なエルフの女魔法使い。
ランプ 財宝一筋なエルフの司教。パーティーの知恵袋。
ブリスケット 日本オタクのエルフの僧侶。あだ名は「ブリ助」。

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━━━━ キャッスル 早朝.....

いつもの6人が、会話をしながら迷宮へと向かっている。

サーロイン 「それでは、今日から迷宮内でレベル上げをしよう」
ランプ 「目標は?」
サーロイン 「まずはレベル5を目指そう。
 マハリト(グループ攻撃の火炎呪文)が使えれば、このフロアなら敵無しになるだろう」
三洲次 「俺たち前衛も攻撃回数がアップしますしね」
ロース 「それで、どこで修行をするの?」
サーロイン 「バラックが一番魔物が徘徊しているっぽいから、あそこでどうだ?」
ランプ 「海賊たちが隠している宝箱も期待できますから、
 アイテムもゲットしていきましょう!」
ブリスケット 「これまでの様子じゃぁ、ロクなアイテムは無さそうですぜ」
サーロイン 「そうか………宝箱を開けるとなると、多少は準備をしていった方がいいな」
ランプ 「準備? 何をです?」
サーロイン 「毒針とかガス爆弾にやられたら、今のレベルだとまずいだろ」
ロース 「そう言えば、一度ギリギリのケースがあったわね」
三洲次 「じゃぁ、『毒消し』を買っていきます?」
サーロイン 「うむ。
 これまでの稼ぎで、さすがに1~2個ぐらいは買えるだろ。
 ブリ助、ひとっ走りボルタックへ行って、買って来てくれるか?」
ブリスケット 「へい。
 裏の方へ行けばいいっすか?」
サーロイン 「いや、消耗品は表でしか扱ってないそうだから、
 普通に買って来ればいいよ」
ブリスケット 「承知しやした。
 では」


………………………………


……………………


…………


━━━━ ボルタック商店


ブリスケット 「こんちわ!」
商店の店員A 「いらっしゃいませ!
 本日は何をお求めですか?」
ブリスケット 「『毒消し』っす」
商店の店員A 「『モザイク消し』?」
ブリスケット 「いや……『毒』をどう聞いたら『モザイク』になるんすか……?」
商店の店員A 「『モザイク消し』って何ですか?
 壁の模様でも消すんですか?」
ブリスケット 「言い出したのは、あんさんの方でっせ?
 全然違ぇっすよ」
商店の店員A 「では、何を?」
ブリスケット 「『毒消し』っす!」
商店の店員A 「『毒女』??」
ブリスケット 「…………あんさんの祖先も、もしやボルタックに勤めてやしたか?」
商店の店員A 「えぇ、勤めてました!
 ウチの家系は代々この店で働いているんですよ!
 よくご存知で」
ブリスケット 「やっぱり……」
商店の店員A 「祖先には『死の指輪』と間違えて『屁の指輪』を買い取って怒られていた人もいたとか」
ブリスケット 「幾多の年月を超えて、またあの店員の子孫に遭うとは思わなかったっす……」
商店の店員A 「ところで、あいにくウチは結婚相談所とかではなくて……」
ブリスケット 「知ってるっす!
 ってか、ちゃんと聞いてくだせぇ!!
 『毒消し』っす!!
 『毒・消・し』っ!!


商店の店員A 「* あなたの所持金では 払えませんよ *」
ブリスケット 「え?!
 まだ買えるほど貯まってねぇんすか、あっしら?!」
商店の店員A 「出直されますか?」
ブリスケット (いや……こいつぁ、もう合言葉を言って裏に通してもらい、
 ボルタック7世と価格交渉するしかねぇっすな……)
商店の店員A 「それとも別の物をご購入で?」
ブリスケット 「よく聞いて下せぇ」
商店の店員A 「はい?」
ブリスケット 「『PS』」
商店の店員A 「『ペ○ス』」
ブリスケット 「『トレボー・サックス』」
商店の店員A 「『トレボーとセ○クス』」
ブリスケット 全然違ええぇぇぇっ!!!
商店の店員A 変態だぁ!
ブリスケット こっちの台詞じゃああぁぁっ!!!
商店の店員A 「あの……あいにくウチはその手の店ではなくて……」
ブリスケット 知ってるっす!!
 ってか、もう結構っす!!!


…………


……………………


………………………………


ブリスケット 「行ってきやした」
サーロイン 「いくつ買えた?」
ブリスケット 「1つも買えやせんでした」
サーロイン 「は?」
ブリスケット 「まだ600G.P.貯まってなかったす」
サーロイン 「え?! ……そうなの?」
ロース 「これだけ長く戦ってるのに、いまだに毒消し1つ買えないって……」
三洲次 「ボルタックがボッタクり過ぎなんです!」
サーロイン 「まいったな……」
ブリスケット 「ちなみに、あの変な店員の子孫が居たっす」
ブリスケット 「『毒女』とか言いだして……」

 


【目次】

1巡目:おぼろな戦い

2巡目:おまえら本当に仲間か?!

3巡目:初の戦利品による追加装備

4巡目:頼れるのは桃だけ




1巡目:おぼろな戦い




━━━━ 迷宮 入り口.....


では、バラック経験値稼ぎを始めます。



バラック内に到着。
ここで個室に入り、敵が出てきたら戦っていきます。

.........、


ガチャッ!        ← 扉を開けた音



ガチャッ!


......敵がなかなか出て来ない。

それでも、なんとか奥の方で......、



...やっとモンスター出現!!!



誰?!

サーロイン 「………ん?」
三洲次 「暗くてよく見えないですけど………確かに何かいますよ」
ロース 「なんか姿・形がハッキリしないわね……」
ブリスケット 「何すか、こやつら?」
サーロイン 「まぁ、何でもいい。
 まだ手数は限られているから、何が出て来ようとやることは一緒だ!
 ランプ、ロース、カティノで眠らせろ!!」
ランプ 「では………」


さっそく戦闘開始!!


いきなりランプのカティノ(催眠呪文)が飛ぶ!!!

いいぞっ!!


が........1匹しか寝なかった............。

しかも......、


...ロースのカティノに至っては、なんと一匹も寝かせられず!!

ロース 「え………」
サーロイン おまえ、先日もカティノに失敗してただろ!?
ロース 「うるさいわね!
 こいつら、カティノに耐性があるタイプなのよ、きっと!!」
ブリスケット 「そういう奴なんすかね?」
ランプ 「さぁ、どうでしょう…?」
「ってか、姿がおぼろげで、よく見えねぇぞ……、
 ん~~~……」
三洲次 「あ、桃、不用心に身を乗り出すと……」


ほごぉっ!
三洲次 「…攻撃を喰らうぞ」


てめええぇぇっっ!!
 なにしやがるっっ!!!
おぼろな姿A グホワアアアァァッ!!
   
三洲次 「いきなり倒しやがった……」
ロース 「三洲次もボーッとしてないで、早く倒して来てよ」
三洲次 「いまいち姿がよく見えないけど……まぁ、頑張ってみますか……」


三洲次 「…………あれ?」
   
ブリスケット 「空振ってますぜ……」
ロース 「情けないわね……」


三洲次 うぐわぁっ!
   
ブリスケット 「しかも、やり返されてますぜ……」
ロース 情けないわね!!


サーロイン うわああぁぁっ!!
 こっち来るなああぁぁっ!!!(バタバタバタ…っ!)
   
ブリスケット 「ロイン殿に至っては逃げ回ってますぜ……」
ロース 情けないわねぇっ!!!
   
サーロイン ひえええぇぇぇっ!!(バタバタ…ッ!)
   
…」
   
サーロイン 邪魔だああぁぁっ!!(バッ!)


、倒



─── 2ターン目.....


サーロイン 「ぜぇ…ぜぇ…ぜぇ……、
 な……なんだこいつら………?」
ロース 「『なんだこいつら』って、あなた達に言いたいセリフよ」
サーロイン 「斬った感触が、なんかやたら柔らかかったんだが……」
ランプ (……ん? もしかして……)
三洲次 「例のジャイアントスラグの親戚では…?」
ブリスケット 「にしちゃぁ形が違い過ぎねぇっすか?」
ランプ (……こいつらが『ダスター』……?)
 (*) 2グループ目に正体確定時の名前が......
サーロイン 「まぁ、この際なんでもいいっ!!
 残り3匹なら、このターンで決着を付けてやるっ!!
 とりゃあああぁぁっ!!


サーロイン 「……………あれ?」
ランプ 「いきなりこれって………」
ロース 「さすがね………」


おぼろな姿B 「…フォガアアアァァッ!!
三洲次 「よ、よし!
 1匹倒したぞ!!」


ダスターA グヒャアアアァァッ!!!
てめぇぇえらあぁっ!!!
 あたいを攻撃してきて、生きて帰れると思うなああぁぁっ!!
   
ロース 「見えにくい敵を相手に、よく当てるわね……」
ランプ 「しかも後ろの列の奴に………」
サーロイン 後衛っ!!
 いいから早く治療とカティノを唱えてくれ!!


サーロイン おまえのディオスは1固定かっ??!
ランプ 「お……おかしいですね………(汗)


ロース 「残った1匹は寝かせたわ」
三洲次 「これで、少なくともこちらに被害は出ないですね」


───やれやれ…の3ターン目

サーロイン 「寝たままか?」
三洲次 「えぇ、動かなくなりました」
サーロイン 「じゃ、もう近付いて確認しても大丈夫だろう」


サーロイン 「え……?
 なんだ、こいつ…?!」
ブリスケット 「これ……生き物っすか?」
ランプ 「やはり……こいつは『ダスター』……」
サーロイン 「知っているのか、ランプ?!」
ランプ 「うむ……」


かつて中央アジアにおいて、大規模な噴火によって国中の田畑が火山灰で埋もれ、
農作物の収穫が絶望的になると、嘆き悲しむ人々を見て立ち上がった男がいた。
                 だすたあ  てん
その人物こそ稀代の大仙人と言われた陀笥汰阿=天である。

彼は墓場や山林に埋まった膨大な数の屍骸を蘇らせると、それらに田畑を這いずり回るように指示をした。
すると地上を這う大量の死体の肉辺は次々と火山灰を絡め取り、田畑は元の姿を取り戻して飢饉を回避したのである。

その後、ゾンビの中でも灰や土埃を身に纏うタイプを、
この仙人の偉業にちなんで『ダスター』と呼ぶ様になったのは有名な話しである。
今でも飲食店で使う布巾は『ダスター』と呼ばれており、この偉業の有名さを伺い知ることができる。

余談だが、アジアの某国にはこの仙人の名をもじった薬があるとの噂も聞かれている。

─── ニューシティー文書館刊行『驚くべき掃除用具の真実』


三洲次 「なにが驚くべき掃除用具の真実だ。
 デタラメさに驚きだわ」
ランプ 「な…?!
 なんでいつも否定するんです!?」
三洲次 「ダスターの語源なんて、どう考えてもダスト(塵, 埃)だろ」
ランプ 「その論拠はあるんですか?!
 私の方はちゃんと出典がありますよ!!」
ブリスケット 「ランプはん、読んでる本が偏ってねぇっすか?」
サーロイン 「あの……それぐらいにして、とりあえず目の前の敵を倒そうよ………」



サーロイン (; ゚_゚) ………………………………
三洲次 「片付けました」
ブリスケット 「ロイン殿がまた寝てる敵を…」
ロース 「いつものことだから、もう放っておきなさい」


勝利!

ブリスケット 「………おや?」
サーロイン 「どうした?」
ブリスケット 「暗くて気付かなかったっすが、ガリアンレイダーの死体が転がってやすぜ」
サーロイン 「じゃ、このダスターってのに殺されたんだろ」
ブリスケット 「しかも死体の傍に宝箱が…」
ランプ え?!


三洲次 「海賊たちは時々宝箱を運んでますが、こいつはその途中で襲われたんですね」
ランプ 「これはラッキーですね!
 もちろん頂いちゃいましょう!!」
サーロイン 「じゃ、桃、調べてくれ」
「メンドくせぇなぁ……」



サーロイン 「……どう思う?」
三洲次 「どう思うって?」
サーロイン 「罠は合ってると思うか?」
三洲次 「まぁ、妥当な範囲かと」
サーロイン 「じゃ、開けるか。
 よし、桃!
 解除してくれ!」
「うぃ~す」



 ダダダダダダダダダダダダ…ッ!!!ε=ε=ε=ε=┌(; ゚_゚)┘

サーロイン
&三洲次
「「え?!」」


ズバアアアァァァッッンン!!!


サーロイン 「…ぶほっ! ……ぶほっ!!」
ブリスケット 「…げはっ! ……げはっ!!」
ランプ 「…こほっ! ……こほっ!!」
三洲次 桃おおぉぉぶはっ!!
 おまえ自分だけ逃げたなあああぁぁっ!!

「…~~♪」
ロース (この人たち、朝なにを会話してたのよ……)←安全圏にいた



桃の罠解除、これで8戦7敗!!!
(※) 罠が無くて解除しなかった場合を除く。


失敗し過ぎだろおおおぉぉっ!!!


三洲次 「…けはっ!
 だいぶ奥でこの状態って………大丈夫ですかね?」
サーロイン 「仕方ない。
 戻れるだけ戻ってみよう……けほっ!」
ランプ 「敵に出遭いませんように……がはっ!」
ロース 「ねぇ……」


ロース 「…宝箱に『たんとう』が入っていたから、持って行くわよ」
サーロイン 「え?
 ……あ、忘れていた」
ブリスケット 「じゃ、戻りやしょう……ぶほっ!」





三洲次 「なんとかバラックの入り口付近まで来ましたが……」
ロース 「ブリ助とランプが入り口まで持ちそうもないわ」
サーロイン 「しょうがない。
 ここで一旦回復だ」




さすがに今回は治療をしないと厳しい距離であった。



なんとか死者を出さずに帰還

敵と遭遇しなくて良かった........。




なお、『?たんとう』はただの『たんとう』でした。

とりあえず宿屋に泊まって、2周目に行きます。



ぅおっ?!

ブリスケット(僧侶)レベル3レベルアップした!!


レベル2→3の必要経験値はレベル1→2より少ないのだが、
まさかもうレベルアップするとは思わなかった。


しかし......僧侶なのに信仰心上がらずかよ........。

......!!


...僧侶呪文レベル2......しかもモンティノ(魔法封じの呪文)を習得!!

いいぞ!!

......ただ、まだそこまでは使わないけど。


あと、もう1つはマツだけど......マツって何だっけ?
樹木だっけ?


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2巡目:おまえら本当に仲間か?!




━━━━ 迷宮 入り口.....


サーロイン 「では引き続きレベルアップを目指し、経験値を稼ぎに行こう」


と、迷宮に入った途端......、

三洲次 「ロインっ!!
 何かいます!!
サーロイン 「え?!」


...いきなりエンカウント!!


三洲次 「なんか見覚えのあるシルエットが……」
ロース 「三洲次の匂いを嗅ぎつけて、やって来たんじゃない?」
三洲次 「なんで俺の…?」
ロース 「だって、こいつらってすぐ三洲次を食べようとするから、好物なんでしょ?」
三洲次 なんで俺がっ!?


サーロイン 「ま、一匹ぐらい、あっさりと片付けてやろう!
 でやあああぁぁっ!!


サーロイン (; ゚_゚) ………………………………
ブリスケット 「やっぱり外すんすね……」
ランプ 「外すんですね……」
ロース 「ロインらしいわね……」


サーロインってやっぱり、前衛の素質ゼロだな........

三洲次 「じゃ、俺が片付けるか」
ブリスケット 「食われやすぜ」
ランプ 「食われますよ」
ロース 「食われに行くの?」
三洲次 うるさいなぁっ!!!


三洲次 「どうだ?
 バッチリ片付けたぞ!」
ブリスケット 「食われなかったんすか?」
ランプ 「食べられてないんですか?」
ロース 「三洲次らしくないわねぇ」
三洲次 うるさいなあぁっ!!!


まぁ、簡単に倒せたので......、


...今回も敵を求めてバラックへ。

が......、


...入ってすぐに......、


...モンスターとエンカウント。


サーロイン 「またかよ………」
三洲次 「こいつ、どこにでも現れますね……」


サーロイン 「まぁ、いい!
 名誉挽回の一戦と考えれば、むしろ望むところ!!
 一撃で倒してやろうじゃないかっ!!


ブリスケット 「もはや期待通りっす」
ランプ 「完全に期待通りですね」
ロース 「期待に応える男ってカッコイイわねー(棒)」
サーロイン おまえら本当に仲間かあぁっ?!!
三洲次 「じゃ、今度も俺が片付けるか」
ブリスケット 「今度こそ食われやすぜ」
ランプ 「次こそ食われますよ」
ロース 「期待してるわよ」
三洲次 おまえら本当に仲間かあぁっ?!!


ブリスケット 「ロイン殿と三洲次っちって、なして片方は必ず外すんすか?」
ランプ 「そんなんで、よく食われなかったですね」
ロース 「むしろ食われてよ」
三洲次 おまえら本当に仲間かあぁっ?!!


ザコはとっと消えなっ!!!
ドロドロしたモノ フィギャアアアァァッ!!
   
ブリスケット 「桃っちは相変わらず……」
ランプ 「…容赦ないですね」
ロース 「ロインと三洲次の2人分の働きを1人でしてるわよね」


そりゃ、1人だけ2回攻撃できますから........。


ランプ 「相変わらず金貨ごと犠牲者を喰らってますね」
ロース 「全部拭いておいてよ、気色悪いから」
ブリスケット 「へぃ…(ゴシゴシゴシ…)
サーロイン 「ま、次に行くか……」


で........、


...バラック内をさまよっていると......、





...こいつらが出現。




今回はやたら順調に倒すから、全然ネタにならない


サーロイン 「やっと調子が出て来たぞ!」
三洲次 「体が温まってきた証拠です!」
殺ってやるぜ!!



三洲次 「よおぉし!!」 ← ハイタッチ
「ぃえーっ!!」 ← ハイタッチ 


ま、好調であるに越したことは無いです。





「うっし! 開いたぜ!!」
三洲次 「全体的に良い調子ですよ!!」
サーロイン 「よしよし!
 波に乗って来た感じだな!!」


罠解除の戦績も、これでやっと2勝目である。

やっと........ね。

ランプ 「ただ、アイテムの方は……」



ランプ 「…相変わらずショボいですが」
ブリスケット 「場所が場所だけに、そこはしょうがねぇっすよ」
ロース 「ねぇ、カティノを大分使ったから、一旦戻りましょ」



ここでに戻ると........、


...ロース(魔法使い)レベルアップ!!


魔法使いなのに一番重要な知恵下がりやがった.........


なんてロースらしくないレベルアップだ.........



魔法使い呪文レベル2を覚えたけど、レベル2って使える呪文が無いんだよなぁ......。

 

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3巡目:初の戦利品による追加装備


 

━━━━ 迷宮 入り口.....


サーロイン 「それでは、調子も上向いてきたところで、
 次の修行相手を探そう!!」


再びバラックへと赴き......、


...ここでを探してさまよい歩く。


ブリスケット 「……む!
 ロイン殿!
 この扉の向こうで、何か物音がしやすぜ!!」
サーロイン 「なに?!
 敵を見つけたかっ!?」
三洲次 「よーし!
 一気に突入して勝負を決めてましょう!!」
ぶっ殺すっっ!!!


バンッ!        ← 扉を蹴破った音


 

 

 



()

ケルプたち  ……シュルッ……シュルッ……シュルッ………
   
ロース 「ねぇ……、戦うの………?」
サーロイン 「こんな経験値にならない奴ら……、無視だろ………」
三洲次 「………ですよね」


逃走......。


とりあえず、入り直します。

バンッ!



サーロイン 「おっと、またこいつらだ」
三洲次 「こいつらは、もうザコですよ!」
ロース 「全部で4体いるわ」
サーロイン 「よし、前の方にいる2匹は前衛で攻撃し、
 後方にいる2匹はディスペルしよう」
三洲次 「了解!(スラッ)
ブリスケット 「任せて下せぇ!」
サーロイン 「ランプとロースは、念のためカティノで動きを封じてくれ」
ランプ 「分かりました」
ロース 「オッケー」


サーロイン 「一気に片付けてるぞ!!」
三洲次 「桃!! いくぜっ!!
任せなっ!!



三洲次 「オッケェ!!」 ← ハイタッチ
「うぃーす!!」 ← ハイタッチ 


その途端、壁際にあった机の陰から、ネズミの屍骸が次々と宙へ浮き上がった!!

ロース 「なに、あれ?!」
ランプ 「ポルターガイストが操っているのでしょう!」


そして大量のネズミの屍骸は、命を吹き込まれたかの如く、次々と口を開けた!!!

ランプ 「あれで噛み付き攻撃をするつもりですっ!!」
ブリスケット 「後ろの2匹が逆襲してきやすぜ!!」
サーロイン 「よし、ロース!
 カティノで眠らせてしまえ!!」
ロース 「任せてっ!!」



ロース 「あら…?」
サーロイン 「ロォ~スゥ~~?」
ロース 「あらあらあらぁ~…」


三洲次 ぐおっ!!
   
ランプ 「仲間を殺された仕返しに、
 ネズミの屍骸を操って噛み付いてきましたよっ!!」
ブリスケット 「次は桃っちが危ねぇっす!!」

ポルターガイストC  ……ホォォォォォォッ……
ぁあ?!

サーロイン 「おまえ、最近カティノの失敗が多くないか?!」
ロース 「きっとカティノに耐性がある魔物が多いんだわ」

なんだぁっ?!
 てめぇええぇっ!!
ポルターガイストC  …ビクゥッ! !

サーロイン 「さてはカティノの練習をサボッてるなっ!?」
ロース 「はぁあ?!
 じゃぁ、今ここで、あなたで練習してあげるわっ!!」

やる気かぁあっ?!!
ポルターガイストC  ………………………………(汗)


サーロイン おごぉっ! ! !
ロース 「…………………………(汗)」
   
「………………………………」
   
ランプ 「と思いきや、ロインの方に………」
ブリスケット 「ただのとばっちりですぜ………」



ブリ助、いいから早くディスペルしろって........



ブリスケット 「ふぅ……とりあえず1匹……」
ランプ 「これで残り1匹ですね」



─── 2ターン目


サーロイン 残りたった1匹っ!!



ブリスケット 「治療は……」
ランプ 「…済みました!!」
三洲次 元気百倍っ!!
サーロイン アッと言う間に倒すぞっ!!



サーロイン (; ゚_゚) ………………………………
三洲次 (; ゚_゚) ………………………………


ザコはとっと消えるんだなっ!!
   


まぁ、桃も与えてるダメージに大差は無いですけどね。


勝利


ブリスケット 「机の影に宝箱がありやした」
サーロイン 「え?
 ここら辺はあらかた探し尽くしたのに…?」
ロース 「よく見つけたわね」
ブリスケット 「ポルターガイストが操っていたネズミの下にありやした」
三洲次 「人を近付けさせないために、気持ち悪がらせる目的で屍骸を被せていたのかも」
ランプ 「とりあえず開けましょう!!」
サーロイン 「じゃ、桃、まずは調べてくれ」
「メンドくせぇなぁ……」



「あ………」
三洲次 「~~…っ!! (怒)」



「………あ………が………っ」


10戦8敗!!!

成功率わずか2割!!!

マジで成功率が低すぎだわっ!!!


ロース 「中に『かぶと』が入っていたわ」
ランプ 「これは普通の『かぶと』のようですね」
「……ぐ………ぎぃ………っ」
ブリスケット 「桃っちはどうしやす?」
サーロイン 「麻痺を治療する手段はまだ無いから、街に戻って治そう」
三洲次 「やれやれ………」



町へ帰還


━━━━ カント寺院


治療も完了。


━━━━ 冒険者の宿

今回はランプ(司教)レベルアップ!!


また生命力がダウンしやがったっ!!!

おまえ、こっちでも生命力がダメダメじゃねぇかぁっ!!!


呪文はモグレフ(自分の防御力アップ)デュマピック(現在位置調査)2つを習得。
覚えた呪文よりも、カティノの使用回数が+2回増えたことの方がデカいな。




ランプ 「『かぶと』はやっぱり普通の『かぶと』でした」
サーロイン 「だが、俺たちが持ってない防具だな」
三洲次 「そういや、俺たち頭は無防備でしたね……」
ランプ 「では、これは誰が装備しますか?」
サーロイン 「一番H.P.が低い桃のACを良くしておくか」
ランプ 「では、これは桃へ」


(*) 「かぶと」の前の「#」は装備不可の意味。

「この時代の兜って、デザインがダセェな」
三洲次 「ダセェとか言うなって……」
「こんなの要らねぇ」
ランプ 「そんな……苦労して手に入れたのに……」
ブリスケット 「頭部を守るのは重要でっせ」
「三洲次、やるよ」


三洲次 「俺……?」
サーロイン 「まぁ、2番目にH.P.が低いから、三洲次でもいいぞ」
三洲次 「じゃ……」



AC1つだけ良くなった。

ま、#1と違ってACは有効だろうから、H.P.が低い今は生存率を少しでも上げておきたい。

 

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4巡目:頼れるのは桃だけ




━━━━ バラック.....


引き続きバラックで修行です。

ただ、今回はバラックに入ってすぐの場所で......、



サーロイン 「……む?」


ダスター達 「「……ホォォォ……オォォ……」」
   
サーロイン 「こいつらは……」
三洲次 「…確かダスターですね」
ブリスケット 「死んじちまったお仲間を探しに来たんすかな?」
ランプ 「そう言えば……、こいつらって前にも戦いませんでしたっけ?」
ロース 「えぇ、さっきね」
ランプ 「いえ、そうではなくて、もっと昔に」
三洲次 「今度は何と勘違いしてるんだ?」
ブリスケット 「聞くだけ聞いてあげるっすから、とりあえず言ってみなせぇ」
ランプ 「えぇと、確か……『天空の兜』があったテルパド○ルという王国に遠征していた時に遭遇した……」


(※) 諸事情により、一部隠しています。


ランプ 「……こんな奴です」
三洲次 「そっちは泥の魔物、こっちは……多分、土の魔物」
ランプ 「同じようなモノでしょ?!」
ブリスケット 「まぁ、こっちも泥が混ざってそうっすけど」
ロース 「相変わらず、微妙なラインのモンスターを思い出すわね」
サーロイン 「ところで、ランプ?
 この前の話しからすると、こいつらって不死系なのか?」
ランプ 「そうです」
サーロイン 「じゃぁ、ディスペルしてみるか。
 ブリ助、ランプ、頼めるか?」



ブリスケット 「仰せのままに」
ランプ 「了解です」
サーロイン 「前衛は数を減らせるだけ減らすぞ!!」
三洲次 「はい!(スラッ!)
「うーす!」


戦闘開始!!

サーロイン 先手必勝っ!!
三洲次 一気に勝負を決めるぜっ!!



サーロイン (; ゚_゚) ………………………………
三洲次 (; ゚_゚) ………………………………
   
ブリスケット 「もう、このパターン、何度目っすかっ…!?」
ロース 「私、飽きたわ……」
ランプ 「あ、ダスターが腹いせに襲ってきた……」


ダスターA ショホオオォォォッ!!
サーロイン うわああぁぁっ!!
 こっち来るなああぁぁっ!!(バタバタバタ…っ!)
   
ブリスケット 「……また逃げ回ってやすぜ?」
ロース 「何一つ成長してないわね、あの人……」
   
サーロイン 喋くってないで、早くディスペルしてくれえぇぇっ!!(バタバタ…っ)



ランプ 「1匹だけ、なんとか……」
ブリスケット 「あっしは失敗したっす……」
ロース 「桃、頼れるのはあなただけだわ」
任せなっ!!


ダスターB  ……ショボオオオォォォォッ……
くたばり損ないは、
 大人しくくたばってなっ!!
ダスターC 「……!?
 …ハァアアァァッ!!(バッ!)


「よっと!(ぱっ!)
ダスターC 「……?!
   
ブリスケット 「桃っちは、相変わらずさすがっすね」
ロース 「やっぱり頼れるのは桃だけね」
サーロイン おまえはさっさとカティノ唱えろって!!


ロース 「寝かしつけたわ。
 いかが?」
サーロイン おーーーい!!
 充分カティノが効く相手じゃないかっ!!
ロース 「あなた、うるさわいねぇ…」
サーロイン おまえに言われたくないわああぁぁっ!!


まぁ、ともかく......、


─── 2ターン目


...2ターン目です。

とは言え、出来ることは限られているので......、


...今回も直接攻撃ディスペルでいきます。

そんでもって......、



...なんで前衛男性陣は敵を倒せないのか??

サーロイン (; ゚_゚) ………………………………
三洲次 (; ゚_゚) ………………………………


そして、ディスペルは......、



ブリスケット 「今度はあっしが1匹だけで……」
ランプ 「私が失敗しました………」


...2匹ぐらい一気に消してくれよっ!!


おら!おら!おら!おら!おらっ!!
 とっと死ねやあああぁぁっ!!!
ダスターD 「…シャバアアアァァッ!!
   
ロース 安定しているの、桃だけじゃないっ!!
 あなた達、成長する気あるのっ?!
サーロイン (;TT) ……………………………………
三洲次 (;TT) ……………………………………
ブリスケット (;TT) ……………………………………
ランプ (;TT) ……………………………………



早く成長してくれ........


......メインパーティー男性陣よ.........

 

ブリスケット 「おや……?」
サーロイン 「どうした?」
ブリスケット 「暗くて気付かなかったすが、ガリアンプリーストの死体が転がってやすぜ」
三洲次 「え?! また海賊の死体があったの…?」
サーロイン 「じゃ、そいつも今のダスターたちに殺されたんだろ」
ランプ 「もしかして……」


ブリスケット 「えぇ、宝箱も転がってやす」
ランプ 「これはまたまたラッキーですね!
 さっそく頂いちゃいましょう!!」
サーロイン 「じゃ、桃、調べてくれ」
「またかよ……」



「ふ~ん………ま、爆弾だな、こりゃ」
サーロイン 「…………どう思う?」
三洲次 「どう思うって?」
サーロイン 「合ってると思うか?」
三洲次 「まぁ、何度か喰らってますし、妥当な線では…?」
サーロイン 「そうか。
 ま、今は桃だけは調子がいいしな……よし!
 桃、開けてくれ!」
「うぃーす」


11戦9敗! ! !

 

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名前 LV H.P. コメント
サーロイン 2 17 15 16 16 14 16 13 0 1 当たらん!おまえの攻撃は当たらん!by大滝○治さん
三洲次 2 14 16 16 16 16 16 15 0 1 そう言えば#1での初アイテムも兜だったな。
2 13 16 16 15 16 15 16 0 0 いくらなんでも罠の解除に失敗し過ぎだろっ!!
ロース 3 15 15 15 17 17 17 12 0 0 #2に来てレベルアップの内容が普通になった。
ランプ 3 14 13 17 17 13 17 15 0 0 生命力が下がり続けてるぅ~!
ブリスケット 3 16 16 17 15 17 17 12 0 0 僧侶なのに信仰心がワーストタイって何だよ?!

アイテム入手:6/109


【更新履歴】
2024年 5月18日:次ページへのリンクを設定しました。
2024年 5月 4日:本公開。
2024年 4月27日:プレ公開。